HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
| 電話 | - 2010/12/28
- 私は話が終わった瞬間に電話を切るらしく、もう一度続きの電話が掛かって来る事がたまにある。
その度に、反省して一呼吸置いてから受話器を置くようにするのだが、根がせっかちなのか、しばらくすると元の早切りに戻っているようだ。 悪い癖だ。
更に、声の通りが悪いので、つい大きな声になる。興が乗ってくると怒ったように聞こえるらしく、怒らないで下さいと言われた事もある。 早い話、商売に向かない電話応対である。
もし、気になった事があれば、遠慮なく指摘して頂きたい。 気にして注意はしているのだが、もう治らないかも....。 死ねば治るか?。
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| 年末 | - 2010/12/27
- 年末は何かと忙しない。年末なのに不景気だとか、色々焦る理由もある。
ということは今まで以上に働く事になる。
先日も何だかんだで仕事が終わったのが夜遅く11時近く。 食べずに寝ようかとそれとも軽く食べようかと、迷ったあげく一人で入ったラーメン屋。
食べ終わって、お金を払おうと出口に向かった時、油で汚れた床に滑って尻もち。 ヌルヌルの床に手を突きながら、のろのろと立ち上がり、世の中はクリスマスで楽しそうだがオレって惨めだな、とつくづく思う。 なぜか、周囲の若者達の視線が憎らしい。
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| DIZZY REECE | - 2010/12/26
- DIZZY REECE "ASIA MINOR" NEWJAZZ 8274
今回の通販のリストの目玉なのだが、写真に掲載するのを忘れたので、あわてて日記に掲載することに。
ディジー・リースのこのレコード。 プレステイジの会社もくたびれてきたのか、上にタイトルとプレイヤー名、中央にポートレイトとしてリーダーの写真、そして下方に単一の色のついた太い線という同じようなジャケットが多く見られる。それには私達コレクターが安心するコーティングはもう無い。 さぞ仕事で楽をしたかったにちがいない。
所がこの安易なデザインのジャケットの一群、意外にもリスナーのウケが良い。 それは充実した演奏の作品が多いからである。丁寧にジャケットを作ったから名盤という訳でもなく、雑に作ったから駄盤という訳でもない。
このレコードもまた大した名盤である。 かつてのジャズ喫茶でリクエストが多かった一枚である。 張りのある、艶やかなサウンドが心地よいのである。
彼はジャマイカ出身でジャズをやりたくてアメリカに渡ったと言いたい所を、どう間違ったか、イギリスに渡った。ロンドンあたりで頑張った。 それでも才能のある人は、どういう道を通ろうとも表に出てくるもので、結局ひのき舞台に躍り出たのである。遠回りも悪くない。実は親戚がイギリスにいたというのが大きな理由らしい。
このレコード、全編泣かせる好演奏ばかりだが、A−2の「THE STORY OF LOVE」にはオジサンしびれる。 大した人生ではないのだが、それでも懸命に生きたが故に起こした過去の、恥ずかしき事の数々を反省してしまうのである。
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| クリスマス | - 2010/12/25
- クリスマスの土曜日だというのに、朝9時に出勤。
トイレ掃除をして仕事に取り掛かるオレって、働き者だな。
考えて見ると、不景気になってからの方が忙しくなった気がする。 という事は、以前の2倍働らいても、以前のような業績がない。 オレの仕事はいかに生産性が悪いのか?
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| ホトトギス | - 2010/12/23
- 昨日行ったいつものそば屋。
御馳走様と帰ろうと、ふと玄関先にホトトギス。
普通、ホトトギスといえば秋の花。 こんな12月の終わりに見るのも珍しい。 思わず携帯で写真。
楚々として良い花だ。
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| STEVE LACY | - 2010/12/22
- STEVE LACY "SOPRANO SAX" PRESTIGE 7125
素敵なジャケットである。 彼のレコードが3大レーベルにある事が実に素晴らしい。根っからのフリージャズ・プレイヤーとしての彼のレコードがプレステージ・レーベルに存在する事が実に素晴らしいのである。 フリージャズの好きなマニアに言わせると、そういう事なのである。
ジャケットは、ここのレーベルが得意な黄土色のマットである。彼が砂地に膝を抱えて座っている。屈託なく、歯を見せた笑顔の表情でこちらも引き込まれそうな明るさである。 傍らにはソプラノ・サックスが置いてある。 足元には使い込んだスエードの靴が、優しさを連想させる。 実に良い写真である。
1957年の演奏、1934年生まれだからこの演奏は23歳という事になる。かれはこの後58年に同レーベルで「REFLECTION」を吹き込み、天性のフリージャズの道をまっしぐら、65年にイタリアで仲間を見つけ「DISPOSABILITY」、66年に名盤「SORTIE」を作る。(レイシーのレコードになるとすらすらとスペルを書ける俺って凄いわ)そして猛烈な数の多作の道を歩く。私はいつもいうのだが彼の作品は作品といわず日記であると。 だからたくさん買って聴いてくれと。 かつての各地を旅した俳人のような、詩人のような、音楽家である。それでありががら貧乏臭さがない。
というわけで、彼のレコードの一枚を取り上げてどうこう言っても始まらないが、彼のジャズ人生の出発点になる初リーダー作として意味があるこの作品。 なんとピアノはウィントン・ケリーという所が泣ける、いいソロを聴かせてくれるので、ぜひ聴いて欲しい。 哀愁に満ち満ちた良い音楽で、私はかつてレイシーのレコードをコンプリート・コレクションを目指していたが、このレコードが手に入った時が一番うれしかった。 今でも大好きな一枚である。
面白い事に、彼がどんなに4ビートをやっても前衛なんだよね。
彼の音楽から人間、自分を偽ってはいけないと、いつも教えられる。 あるがままでいい。
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| ART BLAKEY 「MOANIN」 | - 2010/12/21
- ART BALAKEY "AND THE JAZZ MESSENGERS" BLUE NOTE 4003
このレコードは大ヒットして日本をファンキーという名を広めた作品である。 今更のレコード第一番であろうか。 しかし改めて良く見るとこのジャケット良い写真なのである。 30歳後半の時の写真であろうか、紙面一杯に大きく引き伸ばされたその顔は若々しくて、キリッとした惚れ惚れする良い顔である。成功する人間の顔はやはり一味違うのである。そして彼の首元に目をやれば白いワイシャツに蝶ネクタイと来ている、ファッションも外さない。 1960年過ぎてから来日した様子は私はテレビで見たが、それはそれは厳かな演奏として聴いたものである。
さて、このヒット曲のモーニン、昨日来た知り合いと何故こんなにヒットしたのかという話になり、検討の結果「1、起承転結があること。シンプルで分かりやすい始まり部分があって、真ん中に行っても盛り上がりがちゃんとあって、もう良いぞという所ですーっと終わりの部分に行き、惜しまれながら去る」という日本人の好みの気持ち良さがある。 「2.アンサンブルが超一流」 という所に落ち着いた。
1時間掛けて、聴いて話し合った結果だが、結論は大した事がない気がしてしてきた。
何をしているんだオレは。 今月は赤字だというのに。 そうだ、商売、商売。
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| DINO PIANA | - 2010/12/20
- DINO PIANA "COSI' CON DINO PIANA! RICORDI MRL 6020
ディノ・ピアーナ、さてあまり聞かないジャズメンである。 なんの変哲もないジャケット、マイクを前にしてただトロンボーンを吹いている横顔のモノクロの写真。周囲は浅黄色というかもっとグレイがかった色調である。上部にタイトルの「COSI’con DINO PIANA」が堂々と書かれているだけである。このシンプル・イズ・ベストこそ、これが大変な幻の名盤なのである。
彼の実力は大したものである。 イタリアでは多くの有名作品に参加しているのだが、リーダー作はとんと少ない。そんな彼の傑作にして貴重盤。
そもそもトロンボーンという楽器はモソモソした音質で、ソロ楽器としていかがなものかという感じがする。とてもレコード1枚の両面を聴けないとよく言われる所以である。 それがこのレコードはメロディアスで歯切れも良く、あれよあれよと感心している内に聴き切ってしまうのである。 バルブ・トロンボーンだからと言ってしまえばその通りだが、それにしても天性の才能でもなければとてもここまでは行かない。 珍しくトロンボーンの良い作品である。 メンバーは例によって、SELLANI、AZZOLINI、TONANIと一流所が並ぶ。 そういえば彼は数年前にBASSOと一緒に一度来日している。トロンボーンを忘れて来て、主催者側が慌てて探し回ったらしい。聴いた人の話ではカッコ良かったとのことだった。
いや、それにしてもイタリアのレコードは高い。 もう仕入が出来ないほどである。
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| 商売 | - 2010/12/19
- しばらく前の暇な夜の事、知らないお客様から電話。
「あんたね、レコードで金儲けしてるのか?」
何か気に食わない事があったらしいが、何が気に食わないかは聞かなかった。「あそうですか」で終わったが、わざわざ公衆電話から掛けてきた所を見ると、よほど何か言いたいことがあったに違いない。
ウチは商売だから。金儲けは悪いと言われれば面倒で、言い返す言葉は無い。 日本中いや世界中のレコード屋は100パーセント金儲けをしていると思うが。小学生でもわかる社会の経済活動の第一歩だと思うが....。
そういえば、以前「ウチは商売でやってないから」というのをキャッチにしていた店が2軒くらいあったが、しっかりお金は取っていた。当然だ。
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| 高層ビル | - 2010/12/18
- 東新宿のかつて日本テレビのゴルフ練習場があった跡地。
再開発で高いマンションが建ち上がっている。広大な敷地なのでどうせ高層マンションだと思っていたが、今朝通ったら25Fの看板が取り付けられていて、さらに3つばかり成長したが、まだまだ成長が続きそう。 成長は、このへんで止めてくれるといいんだがな。
最近都内の、一戸建てが並んでいる場所に、不釣合いの大型マンションがニョキッと立っていて、実に似合わない。 一体作った人たちは周囲への迷惑をどう考えて作ったのだろう。 周辺の一戸建ての家や低層のアパートに住んでいる人達に、大きなビルが建つことの日当たりの問題など何も感じないのだろうか。街にたいする考え方を聴きたいものだ。しかし、平然と次々と建てていく所を見ていると大手企業のダイナミックさというか素晴らしさがある。怖いもの知らずだ。
おまけにマンションが少し売れているようだとマスコミで伝えているが、今は高層マンションだけが元気で、所詮大型物件は資金の問題で大手しか作れない。銀行も貸し渋りで中小の不動産業者は相変わらず苦しいことに変わりはない。
大変な世の中だ。
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