HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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LOLA ALBRIGHT “DREAMSVILLE”
2012/09/06

LOLA ALBRIGHT “DREAMSVILLE” COLUMBIA CL1327
好きなボーカルの一枚。
私はこのアルバムなど、甘い声を聴いているとこそばゆくて昔はとても聴く気になれなかった一枚だが、人生に疲れが浮かぶようになってから、早い話が50歳過ぎてからは、好ましく思われ却って好きになってしまった。
微妙なセクシーな声がとても好感が持てる。

このレコード、バックをヘンリーマンシーニがやっているだけに、彼の十八番TVドラマのピーターガンの主題歌は出ないものの、挿入歌らしい歌がふんだんに歌われているのが嬉しい。
ピーターガンというTVドラマの主題音楽は良く知っているがドラマの記憶がない。日本でやっていたのか記憶もないので、残念ながら見た事はないかもしれない。それとも私の年齢よりもやや上の時代だったのだろう。
その中に彼女が出ていたらしいと、裏のライナーに記載があるので、一生懸命仕事をさぼってネットで探すと、あるあるドラマだけあって話が入れ替わりでたっぷり見られる。有り難い世の中になったものだ。
そのドラマの中で彼女が電話を待っていると、ベルが鳴る、受話器を取った彼女がハローではなくいきなり「ウフン」と出たのには、そのセクシーさにおじさん度肝を抜かれて、へなへなになってしまった。
セクシーな女優だったのだ。
ドラマの中では歌っているシーンがいっぱい出て来て、もう一度昔に戻ってみたい気持ち。
彼女は、マリリンモンロー程セクシーでなく、ジュリーロンドンほど美人でもない、コニースティーブンスほど無茶苦茶可愛いわけでもない、その代わりに適度な健康的な上品さとセクシーさに加え、ちょっとした物憂げな感じが何とも言えない魅力になっている。

ジャケットは何故か下部に、黄色と黒の立ち入り禁止のテープが張られていて、警察の調査中の雰囲気にされている。その上に彼女の美貌の顔写真がすらっと表れている。右奥にはうっすらと中年のおばさんの顔が鏡に映ったようにでている、事件性を表現したのか、きっとピーターガンのつもりだったのかもしれない。
今日来たお客様の意見では裏ジャケの横顔でタバコを吸っている写真の方が表に来るべきだったという意見も判らぬでもない程、裏ジャケの写真は美人になっている。
というより、ふわっとして顔を出したヘアスタイル、細いパイプの先に付けたタバコ、やや開けた唇と、いかにもアメリカの白人らしいと言った方が良いほど素敵である。
裏ジャケだけでも買ってしまいそうなアルバムだが、商売といえ、さすがに私も「裏ジャケ買い」は奨めない。

ところで、内容の方。
彼女はドラマでも吹き替えなしで唄っているという事は、どこに出ても恥ずかしくない歌・演技・美貌と三拍子そろっているという事で、文句など何一つない。
セクシー、シルキー、ハスキーの三拍子そろった歌声で、一曲目の「TWO SLEEPY PEOPLE」二曲目の「DREAMSVILLE」と良きアメリカの豊かなセクシームードで、このアルバムを決定づける最高な出だし。
曲はスタンダードあり、少し有名な曲あり。
マンシーニの音楽センスたっぷりなアレンジも見事で、演奏にも感心して、B面最後まで聴いても聴き足りない印象で終わるに違いない。
とにかく低い声がとても魅力的。低い声の良い女性歌手は少ないから、そこがまた好きになってしまった。

このアルバムもかなりレア盤で以前から余り出て来るものではなかった。
私もこの商売になったお蔭で、入手はかなわないとしても時々は試聴で聴く事が出来て幸せである。
もう一枚の「Lola Wants You」も有名な廃盤ボーカルであるが、そのうち...。

結婚式
2012/09/05

札幌で結婚式
式は宮野森の素敵な教会だった。
司会も指名されたのが前日という準備の悪さも、終わってみればアットホームな式で良かった。

私たちは、その日の内に東京に帰る事にしていたのだが、飛行機の時間が夜9時だと知ると、嫁さんの親戚のほとんどの方が残り、親切にも一緒にお茶を付き合って下さり、総勢15人ほどの茶話会となった。
みなさんと知り合いになれたし、良い人たちで安心した。
そうではなく、不安なのは先方様の方か。
お蔭で、空港でもそれほど待つ事もなく楽しく過ごせた。

しかし、私の息子達は、なぜ今年中に二人とも挙式をするのだろう。
親の苦労を知れ!
まあ、いいか。

札幌
2012/09/04

息子の長男の方が札幌で結婚式をするから来いと言うので、札幌に来た。恋の街札幌。

結婚式だけで帰るのはもったいない、せめて近くの観光でもと思い立ち夕食の後、藻岩(もいわ)山の夜景を見に行った。麓からロープウェイとケーブルカーで往復する。

札幌の街灯が冬の積雪時の見通しを考えてオレンジ色の電燈にしてあるとの事で、そのオレンジと白色のイルミネーションが一望に見える街の夜景は素晴らしかった。

日本三大夜景の函館、神戸、長崎は有名だが、人口200万の大都市の大きな札幌の街の夜景は絶景であった。
三大夜景も危うし。

感動のあまり「パスポート2800円1年有効」とあって思わず買う所だった。
安さに吊られて買ってどうする。
危ない危ない。

明日の式では、「恋の街札幌」を歌うのかな? それとも北の国からで田中邦衛の物真似かな?

営業マン
2012/09/03

ここ数年、ひっきりなしに電話会社の営業の電話が掛かってくる。
一番多いのはソフトな名前の会社で、話は「お知らせです、営業ではありません」と言いながら結局は営業で、とてもソフトとは言い難い。
結局、電話代が安くなったから、どうのこうの。
頭に来て「ウチはNTTだけど、高くてもいいんだよ」でどなってしまう。
週に何度も同じ電話が掛かって来ると、イライラする。

この辺りには証券会社の営業も来る。
営業に名刺を一回でも渡してしまうと、その名刺が社内を廻るようで、延々と入れ代わり立ち代わりその会社の営業マンが来る。
しつこくて中々帰らない。
こちらの営業中であろうと何であろうと、何度も来るし、電話も掛かってくる、それで、絶対に名刺交換してはならないと決心した。
それと名刺は絶対に貰わない事も重要な事。
株やら相場やらの営業には、名刺交換しない、受け取らない、話に乗らない、の3つが重要である。3ない運動だな。

朝からスコール
2012/09/02

日曜日だけど朝早めに出勤した途すがら、セガフレードでエスプレッソを飲んでいたら、突然大雨になってしまった。仕方なく椅子を引き寄せて雨宿りで外を見ながら、ボンヤリ考えていたら、昨日の店の売り上げが気になってきてしまった。売れたレコード達のジャケットをぼんやり追いかけていたら、そういえば「JACKIE PARIS “JACKIE PARIS SOUND”EAST-WEST(USA)」が昨日やっと売れたのだっけ。
嬉しくてちょっと値引きしてしまって利益は無し。

そういえば一昨日、私が早退した時にやっぱり「MEL TORME”SUNDAY IN NEW YORK” ATLANTIC(USA)」が貰われていった。

両方とも5月から残っていた物である。両方とも、少しだけ傷があったものの聴いた感じは全く問題が無かったレコードで、個人的はとても気に入っていた男性ボーカル作品である。まだしばらく残っているようだったら「NORMAN MAPPのJAZZ AIN’T NOTHIN’ BUT SOUL(EPIC)」と併せて、自分で買っても良いかなと思っていたレコード達である。
以前は 、こういう通好みの男性ボーカルがさらっと売れたものだが、最近は不景気で、なんだか店をやっていても売れる気がしなくなった。
不景気になるとこういう所までお金が廻らなくなって、有名百選だけが売れて行くような時代になったものだとつくづく考えてしまった。

JACKIE PARIS SOUNDはギターのBarry Galbraith等スモールコンボがバックで、男性ボーカルの鏡のような作品で、一人で夜中に聴いていると、曲の雰囲気だけでなく、自分の選択・選曲のセンスの素晴らしさにも酔ってしまい、ウィスキーをストレートでぐいっと行きたい気分になる。特に最初の「It’s Only A Paper Moon」は、仕事の帰りに聴きたくなって、月ではなく、家に飛んで帰りたくなる素晴らしさである。日本盤はそういう気持ちにさせてくれなかったけど。
MEL TORMEの「 SUNDAY IN NEW YORK」もまた、休日の朝には時々、聴きたくなる名盤である。ニューヨークでなくとも近くの街に出て散歩がしたくなる仕掛けである。
そういう作品群が本当に売れなくなった。

ジャズもブランドでなければ売れない時代になったものだと思っているうちに、亜熱帯・新宿の雨は上がった。

さて出勤だ。

防災の日
2012/09/01

今日は関東大震災の日。
震災に気を付けよう、と心に誓う。

地震に関係ないが、
今朝聴いたレコードは、セルジオ・メンデスとブラジル66。
私ももうすぐ66。
私の体重66。
キレがない 今日この頃。

気を取り直して

「ジャズ聴けば 蚊を引き連れて 猫来る」

DIXIELAND ALL-STARS “DIXIECATS”
2012/08/30

DIXIELAND ALL-STARS “DIXIECATS” ROULETTE R25015

まずジャケットが可愛い猫ジャケ。それも最高に可愛い。
猫ジャケは世の中に数あるが、ここまで可愛い猫ジャケもちょっと無い。
そう思うと、どうしても見せたくなった。

3匹の子猫で柄がそっくりなので、きっと兄弟に違いない。左の猫は下を見つめ、中央の猫は指先を舐め肉球が見えているのが可愛い。右端の猫は、両前足をクロスさせて顔を隠してしまい、見えない顔がまた可愛い。
と猫ジャケ好きにはたまりません。
写真を見て是非堪能していただきたい。

これで終わりってわけには行かないので、ちょっと音楽の事を。
このメンバー、凄い人たちばかりで、RED ALLEN,BUSTER BAILEY,WILLE “THE LION” SMITH, MILT HINTON,等々ビッグスターばかりで、曲もデキシーの有名曲のオンパレード。
楽しい演奏ばかりである。

そもそもジャズのレコードに時々「CATS」と記載されているのを覚えていると思う。
CATとは、古いジャズの歴史を遡ると、ジャズの音楽の起源すなわちニュー・オリンズの紅灯街、紅灯街って古すぎてもう知る人もいないが、売春宿がかたまっている街の音楽だった。
そこの娼婦たちをCATSと呼んだらしい。らしいと言うのは本当の事はしらないから。
それで、その店の一階で奏でていたジャズメン達を「CATSのとこの兄ちゃん」と言っている内に、CATSと呼ぶようになった。という事からきているらしい。
私の日記はガセネタが多いと言う話だが、これはどうも本当らしい。

因みに、CAT ANDERSONのCATはトランペットの音色が猫のようにニャーニャーだからと言う話だったニャー。

もう一度、かーわいい!

LENA JANSSON “PAY SOME ATTENTION TO ME!”
2012/08/29

LENA JANSSON “PAY SOME ATTENTION TO ME!” BLUEBELL BELL 177 (SWEDEN)

ナイス・ボーカル・アルバム。
このレコードはスエーデンのレコード屋を歩いていても、意外に見つからない。
発売枚数が少ないのか、買った人が気に入って売らないのか、または販売ルートが小さくてライブ時の手売り状態だったのか。想像すればその全てという感じであろうか。
ジャズボーカルとしてかなりの好アルバムである。ジャケットがまた良い。
古いイギリスのオープンカーに乗ってちょっと後ろを振り返って、にっこり笑った写真は、なんという可愛らしさ。車はMGとインパネにもステアリングの中央にも彫ってあるから解る。
相当古そうだ。車は古いが彼女は若い、その対比がまた車ジャケット好きにはたまらない。
全体が緑の色で統一されている事も安心感につながる。

彼女のディテールが無いのでネットで検索すると、出て来るわ出て来るわ、凄い数の日本人が書いたブログとこれまた日本のレコード屋が書いた宣伝ブログ。
それに比べスエーデンでの詳細な書込みは見られなかった、という不思議な歌手。日本で売っている韓流のような気もするが、自主的なので全く違う。
仕方なく、後ろのライナーを読んでみた。
彼女の最初のレコードではないが、彼女の初リーダー・アルバムだという、だが最後のアルバムでもないそうだ。
もっとびっくりしたのは、夫君のJONKENは単に夫だけではなく、彼女のジャズの先生でもあったと。
夫唱婦随とはこの事。歌を聴いていてテナーのサポートがあまりに見事過ぎて夫婦だからかなと思ったりもしたが、音楽の相性もピッタリだったのだ。
JONKEN「LENART JONSSON」はテナーで日本では埋もれたテナー扱いにしている人は多いが、実際は仕事が多かったようだ。彼のテナーは名人芸で、私はアメリカのZOOT SIMS、オランダのRUUD BRINK、ノルウェーのBJARNE NEREM、といったようなボーカルのバックで抜群のサポートをしてくれる、歌手にとってもスタジオでも、とても信頼の厚い人なのだろうと思っている。良いジャズメンである。
こういう人たちの音楽を行間を読むようなつもりで聞くとジャズは楽しくなる。

演奏メンバーは、クラリネットの名手PUTTE WICKMAN,テナーは夫のJONKEN、ピアノはNILS LINDBERG、ベースはSTURE NORDIN、ドラムはRUNE CARLSSONと国のトップクラスがずらりと揃った、これで名盤にならないはずがない。余程の歌手でなければこんなメンバーを前にして、いや後ろに従えて歌う事など出来まい。と、ちょっと意地悪な気持ちになって聴けば、なるほど、大した歌手である。
サラッとした今風の綺麗な声で、バックともぴったりで、選曲もガーシュインの曲ばかりで、これはウケる作品である。

ジャケットの後ろを見ていたら、なんと二人のサインがあった。
From Lena Jansson,And Jonkenとなっていて、彼は髭と太った顔の似顔絵までサービスしている。

聴いても見ても、幸せになるアルバムであった。

餃子屋さん
2012/08/28

国境争いのせいで、最近は焼肉や中華の店に行きにくい。
新宿だからどうしたって、あちらの人たちと知り合いは出来る。
餃子を食べに行った時の事、あれはちょうどオリンピックの卓球の日本対中国の試合の最中。
おじさんは中国人だが、私たちに「日本人とても強いですね、勝ちますよ。私も応援します」等と気を使ってくれる。それでもやっぱり気が重くなる。それが、はっきり国境紛争になったら、話のしようもない。
無理やり話を避けている風でも面白くないし。
韓国は韓国でお客さんも来るので、お互いに気にしないようにしようなどと言ってみてもすっきりしない。
焼肉屋のおばさんにはもうしばらく会ってない。

仲良くしていても所詮は外国人同士で、国は国、個人は個人とうまく割り切れない。
オレは餃子を食べるのにも気を使っているのか?

国境紛争のないヨーロッパが羨ましい。

2012/08/27

今日は休んで富士山の近くに行っていたら、お客様から電話がかかって来て、ジャズ喫茶ナルシスに行こうと誘われた。
ちょうど5時に戻る事になっていたので、一緒に出掛けた。
久しぶりのジャズ喫茶で盛り上がり、もう一軒という事でDUGにも行く。
ジャズのハシゴだね。

途中、店から電話が来て呼び戻され。
結局、その後また飲みに行ってしまった。

「暇な日は 夏の終わりの モルツかな」

「焼き鳥や 評論家たちの 夏終わる」
 


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