HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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カバン
2011/06/16

昼の弁当を買いに小田急百貨店に行った帰り。
前を歩いている、若い娘のガラガラ引きずっているカバンをふと見ると、何やらいっぱいシールが貼ってある。

私も昔は海外旅行用のカバンにあちこちの海外のホテルやエアーラインのステッカーを貼ったもんだと微笑ましく見たのだが、ちょっと雰囲気が違う。

まず、「闇」。
もっと良く見ると「DEAD」「DEATH」等物騒な単語のオンパレード。
更に「どくろ」の絵柄ステッカー。

いや、恐ろしかったよ。
あれは田舎から出て来た死神だったのかしら。
でも、大丈夫だよ。
空から死の灰がいっぱい降って来ているからね。

MILES DAVIS
2011/06/15

MILES DAVIS "THE MUSING OF MILES" BARCLAY 84.029 (FRANCE)

久々にジャケットの良いのが入荷。
このレコードはプレステージ・レコードの「ミュージング」。
RVGスタンパーをそのまま流用してフランスのバークレイでプレスしたものだが、なぜかのジャケットは米国のものを使わず、フランスでデザインした。
それがまた、なかなか良い雰囲気で欲しくなってしまう。
当時の近代的というのがまた良い。

音質は米国よりも材質が良い分、音も良いというコレクターもいる。
スタンパーが一緒なのに音が違うとは実に繊細で不思議なものだ。

このジャケット、ダイヤモンドのカッティングというか、プリズムの光というか、万華鏡の中を覗くと、右上にマイルスがいたぞ!という物語の運び。
光の遊びの様子が、実に近代的な感じである。近代的というのは当時の近代的なジャケット・デザインで、当時のジャズがいかに前衛であったかという証拠かもしれない。
今になって見ている内に、近代的というのが余計に素敵に見える。
そういえば、当時の欧州の近代美術は大体好きだな。

いづれにせよ、コレクターズ・アイテムであることは間違いない。

どくだみ(続)
2011/06/10

どくだみの話でもう一つ

中学生の頃、中学校建設の為の資金稼ぎで、夏休みの宿題の一環として、薬草採集が行われた。
子供の人口が増えるのだが、教室が足りなくなる、地方財政からの補助だけでは財源が不足していたので、PTAと学校の協議で決まった事のようだ。
子供たちがせっせと薬草を取って学校のために使おう等という話は、今では考えられない健気な話しだが、それほど貧しかった村だったのだろう。

私たちは、どくだみ、げんのしょうこ、おおばこ、など夏休みの間採取し、根っこなどを洗い庭先で乾燥させて、夏休みの最後の前日に学校に持って行くのだ。それは子供の仕事と侮れない程の量で、体育館に山積みになる。
私などはせいぜいスーパーの袋程度しか取れないが、子供によってはセメント袋5つほども採取する強者もいた。
それを製薬会社に売りさばくのだ。

また中学生でも薬草の通がいて、彼らは色々な薬草を採取してきて、記憶ではセンブリを採取して来る子供がいた。
センブリは苦いので、昔は胃の薬として重宝された。
私も胃の薬として乾燥したのを一本抜き湯呑に入れて、お湯を差して飲んだ。
苦い味である。

残念なことに、現在ではその効果が怪しまれているので、信用しないで頂きたい。

どくだみの花
2011/06/09

新宿の旧都電の線路跡を歩いていると、どくだみの花が群生。
どくだみと言え、きれいなものである。

ちょうど今頃から夏にかけて、庭のあちこちに白い花を咲かせるが、なかなか素朴で可愛い。
だが根を張っていて、抜いても抜いても出てくる力強い草で、庭や畑を作る人からは嫌われものである。

以前いた会社では、社内誌が月刊で作られていた。その中に職場の花というコーナーがあって、支店などの女性を一人づつ紹介する企画があった。
今だったらセクハラと言われそうな企画だが、その当時は人気の企画だった。

ある時、私達の職場のある女性を、同僚と二人でからかって、「お前だったら、職場のドクダミだな」と言ってしまった。
彼女は怒って以後口をきいてくれなくなった、同僚はその後ガンになって亡くなってしまった。きっとあれは呪われたと思って、次は私だと心配になった事もある。
今だったら、これこそセクハラだったな。

でもね、ドクダミも良く見ると可愛いんだよ。大丈夫。

MONICA ZETTERLUND
2011/06/08

MONICA ZETTERLUND "WALTZ FOR DEBBY" PHILIPS 08222PL

数日前の日記に「毛糸の帽子のモニカ」を出した。そうしたら、ちょうど新入荷があったのでこちらも掲載。
このレコードはかつてスィング・ジャーナルの73年頃の別冊で存在を知った。
ジャズ界には珍しいエライ美人だなと思った印象があるが、このジャケットを入手した時には、女優の中でも相当の美人だと思った。
前回の日記に書いたストックホルムの空港の出口にドンとある写真とは、まさにこの写真である。空港の写真には左側にタイトル文字などは無い、写真だけである。しかし、その存在感はあって、しばらく前には最初にバゲッジ・ピックアップ・エリアに降りる階段の正面にドンとあった事もある。
笑顔が彼女の美しさをより強調して、本当に惚れ惚れするジャケットである。
モナリザの絵よりこちらの方が、より身近で、今風で好きだ、と思った事もある。

と言いながら、急に貧乏くさい話になるが戦後、日本の子供たちの中には貧しさから映画も碌に見に行けない子供が沢山いた。それで地方の小学校には巡回映画というのが時々やってきて、黒いカーテンで窓を覆った講堂で、色々な良い映画を見た。
私は記憶にはないが、あるお客様の話では彼女が子役で主演した映画を見たという人もいて、子役の女優が本当に可愛くてずっと心に残っていた。それが最近このレコードが有名になったお陰で、あの女優だと知って嬉しかった、という話も聞いた。良い話だ。

ちょうど私が店を開いた頃が、エバンス人気との相乗効果かこのレコードの廃盤人気が絶頂になり、日本のレコード・ディーラーが沢山、レコードハンターとしてスエーデンを訪れ、会う人ごとにモニカ?モニカ?と聞いて歩くので、現地の人が「日本人は気持ち悪い」と評判になった事もある。
今は落ち着いたが、その代わりに状態の良い物が出なくなった。
もう、現地にも無くなったのだろう。

開店当時はこのレコードを買いに来店したものの、試聴している内に「スエーデン語の歌はちょっと」という人が続出した。購入した後は、そのうちに皆、慣れたと言うのが可笑しかったが。

そうそう、このレコードの内容。
A面の優しくしかもしっかりと心の強さが出た「COME RAIN OR COME SHINE」、流石に本国の歌を言葉が分からなくても悲しさが伝わるスエーデン民謡の「きれいな薔薇」、そしてメインの「MONICAS VALS(WALTZ FOR DEBBY)」で思わずスエーデン民謡かと思うしっとり感。B面はB面でいちいち言いたくないほど、彼女の表現力が生かされた良い歌が最後まで続く、非常に出来の良い作品である。
今更言わずもがなの作品なのである。
ただ写真の胸元の、日に焼けて無い部分にどうしても目が行ってしまうが、男故仕方ないものだと思っていただこう。

所で、自分で言うのもなんだが、今日の写真は上手く撮れたと思うが...

クルマのエアコン
2011/06/07

今は梅雨で、エアコンが無ければフロントガラスが曇る、また晴れれば暑い、いずれにしてもエアコンが欲しい。
去年から壊れたままのエアコンのガスでも補充してもらおうと、近くのガソリンスタンドへ行った。

ガスを入れるだけなのに、妙に時間が掛かっている。
様子を見に行くと、「入って行かないんですよ」。
「じゃ、入っただけで良いから」
「いえ、もうちょっとやってみます」

相当頑張って入れたらしい。
2万円も請求されたから、相当入れたんだな。
2万円というから、いったいどれほど入れたんだろう。

それで結局今も、エアコンは効かない状態である。

要は、パイプかどこかに穴があいているのにも関わらず、入らないといいながら、いつまでも相当量のガスを入れたという事になる。
ガソリンタンクに穴が空いているにも関わらず、どんどん入れ続け、ハイ2万円って感じかな。

スタンドには、ガソリン以外は絶対にいじらすなという見本であった。
でも、急いでいる時はスタンドでも大丈夫かと思うんだな、これが。

窃盗犯
2011/06/06

以前、当店の窃盗事件の事を書いた。
今朝、新宿警察から電話があって、犯人が捕まったらしい。流石新宿警察、犯罪最多発地区だからってわけではないが、流石に迅速だった。
午後、再度確認に来られた刑事さんが頼もしく見えた。
カッコいい。
それは置いといて。

他にもいくつか余罪があって、それで捕まってしまったらしい。ウチだけで止めて置けばよかったのに。
売りに行った先には、本人の住所と氏名を書いていたようでそれも決め手になった一因らしい。
売りに行った店で人物確認の際、実名と住所を書いたというから真面目な人柄の犯人だったのだろうか。
感心している場合ではない。犯人に真面目ってのはおかしいか。

こういう犯罪は、ポテトチップスのCMではないが「一度覚えりゃ二度三度、止めて体が許さない」の通り、一度やると繰り返してしまう傾向にあるから、良心がある人には犯人とて、非常に苦しいものだと思う。
きっと捕まってホッとしているに違いない。
いずれにせよ、改心して真面目な人間になって欲しい。

そういえばウチの損害30万ほどは、只の損か?
これにて一件の落着! ということで、まぁ、いいか。

ミツバチ
2011/06/05

去年から、ミツバチの人口減少について並々ならぬ関心を抱いていたのだが、最近のニュースでちょっと面白いのがあった。

スイスの学者だそうだが、携帯電話の電波が影響していると。
実は以前から、カナダやインドの学者がそう言っていたのだが、スイスが言うと皆、そうだそうだ言うようになった。
私もそうかも知れないと思っていただけに、やはり犯人は電話会社か?
私もいい加減だ。

ミツバチ同志は、羽を1秒間に250〜300回も振動させ、花の位置等を伝えていたようだが、それを携帯の電波が邪魔をするのだそうだ。
電線の電磁波が悪いという説もある。
そうすると原子力発電所から延々と東京に向かって送電すのもいかんな。

もちろん農薬説、自然環境の破壊説などまだ根強いが、取りあえず電波が悪いと、決めておこう。

夜明け前
2011/06/04

島崎藤村の小説「夜明け前」。

昔読んだけど、もう一度読もうと思い直してネットで購入してみた。
いや、本当に良い。

昔と言ってももう高校生の頃だから筋もうろ覚え。あまりにも前過ぎるので、どうせ理解もしていないし、さらっとしか読んでいなに違いないと思っていた通りで、やっぱり読み直して良かった。
大体若いときに読んだものは、こちらも人生を積んでいないせいか、解釈が甘い、だから読み直すと良いんだ。
ちょっと前は「破壊」を読んだが、こちらも良い。

昔の人は良い文章を書くもんだと感心した。


赤飯
2011/06/03

今日は一人で店番。
梅雨の晴れ間で新宿を歩いていて、ふと食べたくなったので、小田急で赤飯を弁当に買う。
いつだったか、前回は買った赤飯の中にアンコが入っていて失敗だったから、今回は只の赤飯。

食べようと、包紙を見るとそこに「炊き立ての おこわは お母さんのにおい」。
なるほどお母さんね、と考えたがお母さんの匂いと思った事はない。

私は子供の頃からアンコ・餅・赤飯などの類が大好きで、子供の頃は母親に作ってくれといつもネダった。
所が母親は料理があまり好きでないせいか、なかなかウンと言わない。
もち米が無い分けではない。家では小さいながら田圃もあって、うるち米と共にもち米も作っていたので、家族で一年分近くは賄っていたから、米の減り具合も子供ながらちゃんと測っている。昔の子はしっかりしていたんだ。
それでもシツコク言っていると「しゃあないから作ろか」という事になる。

母親の「作ろうか」という事は、本人が作るという意味ではない。言い出した私が働かないと事は運ばない。もち米を一升量ると前日から水に漬ける、小豆も水に漬け準備をしなければいけない。家の裏から出して来た蒸し器を洗ったり、蒸したりするのは母親や姉がする。
仕事としてはとりたてて大変ではない。餅を突くのも大変ではない。ただそういう体制に持っていくのが面倒なだけなのだ。
だから赤飯は母親の匂いなんかではなく、私にとって自分でも作った時のあの匂いなのだ。

考えてみると、母親が働かないと子供たちが働く、お蔭で料理・掃除はもちろん、障子張りなど家の季節の模様替えなど雑用、色々な仕事が出来るようになった。
ありがたいと言えばありがたい。
それに比べ今の子供たちの働かない事と言ったら。

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