HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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支援関連で
2011/03/30

昼食の後、銀行で被災地への支援として義捐金を送るつもりで店を出た。
何はともあれ、昼のあとはやぱりコーヒーを飲もうと喫茶店に寄って一杯。

ちょうどよこのテーブルに陣取った、中年のおばさん達4名、上品ではあるがやや声が大きいので良く聞こえる。
地震から始まって、ガソリンは最近はどこのスタンドにもあるとか、ホカロンは被災地に送られるので無いとか、水はどこそこに汲みに行けとか、外国の水は硬水だから赤ちゃんにはダメだとか、そして義援金に及ぶ。
流石、社会の流れには詳しいな。思わずメモとって良いですか?と聞きそうになったくらい。

「あのねユニセフはダメよ」
えっ!と、私の耳はおばさんの声にくぎ付け。
「ユニセフって2つもあるのよ。それでね国連のユニセフもね義捐金の一部を開発途上国の子供たちに廻すっていうらしいのよね」
もう一人が「そうそう一つはアグネスチャンがやているらしいのよ。」
初めて聞いたよ。
他のおばさん達は驚いた様子もなく相槌を打っている。
常識なんだろうか。
「やっぱり、寄付だったら赤十字がいいわね」
じゃ、オレも義援金は赤十字にしようかな。

おばさん達は世間知らずでも馬鹿でもない、私などより、余程しっかりした社会性を身に付けていらっしゃる。勉強になった。
恐れ入谷の鬼子母神。

枯葉
2011/03/29

エバンスの「Autumn Leaves」を掛けていたら、ふと、聴きたくなったコラ・ボケール(Cora Vaucaire)の枯葉。

私はもうレコード・コレクションは持っていないのだが、ちゃんと持っているんだな、こういうレコードだけは。
フランスの枯葉と言えばイブ・モンタンが有名だが、個人的にはシャンソンの中ではこちらの方が風情があって断然好きだ。臭くない所が良い。
どういう風にと言われても困るが、良心を感じる所が良い。

ところでイブ・モンタンと言えば.....。
20年以上も前の会社にいた時の事、彼が来日することになり、某支店に仕事が来た。
もちろんエール・フランスのファースト・クラスである。
担当者が予約して一応席は取れたのだが、なんと彼の希望は「1のA」の席で、常にそうしているとの事で、それが取れなければ飛行機には乗らないという。
その時「1−A」はすでに先約があった。
彼はフランス人なので、エール・フランスに席をチェンジしてくれないかと交渉したのだが、「例えイブ・モンタンさんと言えど、そんな我がままは受けられません」とつれない返事だったそうだ。
それでプロモーターからその仕事が引き上げられてしまったので、その後どうなったか、知らない。
多分本国の本社にでも交渉したのかもしれない。

我々の中では、大物ぶっているけど、本当は俗人で嫌な奴だ、と大いに株が下がった。

ペーブメント 〜 君住む街角
2011/03/28

地震の後、店も比較的暇なので、ぼんやりYOU TUBEを見ていたら、「二人の銀座」が出て来た。
和泉雅子は昔は可愛かったな、後年北極探検に行くので寒冷地仕様の身体に作り替えたのだろうか、などぼんやり見ていた。
すると途中の歌詞で「ペーブメントによりそう影が......」?
ペーブメントって何だ?

しばらくして、サボってコーヒーブレイクから仕事に戻り、レコードを掛けて歌を聞いていたら、おや、こんなフレーズが「I have often walked down this street before, But the pavement always.....」
On The Street Where You Live(君住む街角)の一節。
なんと同じ単語だ。

舗道、歩道、って意味なんだ。

昔の歌はしゃれた単語を使っていたんだね。
蚊取り線香のベープかと思ったよ。


http://www.youtube.com/watch?v=mIA614M6OFw

いつ聴いても「この街に君が住んでいると思うと胸がときめく」というこの歌はいい、私の好きな曲の1つだ。
歌詞は「ライラックの木は街にあるの?とか、街ではヒバリのさえずり声が聴こえるかい?とか、どこ家からも笑い声が街に聴こえるの?などと言った詩で、好きな子がいるだけで、街全体が素敵に見えてしまった記憶は私だけではあるまい。
店で掛けたレコードはドリス・デイのだったけど、YOU TUBEのナットキングコールのはボサノバで、この歌は男が歌った方が更に良い。

自転車がちょっと好きな女の子の家が近づくと、胸が高鳴った思春期の思い出が蘇り、歌と重なって、切なくてなってしまった。

Jazz at Massey Hall
2011/03/27

前回ヨーロッパに行った時のこと、知り合いの年配コレクターのところでレコードを買うために屋根裏に案内されて、漁っていた所、壁に立てかけてある縦長の額を発見。
目を盗んで取り出して見ると、チャーリーパーカーの写真があってコンサートのポスターのようだ。

これは、と思いさらに良く見ると、なんと、1953年5月15日トロントの「MASSEY HALL」とあるではないか。
例のJazz at Massey Hall のポスターであった。
本物かと聞くと、「昔から持っている本物だよ」というが、コピーなどいくらでもあるので、不審がっていると「以前はコピー商品を作るからと業者が借りに来て、たくさん作って売った」との事で、コピーの方も見せてもらった。
良く見ればやっぱり違いはある。
疑ってもキリがないので、詮索するのは止めてさっそく交渉。私は買うのが仕事だから。
これだけは見ないで欲しかった、と渋っていたが、「物置に仕舞うくらいだから、どうせいらないよね」と言って強引に売ってもらった。

CHARLIE PARKER
DIZZY GILLESPIE
CHARLIE MINGUS
BUD POWELL
MAX ROACH
最高のメンバーによる、堂々のモダンジャズの歴史的ライブ演奏のポスターとは、これまたありがたい事である。
額装に持って行っていくので、近日公開予定。

犬も歩けば棒にあたる、とはこの事、探しに行けば何かある。

悪いヤツ
2011/03/26

放射能兵器の世界で唯一の被爆国である日本人が、皮肉な事に、平和利用の放射能からまたも被曝しようとしている現実をどう受け止めて良いのだろうか。
私たちは今、テレビでの政府発表と原発関係者の方々からのお話が唯一の情報源となっていて、原発からの直接の話は聞くことが出来ない。
それらの情報を信用したり、その話の行間から漏れた微妙なニュアンスを感じ取って、生活に生かす努力をしているだけである。

「水道水は今は飲んでも大丈夫です、でも10年後は分かりませんが...」等という政府見解やテレビの解説者に対してどのように対処すれば良いのであろうか。もちろん乳児・幼児の為に私のような年寄りはいくらでも我慢もし、喜んで犠牲にもなるつもりでいる。
しかし、これから子供を産んでいく若者や、明日を担う40歳代以下の人々の健康維持を考えれば、我々年配者と同じ生活を強いてもよいのか?

本当にそれだけで、将来の日本人の身体を、また未来を守ることが出来るのであろうか?
私たちが不安なのは、放射能だけは目で確かめることが出来なくて、一度入ってしまえば体から出て行くことがない、とても悪い奴だから。
そんな悪いヤツが天から降ってきたり、空気にも、水にも混じって忍び寄って来ていて、もう防ぎようが無い事態に陥りそうなのだ。

もう先のない我々はいいとして、せめて明日の日本を背負う若者を守ってあげたいと思うのだが.....。

節電
2011/03/25

電力不足で政府が、今後国民の生活様式も変えてもらう必要もあると発表。

いきなり国民の生活様式を変えろと。
これは今までの人生観も捨てろということだな。
素晴らしい事をいきなり言う。

その前に、土日に一斉に休んでいた工場の休日をずらす工夫をするとか、パチンコ屋のようなギャンブルを平日は休むとか、また、総量規制をするとか他に考える方法はあるだろうと思うのだが。

それから、日本の東西で周波数の違いを直す、良い機会でもある。
もちろん長期的な仕事ではあるが、テレビで言っている程困難な問題ではなかろうと思うのである。
なぜならヨーロッパはEU統合の時に、各国の違いを統一したはずであるから。
あれほどの規模の電気企画を統一したのであるから、日本国内などもっと簡単ではなかろうか?
多分、業界・政治の世界で直したくない理由でもあるのだろう。

そういう事よりも、国民は都合よく動かせるんだな。

心療内科
2011/03/24

私がずーっと具合が悪いと言っていたら、知り合いに心療内科へ行けと言われて驚いた。
なぜなら、不安とかイライラする事もないし、不眠もない、目まいや頭痛もない、体力不足からくる手などに力が入らない事はあるが、それも徐々に解決しているし気力も出てきている。
かつて中国の医師であった知り合いの鍼灸師には、「インフルエンザが胃に作用したらしく、非常に胃腸の働きが悪い状態です、厄介ですがしばらく漢方と針の働きで回復させましょう」と言われて、徐々に回復している。

心療内科に行けと言われて、そうか他人から見ると「気狂い」に見えるんだ。きっとそうなのだろう。

私は子供の時から母親などから父方の家を「ウチは時々時、気狂いが出る統だから気をつけろ」と言われていてそんなものかと思っていた。
私は記憶にないが、叔母も少しオカシかったと母が言っていたし、祖父は部落一の大酒のみと言われていたらしいが、歳を取ってから今でいう所の老人性うつ病で自殺している。

その3代ほど前に天才的が賢い人がいたが若くして自殺したと言われていた。なぜ天才的かといわれると、奥座敷に大きな書が貼られた襖が4枚あり、それを見て誉めない人がいないほど見事な書であったが、それを書いたのが彼が10代の頃だったとの事で、他人から何度も売ってくれと言われた事もあるほどの見事な字だった。残念ながら火事で焼失してしまったが、たったそれだけで彼を天才にしてしまのが正しいかどうか知らないが。
という事で母に言わせると立派に気狂いの血統ということだ。
私から見ると、母の方がよほど癇の強い人だったと思うが、彼女から自分の血統の事は言いたくなかったのだろう。

というわけで、心療内科へ行けと言われて以来、何度も、テレビドラマのように心の中で、気狂いだ、気狂いだと心の中で囁かられていて、私は他人から見るときっと精神病患者なんだと思うようになった。

私って気狂いなんだ。

放射能汚染
2011/03/23

放射能に水道水が汚染されたということで、どこのスーパーやコンビニでも水が無い。
此処のビルは水道を出すとサビが混入していたりするので、飲料にはペットボトルが必需品となっているので、非常に困った。
それでも昨夜帰りがけに下のセブンイレブンを覗いて見ると、おばさんがちょうど入荷したからありますよと1本売ってくれた。ありがたい。
子供以外にはあまり影響がないとテレビでも言っているので、確かに騒ぐほどの事はなさそうだ。

放射能の事で思い出した話がある。
前にいた、会社の先代の社長。
この人は原爆が落ちた当時、国鉄の広島駅の駅長をしていた。

時間は朝8時頃で、駅近くにある官舎の建物の中から出勤するつもりで支度をしていた。原爆が落ちた時には駅にいた事になる。光も見た。

それでも助かり88歳まで生きた。
何かのヒントになればと思い、この日記に掲載することにした。

不幸中の幸いのまず1.
官舎の外にはブロック塀があったので、これが相当の防御になったと思ったそうだ。
原爆の光は間違いなく彼の顔にも当たった。後年酒を飲むと頬の辺りに2センチ四方ほどの一層赤くなる箇所があったが、その度に、これのお蔭で長生き出来ると冗談で自慢していた。

その2.
衝撃かどうか聞き漏らしたが窓ガラスが割れて、それを足で踏んで、結構切ってしまった。
駅員が心配して官舎に飛んできてくれ手当をすると同時に、自分たち元気な者がこれからけが人などを助けに行くので心配はいらない、駅長はこのまま動かないように、と言われしばらく官舎から出なかった。

その3、
原爆の後、雨がふったのは有名な話で、井伏鱒二の黒い雨にもそう様子は克明に記されている。手や顔に着いた黒い雨の痕跡は石鹸で洗っても落ちなかったと。
その雨にあたった人達は徐々に体が弱ったのではなかろうかという事である。

その4
元気だった人達、特に屈強な男たちが人助けで歩き回ったが、その人たちこそ、早々と体調を崩して亡くなった。

本人が嫌がるところを、私がしつこく聞き込みを行った以上の事から考えると、顔に光が当たってもその後も健康で長生きをしたくらいなので、少しくらいの事では問題は無さそうだが、非常に高い放射能汚染のあるところを歩き回ったり、雨にあたったりしなければ、かなり問題はなさそうである。

ただ雨にあたると石鹸でも落ちない汚染というのが、ちょっと引っかかるので、傘やコートや手袋で防御すると良いかもしれない。
当時はもっと汚染された水を飲んだはずなので、現在の東京の状況くらいでビクビクしても始まらないと思われる。

残念ながら私の経験ではないので、断言できる事は一つもない。ただ、光に当たっても長生きした事は、その後の行動の一つの指標になると考えられる。
私も必要以上に防御することなく、生活してみて、その結果を後世に残せたらと思う。

日記
2011/03/21

しばらく前から日記が休みがちであったが、地震の後は日記の息も絶え絶え。

地震直後、具合が悪いので病院に行くと、肺炎だと言われ6日間入院していた、入院中は至って好調で、点滴以外は暇なので読書に精を出し、ベットの背を上げたり、温かい休憩室で本を読んだりして過ごした。

持ち込んだ本も、病院にあった本も読んでしまった後は、病気になりそうに暇になったので、担当医に頼んで退院させていただいた。

元気に帰って来たのだが、翌日からなぜか朝起きるとやっぱりだるさや寒さを感じてしまい、絶不調。
店は基本的に従業員に任せるとして、なんとなくぶらぶらして過ごす。
無気力でぶらぶらして、美味しい物を食べていれば元気になるという、贅沢病と言われていた戦中・戦後の結核患者のような雰囲気が漂ってきた。
ぶらぶらしているのは悪くない。
悪くはないが申し訳ない。

だが今も朝起きて見ないと、その日の体調が分からないという不思議な症状である。
しかし、地震で苦しんでいる人がいると言うのに、温かい部屋でぬくぬくとしている自分が申し訳ない。でも、どうしようもないのが情けない。


ちょっと気落ちしている時に、こんな曲
Carla Bley with Phil Woods - Lost In The Stars

http://www.youtube.com/watch?v=KSgwOhGwbhw&feature=player_embedded#at=14



営業案内というか....
2011/03/14

本日も縮小営業という形ではありますが、店は開けております。
7時くらいには閉店の予定にさせて頂きます。
ご迷惑おかけしておりますが何卒ご了承下さい。

原発の事故はとても重大な問題で、日本人は第2次世界大戦でたった一つの原爆の被爆国なのに、悲しい偶然か原発事故の、これまた被曝国になってしまった。旧ソ連の場合は広大な土地ゆえに逃げれば済むが、日本は逃げるわけにも行かない。
さてどうしたら良いのか?
大変な事態である。
何とかならないのか????



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