HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
| クルマ | - 2010/12/08
- 私はジャズのレコード集めが一番の趣味で、2番目がカメラで、3番目に自転車で、4番目がクルマの順番だった。
だが今となっては、レコード蒐集は叶わないし、カメラはそんな時間がない、自転車は体力がない、で残っているのは車だけ。 それで、時々走りに行ったり、マニアの集まりに顔を出したりする。練習があると誘われれば見にも行く。 前置きが長いな。
ある時練習会が開催されるから遊びに来いと誘われたのでドリフト走行を見に行った。 みな練習しているだけあって、そこそこ上手い。 ある人が同じ場所で同じ失敗ばかりしているので、近くにいた青年に、何故?と聞くと。凄腕だが神経質で無口の青年が面倒くさそうにコースを眺めていた顔をちらっとだけこちちらに向けて「クルマが勝ってるんですよ」。 アクセル操作がどうだ、ハンドル操作がどうのと言うかと思ったら、たった一言、クルマが勝っている、と。 多額の金を掛けて出力を上げたエンジンに、腕が見合っていない、と言い切ったのだ。
「クルマが勝っている」 今年一番の、心にグサッと来た台詞だった。
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| 自転車屋 | - 2010/12/07
- 一昨日の話の自転車屋といえば...。
近所にあったその自転車屋というのは、スポーツ自転車が得意で、ロードレーサーや様々なスポルティーフなどオーダー車の製作を得意としていた。 親子そろって、なかなかの腕前だった。
ある時店に、12・3歳の子供とその母親らしき人がやってきた。 子供がサイクリング車を欲しがっているという、店内に吊るしてある商品を眺めていた。子供がこれが欲しいとロードレーサーを指差した。
すると母親が、「こんなの乗ったらスピードが出てしまって危ないでしょ」。 親父さん落ち着いて「いえ、どんな自転車でも自転車は速くないんです、人間が速く走れないと、スピードは出ませんから」。
母親、不機嫌になって帰ってしまった。
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| この界隈 | - 2010/12/06
- 今年、ウチの裏側にあったコーヒーショップが閉めた。
その後、この界隈の雰囲気がガラッと変わった。 そういう時代の流れだったのだろうかと思う。
なによりも「○○水産」という、魚屋風の居酒屋ばかり4・5件増えた。 昭和のレトロ調の店作りで、一軒だけなら個性的で受けが良かったかもしれないが、どこもかしこもこんな感じの店造りでは、逆に没個性。
よくも次々とこんな店が出るもんだと感心していたら、知り合いがあそこはエーベックが親会社だ、などと噂があるという。 企業も皆、生きていくのが必至だと聞かされた。
大変な世の中だ。
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| karyobin | - 2010/12/03
- ちょっと前に「Karyobin」のレコードの事を書いた。
「迦陵頻(かりょびん)とは、音楽や歌の神の使いという話を書いた。
その時、関連した何かの話があって、それを書こうと思っていたのに、なぜか度忘れしてしまった。忘れたことは分かっていたので、ずーっと気分がすっきりしなかったが、今朝思い出したので、忘れない内に書こう。
都内某所にKalavinkaという自転車のフレームを作っているショップがあって、20年も前に当時近所の自転車屋の親父さんが知り合いだというので、作っていただいた事がある。 鳥のイメージのエンブレムというのか、マークが付いているいかにも速そうなフレームで、自転車マニア垂涎の逸品であった。 そのKalavinkaというのもまた、Karyobinの事である。
プロのフレームしか作らないフレームビルダーで、日本ではトップクラスの超一流の技術者で本人も競技をしていたとかで、近所の自転車屋の親父によると「絶頂期にはあんなに速い男はいなかった」とか、その話を事あるごとにしつこくしていた。 最後に、「選手でもね、トップクラスの選手だった人が作るとやっぱり速い物が出来るもんだね」と感心するのだった。
その話を聞きながら、私は変わったブランド名にしきりに感心していた記憶がある。 自転車のブランド名が、なぜ音楽の神様なのかは聞き逃した。
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| 出張から | - 2010/12/02
- 従業員が出張から帰っって来た。
長い買付旅行だった。
でも、これで年末用のレコードが入ると思うとほっとする。
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| メガネ | - 2010/12/01
- 日記を書こうと思ったのだが、眼鏡を忘れてきてパソコンの画面の字が見えない。
残念。
大体、これすら字があっているのか間違っているのか分からない。
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| SPONTANEOUS MUSIC ENSEMBLE KARYOBIN | - 2010/11/29
- THE SPONTANEOUS MUSIC ENSEMBLE "KARYOBIN" ISLAND ILPS 9079
以前、彼らの第1作、"CHALLANGE" EYEMARK RECORDS EMPL1002のレコードを紹介した。 前回66年時では3人であったが、この作品の録音は2年後の68年で、メンバーは当初の仲間であったワッツ、ラザフォードは居ない。代わりにエバン・パーカー、デイブ・ホランド、そしてこの作品を決定づけたギターのデレク・ベイリーが参加したのである。裏ジャケの写真を見るとジャズメンどころかアナーキスト然とした彼らの出で立ちには、この音楽のリーダーとして固い意志表示が表れているのである。
どういう経緯でこのメンバーになったのかは分からないが、このメンバーであった事が、英国フリージャズの代表的作品になった事は間違いない。 何と言ってもデレク・ベイリーとエバン・パーカーの神経質で暗闇の中を不安に彷徨うが如くのサウンドは英国のみならず、ヨーロッパ・フリー・ジャズの象徴的かつ決定的な特徴を示したに他ならない。 フリージャズの世界において他を寄せ付けない圧倒的な地位を築いたのである。 フリージャズといえば「緊張感」とだれでもが言う所の、あの雰囲気である。
音楽の内容の事は置いといて。ジャケットの「かりょうびん」。 ヘンな名前なので、購入当時一生懸命に辞書を引いた。見てもすぐ忘れてしまうような書き難い漢字で、「迦陵頻」という空想の霊的な鳥で音楽の神の使いだとか。 この音楽が神に近づいたとどうかは聴く人に任せるとして、演奏者はそういう意志であったのだろう。
シンプルな作りは、フリージャズ好きにはそそられるジャケットである。
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| 超音波洗浄機 | - 2010/11/28
- 今まで使っていた超音波洗浄機が壊れた。
長い間、無理に使っていたので熱が上がったせいであろう。 パチパチと火花が散って炎がパッと上がった、続いて爆発でも起こると思ったがそれはなかった。
どこで修理出来るのかと思い、ネットで探していたら下北沢のレコード屋が出てきた。知り合いだからさっそく電話すると、元気な声で修理先の電話番号を教えてくれ、連絡も取ってくれた。 ありがたい。 さっそく宅急便で送った。
この洗浄機はなかなかの優れものだ。 汚れがよく落ちるのは当然として、ぱちぱちといっていた小さなノイズが消えるのがありがたい。 日本で仕入れたレコードに付いているカビは、一度できれいになる。 海外から届いたレコードでスプレーだか砂ホコリが詰まったような、一度で収まらないような相当なパチパチ・ノイズの場合は、確認しながら何回か機械に掛けるているとやがてきれいな音になる。 洗浄サービスとしてお金を取っている店もあるようだが、その効果があるので理解できる。
ちゃんと直って帰って来てくれるといいのだが。
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| 新宿3丁目駅 | - 2010/11/27
- 新宿まで行こうと、丸ノ内線に乗った。
ぼんやりしていたら到着したらしく、乗降客の後について改札を出た。 ちょっと景色が違うが、まあ出口が違ったのかと思って外に出ると、そこは新宿3丁目。
自分でもちょっとヒドすぎる勘違いに呆れて物が言えない。 確かに、新宿3丁目は副都心線の駅が出来たので、以前に比べたくさんの利用者がいて、思わず新宿に着いたかと勘違いする事もある程の変わりようではある。 しかし、それにしても外に出るまで気が付かないとは、いかがなものか?
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| 写真 | - 2010/11/26
- ヨーロッパから送られてきたレコードのTEDDI KING のEP。
値段を付けていた時の事。 レコード盤を取り出し、きれいに拭いて、もう一度ジャケットの中に戻そうとしたら、途中でひっかかって入らない。 しばらく眺めていたが、どうしたものかと中を見ると、何やら小さな紙切れがある。 逆さにしても落ちてこないので、細長い定規で引っ張り出すと、なんと古い写真。 3cm x 4.5cmほどの小さな写真で、雰囲気か察するとかなり古そう。 後ろを見ると、1953年と書かれている。当時恋人と写したものであろう。 仲が良さそうに二人は寄り添っていて、彼女は微笑んでいる。きっとレコードを誕生日かクリスマスのプレゼントにもらったのであろうか、そして、そのレコードの中に二人で写した写真を入れて、時々眺めていたのだろうか。
写真は所々破れていて、折れ皺がある。 捨てようと思い手に取ったが、なぜか捨てられずに写真を眺めた。 彼女の表情に比べ彼は緊張している、きっと彼の方が付き合ってくれと言ったに違いないし、二人は結婚しただろうか、その後どうしたのだろうか、今も元気にしているのであろうか、などなど色々な事を想像してしまった。
良いか悪いか分からないが、返せたらいいな。 今度、向こうへ行く時に写真を持っていって、知り合いに訪ねてみようと思う。 (写真はちょっと本人と分からいように修正してあります)
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