HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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列車事故
2011/08/09

中国の新幹線の列車事故では、日本にくらべ劣っているという論調が盛んに聞かれた。
外国からの技術を取り入れて、やっつけ仕事が良くなかったと。
日本なら絶対に起きない事故だと。

あの...水を差すようで悪いのだけれど、日本でも事故は起きていて、JR西日本の福祉山線電車事故では100人が亡くなった。

中国を庇う気は毛頭ない。
だが日本は素晴らしく事故など無いと言い切る、ずうずうしさは如何なものかと思っただけ。

自動車でいうトラクション・コントロール・システムのように、スピードと傾きを制御する技術ってないの?

イタリア
2011/08/08

従業員の話。
7月に買付でヨーロッパに行き、わざわざイタリアにも寄ったのは、良いコレクションを持っている人が売っても良いと言ったからだ。
わざわざ行ったにも関わらず、その人は結局「売らない」と言ったと。
そういう話は、以前から良くある事である。
だが今回は、間に立った人が信用ある人だったので違和感があって、ひょっとして放射能と関係があるのではないかと、ちらっと思った。

イタリアに住んでいる日本人にも、最近は非常に風当たりが強くなったらしい。

それは、日本が放射能に汚染した水を海に流したから。
日本では仕方のない行為として報道され、国民も受け入れている。だが、ヨーロッパでは、人間として最もしてはならない最低の行為と考えられているようだ。
垂れ流しをした日本人に対して物凄く、悪い人間として捉えていて、地震当初の同情から、地球を放射能で汚染しても平気な、悪人として変わってしまっているらしい。

核実験もした事がなく、唯一地球を汚した事の無い日本が最大の汚染国と思われてしまったとは、トホホ。


PLAYBOYS
2011/08/07

CHET BAKER - ART PEPPER "PLAYBOYS" MUSIC 2053 (ITALY)
珍しいレコード入荷。

物としては別に珍しいかどうか判らない。ただし、これが今回のようにイタリアのMUSICレーベルで作られた盤であるというところが、非常に珍しいのである。
ジャケットを見て頂きたい。
例の女性のセミヌードでもない。しかしタイトルがPLAYBOYSと言うだけあって、サイコロの写真である。流石イタリアの男たちは、プレイボーイとは女では無く「ギャンブルだい!」という所が当時の男らしさが出ていて潔くて良い。
日本中どこの駅前にもパチンコ屋がある、一億総ギャンブラーの日本人ならわかるよね。本当に分かるかな?

ジャケットの写真は、サイコロでありながらトランプカードのスペードが刻まれていたり、クイーンのようなデザインや大きな数字もあり、私の概念を超えたサイコロが5つ、右側にタバコの吸い殻がなんとラシャの上で燃え尽きている。
ま、5人のギャンブラーを一人が眺めていたのであろうか?その一人はまさかチェットでもあるまい。
余計な想像はやめよう。

しかし、良いジャケットである。






被ばく
2011/08/06

8月は戦争の事。
そういえば、今回の福島原発の事故であらためて国民は、広島と長崎の原爆の恐ろしさについて考えたのではなかろうか。

また今なお日本では死の灰が出続けていて、その処理の目途が付いていない事も知った。
この先我々は、安全で優しい日本を未来に残すことが出来るのであろうか?
考えたら恐ろしいことである。

今回の事故で、日本は被爆と被曝の双方の被害を蒙った珍しい国になった。
なんとかしないといけない。


社会
2011/08/05

以前、私の親達の若かった頃だから戦前・戦中頃だろうか。
当時は我慢してお国の為に頑張った。その特徴は「忍耐」であった。

戦後になって、お金さえあれば幸せになれると思いお父さん達は必死に働いた。「努力」の時代だった。

高度成長を遂げると、ちょっとは楽をしたいと思うようになった、身体を使わなくても済むものや、楽しい物を求めるようになった。それは「快適」だった。

豊かさも長く続くと、自分たちは本当に豊かなのか判らなくなってきた。実は貧しい方にはいるのではないかと、不安がつのった。
みんな求めるものは心の安らぎになった。世の中が求めるのは「癒し」だった。

これから、人は快適で癒しがある生活は、自分だけが幸せなのだが、他人の目から、ちょっと拙いのではないかと思うようになり、ちょっとカッコつけて「施し」の世の中になるのではなかろうかと思う。
さもなければ、もう一度死に物狂いで働く、第2次猛烈社員時代が来て、貧富の差が、更に倍付く世が来るのだろうか?

判らないが、もう少し世の中を見ていたい。



HAN BENNINK - DEREK BAILEY
2011/08/04

HAN BENNINK - DEREK BAILEY "HAN BENNINK AND DEREK BAILEY" ICP 004
これも入荷。

ICPレーベルはまだ非常に判らない部分がある。
それはヨーロッパ・アメリカの当時のフリージャズ運動すべてに言えることであるが、音楽芸術と絵画美術を同時に行うという活動があったためで、まだこんなジャケットがあったのかと思われる物が出てきたり、本人たちや会社の人たちも作ったと思われるジャケットが出てきたりして、実に興味深い。
もう一つの理由は資金的な問題も大きいのだろう。なんたってアナキストはお金がないのである。政治だけでなく芸術もである。

このレコードは通常、1番と違って、手作りのジャケットはない。
ほとんどが印刷されたおもちゃのような絵が画かれているあれである。
それが今回、間違いなくハン・ベニンク本人が書いた絵のジャケットである。
いやはや、これはレコード屋冥利に尽きる。
コレクター時代だったら即、自分の貴重品棚行きだ。

ジャケットの絵は、上部にHAASとも読める文字から下方にぐちゃぐちゃと流れ、その先には描かれたペンの頭があり。
中央にはうさぎのハンコ。その左にはオランダの国旗がこれまたヘンポンと翻っているのが丁寧に描かれている。
なんの脈絡もない? これ、実は意味があると思われる。
HAASとはオランダのおじさんに聞くとウサギの意味で、中央にウサギのハンコがある、ウサギは春を告げる使者。そしてペン先は「Pennis Form haven」の通り、関係ないか、でも男性の象徴であるからして、よくヨーロッパのシュールレアリズムの時代の絵画の性的な象徴的な絵で、国旗があるのはこの場合は繁栄とでも言おうか。
右側にある草のような絵の意味は私も分からない。ただハンは好んでこの草をよく書く、今度意味を調べておく。

演奏は、実に貴重で、68年にデレクがKARYOBINを発表したので、翌年という事になり、INCUSの1番Topographyが70年だからして、初期の彼の演奏を知る上ではちょうど真ん中の69年で、これまた神棚に祭りあげたいほどの貴重な演奏なのである。
もちろん、若い時のイマジネーションが詰まった頃の演奏なので、それはハンのパーカッションとの共演は互いの緊張感のせめぎ合いと、相乗効果は見事である。

それにしてもこのジャケット、フリップ・バックのある裏側のほうに絵を描いていて、表側の方に裏ジャケらしく説明がある。
これも面白い。
シュールだね。




みんな
2011/08/03

入荷したレコードを見たり、聴いたりしていて思う事がある。
40年代、戦時下のアメリカという国の自由と言う事の凄さに驚くことがある。
端的な例である。
終戦後1947年の演奏だが、一般的な社会生活はあまり変わっていなかったと思うし、演奏が分かりやすいので例とする。ライオネル・ハンプトンのスターダストを聴いた事があるだろうか。ライブ演奏で、その時の演奏は見事で、それを聴く人たちのノリ・センスが見事。それは戦時中も聴いたり踊ったりしていたことが通常にあった事を確信するのである。
たった、あれ一曲で、アメリカとの戦争などおこがましいと思うはずだ。
もちろんアメリカといえど戦時下は思想的にも社会的にも戦争協力が叫ばれたし、我慢があったことは知っている。それにしても、戦時中のジャズ・音楽の豪華さは計り知れない。
それどころではなくゴルフ・クラブが沢山生産され、当時の広告からは自動車の新車の華やかさや、セブンアップなど飲物の楽しげな宣伝から日常が伝わる。遊びに対する並々ならぬ努力の跡が見える。
片や戦地でも兵隊さんに無駄な我慢をさせないような工夫もあった。

日本では戦争の為に、忍耐・自粛を国民みんなが叫び、贅沢とは言えずとも、小さな楽しみまで、全てが止められた。みんなで戦争の後押しをした。喜んで。
もちろん音楽・芸術などない。歌謡曲まで戦争賛歌になった。「欲しがりません勝までは」の標語の恐ろしさは、相互監視社会の中の当時の日本人の苦しさは良く判るが、喜んで協力した人の、いかに多い事か。
「欲しがりません勝までは」は、人の気持ちを抑えるには実に便利であった。

石原都知事が「こんな時は昔から我慢してみんな力を合わせたもんだ」という発言通り、今回の震災支援も節電も見事に足並みがそろっている。
みんな喜んで節電している。当店が入っているビルも一階ホールは消し過ぎて真っ暗になってしまった。LED電球が売れていて、中には公的な場所から盗んでいく強者もいるようだ。
テレビでは節電している家庭が紹介され大絶賛。私は節電では無く節約としか見えなかった。あまりやり過ぎると今度は電気代があがるけどな...。
アパートも夜帰ると真っ暗で、思わずつまずいて転びそうになる。

自粛ムードは広がり、花見の自粛もあったし、あちこちの祭りも中止と決めた所もある。
見事に空気を読んだ貢献度。北朝鮮より日本の方が見事な社会主義。
考えると戦時下とあまり変わらない。

何かあると、何ゆえに我々日本人は、自分の楽しみもいらなくなる程に貢献したくなるのだろう?
私も日本人だから、つい空気を読んでしまう。

「一日一善」と「優しさ」は日頃心掛けているので、もうこれからは「みんな」とか「絆」とか私は止めよう。
批判があっても良しとする。

副鼻腔炎
2011/08/02

10日前から肩と首が凝り、首も動かなくなり、次に歯が痛くなった事を書いた。マーサージに2回行ったものの改善が無く、歯医者に行きレントゲンを撮り、虫歯でもない事も書いた。
ちょうどその時、梅ヶ丘のレコード屋さんが来たので、ひょんな話から腕の良い鍼灸の先生を紹介して頂き、それで、鍼灸治療を受けた。その効果があったらしく、治療直後、血と膿が混ざったはなが出て来たので、耳鼻科に行き検査の結果、副鼻腔炎と診断され、昨日ついに鼻の中の洗浄。
膿が大量に出て、自分の身のあまりの汚さに衝撃を受けてしまった。治療も怖いが、汚さも更に怖い。
お蔭で、痛みは取れた。

一方、前回の噛み合わせの相談で歯医者さんに先ほど行き、診察台の上に座らされて前方の私のレントゲン写真をぼんやり見ていると、あれあれ。
左側の頬の部分が白くなって写っているではないか。これって副鼻腔炎ではないか?
先生、耳鼻科に行けって、その時言ってよね。随分回り道したのだから。
もっと親身になって患者の身体の事を考えてよね。

でもま、いいか。
良い鍼の先生に巡り合えたから。

せみの抜け殻
2011/08/01

近くの公園で、また今年も地震や放射能にめげず、蝉が誕生したようだ。
あっちこちの枝に一杯、抜け殻が付いている。

今日は、公園の管理のおじさんがいたので、
「抜け殻を一ついただいて良いですか?」と聞くと、
「どうぞどうぞ」と言うので、頂いて来た。

地面に沢山が穴が空いているから、今年も蝉が相当数、旅立ったのだろう。
今年はもうダメだろうといつも思っているので、また安心できた。
新宿でこんな光景を毎年見られると、新宿も良いところだと思う。

2011/07/31

朝、新宿を歩いていると、本当に小さな子犬が。
子犬という意味は子供という意味だから、小型犬か。
その子犬を散歩させている日本人ではない男性がいた。新宿だな。
信号待ちの時、ちょっとふらふら歩いて遠くへ行ってしまうと、追いかけて逆さ吊りで頭を叩いて叱っている。
そのまま、彼は自転車に乗ったまま、ずんずん行くので、犬は必死に追いかける。
所があまりに小さいため、他の人の視界に入らない。
自転車で走って来た若者が轢きそうになり急ブレーキをかけて、周囲にいた人たちがキャーと絶叫したり。歩いていると踏んづけそうになり、ギャーと驚いたりで周囲は大騒ぎ。
犬が可愛そう、などという小声も聞かれる始末。
あまり犬など飼ったことがないのだろうか。心配してしまう。

最近のペットブームは困ったものだ。




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