HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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Gulf Coast Jazz " Wade In The Water"
2023/05/17

Gulf Coast Jazz (The American Jazz Quintet) Wade In The Water
Famous Enterprises F-510 (USA)

ちょっと面白いアルバムを見つけてしまった。
ジャケットにはメンツも書かれていない、バンド名の所にはGulf Coast Jazzとしかなっていない。
だが、ネットにはなぜか、February 23, 1959という録音日もあれば、メンツも出て来る。
Bass, Richard Payne
Clarinet, Alvin Batiste
Drums, Ed Blackwell
Piano, Ellis Marsalis
ts, Harold Battiste
全員ニューオーリンズの出身であり、有名な所ではエド・ブラックウエルがいる、更にエリス・マルサリス、これはウイントン・マルサリスの御父上ではないか。凄いぞ。

アルバムの音楽の説明には、ガルフ・コーストすなわち、メキシコ湾岸のジャズであると、という事で、ゴスペル、ブルース、ジャズが混在していると。

アルバム・タイトルはWade in the water、訳すと「水の中を歩け」。
これは地下鉄道の話で決まりでしょ。
調べると、出て来る、出て来る。
ゴスペルにこのタイトルの曲があって、
Wade in the water, Wade in the water children, 
Wade in the water, God's gonna trouble the water,
See dat band all dressed in white, God's a-goin' to trouble de water,
De leader looks like de Israelite, God's a-goin' to trouble de water,
水の中を行け、子供達よ
水の中を行け、神様が水を乱してくれる
白い服の人々をご覧、神様が水を乱してくれる
あの指導者はイスラエルの人、神様が水で分からなくしてくれる

と言うような意味かね。
黒人奴隷が逃亡する時には、追跡犬に匂いを悟られないように、川の中を歩けと言う事である。
 ジャケットは女の子が海辺を歩いているだけの写真だが、実は内容は黒人奴隷が逃げるための逃亡支援活動すなわち地下鉄道を称えたものである。
しかし、当時はまだ1959年黒人の人権など皆無だった時であり、相当の覚悟が無ければ製作など出来ない。
故にメンバーの記載もせず、しかも、録音はニューオリンズだが、リリースは西海岸という念の入れようという具合であった。

内容は確かに色々な味わいがミックスされた、中々良いジャズである。
お父さんのピアノも上手い。

そう言えば、この曲は後にラムゼイ・ルイスも演っていて、ノリの良い演奏になっている。聞き比べると面白い。

母の日
2023/05/14

テレビで母の日のプレゼント、もらってうれしいか?
という調査で、「何もいらない」が一位だったそうだ。
さもありなん。

我が家の家内も、同様な事を申して居る。
所が、夕方長男の嫁さんから花束が届いた。そのとたん満面の笑顔。
実に嬉しそうに、花瓶を出してきて、どっちの花瓶が良いかとか、花の高さがどうとか、それは嬉しそうであった。
女の本音。

今日は一日機嫌がよくて、私もありがたい。
頂いてよかった。
そうでないと、私が買いに行こうと思っていた所であった。

喫茶店ルノアール
2023/05/10

当店の裏側の方にある、喫茶店のルノアールが閉店した。
連休に店に伺ったら、お姉さんが「今までご利用ありがとうございました。日曜日で閉店となります」との事。
それで、最終日に行くことにして夜、閉店間際に行った。

思えば、私がここで店を開いて以来、何かにつけてお茶をしに行っていたので、なんだか寂しい。
うちのカミさんは「え、私が一人で行けるたった一つの喫茶店なのに、これから行くところがない」と訴えていた。

閉店というのは本当に寂しいものだ。

大リーグ
2023/05/09

知り合いが、連休中アメリカ西海岸に旅行に行き、ついでの大谷翔平選手の試合を見てきたと興奮していた。
その話で、「それにしてもあちらの野球の守備はとてもお粗末だった」
ということであった。

以前、張本氏が番組の中で、あっちの選手は下手だとよく言っていたのだが、そんなものか?。
なるほどね。

人は
2023/05/07

人はいかにあるべきか。

この社会に生まれ、どう貢献し、どう正しい行いをするか?
どういう姿勢でいきるか。

多くの人との接触により、人はいかに沢山の問題を抱え、悩みを持っているか。
哀しみを持った人も、いかに多くいるか。
かく言う、己も悩みを抱えて生きてきた。

年齢を重ね、希望の数より諦めの数が超えるようになって、楽になった。
先の事は俺の知った事かと、半ば投げやりでもある。

だが、今でも「己は人としていかに生きるべきか」。
この事は常に思う。
だが、いかんともし難い。

石碑
2023/05/04

ゴ−ルデンウイークは天気が良ければ気温も風も気持ちが良い。出掛けねばと、新宿御苑の辺りに散歩に行った。
御苑は高貴な感じがあるが、その手前は新宿2丁目というオカマ通りがある。いけね、今はLGBT通り言わいといけないのかね?

元々ここは江戸時代からこの辺り一帯三丁目まで、内藤とか追分という地名で、その後も戦後まで三業地区であった。産業ではなく三業である。色街であって、少し綺麗に言えば花街。昭和でも「お兄さん寄ってらっしゃい」と声を掛けられずには、通り抜けぬ事はできない場所である。
いわゆる女郎屋、芸者、飲み屋という、いわば遊びの三種混合である。
それで、靖国通り沿いにお寺があって、ついでに寄って見たら石塔がある。

「合埋碑」と彫られている。
ああ、やっぱりそうだったかと予想を裏切らない展開、ふと横の看板に目をやると、「江戸時代、内藤新宿の飯盛女たちを弔うため、万延元年に旅籠屋中が立てたもの」だと、共同墓地の一角にあった。女たちは年季中に死ぬと投げ込まれるように葬られたという。流石繁華街新宿である。江戸時代というが、明治になっても何ら変わっていないのである。貧富の差が更に生じ、余計に身分がはっきりしたのであるから。
この近くには以前、池もあって土地改修で埋められた時に、膨大の人骨が出て来て、かつての女郎の扱いがこれほどのものだったかと、近所の人たちが、まさかここまでだったかと驚いたと言う話もある。

石碑も少しは、柔らかな表現にしたのであろう。
最近は、この石碑のお陰で、若い人がちょこちょこ訪れ、小人気になったらしい。
手を合わせて下さる人が沢山来てくれて良かったね。

うな丼
2023/04/30

岸田首相の遊説先で起きた爆発事件の対応をめぐり、谷公一国家公安委員長の4月25日の発言で立憲民主党が大騒ぎ。
谷さんが、四万十で美味しい「うな丼」を食べようとしていた時に報告が入った、だが、ウナギはしっかりいただいた、との発言が気に食わないと。

立憲民主党・本庄議員やら参議院の宮口議員が猛烈に追及。
しかし、こういう類いの追及が多すぎないか?
本当に旧民主党はダメな議員しかいないんだな。

思えば、あの頃、マスコミが違法とも思える宣伝で後押しし当初支持率75%と言われた民主党政権、実態は暗黒の10年。
長妻氏の力説した年金問題は一向に解決せず、蓮舫氏はコンピュータは2位じゃだめですかと研究予算を削り、いつ来るか分からぬ津波の堤防が今必要かと予算を削り、福祉だ福祉だと人気取りに走った。首相になった鳩山氏は日本より韓国が大事。
そんなときに災害はやって来るもので、防災訓練もなおざりにした宮城県では助かるはずの小学生の命が奪われ、菅首相の危機感のなさが暴露され、国民は嫌気がさした。

あれから、何十年。
少しは勉強したのではないのか?

あるオーディオ・マニア
2023/04/29

ある人(A氏とする)が、カートリッジの針がすり減ったらしいというので、行きがかり上カートリッジを預かり、針先(チップ)のみの交換を請け負う事になった。
ところが、預かって2.3日後の事。
「針交換など、私が自分で針先を買ってきて差し替えれば済むことなのに、なぜ、カートリッジごと、渡さねばならないのか? そんな簡単なことをしてもらうのに何万円もかかるのか、信用できないから、ついてはその手法について紙に書いて出せ」という事であった。

なんという不思議な事を言う人であろうか。
昔の雑誌「無線と実験」のごとく、MC型の構造から図入りで書き、主要書を作るのかと暗澹たる気持ちになった。
それで電話をかけ、よくよく聞いてみると、A氏の考えているカートリッジとは、シュアの針同然の自分で交換するもの、すなわちMM型の物しか無いと思っているらしい。
それが仲良しのオーディオ・ショップに薦められてオルトフォンを入手した。所がオルトフォンのカートリッジの特徴も知らず、またそれがMC型という、針交換が感嘆に出来ないという事を、オーディオ・ショップが全く説明もしていなかった。

だが、
A氏は自分で初心者ではないという、なにしろマニアでたくさんのオーディオ機器をコレクションし、部屋も別に借りていると。某雑誌に貸し出しもしているという。
それで、余計に私の頭にビックリマークが付き、更に訊くと、JBL、マッキントッシュ等社名は全く知らず、JBLの名器D-130も製作者のジェームス・ランシングの事も知らなかった。マッキントッシュの歴代の名器も一切知らず、他は推して知るべしの状態であった。

その後はどう言って良いか分からず、非常に気まずい関係になってしまった。
これほど驚いたことはなかった。
オーディオ・ショップにも責任はある。

だがまあ、趣味と言う物は必ず学習という事が付いて回る。
まあ人それぞれという事で....

戦いは無益というなかれ
2023/04/28

「戦いは無益と言うなかれ」
ウクライナを見ていると、決して、無益な戦争などないと、思わざるを得ない。
時々、ウクライナも早く戦争をやめればよいという意見を聞くが、そうではない。
全ての戦争は悪だという反戦論者の考えもあるでしょう。
そもそも、戦争というものは、どのような戦争であっても、それぞれの「正義」がある。
その正義とは、いかなる正義であっても、どんな戦いにもあった。

国家がある限り、政府があるかぎり、人々の主義主張がある限り、戦争はなくならない。

戦わずして得られる幸せはない。
人生も同じ。

ドリフト
2023/04/27

今日は、10年ぶりにドリフトをした。
以前のクルマのチームの仲良しから連絡が来て、ドリフトに行こうと誘われた。
年齢的にも言って私など免許返納の時期、とても無理だと一度は断ったのだが、一度だけと言うので出かけた。

つくばサーキットのジムカーナ場。
10数人の参加者があって、パイロンを立てて、その周りを回ってきた。

一時間もやらないで、切り上げてしまったが、久しぶりに心が躍った。
皆さんどれほどの腕前か、友達の助手席に載せていただいたのだが、7000回転以上もエンジンが回っている。
こんなに早いスピードだったかと思い、気が遠くなるほどであった。
私にはこんなスピードには付いていけない、もうダメだ。

写真を撮るのを忘れた、残念。

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