HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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新宿の事
2009/06/21

 不景気の折、新宿区に会社があって良かったと思っている社長は多いはず。
今回の不景気により、中小企業を救えとばかりに金利0%で貸付を行っていて、保証協会の手数料も全て新宿区が負担してくれる。
もちろん無条件ではなく、例えば、昨年度より3%売上が下がっているとか、それなりの理由が必要だが、中小企業にとって1〜2年耐え忍ぶ資金になればありがたい。

今朝のテレビで、中小企業の資金援助などしても、世の中の景気対策にならないと、述べているコメンテーターの方もいたが、そういう方は、小さい企業など潰れても構うもんか、という意見なのであろう。
だが、我々中小企業の経営者に取って、この不景気において安い金利での、運転資金調達は感謝しても仕切れない大変ありがたい政策なのである。

元々、新宿区は中小企業の支援に力を入れていて、以前より創業資金、運転資金等で支援をしていて、かく言う私も、創業時に区から融資を受けて、その返済が終了した5年後に今度は、運転資金の融資を受けている。担当の税理士さんに言わせると「1%はただ同然」なので頑張って借りて置きなさいと言われる所以である。

べつに新宿区の宣伝をするつもりはないが、正直に言えば、新宿に店があって良かった。まだ融資の申請はしていないが安心して仕事が出来る。

70年代ロック
2009/06/20

70年代はキング・クリムゾンの宮殿とピンクフロイドの狂気で幕を開けた。新しい時代、ロックの時代がやってきた。

60年代、ビートルズとストーンズの2大バンドは、私の中では次世代音楽であり、60年代のポップスとは一線を引く。
なぜなら、この2つは、可愛さなど微塵もなく、不潔でそれでいて、無茶苦茶カッコ良い大人の雰囲気もっていた。政治的で反動的だった。これはもう60年代の延長などではなく、ポップスをただ踏み台にしており、既に精神的には次世代に入れるしか無かったのである。
彼らは、70年代コーナーに向かって、徐々にステアリングを切りつつあり、ちょんと前加重にして一気に切ればもう70年代だったのだ。簡単だった。

そして70年代中盤に出てきた「ホテル・カリフォルニア」は私にとって70年代ロックの頂点だった。ギターのイントロは哀愁一杯で、私の中の青年の心を揺さぶった。「オマエはこれで良いのか?」と。音楽は私を面白がって揺さぶるのだった。

前の時代と違い、ラジオが唯一の媒体でもなくなり、アメリカ発売に遅れることなく、同時に購入し、何度も聴いた。そうなのだ、私はもはや流行遅れじゃなかった事だけが救いだった。
日本はもう、消費においては後進国ではなかった。

しかし、このLPレコードのつくりの安っぽさといったら。
それ以前のジャズのLPの造りに比べて、雲泥の差が有り、こんなジャケットだったらロックなどもう買わないと決心させるほどの安っぽさである。

ここでブルーノートやプレステージを始めとする、コーティング・ジャケットの素晴らしさを書くつもりは無い。
しかし、アメリカ音楽産業の低コスト化は、買う側の私にとって、いや消費者として淋しさがあった。

でもこれは、商品としての話だけだから。
音楽の心は別だよな。

新宿の事
2009/06/19

昨日、日記に西口の「思い出横丁」の事を書こうと思ったのだが、あれこれ考えているうちに、一日開けてしまった。
そうしたら、ちょうど今朝のお客様のメール。

「マンモス喫茶カトレア」懐かしいですねえ。大学に入ったころコンパが終わったあと、団体で入ってお茶して帰ってました。もっとも、すぐにアルコール常習者になったため、2軒目はしょんべん横丁(正式には『やきとり横丁』でしたっけ?)で泥酔というパターンが定着し、すっかりカトレアと縁がなくなってしまいましたが。

お陰様で、ちょうど良い塩梅で東口から西口に繋がった。

地元では、「思い出横丁」等と気取った名前を呼ぶ人はいない、いいとこの奥様だって新宿じゃ、「しょんべん横丁」と呼ぶんだい。
ちょっと大袈裟かな?
戦後のドサクサで、勝手に縄張って、板塀張って居ついてしまった、飲み屋街である。この辺りは沢山そういう店があったが、なぜかここだけが残った。新宿駅裏の汚らしい飲み屋街も戦後60年も経つと、文化になる。
立派な文化財というか、大切な保存家屋というところか。

店は焼鳥屋かもつ煮込屋が圧倒的に多い。
一応、安いのが売りとなっているが、会計の時になると、意外にも結構高い料金で、チクショウと思うところが良い。
ま、文化はお金が掛かる物だから、当然か。

今朝も散歩がてら、匂いもある狭い中の通りを歩くと、朝から飲んでよっぱらっている男達の数の多いこと。
ある意味天国だわ。

Connie Stevens
2009/06/17

やっぱり忘れない内に書いておこう。
60年代の好きなポップスターの一人、コニー・スティーブンス。
昔の思い出話の時に、私が「サンセット77に出てたよね」というと、「ハワイアン・アイ」と訂正される。
それほど昔の話。

クーキー・クーキーと可愛い声で迫って、私の心に入り込んで来た。
「可愛い」という所が特徴的なスター。
「Why's you wanna make me cry」「Mr. Songwriter」があったが、私は「And This Is Mine」の記憶が一番。もちろん顔が可愛いいのだが、何を歌っても声も超可愛い、それがテレビにも出ているので、憧れのスターだった。
でも意外にヒット曲は少ないかも。

ついでにちょっと検索してみると38年生まれだから、若いうちから60年代頑張っていたんだな。
やっぱり我々世代には、テレビの中で歌っているのが親しみがあったに違いない。

彼女のCONCHETTAというレコードがある。
店を開いて2年目くらいの時、ある家からレコードが邪魔だから売りたい、と電話があったので、車で出かけていった。
所が、息子さんが結婚したので、すでに新居に持ち去ってしまったり、処分してしまった後だったので、レコードはどれも価値の無いものだけ。
奥様も解っていて「もう要らないから、捨てるのも勿体無いので、とにかく持って帰ってくれないか?」との事。
「解りました、でも、せっかく来ましたので、何か価値のあるレコードが一枚でもあれば買いますから」と150枚ほどのレコードを丹念に見ていると、なんと日本盤のCONCHETTAが出てきた。
その分の価値があるからとお金を払って持ち帰った記憶がある。
日本だけの編集の良いレコードだった。
気に入ったレコードなので、終業後に時々聴いていた。

新宿
2009/06/16

新宿。
東口を出ると、角にワシントン靴屋があって、洋服の「三峰」次に紀伊国屋本屋があり、ハス向かいに、「伊勢屋」と「タカキュー」という2軒の洋服屋が並んであった。店の規模も大体同じ。
伊勢屋には流行のVANの服などが置いてあって、当時アイビーと呼ばれたファッション・センス溢れる良い店だった。私も時々買った。買わない時も時々下見に寄った。

隣のタカキューもまた安い服を売っていた。当時の流行を取り入れてはいるが、コピーというか、安い服と言った方が当たっている。
なので、私の友人達は皆伊勢屋ファン。

それが、何年も経つとタカキューはチェーン店として大会社になった。
一方、伊勢屋はいつしか廃業というのか、転業?もちろんVANの時代も終ってはいたが。でもトラッド・ファションは今でも継続しているわけだし...。

不思議なもので、良いものを売っている店が世間から支持されるかと言うと、全くそんな事はない。
ここで、経済や経営論について言及するつもりもないが、この2社って、いい比較対象だったのではなかろうか、と今でも思っている。

この辺りの地下に、当時「カトレア」という名前だったと思うが、喫茶店があって、モーニングを食べにしょっちゅう通っていた。
懐かしい!。

アロハ・シャツ
2009/06/15

昨日、赤地に白い鯉の柄のアロハ・シャツを、着て来たお客様。
あまり素敵なので、何処で買ったか聞くと。
なんと、オーダー。
それも骨董市で古着の着物を買って、それを仕立て屋に持ち込んで、わざわざアロハに仕立て直してもらったそうな。

絹の着物は古くても結構高い、なので何万円も掛かるそうだ。
おまけに絹は洗濯機でジャカジャカ洗えないらしい。
ま、一点物シャツだから、気分は良いよね。

お洒落な人はいるものだ。
感心。

ブルーマンデー
2009/06/14

新聞を読んでいたら、最近は「サザエさん症候群」というのだそうだ。
月曜日の仕事や学校があると思うだけで、憂鬱になってしまう気持ちの問題で、鬱病の一種でもあるようだ。

でもサザエさんの時間って、まだ6時台ではなかったか?
早すぎないか?せめて10時とか11時とかに、なって欲しいものだ。
私もサラリーマンが長かったので、気持ちは解らなくはない。
それなので、昔土曜日が半ドンから全休になった時は、それはそれは嬉しかった。金曜日の夕方になると、いや午後から、何となく一日が浮き浮きして楽しかった記憶がある。それで土曜。日曜と2日間も休める事が、労働革命のような気がしたものだ。
当時もっとすごい人達がいて、金曜日の先取りとして木曜日に思いっきり飲んで遊んで、金曜日は会社で死んでいて、夕方終礼の鐘と共に、会社から出る。すなわち金曜日の18時から月曜日の朝まで休日とする考えのサラリーマンもいたのである。
仕事は月曜日から木曜日の4日間で猛烈に済ませる。
その、もっと昔の月月火水木金金とは違った猛烈さがあった。
なので、バブルの頃の良い時代を送ったサラリーマンやOL出身者は今でも週末は体が疼くなんて人もいるのである。

考え方や工夫一つで人生楽しくも、辛くもなる。
日曜日の18時から寝る1時まで、7時間もあるのだから楽しく過ごして欲しいな。

そういえば、ジャズのレコードに、目覚まし時計をラップでくるんでしまった「MONDAY MORNING」(ROLF KUHN ETC)というのがあって、これは、アイデア勝利のデザインである。あちらでも「BLUE MODAY」はあったんだね。
これなど私の一番好きなジャケットだった。

レコードを飾る
2009/06/13

レコード・コレクターを長い事やっていたので、部屋にどうやってレコードを飾るか、いつも考えていた。
まず、レコード演奏中のジャケットは、同じサイズのフレームがあちこちで売られているので入手は簡単。確かに剥き出しにして、その辺に置いて置くよりきれいでよい。
気に入ったコレクションはデザインが秀逸なので、飾って見たい、しかし、私の経験では、12インチサイズのレコードは部屋に飾ると、フレームにより更に大きく見えてしまい、落着かない。
我々日本家屋の部屋が、小さい上に天井も低いのである。もちおろん大きな部屋にお住まいの方は問題外、どうにでもして。

それで、飾るにはEPを額に入れると収まりが良い事が分かった。
なるほど、と時々額に入れて飾った。
いいものだ。

そのせいか、今でも店内のレコードジャケット飾り付けは私にとって嬉しい仕事である。幸せ!

清潔に
2009/06/12

店を開店した時、中古レコード屋など、壁も汚な目で、あまり清潔ではない方が良い、などと思っていた。
ところが色々面倒を見てくれた人たちが皆、口を揃えて「中古と言えど、清潔が一番」とキツクいうので、そのアドバイスに従って、まあ一応、ちょっと清潔を心がけてきた。でもやっぱりアンティックだから、ちょっとだけにして置く。

心がけはもう一つある。
店内にユニオンの袋や箱を置かない。
これは、開店時にウチのマーク・ロゴを作ってくれた若い女性デザイナーのキツイ御達しなのである。
「中古レコード屋に行くと、何処の店にも必ず、ディスク・ユニオンの袋が置いてある。みんなユニオンの手先か?プライドはないのか?。袋は宣伝である。
相手は大きなショップであっても、敵は敵。そんな同業者の袋を、なぜ、平気で自分のショップの中に置いておけるのか?それがどれほど自分のショップを小さく見せているのか考えて見ろ。経営者ならいつか追いつけ追い越せを考えろ。」
と、30歳以上も若い女性デザイナーに、厳しく言われている私の姿も思い出す、と恥ずかしくなるが...。
当然な事なので開店以来ずーっと心掛けて、そうして来た。

ユニオンの袋も勿体無いと仕舞い込んでいる、ショップもある。
あの大手を敵に廻すつもりも、どうこうしようと思うつもりもないが、淡々と頑張っているショップがあっても、良いよね。その方がお互いの個性が生きる。

入梅(つゆいり)
2009/06/11

入梅。
ここの所1週間も前からずーっとはっきりしない天気だから、とうに梅雨に入っているのかと思っていたら、やっと宣言があった。

Mclntoshのプリアンプ(C29)のボリュームが壊れたらしいので、昨日の夕方、知合いの家に修理に持って行った。丈夫なアンプだが毎日何時間も使って10年だから流石にボリュームは交換した方が良い。
ついでに車で廻るので、以前から電源が入らなくなっていたプレイヤー(トーレンス124)も、別の知合いの家に持って行った。こちらのプレイヤーはSMEの初期型のアームを付けてある。このアームはこの会社の製品とイメージがちょっと異なっていて、重量のあるカートリッジ向きで、古いオルトフォンなど素晴らしい音で鳴る。帰って来るのが楽しみ。
アンプもプレイヤーの修理も、二人ともその道では良い腕前の方々で、カートリッジの修理の方も加えると、ウチはオーディオに関しては本当に恵まれている。感謝。

プリアンプは留守中、とりあえず、代わりに真空管のマランツ#7に付け替えた。上品な良い音だ。幅広く聴く音楽好きが使いそうなアンプだな。
侘び寂びの分かる人に向く。

今日も朝から新入荷を整理したので、結構沢山レコードを飾った。
Bill Evans "Explpration" Riverside 351
Franco Cerri "European jazz stars" Italy Columbia 33QPX8010
Art Pepper "teh Artistry of Pepper" Pacific PJ60
Clifford Brown "Memorial" Prestige 7055
Steve Lacy "Reflections" New Jazz 8206
福井良 "Mellow Dream" Trio PA7182

等々、その他多数。
レコードを壁に飾るのって、楽しいな。

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