HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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無礼講
2012/12/25

朝、ぼんやりテレビを見ていたら。
忘年会の無礼講は何処まで許されるか、という特集をやっていた。

例えば、上司に命令する。
上司にお説教する。
上司に御酌をさせる。
ため口をきく。
等々
若手の芸能人がなんだかんだ。

それを見ていて思わず、オジサンつぶやいた。

お前ら! 毎日無礼講だろうが。
宴会の時くらいは、常識に戻ってちゃんとしろ!

猫ジャケ(THE JAZZ SCENE)
2012/12/24

V.A. "THE JAZZ SCENE" CLEF MGC-674

今回の入荷でもう一つ嬉しかった物。
それは、このCLEFレコードの名盤。
なんといってもジャケットの写真が良い。
SPのセットでは裏の写真であるが、LPではドンと正面に来た。
できれば、SPセット、10インチ、これと3種類集めたい。いやいや、それにCDのボックスセットも欲しい。CDの作りがなかなか力作なのである。どれもコレクターズ・アイテムである。再発するのも面倒なほどの作りなので、再発は望めない気がする。あまりCDの事は褒めた事がないが、これは良い。

ところでこのジャケ写、私の好きな猫ジャケのもっとも上位に来る、最高のジャケット芸術作品である。
モノクロの俯瞰したアングルで右端に猫がうずくまっている。猫の視線はカメラを見ている。これが我々ジャケットを見ていると、猫と目が合い、ぐっと引き寄せられる。顔が切れそうなほど端にいるのも面白い。顔が半分切れている昔の広島の古葉監督のようだな。
まあ、それはおいといて、尻尾の長いところも良い。黒猫という所がまた、意味がありそうで、とても良い。
黒猫は写真にとると真っ黒くなってしまって、眼も写らない時さえあるから、このアルバムはよくできた写真だと思う。

このレコード、入荷した時に、ジャケットの表面が点々と白くなっていて、スレがあって嫌だなあ、と思った。
外れたなと思いながら、良く見ていると、それはスレではなく、写真に写っているのは床に一面に散らばった、落ちたタバコの箱やら吸い殻や、紙屑。
いやはや、演奏が終わって引き上げたスタジオがこんな状態なのであろうかと、びっくりするような写真になった。
きっと、ここはこう吹け、ここはああ弾けと、喧々諤々、さぞ力作が取れたのであろう。

因みにこの猫はスタジオに居ついていた猫だということである。
DAVID STONE MARTINの絵で、JAM SESSION #8(CLEF)のジャケットでも登場する。人気の猫だ。
毎晩、好演奏をきいていたのであろうか。
羨ましい猫である。

今日は猫ジャケの話。
音楽の事?
買って聴いてくれい。

PAUL GOLSALVES “COOKIN'”
2012/12/23

Paul Gonsalves “ Cookin’” Argo LP626
ここの所、なぜか良いのが次々と入ってくる。

これまた名盤である。
名盤だと、レコード屋の親父に言われたくないとズバリ言ってくれたお客様もいらっしゃる。
それでも私は、自分がこれだと、感じたレコードはやっぱり良いなあと思うから、人にも奨めたい。
音楽は宗教だから。それを残念ながら教祖様として人が認めてくれないだけの事、これも人望か?うーん仕方ない。

最初からズレてどうする。
ところでこの名盤の主人ゴンザルバス、日本のジャズ鑑賞の場においては、エリントンの一員としてのみの認識しかなかった。だが昨今のヨーロッパ・ブームとクラブジャズ・ブームがやって来て、Boom-Jackie-Boom-Chick(64年)、Just Friends(65年)、Humming Bird(69年)、等がクラブ・シーンでも使えるという事になり、俄かDJにも引っ張りだけになって、彼の名前も大いに売れた。
こういう所はクラブ・ジャズ・ブームの良かった点として大いに褒められる所である。

その彼が本国アメリカで作った最初のリーダー作である。
裏のライナーによると57年エリントン・バンドがシカゴのブルーノートに出演した時、3人の同胞すなわちCLARK TERRY,JIMMY WOODE,SAM WOODYARDを連れていった。行き先は地元シカゴのレーベルARGOである。
十分の人選で、全く問題が無い。
エリントンは懐が深い人だから大いに励まされて出かけたに違いない。だが、ピアノにまさか御大を頼むわけには行かないので、地元のピアニストを連れてきた。それがWILLIE JONESで、シカゴのローカル・ミュージシャンである。ライナーによるとシカゴでトリオを引き連れていて、そのスタイルはMILT BUCKNERのようだと書かれているが、A面3曲目のプレイはちょっと凄くないかと思い、調べて見るとSUNRAやANDREW HILLが絶賛しているとあったので、なるほどシカゴの人たちは違うわいと、私も納得したのである。地元のあだ名が「ピアノ・トレイラー」と言われたそうで、きっと凄まじいプレイだったのだろう。

ゴンザルバスのサックスはちょっと詰まったような感じに、だらしなさを加味したスタイルである。
その「だらしなさ」と言うのがただの、だらしなさではなく、その極致とも言うべき、男の素敵さがある。
頑張って、頑張って、サウンドを作り上げた苦労がちびりとも出ない、カッコ良さがある。
それは、その後のGettin' Together!(Jazzland)にも言えて、これ以上だらしないと、カッコ悪くなってしまうというギリギリの際にいる事の素晴らしさとも言える。
良い作品はいつも「際」に立っているものだ。

男の粋と言うものもそういう点では近いが、こちらは芸術だから、もっとシビアである。
エリントン楽団のサウンドを一身に背負った男の、サウンドの凄さがある。
昔の男の、男たる所以である。

話が長くなっていけないが、このアルバムのできの良さにもう一つ理由があって、それはCLARK TERRYの存在である。
彼のアレンジの良さはやっぱり一流である。これもあまり言われないのが不思議である。

DUKE JORDAN SIGNAL
2012/12/22

DUKE JORDAN “DUKEJORDAN(TRIO /QUINTET)” SIGNAL S1202

良いレコードの入荷である。
このレコードは、幻の名盤として有名で、ジャズ喫茶などでも持っている所は少なかった。
私は聴いた事がなかったので、再発盤のボックスセットが3枚組でソニーかどこかから発売された時に、慌てて購入した。
勢い聴いた所、残念ながらあまりパットとしなかった。なんだ、こんな程度かとちょっとガッカリして、そのまま時は流れ、こんなレコードの事など忘れた頃、アメリカのメール・オークションでセリ落とした物が送られて来て、それを聴いて初めて、良い音楽だった事に気が付いたのだった。
音は大切な要素である事。レコードは音が悪いければ音楽も良く聴こえないという大切な要素を、大きな驚きを以て、気づいたのであった。そういう事が相次ぎ、オリジナル至上主義になった私であった。

このレコードは音も、音楽もとても良い。A面がトリオで、本人とPERCY HEATH(b),ART BLAKEY(d)という組合せ。
B面がA面のメンツにCECIL PAYNE(Baritonesax), EDDIE BERT(Trombone)が加わったクインテット。
トリオでは彼の得意曲というかオリジナル曲を演奏していて、それが実に美しく、上品なのが良い。
ドラムもこれがART BLAKEYかとライナーノーツを確認するほどに上品で、教科書にしたいほどの、素晴しいトリオ演奏である。
何?教科書?。
なるほど教則レコードを作っただけの事がある会社は、やっぱり品がある。

B面は彼のオリジナルヒット作、「Flight to Jordan」から始まる。
CECIL PAYNEのバリトンはお手本のように、やっぱり上品である。
音楽を練習して一流として認められる所まで行くという事は、たった一つ、上品さに磨きを掛ける事に他ならない。ジャズという音楽においてもそれは同様で、それを外してはならないと私は思う。
ここでは腕の良いジャズメンが集まり、実力通りの演奏をして見せた、是非聴いておきたい作品である。
音が良いのはVAN GELDERの録音によるものも大きい。

さて、ジャケットは本人の横顔を5つ並べてある、上にDUKE JORDANと5段に並べてある。
トリオとクインテットが5曲づつなので、5に因んだデザインでバランスを取ったのであろう。
通好みのなかなか渋い造りである。

いづれにせよ、彼の代表作でもありジャズの大名盤でもある。

2012/12/21

お客様が日本盤のレコードに付いている、あの帯はいったいいつ頃からですか?
と聞かれて、急に思い出したので、忘れない内に書いておこう。明日になると全部忘れているから。

確か植草甚一の本だったと思うが、戦前のフランスでの事。
ジャン・コクトーの本に付けたのが最初だったそうだ。

それがパリの本屋に出された時、とても評判が良かった。
それを見た出版各社が真似るようになり、やがて目聡い日本人が持ち帰り、日本にも伝わった。
それが日本では本屋で好評であった。
それが本からレコードにも伝染したと。

書かれた本を探したが、もはや記憶もうろ覚えで出て来ない。
私は本でも何でもすぐに売ってしまうから、きっと無くなったのだろう。
誰か見つけたら教えて欲しい。

それが中古の世界でこんなに人気になるとは誰も想像できなかったに違いない。
大体、日本盤レコードを扱う中古屋では、日本盤では大したアピールにならない。
それが古本屋同様、せめて帯がある事を大きな売り物にしたら、それが当たったというか、常識になった。
そして現代に至り世界の共通語になったというわけ。

ジャズはあまり帯、帯と騒がなかった。
最近はちょっとうるさい人もいるが、今でも比較的緩やかなのがいい。
ジャズは聴く範囲が広いので騒いでいたら、すべて入手困難になってしまう。
まあほどほどに。

BILL HARDMAN “SAYING SOMETHING”
2012/12/20

BILL HARDMAN “SAYING SOMETHING” SAVOY MG-12170

久々の入荷。
こんなレコードならいくらでもあるだろう、と言われそうだが、オリジナルは本当に無い。実は昔から無い。
サボイ・レーベルも後期に入るとVAN GELDERもいなくなり、ジャケットの作りも目に見えて落ちる。
なので私が買っていた頃60年後半からはオリジナルで綺麗な物は殆ど見ることが無かった。
よくサボイのレコードなど昔は沢山あったと話題に上るが、それは皆再発盤かカット盤である。
日本に大量に流れてきたもののほとんどは、ラベルの茶色の再発ばかりであった。
だからといって、持っていても自慢にならないのがこのレコードの悲しさか。
しかし心配無用、昔から隠れ名盤的なアルバムで、密かに愛聴盤にしていたマニアは多くいたのである。
勿論私も大好きなトランペッターである。

彼の良い所は、音色に哀愁があるところ。
作品数は少ないので、つい軽視しがちだが、56・7年頃はART BLAKEY楽団にレギュラー参加している所など、なかなか大した腕前であることの証明である。 しかし彼以前はDONALD BYRDがおり、彼以降は天才LEE MORGANで、間のBILL HARDMANなど軽視されがちである所が、ちょっと悔しい。
私が最も好きになったのはJACKIE McLEAN “JACKIE’S PAL” Prestige 7068を入手してからで、出しゃばらず、かといって目立たない訳でもないその微妙な立ち位置のサウンドに何故か惹かれたのである。
それでリーダー作を探していて、やがてこのアルバムに出会った。
結局は、リーダー作はこれ一枚で、その後70年以降になってMUSEで作られるまで、リーダー作は無い。
という事は彼の全盛時を知ることが出来る重要な作品という事になる。

ここでジャケットを見よう。
なんとシュールレアリズムの絵柄である。当時のシュール・ブームはここまで反映していたのであろう。
約1/3の下に地平線があり、右奥に向かって急速遠近法が取られている。リーダーが持つトランペットも地平線の一点から前に音がでるようなイメージなのである。左からCOFFEEの看板の屋根が、なぜかガラスの巨大な板にぶつかり、そこには楽器が突き抜けたり、柔らかくなったり、ガラスに溶け込んだりしていて、下方にはピアノの鍵盤がこれも柔らかく、毛虫のようにうねっている。
COFFEEの看板はあるが人はおらず、沈黙とジャズのサウンドとの対比は不思議で、不安にさせられる。
上部にTHE BILL HARDMAN QUINTETと書かれた文字が、さあ店に入ってくれと我々聴く人を 呼んでいるのであろうか。
正に当時は、ジャズという音楽が前衛であり、シュールな題材としてあったという時代の証拠である。

右下に「HAEVEY」というサインがある。
日本では騒がれる事がないが、この人のデザインしたジャケットはSAVOYには膨大にあって、ジャズは CURTIS FULLERのIMAGINATIONNなどが知られているが、SAVOYはゴスペルのアルバムがかなりあり、ほとんどがこの人の作品である。ところがこの人はDavid Stone Martinと違って、まったくミステリーなのである。

そんな面白い背景を持つ作品の音楽内容はというと、SONNY RED(as),RONNIE MATHEWS(p), DOUG WATKINS(b)
JIMMY COBB(d)というハードバップの好メンバーばかり。
これで悪いはずはない。
61年のナイス・ハードバップである。

プレイヤー2台で
2012/12/19

ちょっと前、修理が終わったプレイヤーが一台帰って来た。
それにモノラル・カートリッジを付けて、ステレオとモノを二台体制にして使い分けようと思ってやった所、オルトフォンのAシェルが口が逆さで付かない。仕方なくジョイントを入れて付けた所、今度は音割れがする。

そうこうして、うまく行かないのだが、一方で私の耳はモノラルモードになってしまったので、今までのSMEにモノのAシェルを付けて聴いた。

聴けば、レコードも然りだが、モノラル・カートリッジの音は抗い難いものがあって、いかんともしがたい。
かといって次に掛ける盤がステレオだと、またステレオのカートリッジに戻す。
あっちこっちとイライラが募る。
これはどうしても2台をセットしないといけない事になる。

そうするとモノラルの針はGシェルにしてもらって、更に昇圧トランスもいるなと考えると、だんだん面倒になってきた。
オーディオは面倒だ。

しかし、モノラルの針で聞いた、ジャンゴ・ラインハルトのフランス・バークレイの10インチ盤。バルネ・ウイランのアアフタヌーン・イン・パリのアトランティック盤は、音楽の芯が出て、本当に良い音だった。
一度聴いてしまったらいけない。
面倒だけど、モノとステレオと2台セットしてやらないといけないな。

壁のコンセント
2012/12/18

壁のコンセント。
今までは通常の2つ穴のコンセントだったが、ケーブルがアース付きの3つ口なので、間に変換プラグを入れたりして面倒だったし、良い音を追及するなら、間に余分なものなぞ無い方が良い。
この際やるぞ、と決心して3つ口の壁用コンセントに交換した。

本当はアメリカのHUBBELの製品が欲しかったが入手できなかったので、ナショナルの医療用の1000円位の物をヨドバシで購入。安いのが良い。
医療用の製品の方が抜けにくいそうだ。これは重要。

取り付けの際、日本ではアースが下に来るようにしないといけないようだが、アースの穴が上に来るようにしてもらった。
しっかり度が増す。これも重要。

音? 
違いは少しではあるが、本当に変わる。
どう変わったかというと、上品さが出た。
それが重要。

通販リストの更新、買取の希望
2012/12/17

通販リストが更新されております。
良い物が入荷しています。

また、リストアップの後も毎日入荷があります。
ご来店お待ちしております。



買取希望です。

STEVE LACY “SOLO (Place SPACE WHO)” SPACE-WHO 番号無 
買取希望です。
ジャケット完備できれいなら100,000.-

衆議院選挙
2012/12/16

衆議院選挙が終わった。
深夜までテレビを見ていたら自民党圧勝。
維新、未来、みんなとばらけた分だけ、民主の票を食ったのかもしれない。

いずれにせよ、景気が回復してくれないともう駄目だ。

先日も、「今が最低で、これ以上ちょっとでも悪くなったら、俺たちは死ぬよな」、と独立した友人が話していたのが、ずっと胸に残っている。

本当にこれ以上悪くしないでくれ、と願う。

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