HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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山口馬木也の映画
2025/05/18

山口馬木也の映画「侍タイムスリッパー」を見る。
剣の捌きなど、腰が据わってなかなか立派、時代劇の楽しさを堪能した。
ただ、秋山大治郎と重なってしまって、「三冬」と「小兵衛」がいつ現れるかとずっと思ってしまったよ。

山口馬木也が言う。
「子曰く、疏食を飯い水を飲み
肱を曲げて之を枕とす
楽しみも亦其の中に在り」

武士じゃのお....

JANE FIELDING “ITRODUCING” “EMBERS GLOW”
2025/05/17

JANE FIELDING “ITRODUCING” JAZZ;WEST JWLP-3
JANE FIELDING “EMBERS GLOW” JAZZ:WEST JELP-5

こんな、超レア盤が2枚同時に入荷。
こんな珍しい事が起こるのも長年レコード屋をやっていたからだ、うれしいね。

まず、なにを置いても、この数少ない「JAZZ:WEST」というレーベルのレコードが出て来る事が珍しい。
とにかく、出てこないレーベルである。たまに出会うと日本盤ばかりで嫌になってしまう。
それが、こんな赤いレコード盤の原盤が2枚も出てくるんだもの。

ところで、ジェーン・フィールディングはジャズ・ボーカリストなのであるが、作品はこの2枚だけしかない。
それがJAZZ;WESTから2枚というのも不思議な事である。
従ってジェーン・フィールディングは、マニア以外には知る人が少ない歌手である。
それが、たった2枚しか存在しないアルバムが一篇に入って来るとは。

ジェーン・フィールディングについては、生年月日など不明である
ペンシルバニア州出身で15歳の時に地元のバンドに雇われてキャンパスダンスで演奏した、以来、ウッディ・ハーマン、ショーティー・ロジャーズ等多くのミュージシャと共演したが、代表作としては1955年録音の『Introducing Jane Fielding 』と1956年の『Embers Glow』の2枚のアルバムである。
ロサンゼルスにいて、しばらく歌は歌っていたのだが、1980年にパームスプリングスに移り住んだが、2000年に亡くなった。

アルバムのIntroducingの方は、Lou Levy(p)とRed Mithcell(b)がバックを務め、Embers Glowの方はKenny Drewがバックを務めるという、豪華な面子が支えている、ケニー・ドリューのレア盤としても有名である。
ハスキーボイスで歌ったスタンダード曲が心惹かれるものがあって素敵である。

*販売済です

JACKIE McLEAN “PRESENTING.. ” AD-LIB
2025/05/16

JACKIE McLEAN “PRESENTING.. ” AD-LIB 6601 (USA)

本当に久々の入荷で嬉しいかぎり。
超・高額盤でもあるが、最近はこのような超・レア盤はなかなか入ってこない。
私も欲しい!

当アルバムは猫ジャケとしてもジャズ・ファンの間で非常に有名な盤でもある。
今は昔、1974年版スイング・ジャーナル別冊「幻の名盤読本」が出版され、Jubileeのジャケが猫かフクロウかと論争のあったクインテットというアルバムは、最初はアドリブというレーベルであると、初めて知った。たしか、その本にもオリジナルの写真が出ていなかったと思うのですが、とにかく胸をが湧きたち心躍り、私も探す決意をしたのである。4・5年ほど経ってアメリカのメール・オーダーのオークションで相当なる金額で入手したのである。
その時、届いた荷物の中にオークション屋の手紙が添えられていて、これはアメリカにいる私でも初めて見たもので、ちょっとだけ入口が割れているが、これが不満とは言わせない」というような内容だった。
それほどレアなのだと。
ありがたく受け取って、その素晴らしいジャズの音色に感動した。
以来マクリーンのコレクションに勤しんだ。
当時、一応Jubilee盤も入手たが、裏ジャケに「これは、元はAD−LIBというレーベル云々..」と書かれていたのだから。余計に納得した。

今回のアルバムは、ジャケットは完璧であるが、盤には2.3スレがある。またB面には一本浅いが長いキズがあるが、音には全く問題が無い。
このレコード盤、音が良いものの宿命で、今となっては音割れするものが多くなってしまい、上質な音質のものを探すのは大変なのである。
そんな意味においても、まったく問題はない。

55年当時の黒人ジャズが上り坂にあって、それこそ右肩上がりの時期であり、大いに新しいジャズ・ハードバップを楽しむ事が出来た時代である。
ジャッキー・マクリーンのフレッシュなサウンドが聴く事が出来る輝かしい初リーダー作。
ハードバップにおけるレア盤の頂点ともいうべき作品の主になった。

*販売済です。

新入荷リスト
2025/05/15

五月十五日(木),新入荷リスト、更新いたしました。
何卒よろしくお願い致します。

電車
2025/05/11

昔、元宝塚の大地真央が「山手線に乗った』と週刊誌に載った、と言う話があるらしい。
そういえば、中村めいこも、子供の頃は電車など乗った事が無かったと言っていた。だが、大人になってから電車の中で弁当を食べていてびっくりされたと語っていた。オヤジ化だな。

それで、思い出した。
昭和天皇は人生で一度だけ電車に乗ったという話。
若い時、パリに行った事があり、是非乗って見たいと申され、自らの手で切符を買い、自ら地下鉄に乗ったそうだ。
その切符を大切そうに持ち帰ったという。
これは事実である。
フランスでそのような話がある、という事である。

天皇が自分で切符を買って地下鉄に乗るという事は、日本ではまずないだろうなあ。

沖縄
2025/05/10

自民党西田議員の話。
沖縄戦で犠牲となった「ひめゆり学徒隊」の説明についての説明。
「日本軍がどんどん入ってきてひめゆり隊が死ぬことになり、アメリカが入ってきて沖縄が解放された、という文脈で書いてある。歴史を書き換えるとこういうことになってしまう」などと発言した。

それが悪いと沖縄知事とか琉球新聞はじめ左翼政党、のみならず自民党内でも猛反発。
首相までも西田議員が悪いと思っているようだ。

さて、我々が、この件のおかげで分かった事。
日本人が沖縄に侵攻したので、アメリカが開放の為に沖縄に来て、日本人を追い払ってくれた。という解釈でいたのだな。沖縄は。
日本が侵入者であって、アメリカが守ってくれた正義であると。

なるほどね知らなかった。
特攻も不要であった、という事になる。
じゃ、日本に返還する必要など無かったな。
もう一度、アメリカに上げたらよろしい。
いや今となったら中国か?

トランプ大統領
2025/05/09

トランプさんの話題は毎日、テレビを賑わせている。

改めて思えば、トランプ第一期は、驚きの連続であった。
アメリカという国の概念が、100パーセントひっくり返ったのである。
正しかるべき正義のマスコミである、ワシントンポストやニューヨークタイムズといった日本のマスコミが尊敬している新聞社だが、言ってみれば反日新聞社だが、その力をひたすらに反トランプ・キャンペーンに費やす超左翼新聞だったこと。
共産主義が存在しない事になっているはずのアメリカにおいて、民主党は非常な共産主義政党であったこと。
そして貧しいアメリカ白人が想像以上にたくさんいたこと。
黒人にも非常に豊かな人たちがいて、決して黒人だけが底辺にいる国でもないこと。
西海岸と東海岸の豊かな地方の間には、ラストベルト(錆びた地帯)と呼ばれる地域もあること。
ヒルビリーという音楽の歴史でしか聞かなかった用語が貧しい白人達を示す単語でもあり、また今もその言葉は現役であったこと。
凄い事に、コロナワクチンを非情な速度で完成させた事。

日本のマスコミはすぐに、トランプさんが悪いとか決めつけるけど、オバマさんの時でも、国民の生活の水準は変わらなかったようだし、むしろお陰で、トランプさんが出現してアメリカの現実を知らしめ、白人が目覚めたという実績にもなったのである。

第二期政権になってから。
最近は、行方不明の子供200人を救出というニュースもある。
変質者を調べ上げ、子供性犯罪の闇に踏み込み、その中から子供たちを救出したのもトタンプさんの方針だったようだ。
また、本当かどうか明確ではないが、公文書館のケネディ暗殺記録公開も示唆したとなっている。
それだけでもアメリカ人にとって優秀な大統領かもしれない。

たしかにトランプ氏は白人優先の差別主義者で、その中でも特に日本が嫌いだという。とんでも無い人物である。
しかし、昨今の中国はもっと嫌っていて、中国そのものも中国人も嫌っている。

そんな中、日本の政府の腕の見せ所になったのだが、せいぜいお金を差し出すくらいであろうか。
国民はみな、そう思っている。
しっかりして欲しい。

マグカップ
2025/05/08

主夫をやっていると、今まで気にならんかった色々な点が出て来る。

マグカップの内側の黄ばみ、シブと言うのか?
スポンジで洗っても擦っても落ちない。
スポンジの反対側のザラザラで擦っても、汚れは完全には落ちない。
「激落ち君」というのか、白い細かいスポンジのような四角いもの。
あれでかなり綺麗になる。

湯呑の内側も綺麗になる。

しかし、指が疲れる。
指の関節が痛くなる。
どうしたもんか.....

五月
2025/05/07

ゴールデン・ウイークも早終わり。
最近は鯉のぼりの景色も見なくなった。
庭が狭いのか、子供の数が減っているのか、興味が無くなったのか、男の子に元気な男らしを求めなくなったのか、どうでも良いが見ないのはちょっと寂しい。
我が家は、せめて5日の節句だから、花屋で菖蒲を買ってきて風呂にいれた。
それと、かつおを買って、新玉ねぎを薄切りにし沢山乗せ、ショウガにポン酢でいただいた。
高級なかつおで無くても結構イケル。


 そらまめと 新玉ねぎと 初がつを

 新玉ねぎ 薄切りを盛る 初がつを


HAROLD HARRIS “AT THE PLAYBOY CLUB”
2025/05/06

HAROLD HARRIS “AT THE PLAYBOY CLUB” JEEJAY 3036 (USA)

昔から「うさぎちゃん」のトリオと言われていた時期もあって、特に20年程前のピアノトリオ・ブームの時には結構、探された一枚。
トリオの面々と一緒にバニーガール美女が2人写っている。
ドラムの皮にはウサギの絵が書かれていて、プレイボーイ・クラブの雰囲気である。
プレイボーイは50年代ヒュー・ヘフナーによって創刊された男性向け娯楽雑誌であったが、高い社会思想とセクシー写真もちらつかせ人気が上がり、クラブなど多角経営で成功し、日本にも雑誌が存在する。
文化的にも多角化を推し進め、プレイボーイ・ジャズ・フェスティバルもあった。

当作品に関して、プレイボーイ本社がシカゴにあったので、クラブもシカゴにあり、その近くと言う事でレーベルもVEEJAYからリリースされたのであろうか。
シカゴが輝いていた頃の象徴とも言えるレコードである。

楽しそうな演奏者もバニーガールも、にこやかな表ジャケットをひっくり返して見ると、A−2にHefner just walked inという、ヘフナーの名前の付いた曲もある。どこまでもプレイボーイなのである。
演奏はノリが良く、クラブに足を踏み入れた雰囲気になっている。
A−1のPlayboy themeというのは、本当にプレイボーイ・クラブのテーマだったのかな。
A−3のWhen your lover has goneもしっかりした好プレイである。
B−4のタイトルはIn other wordがなかなかしっとりした好演奏、そういえばIn other wordsという曲はその後、タイトルが変更されFly me to the moonになり、シナトラの歌で大ヒットした。
このレコードを吹き込んだ当時はまだ、曲名が変更になっていなかったらしいね。

ジャケットだって、よく見ると面白い事が色々発見できる。
ジャズって本当にいいですね!

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