HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
| 古い話 | - 2011/04/09
- ジェーム・ディーンを知らない若者の話のついでに。
昨日、何かの話で、私が「いいです、いいです、イーデス・ハンソン」と言ったら、キョトンとしていた人がいて、やっぱりイーデス・ハンソンさんを知らない世代がある事が分かった。 だからといって別に大した問題ではない事は。私にもわかる。 自分がオールド・スクールの人間だと再確認しただけのことである。
でも、 「ヒジョ〜に、淋しい〜 !」
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| ちょっとガッカリした事 | - 2011/04/08
- 放射能漏れの事でちょっとがっかり。
事故以来、被曝の限度(基準値)を年間1ミリシーベルトとしている、と聞かされていたものが、事故の長期化に伴い、放射線量が増えていると分かったとたん、基準値引き上げになったからである。
「大気中の放射線量の積算値が多い地域があり、原発事故の長期化を前提に、健康に影響が及ばない範囲で被曝限度の基準を緩める必要があった。」と報道があった。
20だか、30ミリシーベルトになったらしい。 昨日までは1ミリまで、今日からは30ミリまでは安全ですよ、と言われて、ハイ、ハイと言えないのが人情ってもの。
いったい政府の意図はなんなのか?
地震の一カ月前に読んでいた原発の本に、研究者達は100ミリまで我慢しろといわれていると、いう所があって、私はいたく感心した。身を挺して研究されているんだな、と。 原発で働く社員は250ミリまで認められていると。いやいや、これまた原発に身を捧げた社員に感動と、同時に背筋が寒くなったのであった。
しかし、なんの関係の無い私たちは、健康診断や病院でのX線撮影、CT検査、歯科医のレントゲン、等通常の生活でも様々な放射能にさらされていて、本によっては、微量でも人によっては影響があると、されていることを知っている。
私が読んだ本では1ミリの場合、1万人に一人の確率でガンになる。これは問題視出来ない数値であるので、無視しても良いであろう。 しかし、10ミリになると1,000人に一人がガンになる確率なのだそうだ。それでも因果関係は把握しにくいので、20から30くらいはもう良かろうということであるらしい。研究者などは当然のことと覚悟しとけ!という事らしい。
やっぱり1ミリシーベルトが基準値であるほうが安心する。 超えた超えないがあるにせよ、個人差があり、それは正しく報道された数値を国民一人ひとりが見て、判断すれば良い話である。
基準値以内だからとコジつけて、すべて安全とも言えないのに、安全とさせてしまう所に怖さがある。 管理する側の理論はそれで完璧であることはわかる。 でも、私たち国民の生活はそうはいかないのである。 だって、テレビで個別にホウレンソウは○○ミリだから安全と言われても、我々は雨がふれば雨にあたり、少しであっても空気も吸い、水も飲む、更に魚も食べ、野菜も食べると、総量では軽くオーバーするのは目に見えている。 また口から入るものは内部被ばくといい外からのものより、より強力であるらしい。
政府の考えも分からないわけではない。諸外国に大した事はないというポーズを決めたいし、国民にも基準値内という安心感を与えられるわけだ。でも正直こそが、国民が最も欲しているただ一つの正義である事に変わりはない。 政府よ、ここはひとつ国民の為に、真剣になろうよ。
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| インカスの1番の事 | - 2011/04/07
- インカスの1番について、書き残していたことがあった。というのはあのレコードがシュールであまりにマニアックなので、書いても仕方がないと思っていたので止めてしまったのだが、やはりマニアの血は騒いで、心で止めろと自制心が働いても、体が動いてしまう犯罪者のようである。
此処でもう一度書くよりも、前回の日記(註)に付け加えて置いた。
自分自身のの忘備録のようなものだ。 本当にどうでもいいことにこだわるものだと思い、自分でも呆れる。
(註 4月1日分の日記)
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| エデンの東 | - 2011/04/06
- 韓国ドラマで思い出したついでに。
先日、何かの集まりで、エリザベス・テイラーの話になったら、若い日人が誰ですかそれって?という事になり当時の世界一の美女を知らないのかと、おじさんは軽いショックを受けて、「まあそうだよね、じゃジェームス・ディーンを知っているでしょ」と聞くと、あまり記憶になないようで....。 ほらリーバイスのCMの写真にも載っているでしょ、といっても「知りません」と帰ってきてしまって、時代の流れの速さをというか、若者が先輩に着いて来る意識がないというか、結局は自分の青春の遠さを改めて感じた次第であった。
そのジェームス・ディーンの映画「エデンの東」の話になった。 あの映画は、たしか私が高校生の時に田舎で学校をサボってみたのだが、期待に反して、主人公の悩みが全く伝わって来なかった。なぜなら、彼は朝食にオレンジ・ジュース、ミルク、卵、トースト、ジャム等が並んでいて、学校にはクルマで通学するという贅沢さ、当時の自分の御飯・味噌汁・昨日の残りのオガズ程度の貧しい食生活や乏しい小遣いの金額と比較して、ひたすら主人公に腹が立った映画だった。豊かになると子供は我がままになるものと実感した。 そんな話をしていたら、若者が「シェーンカムバックってのですか?」 「違うよ!」。 最後に「エデンの東」って韓国ドラマですよ、と親切に教えてくれた。
眩暈がして気が遠くなりそうだった。 完全にオジサンの時代は終わったのだった。
こうなったら、世間に嫌われながら生きてやろうと決心したのだった。
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| CAROL KIDD | - 2011/04/05
- CAROL KIDD(キャロル・キッド)のボーカルが一度に5枚入荷。
最初からいうと。 CAROL KIDD "CAROL KIDD" ALOI AKH003 1984 CAROL KIDD "ALL MY TOMORROWS" ALOI AKH005 1985 CAROL KIDD "NICE WORK" LINN AKH006 1987 CAROL KIDD "THE NIGHT WE CALLED IT A DAY" LINN AKH007 1990 CAROL KIDD "I'M GLAD WE MET" LINN AKH017 1991
これら、どれも内容が抜群。 彼女の声はクリアーで可愛らしさがあり、気持ち良さが伝わってくる良い声である。作品はみなバックもいかにもジャズらしさをキープしていて安心する。 それって作品の出来が良いのは実力がある証拠だが、しかし、彼女は1945年生まれというから、初リーダーが1984年だとしたら、39歳の時になるから、やや晩生の部類に入るのだろうか? それにしても、張りのある声で感心する。
特にこの2枚目の"ALL MY TOMOROWS"のB-1の「WHEN I DREAM」はギター1本のしっとりした、良い歌で、だれでも引き込まれてしまいそう。 最近の癖で、すぐにyoutubeで探したら、なぜか韓国ドラマのテーマ曲だの、そんな記事ばかり。私は韓国ドラマがあまり好きではないので、なんだかがっかりしてしまった。
気を取り直して、みな良いレコードであることを強調しておく。
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| 閉店時間 | - 2011/04/04
- しばらくの間、買付出張による人員不足、体調不良などにより当店の閉店時間を8時30分といたします。
大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
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| INCUS NO.5 | - 2011/04/03
- 続いて入荷したインカスの5番。
本当はまとめて入荷したものだったのだが、一枚づつ紹介したいので許していただく。
EVAN PARKER - PAUL LYTTON "COLLECTIVE CALLS" INCUS NO.5 さて、このレコードは前出の1、2、3/4(iSKRA)、に続くレーベル4番目ではあるが、オリジナルの良い状態のレコードを入手するのは、実に困難である。その理由はジャケットの作りに由来していて、このジャケットは簡単な一枚の印刷を二つの折り、それをビニールのジャケットに入れている。そのビニールのジャケットというのが曲者で、ほとんどが「ビニ焼け」になっているのである。聴いていない綺麗な物ほど焼けているのである。コレクター泣かせの盤である。 もし、焼けていない美品があれば10万近くてもやむを得ないと思えるほどである。
ジャケットはモダアートの版画のような絵である。前衛音楽のジャケットとしては打って付けである。 音楽は、ここにはデレクは入っていない。その代わりにエバン・パーカーとポール・リットンのデュオである。 言葉少な目の音は凝縮され、それゆえ説得力と力強さがある。 はやり、インカスを代表する名盤である。
インカスも何度も再発されたので、音楽として聴くことは比較的容易であるが、初期のオリジナルはなかなか入手困難で、個人的な話であるが、このレコードを入手するのに苦労して、結局10年以上要した。それほどのレア盤である。一度は購入したものの棚に仕舞っておいて、何年後かに開けてみたら焼けていてガッカリした記憶がある。 保管の為にエアコンを入れるきっかけになった一枚であった。
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| Incus No.2 | - 2011/04/02
- 昨日に続き、インカスの2番。
マニアの間では、この辺りのレコードに関しては、インカスの2番とか5番とか言うだけで済む。
Derek Bailey "Solo" Incus No.2 1971年のソロである。 デレク・ベイリーの演奏の中でも、最も特徴が良く出た作品である。 どこまでもクールで、自宅かつレコードと言えど咳払いも許されない緊張感の中、情緒など皆無である。アナーキーなレコードである。 嫌いな人には絶対に薦めないレコードであるが、これも立派なジャズである。
ジャケットのアナーキーさも期待は裏切られることはなく、舞台で壊されたであろうギターが積み重なったショッキングな写真が戦利品としてこれ見よがしに示されている。その写真を観させられた一人の男が、立ち上がって去ってゆく2枚の写真が中央にどんと掲載されているのも、またマニアには愉快な事限りないのである。 音楽のアナキストの面目躍如である。
フリージャズの名盤として燦然と輝く力作である。
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| INCUSの1番 | - 2011/04/01
- インカスの1番、入荷
Evan Parker, Derek Bailey, Han Bennink "The Topography of the Lungs" Incus Incus-1
ブルーノート、プレステイジなどジャズの3大レーベルと言われる通り、フリージャズにも3大レーベルがあるとすると、INCUS、FMP、ICPに異存はあるましい。 その欧州フリージャズの代表的名門レーベルINCUSの輝かしい1番である。 演奏は意外にもそれほど古くはなく1970年である。 だが、イギリスのフリーフォーム・ジャズの大傑作が誕生した貴重な記録である。私が購入した時には輸入されたレコードであったが白ラベルであった。 それが暫くしてから友人に、オマエのは青ではないから再発と言われ、その後夢中で探したが、オリジナルを入手したのはそれから十数年も経ってからの事だった。 いかに数が少ないレコードか解ろうというものだ。
まず、インカスというレーベル名が可笑しい、インカスというのは耳の中の代何番目かにある骨だそうで、タイトルの「肺の地学」というのもいかにもシュールである。 いや、前衛として良い仕事をしている。
3ページに亘るライナーノーツがある。一枚目はINCUSレコードについてで、「Incus is a new,」で始まる。気概が感じられる。2ページ目と3ページめはこのレコードに関しての記述で、「Notes by Evan Parker on the recording」となっている。
このジャケット、非常に不可解でありシュールレアリズムの影響が非常に強く感じられるのである。 人体解剖というか肺についての図を示した写真が使われており、後ろの写真はストーンヘンジと草原で、更に遠くを良く見ると右側にはロケットのようであり、左側は岩が空中に浮かんでいるようである。 正にに肺と地学を表現したようである。ところが裏ジャケットは更に不可解な説明が並ぶ。医学関係の百科事典から転載したもののようであるが、タイトルと異なり耳に関する挿絵が多い、ここの中に所々、このレコードに関した記述が隠されている。 最も分かりやすいところでは、右下に演奏曲が記載され、中央やや上部には「Frederick Rzewski」の現代音楽家の名前も見える。 "Frederick Rzewskiwrites about free improvisation and makes sense"とか、 "You can't always wait"とか、 "If you like to draw or paint, this booklet could help change your life."などと書かれているが、これらは、周囲よりやや大きめな文字で、よく探せばそれとなく浮かび上がってくる事になっている。
興味津々なので全部読みたいが、どう考えてももう私には無理である。これを購入された人、またはすでにお持ちの方、ぜひ時間を掛けてすべて翻訳して欲しいものであるが、まさかお客様に強要するわけにもいかない。 一言でいうと、金が無かったせいか作りは豪華ではない、がしかし彼らのアイディア・思想がいっぱい詰まっており、彼らの思いがホトバシッったジャケット・デザインと、更に演奏がこれでもかと表現されている事は十分に伝わってくる。 しつこく言って悪いが、そういう当時の彼らの気概が感じられる作品なのだ。 私は今でもジャケットを見る度に、そしてレコードを聴く度に当時の彼らの気概に想いが行く。アナーキーな彼らにも音楽の将来は輝いていたである。今の日本のアナーキーな政治家とは違うな。
前衛のレコードと言え、何度も何度もプレスを重ねていて、ずーっとそれらを見てきた私には、最後の方はずいぶんオリジナルと変わって来ていたように感じていたが、最近は再発でさえ見なくなった。
これらはみな、オリジナルのジャケットや盤に出会うのは稀である。 オリジナルという貴重な資料を見ない事には歴史が始まらない。
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| ホカロン | - 2011/03/31
- 昨日のおばさんの会話を聞いて、寒がりの私は、さっそくホカロンを買いに薬局を廻ったのだが、本当に無い。
あっても小さなものばかり、小さなものは温かくないし時間が持たない。
そんな話を昼に行った、いつものそば屋の女将さんにしていたら、じゃウチのを上げるわよ、と言いながら「ほら、後ろ向いて、シャツ上げて!」。 後ろを向くと、ワイシャツをまくり上げてホカロンを張ってくれた。
長生きするわよ、と笑いながら。 帰り掛けにお八つもくれた。
本当に長生きしそうだ。
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