HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

前ページTOPページ次ページHOMEページ

買付で
2011/06/21

もうすぐ帰って来るのだが、従業員が滞在中の場所はスェーデンの北の方の街。
電車が一日1本しかない小さな街。
ホテルもあるのか無いのか知らない。

開店してすぐの頃だから、私も一度行った事がある。
近くのロックのレコード屋さんと一緒に行った。
イエテボリで、レンタカーを借りて一日かかって着いた小さな街だった。
ちょうど今頃の季節である。
ホテルを探すのも大変そうだったので、車の中で寝た。
何が驚いたって、朝起きたら「氷が張っていた」こと。
6月に氷が張るという寒さを経験した唯一の体験。
冷害なのかと思った。

寒がりなので、そこには私は2度と行かない。




宇宙人
2011/06/20

地下鉄の中で、私の周りで騒いでいた女子高生たち。
一人が、「あのさ宇宙人って、地球人の未来の姿なんだって、知ってた?」

なるほど。
おじさんは知らなかった。

イタリアの原発
2011/06/19

今朝のテレビで。
イタリアでは投票者の94%が原発に反対だそうで、その人たちにインタビューしたのがあった。

その中である女性の話。
「生真面目な日本人が失敗するんだ。ゴミの片付けも出来ない私たちが出来るはずがない」。
たしかに、ゴミの山が出現したナポリの街の写真を思い出して、ウケた。

日本人をそう見て下さるとは嬉しいが、ナポリのゴミ問題はマフィアが入り込んでいて、従業員を焚き付けては処理費用を上げたりしているらしい。
日本では原発は電力マフィアと人たちが牛耳っているから、ま、あまり変わり映えはしない。
どっちもどっちということ。

だが、いくらイタリアのマフィアと言えど、「想定外」という無責任な言葉は使わないと思うが。

魚市場風の居酒屋
2011/06/18

当店の裏手には市場風居酒屋が沢山出来た。

思わぬ大会社の店舗展開の店もあるようだ。
それらは皆、勢いがあって不況にもかかわらず夜は会社帰りのサラリーマンでいっぱいだ。店の従業員も元気が良いのが特徴だ。中には元気がありすぎて食中毒で1週間程休業命令を頂戴したところもある。それでも店では店内改装と言っていたから、大したものだ。その後も引き続き満員だから、客も皆命知らずばかりだ。

そのひとつに、三船という店がある。看板の下には堂々と三船敏郎と書かれている、近所では親戚だか家族がやっているんじゃないか?等と噂されているが、本当の事は知らない。
でも、居酒屋に三船敏郎では、偉大な日本を代表するスターの名前を使われるのもファンとしては面白くない。かと言って権利関係は色々あるのだろうから、私がとやかくいうのもどうかと思うので、それは置いといて。
三船敏郎で思い出した。

赤塚不二夫の漫画に「ベシ」という登場人物というかなんだかわからない動物がいる。この「べし」というのが、三船と世界のクローサワの映画「七人の侍」の中で村の長が山賊共との戦いと「ヤルベシ」という台詞があって、そこから赤塚先生が非常に気に入って、取ったと聞いた事があった。
面白い。

ベシ、って豚だったか?

原発
2011/06/17

最初、聞きなれない単語だから、ずいぶん細いシートベルトが出来たのかと思った。
その内にシューベルトと聴こえ「野ばら」でも流れるのかとも思った。
よく聞いたらシーベルトだった。

くだらない話は置いといて、反対運動をしている京都大学の先生で小出さんという人がいて、この方の動画とか本が売られているので知り合いに薦められて観た。
実に明快で解りやすく、好感が持てる。
原発を建設した人、だまされたと言っている人、すべて責任があると言っていて、汚染された食物をマスコミの基準で図るのではなく、数値を見て個人が決定しろと。政府やマスコミに自分の人生を決めてもらってはイカンと。

動画の中で最後に面白い事を言っていた。
60歳以上の方々は、どうか福島の野菜を食べて下さい、それは今まで原発建設を阻止できなかった事への、責任を取っていただくためです。
感心した。

この方は、自己保身の日本の政府や電力会社と違って、若い方やこれからの人々の安全を願っているのだが、我々の世代の年配者は大して影響が無いから、せめて社会の為に尽くしてくれと言っているのが、素敵だ。

東北の野菜買います。
でもそうしたら私、本当に白血病で死ぬのかい?

カバン
2011/06/16

昼の弁当を買いに小田急百貨店に行った帰り。
前を歩いている、若い娘のガラガラ引きずっているカバンをふと見ると、何やらいっぱいシールが貼ってある。

私も昔は海外旅行用のカバンにあちこちの海外のホテルやエアーラインのステッカーを貼ったもんだと微笑ましく見たのだが、ちょっと雰囲気が違う。

まず、「闇」。
もっと良く見ると「DEAD」「DEATH」等物騒な単語のオンパレード。
更に「どくろ」の絵柄ステッカー。

いや、恐ろしかったよ。
あれは田舎から出て来た死神だったのかしら。
でも、大丈夫だよ。
空から死の灰がいっぱい降って来ているからね。

MILES DAVIS
2011/06/15

MILES DAVIS "THE MUSING OF MILES" BARCLAY 84.029 (FRANCE)

久々にジャケットの良いのが入荷。
このレコードはプレステージ・レコードの「ミュージング」。
RVGスタンパーをそのまま流用してフランスのバークレイでプレスしたものだが、なぜかのジャケットは米国のものを使わず、フランスでデザインした。
それがまた、なかなか良い雰囲気で欲しくなってしまう。
当時の近代的というのがまた良い。

音質は米国よりも材質が良い分、音も良いというコレクターもいる。
スタンパーが一緒なのに音が違うとは実に繊細で不思議なものだ。

このジャケット、ダイヤモンドのカッティングというか、プリズムの光というか、万華鏡の中を覗くと、右上にマイルスがいたぞ!という物語の運び。
光の遊びの様子が、実に近代的な感じである。近代的というのは当時の近代的なジャケット・デザインで、当時のジャズがいかに前衛であったかという証拠かもしれない。
今になって見ている内に、近代的というのが余計に素敵に見える。
そういえば、当時の欧州の近代美術は大体好きだな。

いづれにせよ、コレクターズ・アイテムであることは間違いない。

どくだみ(続)
2011/06/10

どくだみの話でもう一つ

中学生の頃、中学校建設の為の資金稼ぎで、夏休みの宿題の一環として、薬草採集が行われた。
子供の人口が増えるのだが、教室が足りなくなる、地方財政からの補助だけでは財源が不足していたので、PTAと学校の協議で決まった事のようだ。
子供たちがせっせと薬草を取って学校のために使おう等という話は、今では考えられない健気な話しだが、それほど貧しかった村だったのだろう。

私たちは、どくだみ、げんのしょうこ、おおばこ、など夏休みの間採取し、根っこなどを洗い庭先で乾燥させて、夏休みの最後の前日に学校に持って行くのだ。それは子供の仕事と侮れない程の量で、体育館に山積みになる。
私などはせいぜいスーパーの袋程度しか取れないが、子供によってはセメント袋5つほども採取する強者もいた。
それを製薬会社に売りさばくのだ。

また中学生でも薬草の通がいて、彼らは色々な薬草を採取してきて、記憶ではセンブリを採取して来る子供がいた。
センブリは苦いので、昔は胃の薬として重宝された。
私も胃の薬として乾燥したのを一本抜き湯呑に入れて、お湯を差して飲んだ。
苦い味である。

残念なことに、現在ではその効果が怪しまれているので、信用しないで頂きたい。

どくだみの花
2011/06/09

新宿の旧都電の線路跡を歩いていると、どくだみの花が群生。
どくだみと言え、きれいなものである。

ちょうど今頃から夏にかけて、庭のあちこちに白い花を咲かせるが、なかなか素朴で可愛い。
だが根を張っていて、抜いても抜いても出てくる力強い草で、庭や畑を作る人からは嫌われものである。

以前いた会社では、社内誌が月刊で作られていた。その中に職場の花というコーナーがあって、支店などの女性を一人づつ紹介する企画があった。
今だったらセクハラと言われそうな企画だが、その当時は人気の企画だった。

ある時、私達の職場のある女性を、同僚と二人でからかって、「お前だったら、職場のドクダミだな」と言ってしまった。
彼女は怒って以後口をきいてくれなくなった、同僚はその後ガンになって亡くなってしまった。きっとあれは呪われたと思って、次は私だと心配になった事もある。
今だったら、これこそセクハラだったな。

でもね、ドクダミも良く見ると可愛いんだよ。大丈夫。

MONICA ZETTERLUND
2011/06/08

MONICA ZETTERLUND "WALTZ FOR DEBBY" PHILIPS 08222PL

数日前の日記に「毛糸の帽子のモニカ」を出した。そうしたら、ちょうど新入荷があったのでこちらも掲載。
このレコードはかつてスィング・ジャーナルの73年頃の別冊で存在を知った。
ジャズ界には珍しいエライ美人だなと思った印象があるが、このジャケットを入手した時には、女優の中でも相当の美人だと思った。
前回の日記に書いたストックホルムの空港の出口にドンとある写真とは、まさにこの写真である。空港の写真には左側にタイトル文字などは無い、写真だけである。しかし、その存在感はあって、しばらく前には最初にバゲッジ・ピックアップ・エリアに降りる階段の正面にドンとあった事もある。
笑顔が彼女の美しさをより強調して、本当に惚れ惚れするジャケットである。
モナリザの絵よりこちらの方が、より身近で、今風で好きだ、と思った事もある。

と言いながら、急に貧乏くさい話になるが戦後、日本の子供たちの中には貧しさから映画も碌に見に行けない子供が沢山いた。それで地方の小学校には巡回映画というのが時々やってきて、黒いカーテンで窓を覆った講堂で、色々な良い映画を見た。
私は記憶にはないが、あるお客様の話では彼女が子役で主演した映画を見たという人もいて、子役の女優が本当に可愛くてずっと心に残っていた。それが最近このレコードが有名になったお陰で、あの女優だと知って嬉しかった、という話も聞いた。良い話だ。

ちょうど私が店を開いた頃が、エバンス人気との相乗効果かこのレコードの廃盤人気が絶頂になり、日本のレコード・ディーラーが沢山、レコードハンターとしてスエーデンを訪れ、会う人ごとにモニカ?モニカ?と聞いて歩くので、現地の人が「日本人は気持ち悪い」と評判になった事もある。
今は落ち着いたが、その代わりに状態の良い物が出なくなった。
もう、現地にも無くなったのだろう。

開店当時はこのレコードを買いに来店したものの、試聴している内に「スエーデン語の歌はちょっと」という人が続出した。購入した後は、そのうちに皆、慣れたと言うのが可笑しかったが。

そうそう、このレコードの内容。
A面の優しくしかもしっかりと心の強さが出た「COME RAIN OR COME SHINE」、流石に本国の歌を言葉が分からなくても悲しさが伝わるスエーデン民謡の「きれいな薔薇」、そしてメインの「MONICAS VALS(WALTZ FOR DEBBY)」で思わずスエーデン民謡かと思うしっとり感。B面はB面でいちいち言いたくないほど、彼女の表現力が生かされた良い歌が最後まで続く、非常に出来の良い作品である。
今更言わずもがなの作品なのである。
ただ写真の胸元の、日に焼けて無い部分にどうしても目が行ってしまうが、男故仕方ないものだと思っていただこう。

所で、自分で言うのもなんだが、今日の写真は上手く撮れたと思うが...

前ページTOPページ次ページHOMEページ

 Copyright 2025 HAL'S All right reserved. Initial up at 2001