HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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ドリフト
2023/04/27

今日は、10年ぶりにドリフトをした。
以前のクルマのチームの仲良しから連絡が来て、ドリフトに行こうと誘われた。
年齢的にも言って私など免許返納の時期、とても無理だと一度は断ったのだが、一度だけと言うので出かけた。

つくばサーキットのジムカーナ場。
10数人の参加者があって、パイロンを立てて、その周りを回ってきた。

一時間もやらないで、切り上げてしまったが、久しぶりに心が躍った。
皆さんどれほどの腕前か、友達の助手席に載せていただいたのだが、7000回転以上もエンジンが回っている。
こんなに早いスピードだったかと思い、気が遠くなるほどであった。
私にはこんなスピードには付いていけない、もうダメだ。

写真を撮るのを忘れた、残念。

レコードの話
2023/04/26

レコードに関するちょっと面白い話。
ある日、お客様が来られて、「この前買ったレコード針飛びしてるよ!」と。
「そうですか、スミマセン」
と受け取り、確認の為、タンテーブルの乗せ聴くと、チリという小さ目なノイズ音が2回。
「針飛びのレコードは売っちゃダメでしょ」と言う。
「これは針飛びとは言いません、傷音と言います。この程度の2・3回のチリ音は、通常の場合は許容範囲ではありませんか?」
と返事したのだが、とにかく頑張るので、勢いに負けて返品とした。

先日もノイズがあったので、返品だと息巻いているお客様が来られた。
店では散々試聴し、傷の確認をして購入されたようだが、家に帰ってから聴いたら、一か所サーという音があったと。
私が確認して見ると、一か所冒頭で極小さな音で一回のみ1秒間、サーという音があった。それも注意していないと聞き逃すほどの音量。
50年代のモノ盤で、これはあって然るべき状態で有ると思うのだが、本人に言わせると、不良品なので売ってはいけない商品なのだそうだ。

今はレコードのブームというが、ブームも困ったものだ。

地下鉄の駅で見たポスター
2023/04/25

地下鉄の改札から外に出た所にこんなポスターが。

「親を守る責任」
良いねえ。

オレオレ詐欺に、なぜ多くの老人たちが引っ掛かるか?
我が街の老人たちも、軒並み引っ掛かっているらしい。
中には被害者である事も、理解していないらしい。

一つの原因は、親子の会話が無くなったからだね。


大根の花
2023/04/21

今朝、散歩に行くと畑に取り残された大根3本。
取り残されたように見えるが、ひょっとしたら種を取る為に残されたか?
はたまた、農家の人の鑑賞か?
分からぬが、なかなかの見ものである。

地面から大根がにょきっと立ち上がり、その上の方にまるで髪の毛がぼうぼう生えたようで実に面白い。

オーディオの好み
2023/04/20

オーディオ機器の事で、私は本当に不思議に思う事がある。

なぜ、1950年代のアンプやスピーカーの音が良いと感じているのか?
我ながら不思議である。
ワタシ個人だけではなく、多くのマニアもそう言っている。なぜか?

思えば、あらゆる電気製品は「最新のものが最良である」という原則がある。
ほぼ、それで間違いはない。

時々、高級オーディオの新製品を使っている人から、半ば呆れ、半ば馬鹿にした様子で、いつまでそんな古い物を使っているのか?と聞かれる事がある。
そんな時は反論しない、面倒だから。
なぜなら人の耳の感覚は、百人いれば百通りの音の好みがあり、どちらが正しいなどという正解がない。
まして好みの趣味なのだから当然である。

しかし、大きな問題があって、真空管は古いものほど音と質が良い、という原則がある。大原則である。言い切ってしまって間違いない。
まず、家電に真空管が使用されなくなり、その製造技術は葬り去られた。
結果、60年代から、製造機器も消滅し、また最も重要な人の問題、技術の伝承が無くなった。

その後しばらくして、オーディオやギターアンプの要望から、中国など或いは東欧で製造が始められたが、やはり伝統のノウハウが無くなってしまったせいか、一言で言うと質は劣る。

真空管アンプの長所の一つに、真空管を差し替えれば音が蘇ると言う利点がある。当然、古い真空管でも、質は劣化していないのである。
であるから、欲しがるのは当然である。

一度、あるマニアから大量の真空管を手に入れた事がある。そこで見たものは日本製品の松下、NEC、日立、東芝等と言うスタンプが押された物であって、当時の大手メーカーが必至になって真空管を作っていた事が分かった気がした。
まして米国の真空管なら、いうに及ばず。
と言う事は、ウエスタンの真空管なら最高であるが、使用してみた結果、日本製も馬鹿にならないレベルであったと言う事も分かった。

現在の音はオーディオの伝承が途切れてしまった後の、ビデオ等AV技術のオーディオによるものも混ざってしまい、あまり気持ちの良い音では無い事も多々ある。

理由はともかく、昔の真空管のオーディオの音は良い。

そういえば、クルマも最新のものが最良であると言える機械である。
現在のキャッチはどうなっているか知らないが、ちょっと前には「最新のポルシェが最良のポルシェ」と言っていた。
しかし、しかしだ、そうとも言えないと思うことが多々感じる所はあって、新しくなるほどに乗り味が普通になって行く事に、私は失望した。
ポルシェに乗っている私の知り合いのかなりの人たちが、1973年に近い911に乗り替えているのが、これまた不思議なことである。
味わいがあると言うのが理由である。
911を作った頃の努力や勢いと開発した斬新さが垣間見えるというのである。

まあ、趣味と言う物はそういう事である。
分かる人には分かる、感じない人には分からないのである。

面白いことに、趣味の世界に入って来たビギナーの方が、新しい機械の良さを声を大きくして語る。

世の中
2023/04/18

年齢を重ねると、世の中のほんとうが見えてくる。
経験したり見たり聞いたりした災害や事件、それに政治の世界の報道や噂から見え隠れしていた出来事。
己の成長するに従い、社会から受けた様々な制約、仕事を通して知った人間の欲望や行動、そしてその結果。
そういう事柄が長く生きるに比例し学習して行くものであって、それが、会社を定年になる頃には、新聞を読んだり、テレビのニュースを見たりしていると、経験から符号というか、腑に落ちるというか、分かってしまうのである。

若い時には見えなかったものが、歳を取ると見えるのか?
不思議だがそうなのだ。
ちょっとの情報で、頭の中で。手繰り寄せた情報がたちまち繋がり分かってしまう。

政府が国民を上手くコントルールしているつもりでも、我々年寄りには、真意が見える。
だが、我々の年寄りには如何ともしがたい。
残念じゃな。

視聴率
2023/04/16

先月、NHK-BS「ガイロク」というテレビ放映に出たのだが、まず驚いたのが、あまり見てくれた人が居なかった事。
地味な番組でもあり、低視聴率であるのか?更に「BS」と言うのもあって、「ウチは、BSは映りません」という人が多くいた事。
更に「テレビがありません」という人が結構いたのには驚いた。
そういう時代なのか、と世の中の移り変わりの早さを知った。

以前「YOUは何しに日本へ」に出た時は、告知などしなかったのに、即座に親戚や知人、以前の会社のOBなど、それは、それは沢山の方々が見てくれていて、店にも私個人にも電話が鳴りやまなず、息子に二度とテレビに出るなと叱られた事を考えると、なんとも不思議な事である。
視聴率の違いに、今更びっくりした。
だが視聴率を気にしなくてはならないような商売で無くてホッとした。
芸能人でなくて良かった。

岸田首相
2023/04/15

選挙遊説中に岸田首相に爆発物が投げられた。
安倍首相の時とは異なって、無事だったようだ。
取り押さえたのは警察ではなく、地元の漁師だったそうだ。
安倍首相の時にも漁師さんがいたらよかったのになあ。

しかし、岸田さんは人気がない。
考えたら、岸田さんは人情が無いもの。
国会の答弁の中でも、党内の議員に対し、見殺し状態だもの。
これはいかんな。

まあ、先は見えたな。
かといって菅さんの復活も嫌だ。

JOHN TAYLOR “PAUSE. AND THINK AGAIN”
2023/04/14

JOHN TAYLOR “PAUSE. AND THINK AGAIN” TURTLE TUR 302 (UK)

このアルバムのタイトルは直ぐに忘れる、何年もコレクターをやり、何年もショップをやっているのに、タイトル名が出て来ず、「緑のバイクと赤いトマト」と言うのだ。
外国に行った時でも、そう言うしかない、しかし音楽に言葉は要らないと言う通り、皆大概わかる。
まるで「赤いキツネと 緑のタヌキ」のようなネーミングでもある。

ジャケット・ザインは70年代のヨーロッパを代表する、シュールで斬新なデザインである。
緑一色、苔むしたバイクも漫画チックである。
何もかも苔に覆われてしまって動きはない、過去の侵略につぐ侵略で富と文化を築いた英国、その栄光を偲ぶ英国の国家そのものである。
落日の国家はすでに苔むしていた。
しかし、そこに忽然と落ちて来たトマトはバウンドし、点々と弾んだ。
希望のような真っ赤な生き生きとした実にリアルな、弾んだ新鮮さ、これこそ、英国に現れた新しい音楽たちであろうか。
その代表が私だと。
見れば見る程良いジャケットである。これほどのインパクトを持って出現したレコードはない。

彼の音楽は、私などには同時代的な人である。
それが71年にこの「Pause, and Think Again」と、続いてMPSに「Decipher」をリリース。
MPSの方は綺麗系斬新的なピアノ・トリオとして、日本のピアノ・トリオブームに乗って非常に人気になった。なにしろジャズ批評別冊の「ピアノ・トリオ1600」においては、ヨーロッパ・ジャズの金字塔と書かれたのであるから。
すると彼の作品は他にないかと探すのは人情、所が彼の音楽のスタートとなると
1969年 Alan Skidmore(アラン・スキッドモア)の「Once upon a time」。
1970年 同じく「TCB」。
この2枚から始まって、71年の当作品という事になる。
まして、これは初リーダーでもあり、さらにイギリスの当時最先端のミュージシャンばかりが集った。
しかも音楽は、イギリスにおけるあらゆる音楽ジャンルを飲みこんで、それを我らがジャズとして構築したサウンドを、世に問うた作品であった。

しかし、当時の私の経験でいうと発売時には、それほど騒がれる事はなかったと思う。
私が購入したのは、75年過ぎていたが、そろそろ入手しなくてはいけないと思っていた時に店の親父が「7,000円だけど買うかい」と言われて、まあ持っていないといけないという感じで、仕方なしに買ったのである。
それが、ゆっくりと相場は上がっていて、なぜか私が店を開いた時には2万円ほどであったが、その後は毎年1万づつと言って言い程の上昇となった。
私の経験で、短い間にもっとも相場の上がったレコードである。
何故かはわからないが、まあ、時代に即していた、或は時代より進んでいた、という事であろう。

しかし改めて聴くと、アレンジは凝っていて、曲の展開は素晴らしく、大らかなうねりの中に繊細さがあって、自信に満ち溢れたサウンドと言い、なるほど、何十年経っても凄いと思わせる作品である。
彼のピアノはキチキチとした中に情緒を称え、トランペットのケニー ウィーラー、アルトサックスのスタン スルツマンなども良い仕事をしている。みんな音楽力がほとばしっている。
こういうのは中々あるものではない。

更に、ラベルのデザインであるが、黄色のラベルに大き目の「ウミガメ」の写真もいいね。
なんとも言えない、時代を象徴するアルバムである。

レッサーパンダ君
2023/04/13

我が家から車で10分くらいか?比較的近くに横浜動物園「ズーラシア」がある。
行こう、行こうと言いながら一度も行っていなかった。
知合いのレストランのマスターが土日の週末、動物園近くの公園でクッキングカーを出していると言うので、家内、友人と3人で出かけた。

動物園の中は広くて、わずか四分の一ほど歩いただけで退散、それでも一時間近く歩いただろうか。
私はもう歩けない。

それでも一つだけ目的があった。
レッサーパンダ君を見る事。

いやいや可愛いのなんのって。
連れて帰りたい。

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