HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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Hooters
2012/08/16

夜、御飯を食べることになって赤坂方面に出かけた。
時々赤坂に行きたくなるのは、サラリーマン生活の最初の勤務地が赤坂だったからである。
ところが夜も遅いせいで、どこも空いてないので、赤坂東急ホテルの2階にあるHOOTERS。混んでいて15分ほど待った。

ピチピチのセクシーなお姉さんたちが一杯いて、目がキョロキョロしてしまうわ。
メニューは鶏の手羽だか足だか、フライドチキンのようなスパイスの利いたのが得意らし。
店内の看板に「best breast and wings」と書かれている。
最高の胸と手羽か?
胸って所に反応してしまうな。

味?
胸肉の味はケンタッキーの方が好みかも....
胸はHootersで。

BENNY BAILEY "HOW DEEP CAN YOU GO?"
2012/08/15

BENNY BAILEY “HOW DEEP CAN YOU GO?” EMI/HERVEST 7C-062 35278

このレコードは店を始めてから40枚ほど売った。そのレコードが全てスェーデンから買い入れて輸入したものであり、その一つ一つが私の苦労のすべてであると思っている。13年間スェーデンに通った歴史である。演奏者や製作者たちに知り合いが居る訳でもないが、たったそれだけで、私にとって切っても切れない縁のある思い入れの強いレコードなのである。もちろん単なる個人の思い込みである。
数えてみると40枚と言っても13年間で割ると約3枚という計算になる。以前はもっと頻繁に入荷があったと思うのだが、平均すると一年にたった3枚しか入荷していない。
やっぱり、そんなに沢山ある物ではないのだ。

この作品は、扱いの数に応じてそれなりに良く聴き、内容も好きになった作品で、私もまたベニー・ベイリーの判りやすいトランペットの特徴を聴き、そしてクラーク・ボーランド楽団の中でも皆勤賞と言われるほどすべてに参加して、如何にも楽しげな演奏の数々を髣髴とさせる、楽しさも憂いもある傑作である。
昔のスイングジャーナルに「彼はアメリカで仕事がなかったからヨーロッパに渡った駄目なジャズメンの典型」などと書かれた意地の悪い文章を読むと今でも悲しくなる。
クインシー・ジョーンスの作品に「MEETS THE BENNY BAILEY」という曲がある。その曲がなんだと現地の記者に聞かれた時、彼は我々の気持ちなど全く理解してないと怒って記者会見の席を立ったという話もあるほど、アメリカの楽団のリーダー達から渡欧を惜しむ声が高かったのである。
クインシー本人も一時は永住を覚悟した事もあるらしいから、スェーデンはアメリカから行ったジャズメンには居心地が良かったのだろう。姉ちゃんは綺麗だし。

このレコード、まず1分ほどの前奏曲がある、曲名は「PRELUDE FOR THE WIFE AT THE GAS STATION」ガソリン・スタンドにいる妻のための前奏曲とでもいうのだろうか。
2曲目は「GASOLINE,MY BELOVED」ガソリンは私の恋人とでも言うのか?前奏曲の妻とガソリンを対比させた作品なのかどうか解らないが、この曲の流れが、この作品の流れを決めた素晴らしい曲である。その後は気分よく最後まで聴く事が出来る。
ピアノのLARS SJOSTENはこの曲の作曲者でもあり、音楽センスは抜群である。
本国最高テナーのBERNT ROSENGRENも好プレイで盛り立てる。ベースはRED MITCHELLとメンバーに不足はない。
76年の作品で充実している時期なので、是非聴いて欲しい一枚である。
因みに内袋が重要で、なぜならそこには彼の約70枚に及ぶディスコグラフィーが記載されているのだ。

昼食難民
2012/08/14

昼食に出て、店を探すとみなお盆休み。東京なのに旧盆で休み。
とんかつ屋はやっているので行くと、超満員。
側にいた客が、昼食難民だとつぶやいていた。

明日も難民か。


ノンアルコール
2012/08/13

サッカリンのコ−ラの続きで、最近のノンアルコール・ビール。
従来の海外から輸入していたノンアルコール・ビールは、ほぼビールに近かった。だから0.5%などとアルコールが少しであっても含まれていた。
現在日本で出回っているそれらの種類のノンアルコールはビールではない。
私は車で出かける事が多いので、喜んで飲んでいたら、友人が「そんなもの飲まない方がいいぞ」と言うのでよくよく裏のラベルの説明を読んでみると、なんだか薬品の名前がいっぱい書かれている。
友人曰く、それは薬を混ぜ合わせて作った全く人工的な飲み物で、味を似せたものであってノンアルコールなどと言う方が間違っているものだとか。
企業の姿勢を疑った方が良いものだそうだ。
そう言われて見ると、確かにビールでも何でもない。

飲むのを止めよう。
そういいながら、ほぼ毎日飲んでいる。

コーラ
2012/08/12

近くにもバーガーキングが出店して、新宿はバーガーキングがいっぱい。
久しぶりに違う店に行こうと思い、お気に入りの青山のハンバーガー屋さんに昼行く。

「飲み物はいかがいたしましょう?」と聞かれたから。
「コーラ」と答えたら。
「ZEROですがよろしいですか?」
「普通のコーラはありますか?」
「いえ、今はこれだけです」
「じゃあ、セブンナップで」
ちょっと怒りが湧く。

サッカリンの味のコーラなど、飲めるか!
嫌な世の中になったものだ。

コーラという物は糖分が多くて、これが体の吸収に良い。だから体が弱っている時に、最高の栄養補給剤としての働きもある。
マラソン選手の中には、ドリンクとしてコーラを飲む人もいるそうだ、炭酸も含んでいるので水分の補給にも効果的だとか。
それをサッカリンにしてしまったら、どこがコーラだ!

CHRISTIAN SCHWINDT “FOR FRIENDS AND RELATIVES”
2012/08/11

CHRISTIAN SCHWINDT “FOR FRIENDS AND RELATIVES” RCA VICTOR LSP10070 (FINLAND)

昨日のフィンランド続きで。
このレコードこそフィンランドのジャズ代表作、トップテンのまず最初に挙げられる一枚。
ジャケットの写真はメンバー5人がビルの中庭に佇んだ所である。
65年の11月、北欧は既に冬、全員厚手のコートを着ている。みな20代のはずだが、この落ち着きと大人の風格は、現代の日本人にはない。
押しも押されぬ男たちが集まったフィンランドの、ジャズの明日を担う面構えである。それでいてちょっと純情そうなところも垣間見える。いやこういう男たちの方が頑固である。
ジャケット写真としてもとても出来が良い。
ただ、残念ながら写真から、誰が誰と指摘出来なかった。ほとんど知っている名前だが、65年当時の顔が繋がらないのがちょっと残念。

演奏はハードバップだと思って聴くとモードで、モードだと思うとハードバップ、という中間派。紛らわしいから新中間派としておく。きっとレコード会社やレコード屋などは「洗練されたヨーロピアン・モードの傑作」などと書くに違いない。
確かに上手くコードの下にモードで音の繋がりを支えているような感じで洗練されている。
大した音楽力である。
メンバーは当時の新進気鋭が集まっただけに、その後有名になった人は多く、ベースのPEKKA SARAMANTO、兄弟でピアノのHEIKKI SARAMANTO、トランペットのOTTO DONNERなどが参加している。ヘッキちゃんとかペッカちゃんとか名前を呼ぶと可愛いけど、音楽は可愛いなど言ってはならないしっかり者。
PEKKAのベースはミンガスにように巧みな低音の運びで、曲を支えているのが感心する。
アンサンブルも聴いていて心地よさが伝わる。
ジャケット写真・内容と、名盤は条件が揃っているものなのである。
一曲目の「HELSINKI AT NOON」はクラブジャズの名曲になって騒がれたが、こちらは再発が出て落ち着いた。

このレコード、開店当初ヘルシンキでレコ−ド・ハンティングをしていたら、店の主人が何処から来たか等と質問して来た。
日本のレコードショップで、良いものが無いかと尋ねたら、ちょっと待て、という事になって隣のカフェでコーヒーを飲んでから1時間後に来いというので、その通りにすると持って来たのがこれ等、有名廃盤数枚。
天にも昇る気持ちで買ってきたのである。
その後、数回は行く度にあったが、今はもうそんな事など全くない。皆、首を横に振るだけである。
あの頃は買付に行くのが楽しかった。あちらの人たちも私などが行くのを待っていてくれたから。

今は皆、良い物は即ネットオークションに流れてしまう時代。
そういう時代になったのだから、ここでボヤイても仕方ない。

ジャズ喫茶
2012/08/09

仕事の後、知り合いと食事してから、ジャズ喫茶に行こうと言う事になり四ツ谷の近くから戻って、歌舞伎町のナルシス。

本当は、あの辺りの隠れ家的の店に行こうと思ったのだが、先日女性客を紹介したら、マスターがその女性を食事に誘ったらしい。
私は、ちゃんとした店のマスターは客にそういう事はしないのが、商売の不文律だと思っている古い親父だから、そういう店はあまり好まない。
今はそんな事もなくて、世の中バトル・ロイヤルなんだろうけどね。 

で、ナルシス。
のんびりした感じでここはいいねぇ。
2枚目にスェーデンの70年代後半のバンド「Archimedes Badkar」が掛ってびっくりした。あまりジャズ喫茶で掛らないだろう。
今月に入って、来たのが3回目。
ただ、開店が5時ってのがちょっと遅すぎるが、一人でやっているから仕方ない。
ここは中々やる。

藤沢周平の随筆集に...
2012/08/08

藤沢周平の随筆集。
鶴岡市の子供時代の話だったが、仕事から馬が帰って来ると、どこそこの爺様が帰って来たぞ、という話のところ。
それは私の子供頃の出来事そのものだった。

私の父方の祖父はアル中だった。だが、その前は馬方をやっていた。
馬方とは今で言う運送業者である。曳かせる荷車は軽トラより大きく、トラックのタイヤが装着されている。

中山道の街道沿いに家はあって、街道の道を挟んで馬小屋があった。結構な大きさである。

私が馬方の仕事を覚えているのは祖父の仕事ではない。小学校2・3年の頃のことで、それは、いつも家の前を通る馬方がいて、ここの家は馬小屋があるのに馬がいない事も知っていた。ある時、大きな仕事が入りこの辺りに馬を停めたい、ついては人間の泊まりと一緒に貸してくれないかという事になり、馬と馬方が数か月間家にいたことがあるのだ。映画シェーンのように馬と人が家に来た。
それで詳しく覚えている。夕方、馬が家の近くに来ると大きな声で帰ったぞー、と鳴く。
そうすると家の手の空いた者は総出で出迎える。それは家の馬であろうと、他人の馬であろうと同じである。
馬具を外し、水を汲みカイバを用意し、湯気が立つ馬の身体を洗ったり拭いたり、と夜暗くなってからの活気を帯びた一時は子供心にも楽しくもワクワクする時間だった。
手当が済み、馬が小屋で静かになると、馬方は家に入って我々家族と一緒に食事をする。遅い時は母親が残り物を差し出す。
その人の色々な話が飛び出して、これも楽しい。時には私の父と酒を飲んだりもする。
馬小屋に入って馬を触っても良い、ただ後ろに廻る事は、蹴られるので禁じられていた。
という生活のリズムである。

小学校に上がる前に祖父は亡くなったので、祖父の働きぶりは記憶にない。
私が覚えているのは、その馬方との大きな違いは、遠くから街道を、なんと馬が一人で荷車を引いて歩いて帰って来る事だった。馬は家の近くに来ると、帰ったぞーと大きな声で2度ほども鳴く、すると家の者たちは、「爺様が帰ったぞ」と大急ぎで馬を迎えに出たのだった。爺様はようするに酔っぱらって荷車で寝込んでいるのだ。爺様を担ぎ込む仕事がもう一つ加わるのだ。
私の祖父の記憶は「爺ちゃん帰ったに」という所だけが記憶であり、そこの部分だけで十分にダラしなさが現れていて、馬の切なさと一緒に、ただ切ないのである。
近所では「馬は利口だが、人間は?」などと言われていたようだ。
馬も良く反乱も起こさずにいたものである。本人の名誉の為に書くと、本人はアル中だが、馬の手入れは行き届いていて、立派な馬だったという事である。

しかし、時代はすでに自動車の時代になっていて、あっという間に馬小屋は壊された。田舎でも数台三輪車が走った。思えば私達の子供時代は本当に移り変わりが激しかった。

私の動物好きは、多分 この辺りにあるかも知れず、また車好きな所も多分この祖父の馬車運転というDNAが残っているのではないかと思っている。酔払運転か?

しかし売れる作家というものは、読んでいると「あ、これって自分でも経験がある」と思わせるのが上手だな。

猫落ちる
2012/08/07

親戚のおばさんから、黒猫が落ちたと連絡があった。
数日前、二階のベランダの手すりの上を歩いていて落ちたらしい。
ちょうど一階にいた時に、外からドスンと大きな音が聞こえた。
少しして、玄関でニャーニャーと鳴くので、ドアを開けると、暗闇に黒い猫がしょぼんと立っていた。
家に入った後は、ショックでぐったりしてしまって寝てしまい、翌日も寝込んだままだそうだ。

意外に低い所から落ちても怪我をする猫もいるようなので、病院に連れて行くように言ったが、大丈夫との事。
家族からは運動神経の弱い、だらしない猫だと言われて、本人もしょんぼりしているそうだ。

きっと満月でも見ていたのだろう。

「満月の 光を落ち行く 黒い猫」

ルイ・アームストロングの唄
2012/08/06

Louis Armstrong “ What A Wonderful World”
今朝NHKで朝の連ドラを見ようと思ったら、原爆記念日の式典を中継していた。

平和ね。 私もふと思い出して、レコードのこの曲を掛けた。
LOUIS ARMSTRONGは何度もこの曲を歌っているが、このレコードに入っているのはちょっとバージョンが違っていて、イントロに彼の語りが入っている私のお気に入り。

このレコードと言うのは、「LOUIS ARMSTRONG “AND HIS FRIENDS” FRYING DUTCHMAN 」。
ゆったりストリングスが流れて来ると、子供たちに語りかけるかのような、ゆっくりと話し始める。
「若い人たちに、素晴しい世界って何?と聞かれるけど.....。」
何があっても、どういう世界でもそれでも世界は素晴らしい世界なんだと語り、そして歌が始まる。
このバージョンだけは何時聴いても、ジーンとなる。

このレコードは彼の70歳の誕生日の為の企画であったようだが、話によると健康的にも衰えが目立ってきており、医師は賛成しなかったようだが、何とか集まり作られたようだ。
パーティー形式で多くのジャズメンが集まった。写真にはマイルスも映って何やら耳元で囁いている、サッチモに笑顔がないので、思わず皮肉でも言わなければ良かったのだがと要らぬ心配をしてしまうが、それは大きなお世話。
マイルスが演奏しているという噂があるが、当日のトランペッターはTHAD JONES,JIMMY OWENS,ERNIE ROYAL,MARVIN STAMMとそして本人だが、本人はこのアルバムではワンフレーズも吹いていない。すべて歌で参加である。かれの枯れた味わいがいかに素晴らしいかここで篤とお聴きいただきたい。全編素晴らしい。
素晴らしい彼の人生が伝わり、耳を傾けた人々にも、己の人生の素晴らしさを思い起させる素晴らしさである。
特にこの「What A Wonderful World」が素晴らしい。もろ手を挙げて賛同し、ケチをつけるところなど一つもない。

一つ残念なことは、このレコードはあまり価格も高くなく、そこそこ見つかり易かった。
それがレオン・トーマス参加曲がひとつある事が不幸だったか、クラブで使えると言う事になり、急激に数が無くなった。
本来の曲の良い所が聴かれていないとしたら、流石におじさんはちょっと残念。
今回はオランダPHILIPS版で。

健康上の問題があったといえ1970年のこの時のディスコグラフィーを調べてみた。
5月26日 フィラデルフィアのTVショー
      ニューヨークでこのアルバムの録音4曲
5月27日 フィラデルフィアのTVショー
      ニューヨークでこのアルバムの録音3曲
5月28日 フィラデルフィアのTVショー
5月29日 フィラデルフィアのTVショー
      ニューヨークでこのアルバムの録音4曲
一体どういうタフな身体であろうか?
死ぬ71年の春まで、TV出演など非常にタフなハードスケジュールである。
まさか??本当に毎日ニューヨークとフィラデルフィアを移動してないよね。

歌詞を下に載せた。
最初にHey Pops、と呼びかける所があるが、Popsとはサッチモの事。


"Some of you young folks been saying to me," Hey Pops, what you mean 'What a wonderful world'?
How about all them wars all over the place? You call them wonderful?
And how about hunger and pollution? That ain't so wonderful either."
Well how about listening to old Pops for a minute. Seems to me, it aint the world that's so bad but what we're doin' to it.
And all I'm saying is, see, what a wonderful world it would be if only we'd give it a chance. Love baby, love. That's the secret, yeah. If lots more of us loved each other, we'd solve lots more problems. And then this world would be better.
That's wha' ol' Pops keeps saying."

I see trees of green, red roses too
I see them bloom, for me and you
And I think to myself
What a wonderful world

I see skies of blue, and clouds of white
The bright blessed day, dark sacred night
And I think to myself
What a wonderful world

The colors of the rainbow, so pretty in the sky
Are also on the faces, of people going by
I see friends shaking hands, sayin', "How do you do?"
They're really sayin', "I love you"

I hear babies cryin', I watch them grow
They'll learn much more, than I'll ever know
And I think to myself
What a wonderful world

Yes, I think to myself
What a wonderful world
Oh yeah!

詩を読みながら、you tube聴きながら。
http://www.youtube.com/watch?v=2nGKqH26xlg

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