HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
病院通い | - 2025/04/08
- 午前中は家内の整形外科。
食事していたら歯が欠けたので、午後は私の歯医者。 病院通いはなぜか心も疲れる。
病院は 老人の居場所と 見つけたり
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入学式 | - 2025/04/07
- 朝、家を出ようとすると目の前に盛装した両親と子供、そうか今日は入学式かとうれしくなる。
次々と同様な親子連れに出会う。 思わず笑顔になってしまうと、あちらも笑顔で会釈を返してくれた。
子供が小学校に入学する。 子育てをした両親にとっても、幼児から小学生に上がる、家族みんな、人生で最も幸せな時かもしれない。
我が家にも遥か昔、そんな事もあった。 家の門の前で、写真を撮った記憶が蘇った。
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GRANT GREEN “STREET OF DREAMS” | - 2025/04/06
- GRANT GREEN “STREET OF DREAMS” BLUE NOTE 84253 (USA)
私にとって、なによりこのアルバムはレコード愛好家としてとても重要な作品である。 それはジャケ写(ジャケット写真)によるところが大きい。 上部にGRANT、下部にGREENとプレートが付けられた道路標識。 これはサンフランシスコにあって、グラント通りとグリーン通りの交差点であるのだが、私はジャズ愛好家として、このような見事な写真をよくぞ探し出して、ジャケットデザインとしたものだと感心すると同時に、どうしても現地に立ちこの標識を確認する必要があった。ただそうすべきだと考えたから。
10数年前、サンフランシスコに行き、在住のコレクターとして仲良くなった友人を頼って、この場所に連れて行ってもらったのである。 そして、この標識を眺めて抱き合って、思わず泣けた。良くぞ来たものだと。 この1961年頃の写真標識がもっと古いもので、鉄板も厚いものであったそうだが、私が行った時2015年頃にはもう少し鉄板が薄い感じで、印刷もクリアな感じであった。 という看板の話である。
それで、作品であるが、看板の話だけで終わっては申し訳無い。 なによりメンバーが素晴らしい。 60年代のブルーノートらしい新主流に移っていて、Bobby Hutcherson(vib),Larry Young(Org),Elvin Jones(dr)の4人。 ライナーノーツの最初に、「Guitar and organ go well together」とグラントが言ったと書かれている。 新しいジャズは着実に変わって来ていた。かといって今日変わるわけではない、何かが少しづつ変わっていた。 ただ、この作品の録音は1964年、大体ブルーノートの発売順番からいうと4190番辺りが落ち着く感じであろうか。まあ、商売だから録音と発売はずれるもの。 メンバーのハッチャーソンはこのあと初リーダーを吹きこむ。ラリー・ヤングも絶頂を迎える。 エルビン・ジョーンズはコルトレーンよりほかの人と演奏したがっていたと言われている通り、ブルーノートの吹込みの方が楽しそうでもある。 一曲目の「I wish you love」はシャンソンのシャルル・トレネの曲で欧米では非常に評価の高い曲。 グラントもシンプルな進行と素敵なメロディで大変に素晴らしい。 当時の新しい息吹を感じさせる素晴らしいアルバムである。
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ラジオのDJが.... | - 2025/04/05
- 4月1日午前。ラジオの文化放送を聴いていたら、オヤジが山形県の日本酒など聞いた事がない、とおっしゃっていた。
何という失礼千万。 山形県は日本酒において、いまやトップクラスの地位にある。鑑評会でも金賞の数は多い。 米の研究も盛んで非常に楽しみな山形県である。
それを山形の酒など知らないとは、あまりに知識不足。 情けない。 山形の酒は美味しい。 かと言って、別に山形に縁があるわけではない。 なんでかな? そう言えば、山形の酒は真面目な味がする。
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新入荷リスト更新 | - 2025/04/05
本日、四月五日(土)にHPの商品リストを更新いたしました。 よろしくお願い致します。
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音楽はしあわせ | - 2025/04/04
- ジャズのレコード・コレクターからレコード屋に変わり、ずーっと音楽を聴いてきて、私の人生は幸せだったと思う。
もうすぐ死ぬわけではないが、それほど長くはないだろう、だが、最後まで幸せであったと思うにちがいない。 音楽がいつもそばにあったから。
音楽は人を救う。 音楽のある人生は幸せ。 演奏家であれリスナーであれ、音楽は人に幸せという奇跡をもたらす。
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エンディングノート | - 2025/04/02
- ネットの中で見つけた。
「エンディングノートのようには行かぬもの」
老後は本当に己の考えるようには進まないものだと、つくづく考える。 ある家で起きた話。本人はエンディングノートを残していた、その内容。 「意識が無ければ治療はしない、自分で食べられなくなったら生きたくない、胃ろうなどしないで欲しい、等」と書かれていた。 さて、脳に問題があり入院治療したのだが、医師からこれ以上治療を続けるか否か問われる場面がやってきた。 もちろん本人に意識は無い。家族はエンディングノートの内容を理解していた。 だが突如、お父さんには生きていて欲しいと、言い出した。 本人の意思とは異なり、意識の無いまま自宅療養が始まった。 やがて、2年も経った頃、ついに面倒を見られなくなった家族は、遠くの入院可能な病院に送った。 良いか悪いか、他人が口をはさむ事では無い。 しかし、エンディングノートに込めた願いは排除された。 つくづく思う、人生 先は闇。
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PHINEAS NEWBORN JR (HERE IS PHINEAS) | - 2025/04/01
- PHINEAS NEWBORN JR (HERE IS PHINEAS) ATLANTIC 1235 (USA)
ピアノトリオの良いアルバム。 コーティングのガッチリしたジャケットの作りで、オリジナルの黒いラベルである。更に珍しい事にRVG(ヴァン・ゲルダー)の刻印があり、コレクターには嬉しいかぎり。 ジャケ写は上品なスーツを着て眼鏡も素敵、会社の近くであろうか公園の池のほとりに座り右手に煙草を持って、遠くを見ている。 作品は56年の彼のデビューアルバムである。
何はともあれ、このアルバムの一曲目[Barbados]が素晴らしい。 泉のように、つきないアイディアがこれでもかと、うねる様に溢れ出て、こんな凄いピアニストがいたのかと驚く。しかもリズム感、ノリ、など申し分ない。 なにより自信が溢れ出ている。 私も初心者の頃に聴いて、両手からバシバシと湧き上がるメロディーに圧倒され、しっかりジャズであって、こんなに上手いピアニストがいたかと驚いたのだ。 次の曲「All the things you are」はまるでショパンでも引きに来たかのような上品さ、美しい演奏である。 Aラスの「Celia」はまた上手さが光る。 B面ラストの「Afternoon in Paris」は一曲目を髣髴とさせる、すばらしいジャズのサンプルのような好演奏である。 私はこのアルバムを購入した時に非常に感銘を受け、毎晩家に帰ると聴いていた。 上手いのに、ブルース感、アーシーな感じを持ちジャズらしさは見事である。 しかし、彼のジャズの演奏ここにありと示した一曲は、Barbadosをおいて他になく、他のジャズのピアノ作品のなかでも気持ちの良い断トツの出来である。
彼は、この作品に圧倒的な自信を持っていたようだが、あまり評論家の受けも良くなく、売れ行きも今一つで大いに落胆し、レーベルとも旨く行かず、若干精神にも問題を抱えるようになったと、言われていた。 自信があるのも理解できるが、自信を持ちすぎてもいけなかったかな。
その後、色々リリースしたが、このアルバムを超す作品は出なかった。だが、58年Roy HaynesがリーダーのWe Three (New Jazz NJLP 8210)の一曲目がアッと思う好演奏。こちらの方はヴァン・ゲルダーの録音も凄いので、ドラムもベースの音もバシバシとサウンドが聴き手に迫る。このアルバムが彼のリーダー作であったならと、私が悔やんでも仕方ない。 それでも60年代はContemporaryの「World of piano」等もあって実力は理解出来よう。 そのまま、休養に入ってしまい、私などファンはヤキモキしたのであるが、75年にAtlanticからソロ・ピアノを出しファンの期待に応えた。慌てたContemporaryは60年代の未発表テープからHarlem Bluesを発売し、これもファンに迎えられた。 そのまま、暫く休養かと思われていたのだが、何とイタリアのEdizioni Dell'Isolaという馴染のないレーベルからPlays Again !というトリオ作を出していて、中々の出来栄えである。 その他、作品は散発的にあるが、経済的な解決とはならなかったようだ。
たった一曲の傑作は、数多くの作品に君臨するものである。
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関税 | - 2025/03/31
- アメリカが関税掛けるなら、日本も同様にやればいいだけ。
政府始め、みんな、お願いしましょう、って、いったい何を考えているんだろう。 全く植民地はどうしようもない。
何を躊躇しているのか。
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