HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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うなぎ
2012/04/29

昨日の続き。
ハワイの友人とその仲間を連れてうなぎ屋さんに案内した。
大きい順に、松、竹、と注文。

うなぎが運ばれて来てウエイトレスさんが「竹、ご注文の方は?」と聞きながらテーブルに置こうとすると、一人が「竹ではありません、うなぎです」。
ウエイトレス「?」。

という一幕もある。

コーヒーの虫
2012/04/28

ハワイの友人が来て、昼を食べながらの話。
ハワイ島で大流行のコーヒー豆に大被害をもたらしたビートル(甲虫)の話。
甲虫の大きさはゴマ粒ほどの大きさである。以前から中南米・アフリカ諸国ではビートルによる被害は常にあったものだそうだ。ハワイ諸島は大陸とは隔離されていたので、その虫がいなかったのだが、ある大手コーヒー販売会社が他国からコーヒー豆を輸入していたのだが、それの中に忍び込んでいたのが大流行に繋がったとか。要するにハワイコナは世界のコーヒーの総生産量の0.1%しかないのだが、世界の珍味の例にもれず販売量は10倍以上あるそうだ。
ブレンドの勝利で、厄介な事にわざわざハワイに陸揚げしてブレンドしてハワイから出荷するという見事なビジネスが展開されているのが仇になった。悪い商売をしているヤツがみんなに迷惑を掛けたと。
大発生のメカニックは、メスが成長中のコーヒー豆のお尻の穴の脇から豆の中央部に侵入する。
その穴目がけてオスが飛来し、その穴の横にもう一つ穴を開けて侵入して見合いをして交尾し、卵を産み付ける。羽化は一度に30匹ほどの虫が生まれて広がってしまうのだそうだ。要はお尻に二つの穴が開いていたら死んだ豆という事になるが、その穴は肉眼では見つけにくいほど小さいのだそうだ。そうなった豆は指でつぶすと中が真っ黒になってしまって使い物にならない。
それでも初期の内はコーヒーの豆は対で入っているので、片側だけに被害があったりして、もう片方は無事であったそうだが、今は全滅に近かいのだそうだ。
被害にあった豆は水に入れると浮く。浮いた豆を今度は石鹸水に付けると虫が死ぬので、そうやって退治はしているが所詮手当も後手に回ってしまっている。
それでも友人のコーヒー農場は海抜が高くて少し寒いので虫の成長も遅くなるのか、被害は小さいながらも、どうしても広がってしまうと嘆いていた。
日本に来て噴霧器の良いのを買ったので、持って帰り、殺虫効果があると言う非常に高額のカビを水に溶かして、コーヒーの木に掛けると張り切っていた。あちらは何でも大型の機器しか売ってないが、日本では小型を売っていると喜んでいた。
頑張って乗り切って欲しい。

そのビートルの種類と言うのは赤道からプラス・マイナス25度あたりの帯状に世界的に生息しているとのことで、コーヒーだけでなく、ハワイでは今、マカダミアナッツにも同じ種類でやや大きい虫がいて、これも全く同様なシステムで生息しているとの事。

もう一つ、チョコレートの原料になるカカオの実にも同様な生殖システムを持つ、もう少し大きい甲虫がくっついているのだそうだ。

南方には南方の農業の苦労がある。
しかし日本では聞いた事がない、変な生息システムを持つ虫がいるものだ。

買付旅行
2012/04/27

SASのカードが郵送で来た。
ここの所、出張で飛行機に乗ってないので、とうとう普通のマイレッジ・カードになってしまった。
もうゴールドカードには戻る事は一生ないだろう。
なんたってゴールドになるには年間10〜11回は乗らないと成れなかったように思う。ここ2年で一度しか行ってないから、ゴールド→シルバー→普通と成り下がっってしまった。
もうビジネスクラスにアップグレードしてもらえる対象でもなくなって淋しいかぎり。

最近の風潮ではebayで購入して海外買付というらしいが、私は本当に海外に足を運んでいた。
なんたってスエーデンは80回以上は行っていたから。

今は無き某店の、お得意様が経営者の事を買付に行って立派だと褒めちぎっていたが、よく話を聞いていると、みな私が行ったことのある場所ばかりだったので、別に驚くほどの事も無かったから、私もよほど外国の田舎にまで足を運んでいたことになる。それが別に大変だと思った事など一度もない。
これからは私の代わりに従業員が年に11回も行ってくれると嬉しいが、さてどうしたものか。

そういえば、行きの飛行機の中で、もし何も買えなかったらどうしようかと自分で青くなっていた事もあったが、案ずるより産むが易しとはこの事で、いつも何とかなってきた。
結局は行動を起こせばなんとかなる、誰かが助けてくれるという世の仕組みなのであろう。
世の中の人は頑張らない人の応援はしないという、逆の話しの通りであった。

それに比べ日本のお客様からの売却の話が少ないのが不思議。
逸品の買取価格は、ユニオンよりウチの方が率が良いと思うのだが、お客様の気持ちとしては大きい企業の方と付き合いたい気持ちは判る。
という事でウチは海外買付を頑張らないといけない。
行けば面白い事もたくさんあるし。
海外の買い付けは楽しい。

海外旅行
2012/04/26

これからGWの海外旅行シーズンだなと思ったら思い出した。

海外旅行に行った時イミグレーション(入国審査)や税関を通る時、突然日本語でコンイチワ!とかオハヨウ!とか挨拶で話しかけられて、キャッキャと喜んでいる旅行客を見ることがある。
話しかけられたと親しみを込めてブログに書いている人もいる。

あれね、面白がっている場合じゃないから。
旅行者のパスポートが偽という可能性がある。
そうすると日本語のパスポートを持っているなら日本語が解るはず、だから唐突にコンイチワ!と話しかけ、反応を見るわけ。
もし、貴方が中国人っぽいなと判断された場合はニイハオと言われたはず。

観光旅行で浮かれている内はいいけれど、イミグレや税関の職員は遊びではない事を覚えておいた方がいい。
甘い事などない。

通販リストの事で...
2012/04/25

通販のリスト更新。

当店のホームページの通販リスト。
最近は、売れたものをいつまでもsoldと書いたままリストに残さないようにして、消すことにした。

きっかけはお客様数人から指摘されたので。
「どこのレコード屋も売れてしまって在庫が無いレコードを、これ見よがしにいつまでもリストに残しているけど、あれって迷惑なんだよな」。
偶然かもしれないが立て続けに指摘をされた。
たしかに2カ月以上も残ったままの店もある。あるでは無くて大概の店がそうだ。
良いレコードが無いとリストの見栄えが悪いという気持ちは判ると、しかし、無いものは無いのだからという指摘に納得してしまった。
やっぱり自分でもレコードのリストを見ていて、前回と同じものがまだsoldのまま出ていると、舌打ちしたくなる。
自分でも思うのだからお客様はもっと思う。

という事できれいなリストを心がける事に。
ただ、アップ当日は写真との関係上、一日は売却済で残すことにした。

そうすると毎日の新入荷を載せたいな。

オランダの知り合い
2012/04/24

2月の終わりオランダから、知り合いが亡くなったとメールが来た。
またオークションのビット金額が小さいからと冗談でそう言って来たかと、メールを返すと、どうも本当の事のようだ。
75歳だから仕方が無いかもしれないが、突然の事で驚いた。

思えば私が買付でヨーロッパに行くようになった大切なルートの一つだった。
RITA REYSのCOOL VOICE や、RUUD BRINKのIN VERONA等々は皆彼から送って来てくれたレコードだった。

彼はモダンアートが好きでヨーロッパの芸術家の絵画作品を持っていて、まず商談の前に購入した絵の話があるのが面白かった。 私も好きだから知っている芸術家の作品も出て来るし、英語が得意でない私でも話題に付いて行けた。
次回に行ったらいつもの壁の絵が消えていたので尋ねると、2000ユーロで買った絵が5000ユーロで売れた話なども面白かった。

日本人は真面目だからよくオランダに来るけど、一カ月おきに来るのはお前だけだと面白がっていた。タクシーで行くと3階の部屋から見下ろしていてニコニコしながら自動でドアのキーを開けてくれる。「この前買って帰ったレコードはもう売れたのか」と、必死に集めておかないとお前のスピードに追い付かないと笑っていた。
可愛がってくれて、朝から夜まで、一日中車を運転してあちこちのレコード屋に連れて歩いてくれた。お前はベルギーのチョコレート・ボックス一つで一日中俺をこき使うといつも嫌味をいいながら、買い付けたレコードの箱を日本に送ってくれた。
買付で金が足りなくなり、ギブミー5000ユーロ等というと、チッと舌打ちしてホラっと貸してくれ、小さなメモパッドに5000ユーロと書いて私の財布に入れて、にっこり頷く優しい人だった。不満に思ってはいたらしいが。
そんな時に、後で良いよという事はこちらでは金は要らないと言う意味だが、俺はお前を信用しているから後で送ってくれればいいよと言っていた。
レコード屋めぐりの昼食のサンドイッチの硬いパンは、齧ったらコーヒーで流し込んでサッサと食べるのだと、教えてくれた。
夕食はガールフレンドが仕事から帰って来るからと、遅くなる前に急いで自宅に帰って行く可愛げのある人だった。

レア盤レコードを見つけたと、喜んで電話が掛かってきて、オランダ訛のフガフガと空気が抜ける英語で捲し立てられるので、悪いけどメールに書いて送ってくれといったりしたが、そうすると、お前は友達じゃないと不機嫌になるので、適当に買うからと返事をしていると傷盤が送られて来ることもあって、後で喧嘩になった。

4月に従業員がオランダに行ったので、確認して来いと言っておいたが、本当だったと言っていた。冗談のはずもないだろと怒られた。
レコードフェアでは彼の持ち物が売られていたようだ。

冗談であれと願っていたが残念だった。
昨年と今年は、私の体調が海外に行けるほどは健康ではないので、会っていなかったのが心残りである。

5000ユーロ貸せと言って、ハイよと出す人など日本人でもいないから、はやっぱり可愛がってもらったのだと思っている。
口は悪いが、心の良い人だったのに、淋しい。
歳を取ると言うことは知り合いが減って行く事だとつくづく思う。

さくら
2012/04/23

桜が終わったと思いきや、八重桜が満開になってきた。
新宿御苑は桜の種類の多い事で有名だが、八重でもなかなかの場所らしい。
ただここは酒類の持ち込みが禁止されているお硬い公園で、ここのところ入口でカバンを開けさせてチェックをしていると近所の人が怒っていた。一言でいうと面白味のない人たちが管理しているのだろうと思いながら、そういえば昔の仕事の話。

企業などの団体旅行の企画で、ハワイのビーチでバーベキューをしたいという希望が時々寄せられた事がある。ところがハワイのビーチでは酒は御法度。絶対に薦めはしない。
ところが地元の人は茶色の小さな紙袋に缶ビールを隠して周りから見えないように飲む。警察も巡回しているがあまり煩い事は言わなかった。皆酔わないし、酔わないように注意をしているから。
そのつもりで日本人がたっての希望と言うので、禁止されている事、見つかったら罰則がある事、など散々注意をして、言って聞かせて、場所を取って、後はあなた達の責任でさあどうぞとなると、あれだけ言われているのになぜか日本人は酔っぱらってしまったり、馬鹿騒ぎになって大問題となるのだそうだ。真面目な顔をしている方もそうなるらしい。オマケに旅行社の責任だとなるらしい。
そんな事が幾度かあったらしく、地元民にも厳しくなったと聞いた。
日本の方は、酒は飲めても、酒に弱い人が多い。酔っていけない場所で酔ったらまずい。
御苑でも無理やり持ち込んで騒ぎになったと聞いた。
ちょっと前まで隠しで持ち込んでいたのだが。残念なことである。

桜は好きだが八重桜は嫌いと言う人がいる、くどくていけないと。
だが、結婚式に出される「桜湯」は八重桜の花で作られると聞けば、少しは好きになってくれるかもしれない。

「話くどし 葉桜も過ぎ 八重桜」

COLTRANE
2012/04/22

JOHN COLTRANE “COLTRANE” PRESTIGE 7105

COLTRANEのメジャー初リーダーである。
私は年代からして相当COLTRANEを聴きこんだ。そうでなければジャズ好きとは言わない、そうでなければ男とは言わない、時代に生きたから。

それで、しばらくしてこの原盤を入手した。

すでに亡くなってしまったが、悪名高きアメリカのオークション屋のメールオーダーによってであった。当時の日本のレコード屋は敷居が高く、私など若造に売ってくれるはずもなく、綺麗な物は今より高額であった。また私などに回ってくるレコードは傷盤しかない。
綺麗なオリジナルが欲しい一心で。35年以上も前の事だが100ドルくらいはビットしたはずで、外為で送金小切手(DD)を4,500円の手数料で作ってもらって書留のエアメールで送った。
2週間ほどして届いた、憧れのコーティング・ジャケットの輝きは今も鮮明に記憶されている。

IMPULSE後期のCOLTRANEを散々聴いた何年も後に、入手したこちらのオリジナル盤を遡って聴いた時の感動は一生忘れることが出来ない。
新鮮で力強いテナーは未来の成功を感じさせるに十分なサウンドであった。
後から追っかけで聴いて、未来云々では、ハルズの親父は頭がオカシイと言われるかもしれないが、本当にそういう風に聴こえるから。
聴くという事はそういうことだから。

ジャケットがまた良い。
何度見ても良い。モノクロだが黄色ベースで、これほどの写真は二つと無い。
写真は愛用のセルマーのテナーサックスをテーブルに横たえ、その向こうに指を組みしっかり正面を見つめ、何物をも見逃さないと、彼の目は見開いて、きりりとした表情は既にジャズ界のリーダーとして生きて行くことを決心した良い顔である。
遠景の深い森のような闇からは、やや斜めの逆光の光が射すと、彼の鋭い視線から徐々に身体全体が、中央から全体に確かに浮かび上がってくる。
彼が信頼を寄せて良い人間であることが伝わる。
それにどうだこの良い男ぶりは。
このオリジナルの写真を見たとき、はじめて、私はこれまでCOLTRANEを聴いてきて良かったと思ったのである。

ところで、このレコード。
「Violets for your furs」で始まり、「Violets for your furs」で終わる。RED GARLADNのピアノが何とも言えず体の力が抜けて行く、いかにもジャズらしい幸福感に包まれる6分間の至福体験である。この曲がエンディングなど要らない、いつまでも演奏が続けと祈ってしまうのである。
じゃ、お前はこの曲しか聴いていないのかと言われそうだが、実はそうなので、この曲一つで十分に味わいつくし、その後に進む事が出来ないほど疲れ切ってしまうのである。

その後はAscensionで。
なぜか?それは彼が何を演っても、素晴らしい超一流のバラード奏者であることを示してくれる良い見本であるから。

SEE'S チョコ
2012/04/21

某所に行ったら目の前にシーズのチョコレートの店があったので、思わず入って買ってしまった。
ここのナッツの入ったチョコは私の大好物。

なにしろ私が通常というか、ほぼ毎日買って食べているのが「カリントウ」や「でん六のピーナツチョコ」。
でん六のチョコは、最近銀座にも三軒並べる某フランスだかの有名専門店やら、伊勢丹で人を並ばせる店や、もちろんゴディバやノイハウスにも落ちるかもしれない。
でも、ピーナツとチョコの併せの妙技?は、えも知れぬ快楽をもたらすのである。
日本一。

なにしろその、でん六の上を行くチョコなのだから美味しいのだ。


オーディオの事(続)
2012/04/20

ジャズ用のスピーカー。
一度来店された有名なオーディオショップの店主さんと話していた時に、オーディオにクラシック用もジャズ用もない、と断言されていて面白いと思った。

たしかにジャズ用などという装置はハナから無い。なんとなくジャズに良いのではないかとなった習慣からか、JBLがジャズでタンノイがクラシックと昔から言われるようになった。

そもそもどういうスピーカーがジャズを聴いて気持ち良いかという素朴な疑問がある。真面目に考えて見たい。
ジャズの演奏の中でも、特に日本人が好む演奏の楽器編成にスモールコンボが筆頭にあげられる。スモールコンボとなればせいぜい3管編成で、それぞれの管楽器の奏者が狭いクラブで客の目の前に進み出てソロを吹きまくるという雰囲気の再生こそが目的で、良しとする大前提がある。
そうなると、目の前にプレイヤーの立ち姿が浮かび、音が出て来るが好ましい。
また楽器がステージに間隔を置いて並んで聴こえるより、狭い空間に演奏者がいるように、音がまとまって聴こえた方が具合が良い。しかもクールにだ。
また低音が元気にかつ明るさを持って乾いて歯切れが良いのが一番である。

クラシックのように、広いホールのトーンというかコントラバスの弓で弾いた低音と、ジャズの指で弾いた低音が同じとも思えない。だが他ジャンルの詳しくない事はあまり突っ込まない。

ジャズはアメリカの明るい空の下のように乾いた低音がバシッとすると良い。
そうすると50年、60年代当時のJBLが良いとされたのも頷けるのである。
そもそもオーディオショップの親父がどの程度ジャズに精通したかは疑わしい。ブルーノートだけで判断されてもなあという気もするが、我々とて似たり寄ったり偉そうな事はいえないので、それは置いといて。
音から入らないで、音楽から入ってほしいのだが。
やっぱりオーディオは突き詰めると、「場の再現」という事に尽きる。
各々違った演奏の「場」があって、各々学習してきた「音」がある。
少ない店舗経験上理解した事は音の好みは千差万別、一つとして同じ耳はいない。そうなると己の歴史とイメージを大切に、納得する装置を選択すれば良い、己の耳に忠実になる事である。オーディオは。

私個人の感触がそのまま他人に言える事でもないので、今日は歯切れが悪いのは仕方ない。修行不足なのであろうか、判らない事だらけだ。
そうでなくても余計に面倒なのだからオーディオは。
ケーブルだのタップだのと。

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