HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
| 店のプレイヤー | - 2008/01/05
- 店のプレイヤー。先月から電源が入り難くなったので、24時間スイッチを入れっ放しにしていたが、誰もいない深夜にも電気が付いていると思うと、火事の心配もあり、気が休まらないので修理に出した。
代わりに自宅から持って来たプレイヤーはターンテーブルが「トーレンスTD−124」アームがオルトフォンのやや古めの物。これが意外にも良い音でお客様にも評判が良い。皆さん、プレイヤーが代わったら良い音になったねと言ってくれる。 それで今までのターンテーブルがテクニクスのSP−10というダイレクトドライブだったので、そのせいで音が悪かったのかと思っていたら、どうも原因としてはアームとカートリッジの相性の方が大きかったらしい。 アームがSAECというやや軽針圧に合わせた製品だったのでそちらが原因ではないか?という結論に。
オーディオ道は様々な趣味の中で、最も難しい部類に入ると思う。 私の乏しい知識で考えると、「音の道」は高額のオーディオを買えばそれで終わるものではない。 まず「良い音とは何か」という概念がハナハダ曖昧であること。 それから今までの商売で思った事は、音の好みは、味覚以上に千差万別であると言うこと。人の好みに個体差が大き過ぎる上に、その「好み」や「良い音」を計る物差しが無い。 さらに部屋に因って音は変わるということ。
だからこそ、安い物でいい音を出すという目的が一つ存在する一方で、ならば高額なステレオを揃えたら全て良しという考えが存在するのであろう。 キリがない趣味と言える。
結局は、自分の好みに忠実であれば良い訳で、他人の批評に惑わされない事。オーディオは他人の耳で買わない事である。 しかし、この趣味の先輩に何か一言、言われた瞬間、己のシステムが陳腐な音に聴こえてしまうのである。
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| 明けましておめでとうございます。 | - 2008/01/01
- 明けまして、おめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
31日はお客様がいる限り何時までも営業いたします。と、31日の日記に書いたが、数人が10時過ぎに来店され店を閉めたのが、朝7時半。 さすがにぼーっとして来て、片付けもしないで店のドアを閉めた。
家に帰り2時間程寝て、元旦の朝の雑煮を昼に食べ、新年を祝った。 昨夜の夕食も食べてなかったせいか空腹だったので餅4つ。 食べたところでTVをつけたが、いつもと同じお笑い芸人ばかり、その内に眠くなり、また昼寝。気付いたら夜。こうしてさみしい正月は過ぎて行く。
最近は仕事・仕事で紅白歌合戦も見たことがない。といっても紅白は元々あまり興味がないので見ていなかったから、どうということもないが、このままでは世の中の事を何も知らないおじさんになってしまうのが、ちょっと怖い。
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| 百八つ | - 2007/12/31
朝、メールをチェックしていると、今日もスパムメールがいっぱい来ている。 削除しようとして数を見ると、108。
人の煩悩の数は百八つとか、私のスパムメールも百八つ。 私の人生の象徴のような数であった。
関係ない! スパムメールよ、いい加減にしてくれ。
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| 今度はちょっといい話 | - 2007/12/29
- 前々回、万引きの嫌な話だったので、今回はちょっといい話。
数日前の夜、例によって暇だし、もう終わりにしようかなと思っていると、若者が入ってきた。見覚えのある顔。
彼は開店当時からちょくちょく通ってくれていた大学生で、当時音楽をやりたいと言っていたので、私のサックスを貸した。 2年ほど経った時に、そのまま購入するなら売ってあげるし、大したサックスではないから不要だったら返せ、と言っておいた。
そして、それから5年も経ったのであろうか、私は忘れていた。 しかし彼は、忘れていなかった。
その時提示した金額のまま数万円払うと言い、また探しているレコードがあるからと、レコードのお金と一緒に支払ったのである。 私が「だいぶボロになったであろうから、少なく払ってもいいよ」といったのだが、彼は「いやその時の金額でいいです。今は就職してそんなにお金に困っているわけではないからと」としっかり払った。
昔のお金を払いに来るなんて、なんて素敵なヤツだ。 今時珍しい律儀な青年におじさん大感動。
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| あんドーナツ | - 2007/12/28
- 昼に無性にケンタッキーのフライドチキンが食べたくなり、バイト君に頼んで買いに行ってもらった。コーラと一緒に食べて満足。
半年にいっぺんくらいの割合でそうなる。
仕事に一区切りついた、午後、無性にあんドーナツが食べたくなり外出。 西武新宿駅の地下にあったはずだと思い、階段を下りていったが、パン屋に目当てのあんドーナツがないので、次のパン屋へ行ったら、やっぱり無い。 デパートに行ってもやっぱり無い。 結局4件目に行った「トロアグロ」にやっとあった。 ん??。トロワグロってフランスのパン屋。 日本のパン屋になくて、フランスのパン屋にある。 ヘン!
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| 万引き | - 2007/12/26
- 今年は一度だけ、万引きがあった。一度でもショックだが。
その日の朝、開店前に一応商品をさらっと見た時には、そのモノは間違いなくあった。そのレコードはブラジル音楽の高額の委託商品で、売れていれば精算、売れていなければ返品することになっっていた。ちょうどその午後、持ち主の方から連絡があり近日中に精算したいとの事だった。 それで、レコード探したら、無いっ!
開店前に在庫を確認した時から、無い!と気付くまでに来たお客様はたった3人。その3人の顔は覚えている。 いつも当店は来客が少ないから、その日のお客様の顔は大体覚えている。 ということは、私はその3人が店に来たり、どこかで会う度に「あなたは万引き犯かもしれませんね」という思いから逃れられないのである。 それが不愉快である。
当店は万引きの被害がほとんど無い。無いと言ってもこれを含めて過去に3回。ビルの3階で、入りにくい店なので、来客数がきわめて少なく。比例して被害が少ないのかもしれない。実際多いのか少ないのかは知らないが。
最初の時は開店間もない頃で、非常に暗い感じの3人組みだった、壁に飾ってあるレコード3枚を外して、他の安いレコード飾って帰っていった。 その日に限り他にもお客様がいたので試聴などしていて、目を離した瞬間であったと思う。別々に店に入って来たが、どう見ても同じ部類の人だったので注意をしていたが、問題なく彼らの方が上だった。 3人の共通点は、ぞっとさせるほどの「異様な暗さ」を感じさせる人たちだった。
とにかくこういう事件が嫌な事は、お金の問題ではなく、彼らの顔を見る度に、永遠に、「あなたは万引きした人」という思いが消えない事。 それがある意味辛い。
大人になって万引きしているようではイカン。
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| 制服 | - 2007/12/24
- 知人とファッションの話をしていて、制服の話題になった。
それでふと、以前の会社の野暮な制服を思い出した。
それはグレーのスーツで、私はいつも流行遅れの服と呼んでいた。 典型的なジャパニーズ・トラディッショナルなのだが、グレーでも暗い色の沈んだ感じがしていて、親会社のレールを使ったマークが付いたボタンも、さらに野暮だった。 制服そのものが嫌いだった私は、一度も、会社の制服を着たことがなかった。
当時の社長に制服は、もう止めてくれと頼んだ。 その時の話。 会社を大きくしたかったし、業績も上げたかった。 すると地方の支店では修学旅行と引き変えに、高校から生徒の就職の話もあった。4月に新入社員が入るが、中にはスーツが無いからと学生服のまま出社するヤツもいる。 総務でも問題にあがって、それではマズイから制服を作ろうと言う事で、スーツを支給する事になった。 そういう時に、いらないだの、制服廃止だのと勝手なことを言うな、と叱られた。
また、その後、組合などが中心になり制服廃止の賛否のアンケートがあったが、ほとんどの女性社員が制服が必要と答えた。その理由は私服が汚れる、洋服代がかさむ事だったような。 で、存続が決まったと思う。
ファッションより大切な物が女にもあることを知った。
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| 習慣 | - 2007/12/22
- 同業者から電話が掛かってきて、話をした時に、お互いに何回海外に行くのかと言う話になった。私が6回と言うと、かれは8回だと。
お互いにキツイねという愚痴になった。
海外の仕事から帰ってくると、リズムが海外モードになっていて、今までの仕事も白紙から始めなければならない事が多々ある。また、生活用具も出張に会わせて2種類持っていたりするので、面倒きわまりない。 何よりも時々習慣がごちゃ混ぜになることがあって、エスカレーターに乗った時など、右側に立ってしまい、後続に迷惑を掛けることもある。
出張など無い方が良いが、当店のスタイルだから、これを変える事など不可能だ。 しかし同業者の中に、ほとんど海外に行かずに商売を続けている人がいるが、本当に羨ましい。
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| ビジネス | - 2007/12/20
- 先日、世話になっている税理士事務所の担当の方が来られて、開店前で時間が余ったので、コーヒーを飲みながら雑談をしていたら、「色々な商売がありますが、お宅の中古レコード屋というのが一番不思議な商売ですね」。
と言われて、私も「自分でも不思議です」と答えた。 というより、これしか出来ないから仕方ない。新しいビジネスを思いつくような才能はない。
他方、世の中にには、新しくビジネスを考え付く人がいる。 昔、昭和20年代だと思ったが、五島慶太という人が旅行会社を始める時に、担当させた初代社長に宛てた手紙があって、その中に書かれている事が私は忘れられない。 「戦後人口が増えている、それは出生率が上がった事なのだが、どういう影響があるかというと、学校に行く子供が増える。すなわち修学旅行が増えると言う事である。これから相当な数の子供達が修学旅行に行くのだから、このビジネスを目標に旅行会社を始める。必要があれば御茶ノ水辺りの大型旅館などは買っても良い。早く体制を整えてもらいたい。」という、業務拡大の進捗を急かされた内容であった。
普通は出生率が上がったから即、修学旅行の増加、即ビジネスとは思わないだろう。はやり普通の人とは、違う人は、違うことを考えるものだ。 更にすぐ実行に移すところがスゴい。言われてしまえば当たり前の事なのだが、最初に実行する人はエライ。
しかし、商売というモノはある意味、すべて不思議なものだと思う。
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| 新宿のスゴさ | - 2007/12/18
- 朝10時半過ぎに、歌舞伎町の手前を歩いていると、道路に沢山のお巡りさん。
走ってくる車に一台一台声を掛けて検問をしている。立ち止まって見ていると、なんと飲酒の検問。
朝10時から飲酒の検問とは、さすが東洋一の繁華街と言われる新宿ならではの光景で、なにが起きても驚かない新宿といえ、さすがに驚いた。 と同時に、他の街にはない事だろうと、ちょっと自慢したくなった。 だがすぐに、これって自慢出来ない事なんだ、と思い直した。
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