HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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通販リストの事で...
2012/04/25

通販のリスト更新。

当店のホームページの通販リスト。
最近は、売れたものをいつまでもsoldと書いたままリストに残さないようにして、消すことにした。

きっかけはお客様数人から指摘されたので。
「どこのレコード屋も売れてしまって在庫が無いレコードを、これ見よがしにいつまでもリストに残しているけど、あれって迷惑なんだよな」。
偶然かもしれないが立て続けに指摘をされた。
たしかに2カ月以上も残ったままの店もある。あるでは無くて大概の店がそうだ。
良いレコードが無いとリストの見栄えが悪いという気持ちは判ると、しかし、無いものは無いのだからという指摘に納得してしまった。
やっぱり自分でもレコードのリストを見ていて、前回と同じものがまだsoldのまま出ていると、舌打ちしたくなる。
自分でも思うのだからお客様はもっと思う。

という事できれいなリストを心がける事に。
ただ、アップ当日は写真との関係上、一日は売却済で残すことにした。

そうすると毎日の新入荷を載せたいな。

オランダの知り合い
2012/04/24

2月の終わりオランダから、知り合いが亡くなったとメールが来た。
またオークションのビット金額が小さいからと冗談でそう言って来たかと、メールを返すと、どうも本当の事のようだ。
75歳だから仕方が無いかもしれないが、突然の事で驚いた。

思えば私が買付でヨーロッパに行くようになった大切なルートの一つだった。
RITA REYSのCOOL VOICE や、RUUD BRINKのIN VERONA等々は皆彼から送って来てくれたレコードだった。

彼はモダンアートが好きでヨーロッパの芸術家の絵画作品を持っていて、まず商談の前に購入した絵の話があるのが面白かった。 私も好きだから知っている芸術家の作品も出て来るし、英語が得意でない私でも話題に付いて行けた。
次回に行ったらいつもの壁の絵が消えていたので尋ねると、2000ユーロで買った絵が5000ユーロで売れた話なども面白かった。

日本人は真面目だからよくオランダに来るけど、一カ月おきに来るのはお前だけだと面白がっていた。タクシーで行くと3階の部屋から見下ろしていてニコニコしながら自動でドアのキーを開けてくれる。「この前買って帰ったレコードはもう売れたのか」と、必死に集めておかないとお前のスピードに追い付かないと笑っていた。
可愛がってくれて、朝から夜まで、一日中車を運転してあちこちのレコード屋に連れて歩いてくれた。お前はベルギーのチョコレート・ボックス一つで一日中俺をこき使うといつも嫌味をいいながら、買い付けたレコードの箱を日本に送ってくれた。
買付で金が足りなくなり、ギブミー5000ユーロ等というと、チッと舌打ちしてホラっと貸してくれ、小さなメモパッドに5000ユーロと書いて私の財布に入れて、にっこり頷く優しい人だった。不満に思ってはいたらしいが。
そんな時に、後で良いよという事はこちらでは金は要らないと言う意味だが、俺はお前を信用しているから後で送ってくれればいいよと言っていた。
レコード屋めぐりの昼食のサンドイッチの硬いパンは、齧ったらコーヒーで流し込んでサッサと食べるのだと、教えてくれた。
夕食はガールフレンドが仕事から帰って来るからと、遅くなる前に急いで自宅に帰って行く可愛げのある人だった。

レア盤レコードを見つけたと、喜んで電話が掛かってきて、オランダ訛のフガフガと空気が抜ける英語で捲し立てられるので、悪いけどメールに書いて送ってくれといったりしたが、そうすると、お前は友達じゃないと不機嫌になるので、適当に買うからと返事をしていると傷盤が送られて来ることもあって、後で喧嘩になった。

4月に従業員がオランダに行ったので、確認して来いと言っておいたが、本当だったと言っていた。冗談のはずもないだろと怒られた。
レコードフェアでは彼の持ち物が売られていたようだ。

冗談であれと願っていたが残念だった。
昨年と今年は、私の体調が海外に行けるほどは健康ではないので、会っていなかったのが心残りである。

5000ユーロ貸せと言って、ハイよと出す人など日本人でもいないから、はやっぱり可愛がってもらったのだと思っている。
口は悪いが、心の良い人だったのに、淋しい。
歳を取ると言うことは知り合いが減って行く事だとつくづく思う。

さくら
2012/04/23

桜が終わったと思いきや、八重桜が満開になってきた。
新宿御苑は桜の種類の多い事で有名だが、八重でもなかなかの場所らしい。
ただここは酒類の持ち込みが禁止されているお硬い公園で、ここのところ入口でカバンを開けさせてチェックをしていると近所の人が怒っていた。一言でいうと面白味のない人たちが管理しているのだろうと思いながら、そういえば昔の仕事の話。

企業などの団体旅行の企画で、ハワイのビーチでバーベキューをしたいという希望が時々寄せられた事がある。ところがハワイのビーチでは酒は御法度。絶対に薦めはしない。
ところが地元の人は茶色の小さな紙袋に缶ビールを隠して周りから見えないように飲む。警察も巡回しているがあまり煩い事は言わなかった。皆酔わないし、酔わないように注意をしているから。
そのつもりで日本人がたっての希望と言うので、禁止されている事、見つかったら罰則がある事、など散々注意をして、言って聞かせて、場所を取って、後はあなた達の責任でさあどうぞとなると、あれだけ言われているのになぜか日本人は酔っぱらってしまったり、馬鹿騒ぎになって大問題となるのだそうだ。真面目な顔をしている方もそうなるらしい。オマケに旅行社の責任だとなるらしい。
そんな事が幾度かあったらしく、地元民にも厳しくなったと聞いた。
日本の方は、酒は飲めても、酒に弱い人が多い。酔っていけない場所で酔ったらまずい。
御苑でも無理やり持ち込んで騒ぎになったと聞いた。
ちょっと前まで隠しで持ち込んでいたのだが。残念なことである。

桜は好きだが八重桜は嫌いと言う人がいる、くどくていけないと。
だが、結婚式に出される「桜湯」は八重桜の花で作られると聞けば、少しは好きになってくれるかもしれない。

「話くどし 葉桜も過ぎ 八重桜」

COLTRANE
2012/04/22

JOHN COLTRANE “COLTRANE” PRESTIGE 7105

COLTRANEのメジャー初リーダーである。
私は年代からして相当COLTRANEを聴きこんだ。そうでなければジャズ好きとは言わない、そうでなければ男とは言わない、時代に生きたから。

それで、しばらくしてこの原盤を入手した。

すでに亡くなってしまったが、悪名高きアメリカのオークション屋のメールオーダーによってであった。当時の日本のレコード屋は敷居が高く、私など若造に売ってくれるはずもなく、綺麗な物は今より高額であった。また私などに回ってくるレコードは傷盤しかない。
綺麗なオリジナルが欲しい一心で。35年以上も前の事だが100ドルくらいはビットしたはずで、外為で送金小切手(DD)を4,500円の手数料で作ってもらって書留のエアメールで送った。
2週間ほどして届いた、憧れのコーティング・ジャケットの輝きは今も鮮明に記憶されている。

IMPULSE後期のCOLTRANEを散々聴いた何年も後に、入手したこちらのオリジナル盤を遡って聴いた時の感動は一生忘れることが出来ない。
新鮮で力強いテナーは未来の成功を感じさせるに十分なサウンドであった。
後から追っかけで聴いて、未来云々では、ハルズの親父は頭がオカシイと言われるかもしれないが、本当にそういう風に聴こえるから。
聴くという事はそういうことだから。

ジャケットがまた良い。
何度見ても良い。モノクロだが黄色ベースで、これほどの写真は二つと無い。
写真は愛用のセルマーのテナーサックスをテーブルに横たえ、その向こうに指を組みしっかり正面を見つめ、何物をも見逃さないと、彼の目は見開いて、きりりとした表情は既にジャズ界のリーダーとして生きて行くことを決心した良い顔である。
遠景の深い森のような闇からは、やや斜めの逆光の光が射すと、彼の鋭い視線から徐々に身体全体が、中央から全体に確かに浮かび上がってくる。
彼が信頼を寄せて良い人間であることが伝わる。
それにどうだこの良い男ぶりは。
このオリジナルの写真を見たとき、はじめて、私はこれまでCOLTRANEを聴いてきて良かったと思ったのである。

ところで、このレコード。
「Violets for your furs」で始まり、「Violets for your furs」で終わる。RED GARLADNのピアノが何とも言えず体の力が抜けて行く、いかにもジャズらしい幸福感に包まれる6分間の至福体験である。この曲がエンディングなど要らない、いつまでも演奏が続けと祈ってしまうのである。
じゃ、お前はこの曲しか聴いていないのかと言われそうだが、実はそうなので、この曲一つで十分に味わいつくし、その後に進む事が出来ないほど疲れ切ってしまうのである。

その後はAscensionで。
なぜか?それは彼が何を演っても、素晴らしい超一流のバラード奏者であることを示してくれる良い見本であるから。

SEE'S チョコ
2012/04/21

某所に行ったら目の前にシーズのチョコレートの店があったので、思わず入って買ってしまった。
ここのナッツの入ったチョコは私の大好物。

なにしろ私が通常というか、ほぼ毎日買って食べているのが「カリントウ」や「でん六のピーナツチョコ」。
でん六のチョコは、最近銀座にも三軒並べる某フランスだかの有名専門店やら、伊勢丹で人を並ばせる店や、もちろんゴディバやノイハウスにも落ちるかもしれない。
でも、ピーナツとチョコの併せの妙技?は、えも知れぬ快楽をもたらすのである。
日本一。

なにしろその、でん六の上を行くチョコなのだから美味しいのだ。


オーディオの事(続)
2012/04/20

ジャズ用のスピーカー。
一度来店された有名なオーディオショップの店主さんと話していた時に、オーディオにクラシック用もジャズ用もない、と断言されていて面白いと思った。

たしかにジャズ用などという装置はハナから無い。なんとなくジャズに良いのではないかとなった習慣からか、JBLがジャズでタンノイがクラシックと昔から言われるようになった。

そもそもどういうスピーカーがジャズを聴いて気持ち良いかという素朴な疑問がある。真面目に考えて見たい。
ジャズの演奏の中でも、特に日本人が好む演奏の楽器編成にスモールコンボが筆頭にあげられる。スモールコンボとなればせいぜい3管編成で、それぞれの管楽器の奏者が狭いクラブで客の目の前に進み出てソロを吹きまくるという雰囲気の再生こそが目的で、良しとする大前提がある。
そうなると、目の前にプレイヤーの立ち姿が浮かび、音が出て来るが好ましい。
また楽器がステージに間隔を置いて並んで聴こえるより、狭い空間に演奏者がいるように、音がまとまって聴こえた方が具合が良い。しかもクールにだ。
また低音が元気にかつ明るさを持って乾いて歯切れが良いのが一番である。

クラシックのように、広いホールのトーンというかコントラバスの弓で弾いた低音と、ジャズの指で弾いた低音が同じとも思えない。だが他ジャンルの詳しくない事はあまり突っ込まない。

ジャズはアメリカの明るい空の下のように乾いた低音がバシッとすると良い。
そうすると50年、60年代当時のJBLが良いとされたのも頷けるのである。
そもそもオーディオショップの親父がどの程度ジャズに精通したかは疑わしい。ブルーノートだけで判断されてもなあという気もするが、我々とて似たり寄ったり偉そうな事はいえないので、それは置いといて。
音から入らないで、音楽から入ってほしいのだが。
やっぱりオーディオは突き詰めると、「場の再現」という事に尽きる。
各々違った演奏の「場」があって、各々学習してきた「音」がある。
少ない店舗経験上理解した事は音の好みは千差万別、一つとして同じ耳はいない。そうなると己の歴史とイメージを大切に、納得する装置を選択すれば良い、己の耳に忠実になる事である。オーディオは。

私個人の感触がそのまま他人に言える事でもないので、今日は歯切れが悪いのは仕方ない。修行不足なのであろうか、判らない事だらけだ。
そうでなくても余計に面倒なのだからオーディオは。
ケーブルだのタップだのと。

オーディオの事
2012/04/19

昨日の続きでオーディオの事。
店をやる前はレコードの購入に関して、古い物は気に入ったモノラル盤だけを購入して、ステレオ盤は新しい録音の物だけを購入していたのであまり感じなかったのだが、店をはじめてからは無差別に入荷してくるのでステレオ初期の盤も試聴している内に、50年代終わりから60年代にかけての初期ステレオ盤は、製造側の技術者が並々ならぬ試行錯誤と努力によって作られてきた事を感じる。最近なぜか天才と持ち上げられるVan Gelderもステレオに関しては相当悩んだのではなかろうと思うのである。
もっと興味を持って聴きこんでいたらと、今までのステレオ盤など鼻も引っかけなかった自分の心持ちが悔やまれる。反省の気持ちも無い反省の言葉は置いといて。
要するに初期のステレオ盤の音が、各社それぞれの解釈が面白い。

そういえば業界年配の方の意見によると。
ようやくステレオの音が満足できるようになったのが、80年代中頃でちょうどCDプレイヤーの発売時期になるのだそうで、レコード派として悔しくてならなかった。
SONYなどは、デジタルに移行したくてCD推進派の教授など抱き込んでいたと。今の原発推進派の教授などの例と規模は違えど状況は同じか。横暴さにムカついていたが、どうにも出来なかった。
暫くしてどこかのオーディオ関係の場で会ったときに、思わず怒って咬みついたという話もあるくらい、ステレオの音作りはそれはそれは長い道のりだった事が偲ばれる、今は昔の物語。

でも、結局CD以降デジタル化は通信手段進歩の波にのまれダウンロードへと進み、CD衰退の波は避けられないという皮肉な結果は身から出た錆びなのかしらん?それは誰にも判らない。と言いながら決めつけているな。

確かに「良い音」と言う概念が、当時の新聞などにCDは傷音がしない事イコール良い音だと決定付けられた画期的な時代の到来だった。
今もそういう流れになったままでもう戻れない。

大体、良い音か悪い音かなど素人に分かるはずもない。
いやその道の通にも解らない。

ツイーターの位置
2012/04/18

最近、JBL075のツイーターを左右のスピーカーの中間に二つ並べて置いている。それはたった一つの075でも真ん中に置いた感じが良かったことから、試してみる気になったのだ。
やってみると左右のスピーカーの音の繋がりが非常に良く、ステレオ盤でモノ盤でもイケル。

例えばRIVERSIDEのステレオ盤は独特のスピーカー設置による再生方法を推奨しているだけあって、通常のステレオの設置方法で試聴すると真ん中の音が抜けていて面白くないと言われる。今回はそれもなぜか左右の音が繋がり自然な感じになった。そうするとステレオ盤も侮れなくなった。
クラシックの場合は、075を左右逆に置くと、もっといい感じになりそう。
まだ実験中なので断言はしないが、かなり良いのではないかと思って試している。

真ん中と言っても、前後の位置、二つのツイーターの間隔、など皆状況によりけりである事は当然と思われるが、075のようにスタンドもネットなどで売られているから簡単に試すことが出来るので、左右の音の広がりに不満な人はやってみる価値があるかもしれない。
ぜひ試して頂きたいが、私は通でも無いし、また各々のシステムによっては悪い方に転ぶ事もあると思われるので、一つ自己責任で。
ただし、試聴に来いと言われればどこにでも伺うつもりである。

飛行船
2012/04/17

新宿のわずかな空に飛行船が飛んでいた
良いもんだね

三毛猫
2012/04/16

新宿伊勢丹の裏手、靖国通りを明治通りの5丁目の信号を過ぎ、交番の信号で有名な大きな交差点、そろそろオカマの通りに差し掛かるという思案橋ならぬ思案の交差点。
そこのスタバのコーヒー屋の前辺りで、時々、見事な三毛猫を見る。くっきりと3種の色が混ざり気なしで美しく、私が猫なら惚れてしまいニャオニャオと追いかけそうな、美形のお嬢さま。
いつも写真に撮ろうと焦っているうちにトンズラされる。

写真に写せたらアップする予定。
大体携帯のカメラ機能は反応が鈍くていけない。
準備に手間取るわ、シャッター押してから2秒以上も後にカシャッと写る。
猫は走り去った後、遅いぞ携帯!
携帯に八つ当たり。

「ノラ来たり カメラ持つ手に 春嵐」

私はきっと、あの猫に鈍いヤツと思われているに違いない。

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