HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
| サイフの中身 | - 2007/06/02
- 昨日、スーパーに買物に行ったら、サイフの中身が空だった。
恥ずかしい思いであった。 私にとって一生の不覚。
なぜならば、新しく会社や商売を始めた人に対して、私は、いつもサラリーマン時代と違って、曲がりなりにも社長と呼ばれるようになったのだから、サイフにはいつも10万円は入れておけと、指導をしていたからである。 いつも金がなくて商売が出来るかと。
それが、自分のサイフの中身が空だとは。
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| 宣伝カー | - 2007/05/30
- 新宿の街を軽自動車の宣伝カーに乗って、いつも怒りに満ちた言葉をスピーカーで、がなり立てている男がいる。
音の悪いスピーカーである事も幸いし、何を言っているかはほとんど聞き取れない。時々音楽も流している事もある。
最近タクシーに乗ったところ、ちょっど、なにやら、お話をしている横を通り抜けたので、運転手に「あの車、いつもやってるけど、なんだろうね」と何気に話掛けると。 運転手「あ、あれですか、あの人ソニー?かどこかにいたらしいですよ」 「えっ、で?」 「でもね、会社、首になってね。それで、その恨みを毎日スピーカーで晴らしているらしいんです。」 「ふん、ふん」 「でね、毎日、怒りが良く収まらないもんだと、ここら辺の運転手の間で感心しているんですよ」 「おい、行き過ぎちゃッたよ、話に聞きほれている内に!止めてよ!」 話を聞きたいので、もう一周しようかという話もあったが、互いに大人だから止めようということになって、タクシーから下りた。
毎日、彼の話を聞いてあげている人もいるのである。 この世は捨てたものじゃない。
彼にとって怒りは毎日、沸々と湧き上がっているものらしい。忘れ去る事がないのだ。 しかし時々音楽を流す時は、やさしい心に戻った時なのであろう、きっと。
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| 評論家 清水俊彦氏 | - 2007/05/29
- 噂によると、評論家の清水俊彦さんが亡くなったらしい。
高齢だったとは思うが、残念である。 本当に残念である。
私がジャズを聴くようになったものの、指標となるものがほとんどなく、ジャズ喫茶に通いリクエストして2時間も待っているか、雑誌を頼りにするかしか方法がなかった。
更にフリージャズにも聴く対象を広げて行った時、もうその対象は暗闇にいるかのような状態であった。 私も若かったが、ジャズも若かった。 どういう方向に進むかいつも予断を許さない状況で、ちょっと油断すると次々と新しい音楽が生まれていた。 そんな時に清水さんの本に出会ったことが幸いした。
コルトレーンの音楽もただ聴くだけであったが、「3つのマイ・フェバリット・シングス」という文章で、きちんと説明してくれたお陰で、すうっと入って行く事が出来た。 以後、清水さんの本は私にとって最高の参考書であった。
多くのモダンジャズの評論家の本は、たいてい予測がつくような事を書いてあるので、正直いえば、たくさん読むと飽きる。 清水さんの文章は詩的で、難解な言葉を使っているようだが、音楽に最短距離で近づく方法を教えてくれていたような気がする。 いい先生に教わっているような気がした。
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| 後ろの席 | - 2007/05/22
- 帰りに乗った飛行機の、後ろの座席の男が、ずーっと席の後ろをどんどん突付いて来て、いやになった。
最初は足を組む時に当たっているのかなと思っていた。 しかしあまりに突きが強いので、ちょうど空いていた隣の席に異動した。 やれやれ一安心だと思って席を倒して横になっていたら、後ろの男も横に移動して、またどんどん突いて来る。
後ろを振り返って顔を見たら、白人の冷たい目をした神経質そうな30代のビジネスマン風の男だった。 注意しようと思っていたが、あまりの恐い感じの視線に、つい言いそびれてしまった。恐い感じというより冷たい陰湿な感じと言ったほうが当たっているのだが、その奥に潜んでいる恐怖感を感じさせる人はそうそういるものではない。 まして外人では珍しい。
外資系の会社で、あんな人が一緒に働いていたら、さぞかし大変だろうな。 毎日一緒でなくて良かった。
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| 空港で | - 2007/05/20
- 空港に到着して機内預けの荷物が出てくる所で、日本人の夫婦連れの内の奥さんがなにやら旦那さんに怒っている。
何とはなしに聞いていると、旦那さんが荷物を持つこともしないで、全部奥さんにやらせているらしく、それが不満らしかった。
確かに男である旦那さんがやるべきだ。 ちょっと前に、やはり海外旅行で、一緒のグループでも何もしない旦那さんが2組もいてそれを見た、よその奥さんが怒っていた。 おまけに、一人の旦那さんは奥さんのボーディングパスもパスポートも持たせていて、窓口でただ、「おいパスポート」と命令するだけ。ちょっと奥さんがハンドバックから出す時にもたつくと、「何してるんだ!」と怒鳴っていて、傍目にも感じが悪かった。
たしかに日本の旦那さんは、海外旅行で何もしない人が多いと思う。 老人とは言え、海外に来られる元気があるのだから、少しはいい所を見せて欲しいが、それに比べて日本の初老の女性の元気で強い事、これもまた異常かもしれない。 そういう女性の世の中で今後、我々ひ弱な男達はいかにして生きて行ったら良いのか、今から不安になる。
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| 声 | - 2007/05/10
- 外国に出張に行くようになって、アメリカやヨーロッパの人々の声が大きい事に気がついた。って本当はもっと前から知ってはいたけど。
例えば、ハンバーガー屋さんで注文したとする。順番が来て「○○お待ちの方ー」と店員さんが呼ぶ時の声の大きさが日本とは全く違う。 注意して聞き耳を立てていても、自分だろうと推測して、カウンターで自分かどうか確認することさえあるのが、日本。 アメリカなんかの店員さんは大きな声で、遠くにいても直ぐに分かる。
この声の大きさが大変気持が良い。 実は大きな声が出せるということは、とても大切なことだと思う。 小さな声ばかり出しているといざという時に大声が出ないのだそうだ。
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| 絵が届く | - 2007/05/04
- 前回購入した2枚の絵が届いた。
既に店内に飾ってあるが、マイルスとエバンスの2枚の絵である。 これらの絵は知り合いのオランダの画家が書いたもので、彼はジャズ好きで、レコードコレクターでもある。 彼とは、レコードフェアで知人から紹介されて知り合った。
彼は、現地のレコード屋の紹介で日本人のレコード屋にもレコード売っているので、ジャケットの裏に、彼の名前のスタンプを押していあるレコードが日本でもたくさん出回っている。 あるレコード屋をそのスタンプを「放送局のスタンプではないだろうか」と言っていたらしい。現地の特有の名前は読みにくいし、いきなり見たら名前とは思わないだろう。
私は、あまり彼からレコードを買った事がないが、アトリエに行って、細かに彼の絵を見ているうちに、絵が好きだと言うことがバレてしまい、時々絵を買わされる。 彼は現在、刑務所の囚人達に絵を教えているらしい。 オランダの中堅の良い画家である。 2枚共、売っているので興味のある方はご連絡を。
(追) 写真が見にくいのは、写す際、油絵具が反射して点々と白くなってしまうので、悪しからず。 価格は98,000円、しかし、今日(5日)マイルスの方が売れてしまった。
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| メーデー | - 2007/05/01
- 朝、新宿の街を歩いていると、旗を持って腕章をした一団が歩いてきた。
そうか、今日はメーデーなんだ。
昔、若かった頃、会社の組合運動が頑張って、ユニオンショップになり、管理職以外全員が組合員になった。そうするとメーデーに行く義務も生じてくるので、仕方なく参加していたが、私はいやで仕方がなかった。 それで、信号で行列が詰って、信号待ちの人たちと近づいた時に、まぎれて途中でいつも抜け出していた。
昔、会社の元社長に聞いた話。 会社発足時には儲かっていないので、残業手当もほとんど払えてなかった。 運転資金もままならなかった。 でも、マズイと思ったので、当時の人事部長に、なんとか少しづつでも払えと言ったところ、彼が「いえ、大丈夫です、当社には金をくれ等と文句をいう奴などおりません、皆一丸となってやっております。」 「そうか、まあ君に任せてあるが、ちゃんとやれよ」 「私にお任せ下さい」 という事で人事部長がなぜか頑張り通した。 結果的には、その反動で労働組合が強くなりすぎ、会社も苦労することになった。 元社長は「仕事というものは、任せたらそいつに横から文句を言わないのが筋だ。」 まあ、正論だがそれが裏目に出ることだってある。
人事部長は公平と言う名前だったが、平社員は不公平と陰では呼んでいた。 そういえば気に入らない社員を一週間ごとに北海道、九州、東京と転勤させて辞めさせた事があるという逸話の持ち主だった。 弱いものには強く、強い人には弱い。いや強い人には泣き落としという手も使ったらしい。 あいつが死んだら赤飯を炊こう、などと同僚と話していたが、私が知らない内にお亡くなりになっていた。ご冥福をお祈りいたします。 なんの話だったんだろう。
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| カラオケ | - 2007/04/30
- 以前の会社に勤務していた時の事、所内で忘年会だかなんだかが行なわれて、2次会でカラオケに行った。
Mという海外関係の隣の部長が「踊るポンポコリン」を歌った。 その後で、私に向かって得意そうに「お前この歌知ってるだろ」 「いえ、知りません」 「だめだな、このくらい知らなきゃ、協調性ってものも世間の事も知らないようじゃ」 「はいー。」 という会話だった。
昨日テレビに80年代に流行った歌という、この歌が出てきた。 今、正直に言います。 「あの歌は幼児の歌です。知りたいとも歌いたいとも思わない。皆の前で歌う方が恥ずかしいです。子供の歌を歌って流行に敏感だと!そんな部長など首だ!」
その時は、言えなかったんだよね。 気が小さいから?。いえ、優しいから。
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| ぼやき | - 2007/04/29
- ゴールデンウィークだと言うのに、景気が良くないので、他のレコード屋と電話で話をしていた。
以前はゴールデンィークともなると、地方からリュックサックを背負ったお客がたくさん来たという話になった。 「皆ジャズに飢えていたからね、昔は活気があって本当に良かった。」 そういう時代を知っている親父さんも羨ましい。
私の店がオープンした時には、もうネットの時代に突入しかかっていて、長い休みに、ジャズのレコードを求めて地方から大量にお客様が来るという時代は終焉にさし掛かっていた。開店当時まだ営業していた他店のご主人からは異口同音にゴールデンウィークは儲かるよと言われた。 昔ほどではなくても、いつも少しは期待しているが、初めてのお客様が着てくれた時はやっぱり嬉しい。
昨日も、4人で来られた初めてのお客様はチラッと店内を見渡し、黙ってトイレを使って、黙って帰って行きました。 帰り際に「入りにくい店だね」と小声で。
確かにビルの3階だし、ドアも重いし、入りにくい店だが、トイレは更に奥にあるので、もっと入りにくいはずだが、トイレだけは入りやすいらしい。
そうだ、店のトイレは清潔にしておこう。
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