HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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スズメ
2025/03/19

次期天皇とされる親王が記者会見していたのだが、そのお話の中で「スズメが米を食べていても、云々」。スズメにも温かい心をお持ちとの話であったのだが、スズメは決して米を食べているだけではない。
米に付く相当数の害虫を食べている事が解って来ている。しかし、農家はじめ多くの人がスズメを害鳥だと指定している。中国でも害鳥指定で駆除が奨励されている話をテレビで見た。
結果、現在スズメの数が激減している。あの可愛いスズメが目の敵にされて良いのか?

ヨーロッパやアメリカに行き、戸外のテーブルに案内されたりして朝食をとっているとき、すぐ近くまでスズメやリスなどが近くでパン等をもらいに来て驚いた経験はあるはずである。
私も外国、特に欧米のスズメが人を怖がらないのには大変驚いた。
日本であれば、スズメなど人のそばに来ることはなく、あらゆる動物が人間を恐れ、近づく事など信じられない。いまだ日本おいては、スズメは害鳥と考えられており駆除の対象である。
スズメのみならず要はほとんどの動物は敵であり食べる対象でもある。
近年、やっと動物愛護という概念も生まれたが、今だに建前は保護であるが、人間によって住処を追われた熊などが出現すれば即駆除。厄介者は、最後は駆除。

私の友人がロスの郊外に住んでいた時、熊が出てきてゴミ箱など漁ったりして、昼間は木に登って人の生活を見ていて、夜になると帰って行く。
それを住民も何とも思っていない、という話を聞いて、アメリカは羨ましいと思ったのである。

確かに保護の概念が生まれ、イノシシとシカだけが増えて困っているようだ。動物保護をどうして良いか分からなくなっているのが、実態であろうか。
広葉樹から針葉樹へ、経済価値の高い木へ変換、ゴルフ場の開発、増々盛んな住宅開発と太陽光発電の設置、動物の住むところを奪い、熊など近づけばたちどころに駆除。
今や動物保護など無駄な努力になってしまった感がある。

欧米等では外来種を除けば、熊に関しては日本ほど駆除をしていない。
日本だけがひたすら駆除をしている。
ついでに「杉」ばかり増える一方で花粉症も増加。人間すら駆除されている。

人生は...
2025/03/18

喫茶店は長居しないのがよい。
 人生は長生きしないのがよい。

でも、私は喫茶店好きなので、ついつい長居してしまう。更に悪い事に、話掛けてしまう、嫌われる事は分かっているのに。

カフェ・インカス(coffee Incus)
2025/03/17

以前、御徒町にあった「カフェ・インカス」が神保町に引っ越しされた。
その場所は、靖国通り沿いの良い場所なのだが、ちょっと分かりにくい、神保町の交差点から、靖国通りをお茶の水方面に、右側の歩道を歩き、黄泉グランデ書店を超え、東陽堂書店のちょい手前の、目立たないカバン屋さんの細い路地を右に折れる、その路面のビルなのだが、3階なので場所はわかりずらい。
入り口は回り込む事になっていた。更にフェンスの入り口を入り、更にドアをあけ、エレベーターで3階に行く。
まるで「男の隠れ家」ではないか。

小綺麗なセンスの良い店である。
オーディオはJBLの4560というホーン型の1975年ころのマニア心をくすぐるルックスの良いスピーカーで、しっかりした良い音であった。

コーヒーはドリップで淹れてくれる。

店はまだ完成系ではないようだが、十分に立派な綺麗な良い店である。

今度は、店名にジャズと書いてある。

春一番
2025/03/16

そういえば、もうすぐ春分の日。
テレビでも、今年は春一番が吹いたという天気案内を聞かなかった。

春一番とは立春から春分の間に、吹く南からの強風で気温も上昇したものを言う。
正月が明けてから、立春という声を聴くと、毎年、春が近いかと、春一番の吹くのを待っているのだが、春は来るのか。  

そう言えば、東京では春一番は南風だが、地方により西風だったりするものらしい。
狭い日本でも天気の違いはあるものである。そりゃそうだ。



新入荷リスト
2025/03/15

本日、3月15日(土)、HPの通販リストを更新致しました。
よろしくお願い致します。


ここのところ、寒い日と暖かい日が交互にやって来る、三月は三寒四温の天気か。
「三寒四温」という単語は、韓国の春先の天気の特徴であると、昔、学校で習った。

やがて日本でも盛んにテレビの天気予報でも使われていたのだが、最近はあまり聞かなくなった。
きっと三寒三温では具合が悪いと考えたのだろうか。

どうでも良い話であった。
    

花冷え
2025/03/14

もう少し経つと、桜が咲く、多分1・2週間後の事かと思われる。
その頃に「花冷え」という言葉が出て来ると思う。

花冷えとは良い言葉であると思うのだが、なぜか気取ったというか、いやらしさが感じられる。
そのイラッと感はどこから来るのだろうと、調べてみたら、かつて江戸時代以前にはそのような表現は無かったと。
大正の頃から、京都で女性中心に広がった表現だという。

京女ね、なるほど、洒落た言い回しである。
しかし、なんか嫌らしさが感じられると思ったはずだ。

大ガード交差点
2025/03/13

店の近くの、主要国道の大ガード交差点は新宿駅から大久保方向に向かって日中は右折禁止になっている。

だが昼頃、一台の乗用車が右折しようとしている処に、パトカー遭遇。
大きな音声で右折禁止ですよ!と叫ぶも、乗用車動じる気配もない。
3回ほど、更に強い調子で右折禁止を命じたが、乗用車はそのままの姿勢。

やがて、何か言いながらパトカーは去って行った。乗用車もゆっくり右折して行った。
その後、停車を命じられた様子はなかった。

多くの公衆の面前で、違反者を見逃す警察もあるんだね。
見物人は笑っておった。
面白いものだ。

メッテル先生
2025/03/12

クラシック音楽の古い雑誌を見ていたら「朝比奈隆氏の師メッテルは、指揮者ドブロウエンと同じタニェエフ グラズノフ門下の逸材だった。だがロシア革命は二人の立場の明暗を分けた。ドブロウェンはパリに逃げたため結構な名指揮者となり活躍したが、日本へ亡命したメッテルは不遇のまま名声を上げぬまま寂しくアメリカへ渡り死んだ。」
メッテルの不幸が悲しい、という話。

クラシック好きにはエマニュエル・メッテルの事は今更、かもしれないがあえて書きたい。
メッテルが確かに日本に逃げた事は失敗だったかもしれない、だが、西か東か、其の選択はいづれも命がけであった。
メッテルは、まずはシベリアへ向かい、しばらく滞在し音楽活動もしたのであるが、やがて日本に行くことになった。それには理由があって、バレリーナのエレナ・オソフスカヤと結婚していたのだが、彼女が先に神戸に来ていたので、追いかけて来たのであった。
京都に暮らし、日本の音楽界の功労者になった。
だが、それにも拘わらず、戦時中の事、楽団からも徐々にスパイと疑われるようにもなり、彼は再度、1938年妻と共にアメリカへ亡命する。

いずれにせよ、ロシア革命でのユダヤ人迫害の凄まじさはナチスの横暴に隠れてあまり騒がれないが、ナチス以上だったという話もある。戦時下、ユダヤ人は逃げ惑う事になったのである。不幸は重なってやって来るものである。
そして、不遇のうち1941年ロサンゲルスで亡くなった。

彼は日本の音楽振興に尽力し、弟子には朝比奈隆もいれば山田耕作も、服部良一もいる。奥方のエレナの方は宝塚歌劇団の初期の大功労者でもある。
夫婦とも、日本の音楽クラシック・ポピュラー、歌劇の大功労者なのである。
そんな恩のある話も忘れているよね。
奥様もそうだが、メッテル先生という称号だけでは可哀想すぎる。

思うに芸術家は、戦時下であろうがなかろうが、パリに行った方が勝組だったのだ。
これはどうしようもない。

3月は別れ
2025/03/11

運転中、ラジオを聴いていたら、川柳の投書があって、思わず聴いてしまった。
物忘れのひどい年配としては、一時間後になっても珍しく覚えていたので書き出す。

「先輩の 第二ボタンと 夏を待つ」
高校二年生の女の子の投書であった。それを番組スタッフが意味を追いかけたところ、卒業した先輩に「第二ボタン下さい!」と勇気を振り絞った。更に「好きです!」と追い打ちをかけて、告白してしまった、そうしたら先輩から、夏頃帰ってくるから、その時、食事でもしようと言われたとの事、またラインも交換してもらった。これを機会に勉強して、自分も東京の大学に行こうと奮い立った、という健気な話であった。

そういえば以前、斉藤由貴の「卒業」という大ヒット曲があった、1985年のこと。
「制服の胸のボタンを、下級生にねだられ、頭かきながら逃げるのね、本当は嬉しいくせに」という具合に、彼女らしき子からの、男を観察した様子が歌われる。
近くでその光景を目にした彼女にしたら、ちょっとヤキモチの嫌な心情は、10代にはどうして良いのか分からない。
さもありなん、可哀想に。

1987年には松田聖子のヒット作、赤いスートピーのB面に「制服」という歌もあって、個人的にはこちらのB面の方が断然好きなのだが、それは置いといて。
歌詞は、「4月から都会に,行ってしまうあなたに,打ち明けたい気持ちが,でもこのままで良いの、ただのクラスメイトだから。」更に、「雨に濡れたメモには,東京での住所が,握りしめて泣いたの,そう,このままでいいの,ただのクラスメイトだけで」という、懸命に忘れようとする、消極派の女の子の切ない胸の内。
自分に自信もない、人生に正解など無い、葛藤をねじ伏せる、やるせない10代の胸の内。

何しろこちらはお互い卒業する三年生、何をするにも切羽詰まっている、告白するには遅すぎる、互いに進路は決まっていて、来年の恋の希望も持てず、上手くいっても遠距離恋愛、初恋から遠距離とは切な過ぎる、高校三年生の3月は、別れの季節。

これからは、これらのような、可愛い歌などないだろうな。

若い時からすでに人生いろいろ。
いつの世も 春は別れか 闇の梅 クラスメイトは 切なさだけか

看護で...
2025/03/10

家内の骨折でここ一月ほど看護をしている。
それが、大変疲れてイラっとする。

そう言えば、お腹の周りが93センチに減った。
今まで95センチもあって、病院で成人病危険区域と言われていたのだが、ちょっとの努力で減ることが無かったのだが、なんと家内の看護の仕事のおかげで2センチも痩せた事になる。
体重も3キロ減っていた。

どんな時にも、すこしだけ良い事もあるものだ。

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