HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
| BLUE MITCHELL | - 2010/12/17
- BLUE MITCHEL "BLUE'S MOODS" RIVERSIDE RLP336
さて、私の好きなジャケット・ナンバーワン。 どこが好きかというと、タバコ・ジャケだから。 それも誠に不真面目な事に、トランペットを吹くと言うのに、まだタバコの箱を手放せないヘビースモーカー。箱を持ったままなので、大切な左手は中指だけでちょこっと支えただけでしっかりホールドしていない。音楽の先生に怒られそうな塩梅。写真にも中央から煙がモクモクと立ち上っているのである。 その白い煙と対象に、バックのブルーの色、名前のブルーと、タイトルのブルーの三者が素晴らしい効果をもたらしている。赤と黒でない所もジャズはブルーと言い切った表現もさすがである。 大傑作である。
60年のこの頃は、クラブも日本のジャズ喫茶もタバコの煙がたなびいていたものだ。タバコこそ大人になった証しだった。 あ、これをジャズと言わずしてなんと言おう。
ちょっとだけ演奏の事。 冒頭の「I'LL CLOSE MY EYES」はこの作品の目玉。「あなたの事を思って目を閉じる....」というちょっとセンチメンタルな曲風で良く歌うトランペット・トーンが聴く人の心をぐっと掴む。これでお腹いっぱいなら止めても良いが、しびれてしまった人はぜひB面も聴いて欲しい、「WHEN I FALL IN LOVE」は次の絶頂で、抒情性がよく表れた絶品である。 彼のサウンドは本当に歌心がある。
本当にタバコ吸いながら演奏したのかな?
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| ERALDO VOLONTE | - 2010/12/16
- ERALDO VOLONTE "MY POINT OF VIEW" DURIUM D30-077
イタリアはレコードが高い。昔から価格が高い。 特に自国のジャズの価格がやけに高いのが不思議である、きっとイタリアは音楽の国であるとの自負があるせいであろう。
このレコードもまた高額である。エラルド・ボロンテという名前も立派そうである。 しかし、この重厚感のあるジャケットを見るとそんな事も納得させられる。 サックスを持った中心部をデフォルメし、力強さを強調したかったのか、反転させたかのような色使いもしたたかで、斜めの文字もなかなかの出来栄えである。茶色でまとめたところが、黒でない所がまた素晴らしい。
演奏? 聴かずに買えと言いたくなるメンバーで、ERALD VOLONTE、RENATO SELLANI、GIORGIO AZZOLINI、LIONELLO BIONDAのワンホーン・カルテット。 コルトレーンの影響を受けたスタイルであるというと、なーんだ物真似かと思わないでいただきたい。敢て言えば1963年、すでにこの領域まで達した人はそうそういない。このレコードを作った時にすでにモードを自分の物にしていたのが素晴らしいのである。 演奏は熱気がほとばしる、ジャズに賭ける青春の熱い思いが空中に向かって放たれるのである。
久しぶりに気合の入ったジャズを聴いた! 今日はビールが美味いぞ。
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| 生姜紅茶 | - 2010/12/13
- 今朝、コーヒー屋に来たお客様。
中年の女性の方だが、擦り下したショウガを入れた紅茶を飲んでいたせいか、冷え症が治ったと言っていた。 確かに生姜は身体を温める働きがあると入れている。
効果抜群なのだそうだ。
作り方 スリ下した生姜一つまみ。 紅茶パック はちみつ それだけだそうだ。
いいかも。
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| James Moody | - 2010/12/12
- Jmaes Moody 死去
昨日お客様からメールが来ていた。 「先日、ピアノのハンクジョ−ンズの訃報があったばかりなのに今度は、プレステイジやア−ゴレ−ベルで有名なテナ−サックスとフル−トを吹くジェ−ムスム−ディが、おととい死去しました。亨年85歳です。」と。
12月9日すい臓がんだったようだ。 彼は日本ではあまり人気がなかったようだが、アメリカ本国やヨーロッパでは大した人気を誇っていた。 45・6年のBEBOPの仲間入りをして以来、そのヨーロッパに渡り大いに人気があった。 彼の事を書いたサイトによると「Moody’s Mood for Love」と評しているのが、面白いというか言い得て妙。 店の中のレコードを引っ張り出して聴こう。
大物がまた一人消えた。
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| MINDY CARSON | - 2010/12/11
- MINDY CARSON "I LOVE YOU, BABY" PHILIPS UK
なんだ、珍しくないと言われそうだが、ちょっと待って、良く写真を見て欲しい。
オリジナルの米国盤と違う。 まず、写真のポーズが違っていて、ちょっと上品に出来上がっている。 こちらの方がごちゃごちゃとタイトル文字が頭の上に無いので、すっきりしている。 ヨーロッパのセンスが光るナイス・ジャケット。
タイトルも「BABY BABY, BABY」から変更されていて、I LOVE YOU, BABY とちょっと大人っぽい雰囲気。
非常にそそられた、ボーカル・アルバムであった。
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| クルマ | - 2010/12/08
- 私はジャズのレコード集めが一番の趣味で、2番目がカメラで、3番目に自転車で、4番目がクルマの順番だった。
だが今となっては、レコード蒐集は叶わないし、カメラはそんな時間がない、自転車は体力がない、で残っているのは車だけ。 それで、時々走りに行ったり、マニアの集まりに顔を出したりする。練習があると誘われれば見にも行く。 前置きが長いな。
ある時練習会が開催されるから遊びに来いと誘われたのでドリフト走行を見に行った。 みな練習しているだけあって、そこそこ上手い。 ある人が同じ場所で同じ失敗ばかりしているので、近くにいた青年に、何故?と聞くと。凄腕だが神経質で無口の青年が面倒くさそうにコースを眺めていた顔をちらっとだけこちちらに向けて「クルマが勝ってるんですよ」。 アクセル操作がどうだ、ハンドル操作がどうのと言うかと思ったら、たった一言、クルマが勝っている、と。 多額の金を掛けて出力を上げたエンジンに、腕が見合っていない、と言い切ったのだ。
「クルマが勝っている」 今年一番の、心にグサッと来た台詞だった。
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| 自転車屋 | - 2010/12/07
- 一昨日の話の自転車屋といえば...。
近所にあったその自転車屋というのは、スポーツ自転車が得意で、ロードレーサーや様々なスポルティーフなどオーダー車の製作を得意としていた。 親子そろって、なかなかの腕前だった。
ある時店に、12・3歳の子供とその母親らしき人がやってきた。 子供がサイクリング車を欲しがっているという、店内に吊るしてある商品を眺めていた。子供がこれが欲しいとロードレーサーを指差した。
すると母親が、「こんなの乗ったらスピードが出てしまって危ないでしょ」。 親父さん落ち着いて「いえ、どんな自転車でも自転車は速くないんです、人間が速く走れないと、スピードは出ませんから」。
母親、不機嫌になって帰ってしまった。
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| この界隈 | - 2010/12/06
- 今年、ウチの裏側にあったコーヒーショップが閉めた。
その後、この界隈の雰囲気がガラッと変わった。 そういう時代の流れだったのだろうかと思う。
なによりも「○○水産」という、魚屋風の居酒屋ばかり4・5件増えた。 昭和のレトロ調の店作りで、一軒だけなら個性的で受けが良かったかもしれないが、どこもかしこもこんな感じの店造りでは、逆に没個性。
よくも次々とこんな店が出るもんだと感心していたら、知り合いがあそこはエーベックが親会社だ、などと噂があるという。 企業も皆、生きていくのが必至だと聞かされた。
大変な世の中だ。
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| karyobin | - 2010/12/03
- ちょっと前に「Karyobin」のレコードの事を書いた。
「迦陵頻(かりょびん)とは、音楽や歌の神の使いという話を書いた。
その時、関連した何かの話があって、それを書こうと思っていたのに、なぜか度忘れしてしまった。忘れたことは分かっていたので、ずーっと気分がすっきりしなかったが、今朝思い出したので、忘れない内に書こう。
都内某所にKalavinkaという自転車のフレームを作っているショップがあって、20年も前に当時近所の自転車屋の親父さんが知り合いだというので、作っていただいた事がある。 鳥のイメージのエンブレムというのか、マークが付いているいかにも速そうなフレームで、自転車マニア垂涎の逸品であった。 そのKalavinkaというのもまた、Karyobinの事である。
プロのフレームしか作らないフレームビルダーで、日本ではトップクラスの超一流の技術者で本人も競技をしていたとかで、近所の自転車屋の親父によると「絶頂期にはあんなに速い男はいなかった」とか、その話を事あるごとにしつこくしていた。 最後に、「選手でもね、トップクラスの選手だった人が作るとやっぱり速い物が出来るもんだね」と感心するのだった。
その話を聞きながら、私は変わったブランド名にしきりに感心していた記憶がある。 自転車のブランド名が、なぜ音楽の神様なのかは聞き逃した。
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| 出張から | - 2010/12/02
- 従業員が出張から帰っって来た。
長い買付旅行だった。
でも、これで年末用のレコードが入ると思うとほっとする。
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