| LYNN TAYLOR “I SEE YOUR FACE BEFORE ME” | - 2024/11/06
- LYNN TAYLOR “I SEE YOUR FACE BEFORE ME” GRAND AWARD GA33-367
ジャズ・ボーカルのナイス・アルバム。 このアルバムをマニア間の会話で「ほら、油絵のような上半身の可愛い子のジャケット」で理解できるのが、これ。ジャケットを見ているだけで幸せになれる。 幸せついでに盤も聴けば、部屋中に彼女のゾクゾクする歌声が右から左から、かと思うと、上から下から音楽の神様の使いの声が流れると、身体中に己の感情が揺れて動く、幸せ、悲しみといった哀愁が次々と心に満ちる。不幸な私にも至福の時が流れる。 輪郭がはっきりした録音なのか、とても聴きやすいサウンドも長所になっている。
さて、彼女名義のジャズ・ボーカル作品はこれ一枚で、無名扱いの歌手の部類に入る。
所が私や、私たちの当時の世代の中には彼女を知っている人が多いはず。 それは「Walk right in」というフォーク・ポップがビルボードで1位になる大ヒットで、日本でもその後、かなりの回数ラジオでも聴く事が出来たから。何と言ったグループだったか忘れていたので、せっせとyoutubeを探したら出て来た。動画もついでに出て来たので、お顔も拝める。 こちらを見ているととてもジャズ・ボーカルを目指していたとも思えないほど、フォークの歌手で、いかに見事なテクニックを持っていたか分かる。なんでもこなすのだろう。 しかし、あの時のリン・テイラーがこの時の彼女だとはとても思えない。
彼女は元来ジャズの方に望みを持っていたらしいが、あまり芳しい売れ行きで無かった事もあり、またこのフォークグループの共演者などに注目された事で、ジャンルを変えた、それが大成功につながったらしい。今更であるが個人的には惜しい気がしないでもないが、私が過去にケチをつけてもどうしようもない。
「彼女は可愛くて、キュートで、温かみがあって、きらめく瞳を持っていて、新鮮でそれでいてフレンドリーな表情で、誰にでも愛される顔とそして魅力的な声である」というような感想をライナーノーツが言っている。大体ライナーなどゴマスリ記事が多いものだがこれだけは本当かも!
私は可愛い子に甘いんだ。
(因みにイコライジングが若干RIAAと異なるようで、低音を上げると、更に良い感じになる。)
|
|