HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
| 座席(続々々) | - 2006/10/12
- 日本の若者が、「電車の中で席を譲らないのは困った事だ」と、フランスに住んでいる私の姉夫婦に話した。
姉の旦那は「フランスでもそうだよ、世界的なことなんじゃないの」と言い出した、話。 先日バスに老婆が乗って来た。彼女は黒人の屈強な若者に席を替われ、と言った。若者は断っただけでなく「俺は仕事で疲れている、お前は老人で金も払っていない、まして老人は金があるんだからタクシーに乗れ」と言い放ったという。私はひどい若者だね、と言った。 しかし、話には続きがあった。 かつて、バスに乗って来た白人の老人は必ず、有色人の前にやってきて席を替われと言うのだそうだ。 姉の旦那もずうっとそういう目に合って来た。 慣れっこだからどうという事もないし、老人に席を譲るのは悪いことではないしね。よしとして来た。と姉の旦那言った。
日本的に普通に考えれば彼は、どうしようもない道徳心のない奴。 しかし、人種問題的に言えば立派な奴ということになろうか。
老人に席を譲ってあげる道徳的な問題と、人種の問題が複合して来ると、もう我々日本人にはどうしようもない。
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| 座席(続々) | - 2006/10/12
- 飛行機の座席で、もう一つ忘れられないほど、嫌な思い出があった。
ロサンゼルスからの帰り、日本航空に乗った時のこと。
その時も早めに空港に行って、通路側を希望したら、なんと通路側だけいっぱいになっているという。仕方ないので、窓側を取った。 飛行機に乗っている時は、全く気がつかなかったが、日本に着いて、シートベルト着用のランプが消えて、乗客が立ち上がった時に、通路側に座っていた人々ほぼ全員がお疲れ様でしたと互いに挨拶をかわしていたのだ。 2・30人ほどのスーツを着た若者の団体だったのだ。それも大企業の社員というか、高級官僚の若手というか、クールな感じのエリート集団。
それが全員通路側を取るとは、ビジネスマンの風上にも置けない奴等だと、私は一人で憤慨していた。団体だったら、横一列に座るとか、まとめてブロックで座るとかして、隣同士会話もあるはずであろう。それが、一人づつで会話もしない団体ってなんだ。 そういえば私の隣に座ったその中もの一人は、私が荷物を上に上げた時、「壊れ物が入っているから、間を空けて置いてくれ」と言われ、ムッとして隣の荷物入れに入れた。満席だから、どうぜぎゅうぎゅう詰めになるのは分かっていたが。直ぐに、そんなワガママ言ってられない事態になった。
この話はビジネスマンにとって、通路側が最も好ましい席であると言う仮定に立っての話である。 確かに団体が通路側を占めても悪いことではない。しかし、旅行会社出身の私に言わせていただければ、航空会社に頼んでもそういうシートの出し方は絶対にしてくれないのだ。絶対に。ではその時なぜそんな特定の団体に美味しい席の出し方をしたのだろうか?
今でも不愉快である。但し、全員が格安航空券ではなくノーマルチケットを買っているならば、あり得る話であり、私の逆恨みの可能性もありうる。 しかし、団体で旅行している、同じ職場の仲間だったら、帰りの飛行機ぐらい隣同士に座って話でもしたら良いのではないかと思うのである。 こんなエリートに国を任せたくない。
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| 北ウィング | - 2006/10/05
- 成田空港に北ウイングが復活した。
本当の理由はともかくとして、建物の老朽化と利用客の大幅な増加を理由に第2ターミナルが完成し、日本の2大航空会社が引っ越してしまった。 以来、北ウイングは閉鎖され、利用客が減ったのか各店舗も休業に追い込まれたらしい。
閑散としたビルの中にいるのも、はばかられるほどの寂しさであった。 静寂感と言えば確かに静寂な雰囲気であったので、ゆっくり出来たともいえた。
しかし、北ウイングが復活し活気を取り戻した感がある。 何よりカラオケの北ウイングも復活するだろう。
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| 座席(続) | - 2006/10/04
- 一度、アメリカからの帰りの飛行機に搭乗した時、私の前の座席に座った日本人のおじいさんにこう言われた。
「なんでしたら、席を替わって上げても良いなんやけど。」 私は思わず「ハア?」 「いや、替わってあげても良いんですけど。」 さて、私は席を替わってくれとは誰にも頼んでいないし、困っていない、なぜ彼は。席を替わって上げても良いと、言っているのであろうか。 周囲の状況を考えて、鈍い私も気がついた。 彼には連れがいて、その友人は私の隣にいるので、彼は席を替わって欲しいと言っているのである。 しかしなぁ、それにしても、いくらなんでも、百歩譲っても、そういう言い方は無いんじゃないか。 彼は同じことを私の反対側の女性にも言っていた。彼女は断った。 私はどうせ前に移動するだけだから、「替わって欲しいんでしょ、要は」と言い直してあげたら、「いや、まあそういう事でもないやけど」。 その会話を聞いて、連れの友人は申し訳なさそうな素振りをしていたので、結局は替わってあげた。 優しい私であった。
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| マイレッジ・カード | - 2006/10/03
- 私は「ユーロボーナス」というSASのマイレッジ・カードを持っている。解りやすく言えば全日空系のカードで、せっせと溜まったマイレッジを使って飛行機に乗ることが出来るのがキャッチフレーズである。
私の場合は年に6回も乗るので、ゴールドカードになっている。 ゴールドのメリットを上げて見ると。 世界各地の当該航空会社のラウンジが使えること。 預ける荷物の重さがエコノミークラス利用で40キロまで可能になること。 オーバーブッキングの際、優先的に座席クラスがアップグレードされることがあること。 以上の3つであろうか。 年に1・2回の旅行ならまだしも、何度も仕事で出張で空の旅をしていると、オーバーブッキングの際のアップグレードが非常に大切な問題になって来る。エコノミーとビジネスクラスでは疲労度に違いが出てくるためである。 そのアップグレードについて仲間と話をしていたら、KLM系はゴールドの更に上に、1年に10回以上搭乗した客はプラチナというカードになり、最高のメリットは空席があれば、オーバブッキングしていなくてもビジネス・クラスにアップグレードされる事がある、ようである。 残念ながらSASにはプラチナはない。
これから出張の回数が多い人はKLMが良いかもしれない。 なぜならば、どこの飛行機も食事は美味しくないし、サービスも似たり寄ったりなのだから。
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| 座席 | - 2006/10/03
- 飛行機に乗るとき、自分の座席に行って見ると、既に他の人が座っていることがある。
理由はいくつか考えられる。 ひとつは航空会社のミスにより座席が二人に割り振られてしまった場合で、これはスチュワーデスさんに相談する事により解決する。しかし、私は必ず相手に席を譲ってから、スチュワーデスさんに相談に行く事にしている、なぜなら時々いい事があるから。 もうひとつは単に間違って座っている場合でこれも移動してもらえば良いことである。 問題は、あとのひとつで、解っていて座っている場合で確信犯に当たってしまった場合である。 私が、そこは私の席であると言うと「自分はここが気に入ったので、あなたは奥に入っていいよ」などとしゃあしゃあと言う。当然「ノー」と言って、話をしないでガンつけていると相手は、しぶしぶ席を移動する。 一度、外人の若い女性が、日本人の若い女性の席が大変気に入ったらしく、ここが良いだの、代わってくれだの、しまいには貴女だって偶然にここになっただけでしょ、と食い下がっていたのには驚いた。その時日本人の女性はこの席は私が予約した指定席であると、キチンと説明していた。 立派であった。 私だったら黙ってガンツケているだけだから、雰囲気が悪くなるだけだろうな。
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| ホテル | - 2006/10/03
- アムステルダムで泊まったホテルがなんとチェットベイカーが亡くなった例のホテルだった。
私の旅行の手配は、昔在籍していた旅行会社の友人に頼んでいる。 今回はいつもの定宿が一杯で取れなかったので、「安いホテルで良いよ」と伝えておいた。それで、現地に到着してホテルに行って見たら、前回チェットの写真を撮っておいた例のホテルだったのだ。 ホテルの中に入ると、小さなフロントがあって、壁に申し訳程度に小さな絵が飾ってあるがパソコンの画面の後ろに隠れていて気持ちが伝わってこない。 しかし、私の部屋に行って見ると、チェットが最後に泊まっていた部屋の隣だったのでよけいに驚いた。 生憎カメラを持っていなかったので、携帯で撮ったが、上手く写っていなかったのが残念だったが仕方ない。 翌日レコードフェアに出かけて行った所、なんとチェットのレコードが十数枚ゲット出来た。現地の友人たちにチェットの導きだと言われて妙に嬉しかった。不思議なものである。
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| 半殺し | - 2006/09/23
- 半殺しと言っても人を殺すわけではなく、お萩の中のご飯の潰し方である。
今日23日は彼岸の中日、普通に言えば春分の日、昼と夜の長さが同じ日、宗教的に言えばあちらの世界の人に接することが出来る日である。 季節で言えば、暑さ寒さも彼岸までという区切りの日でもある。私の短い人生経験では、本当にこれからは涼しくなるはずである。 朝カーナビを着けたら「今日23日は不動産の日」と分けの分からない日でもある。 それで、昨日も今日もお萩を食べた。 昨夜、近所の料理屋で話をしていて、お萩と牡丹餅の違いを話して盛り上がっていた時、大将の出身の瀬戸内海のある地方では春には餅をあんこで包み、秋にはご飯をツブしてツブ餡で包むといっていた。芸が細かい。 基本的に牡丹餅もお萩も季節としての呼び方の相違であって、実はほぼ同じである。
私が生まれ育った長野の田舎では、中のご飯にコダワっていて、米のツブツブが多めに残っているもの半殺しと呼び、さらに激しい殺し方である、皆殺しとはなるべくツブツブ感を無くしたものをいった。 昔、家に泊めた旅人が、襖ごしに早朝の家人のヒソヒソ話「皆殺しが良いか、半殺しが良いか?」という会話を聞いて逃げ出したという冗談を聞きながら、毎年牡丹餅を食べるのを楽しみにしていたのであった。 おばあちゃん達は、近所の家を尋ねては食べ比べ、嫁の悪口を言い合って楽しんでいた。
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| GIANNI BASSO - DINO PIANA | - 2006/08/25
- GIANNI BASSO=IDEA 6 "METROPOLI" DEJAVE (イタリア・新譜)
7月にイタリアに行った時、PAOLO・SCOTTIというちょっと有名なDJに会った。 食事に行きイタリアのジャズの話などしていて、彼がプロデュースをしたレコードで、今年の冬に発売になっていたGIANNI BASSO(ジャンニ・バッソ)の新しいグループ「IDEA6」の「METROPOLI」がまだ在庫があるのかと聞くと、まだ沢山あるという。 じゃ、残りを欲しいので買いたいと申し出て、数十枚全部買って来た。
荷物が届いて2週間ほど前から壁に飾った所、評判が良くて、残り10枚程の僅かになってしまった。
彼がこの作品を作る前のこと。 ちょうどイタリアにいた私は、彼から「バッソと知り合いになったので作品を作りたい」、と聞かされた。 バッソは大変人間味のあるいい人で、年齢は高いが、今回は成功するに違いないという。 しかし、彼はBASSOーVALDAMBRINIの演奏のイメージしかなく、VALDAMBRINIが死んでしまっているので、コンビネーションをどうしたら良いか悩んでいた。 私は「DINO・PIANAが、生きているはずだから調べてみたら、もし一緒にやったら最高のイタリア・ジャズになるはずだ」、と提案した。 ピアーナのトロンボーンは、親しみやすい雰囲気のメロディーが良いミュージシャンで私は大好きだった。彼はその場でバッソに電話すると、なんと、ピアーナは友人だから自分もすでに考えていたという。お互いに偶然に驚いたと同時に、幸先の良さに手を握り合って喜んだのである。 あとのメンバーはとんとん拍子に決まった。
1ヵ月後に彼に会ったときは、ちょうど録音が終わりに差し掛かっていた時だった。 その際、バッソが言ったそうだ「このレコードを日本で売るつもりなのか?もし、そうならばスタンダード曲を入れないと駄目だ」と。 「どうしたら良いか」と彼に聞かれたので、私は「今回だけ沢山売りたいのか?又は売れるのは少しだが、この作品が後世に残る作品であって欲しいのか?どちらかの選択だ」と話したら、彼が「もちろん作品の質が大切だ」と答えた。 私は彼に「だったら曲はバッソに任せなさい」といった。「そのつもりだ」と彼はいい、さっさと結論は出た
そうしてこの作品ができたのだが、思ったとおり、以前のバッソの演奏と同じで、明るく元気でノリが良くて微妙に哀愁がある好演奏に仕上がっていた。 当店は新譜を扱わないので、入荷はしなかったが、数ヶ月経過し、もうジャズの新譜取扱店では見かけなくなったので、ちょうどよい時期だと思って入荷させたのだ。 大した手伝いをしたわけではないが、メンバーや曲の選択でいいアドバイスが出来たと思っているので思い入れがある。 メンバーも年配者と若手が組んで珍しく好例になったし、最近のジャズの中では、本当に出来が良いと思う。 廃盤店の営業トークで言うならば、LPは600枚のプレスしかない貴重盤。是非、買って聞いて頂きたい。
一枚3,500円
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| タバコとジャケット | - 2006/08/15
- ジャズのレコードで、タバコの写真のジャケットに出来の悪いものはない。
これは昔からマニアの間で言われている事である。 確かに、「ブルー・ミッチェルのブルー・ムーズ」など煙の写真の傑作である。フランク・ウエスのSAVOYの作品など、写真にわざわざ煙を書込んであるのも見られる。とにかく上げればきりがないのである。 かつてジャズとタバコとコーヒーは三種の神器のようにマニアに燦然と輝いていた。かつて私もジャズ喫茶で、苦いコーヒーを飲みながら、タバコを何本も吸った。店内に煙がたなびいていた。
しかし時代が変わり、アメリカでは煙害訴訟が相次ぎ、ついにビートルズのポスター写真から指先のタバコを取ったというニュースも出てきた。 そのうちに、ジャズのタバコのジャケットを破棄しろと禁煙団体が言い出したら、どうしよう。 今からちょっと心配してしまうのである。文化はそのまま残しましょう。
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