HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
| ライブ | - 2013/01/05
- お客様が盛んに、ジャズはライブに限る、行かなきゃだめだ、レコードばかり聴いていては駄目だ。
と力説して帰って行った。
ウチはレコード屋だけど、と言いたかったけれども、それは飲み込んで、と。
時々、そういうお客様が来られる。 ただ、そういう方々のお話をよく聞いていると、「ジャズは楽しい」という一言に尽きるようだ。 だからといって悪い事はひとつもない。 レコード屋の親父の私も、以前はライブによく行った。
でも、一つだけ言っておきたい。 せっかくの芸術家の音楽演奏を聞きに行くなら、出来れば学習してから行って頂きたい。 そうすれば初めて見たとしても感じ方が変わる。 こういう音はこうやって出していたんだ、こういう時のサウンドはこういうパフォーマンスだったのかと、納得する事が多々あり、音の知識がないまま行くより、演奏がより解るし、楽しむ事ができる。 要するに、どっちか片方ではなく両方やっておけば何も問題はない。
どっち派なんて、どうでも良い事。
|
|
| 年賀状 | - 2013/01/04
- 当店は年賀状を出さない事にしている。
それには理由がある。
それは開店当時の3年目くらいの事。 年が明けて、やって来られたお客様が強い調子で、私に向かってこう言った。 「年賀状は止めてくれ。女房に、あなたが余程沢山お金を使っているせいで年賀状が来るんじゃないの?」 と、長時間チクチク嫌味を言われたと。 店はそんなものを出さないのが当り前だよ、と言われてそんなものかと思っていると、同じ日になぜか、そういうお客様が3人も現れた。
ということは倍の数のお客様が不愉快に思っているはずで、それならば年賀状は止めようという事になった。 以来、引っ込み思案になり年賀状は出さない。 本当は出したいのだが。
奥様方の女の感はなかなか侮れないし、家庭を壊したらまずい。
|
|
| 今日から営業 | - 2013/01/03
- 本日から営業開始。
(ただし、早じまい)
年末は遂に風邪でダウン。 31日の大晦日は速めに帰ってしまった。 オールナイトに参加できず本当に残念だった。 最近は、すぐに疲れてしまう。
明日から普通に営業。 また良い物を仕入して、お客様に喜んでいただかないと。
|
|
| 新年 | - 2013/01/01
- 新年明けまして
おめでとうございます 本年もまた宜しくお願い申し上げます。
|
|
| 良いお年を | - 2012/12/31
- 本年もお世話になりました。
ありがとう存じます。 レコードを買って下さった方々には改めて御礼申し上げます。 こんな恥さらしで、どうでも良い日記を読んで下さった方々にも御礼申し上げます。
来年も皆さまによい年になりますよう、お祈りしております。 良いお年をお迎え下さい。
へそ曲がりの私は、NHKの紅白や芸能人のテレビなど見たくないので、店にいます。 年越しもジャズが一番です。
|
|
| ノロ・ウィルス | - 2012/12/30
- 一昨日病院に行ったら、先生が「ノロに罹っちゃったよ」と笑っていた。
最近はノロが流行っている。 先生の話では、毎日20人もノロ患者が来たと。 来てしまったものを追い返すわけにも行かない。 それで20人も診ていれば、さすがに感染したと。 自宅でじっとしていれば良いのにね、と私が言うと、そうだよと笑っていた。
そんな時に、日本の医療の在り方が、こういう際には裏目に出るのだろうと思う。 外国などでは具合が悪いからと言って、いきなり病院には行くこと出来ない場合が多い。 まず主治医に電話で症状を説明し、指示を受けてからが治療のスタートとなる。 風邪なら寝ていろと言われることもある。
それが日本では、何がなんでもすぐ病院。 その結果、患者が今回のノロ騒ぎのように、ウィルスを撒き散らかして歩いてしまう事態も起こる。 お客様の話では、奥様が看護師さんなのだが、2度もノロに罹ったという話も聞いた。 いくら病院関係者と言えども、これでは可哀想すぎる。
|
|
| FRANCO TONANI ”NIGHT IN FONORAMA” | - 2012/12/29
- FRANCO TONANI ”NIGHT IN FONORAMA” JUKE BOX 330018 Italy
このレコードは凄い。 何が凄いかというと。まず音質が凄い。大迫力である。 私は思うに、このレコードはヨーロッパ・ナンバーワンの録音である。 昔の録音が良いレコードは、大体演奏も良い。 メンバーも良い。リーダーFRANCO TONANI(d)で、以下集まったのは、GATO BARBIERI(ts)、FRANCO AMBROSETTI(tp)、GIOBANNI TOMASO(b)、 FRANCO D’ANDREA(p)、と言う当時のイタリア最高の楽器の代表選手ばかりである。 オールイタリアンとでも言えるジャズメンを揃えた力作である。 A面がトリオで、B面がクインテットで、どちらの面も気合を入れて演ってきた人たちの好演奏ばかりである。
私は現役の時には、このレコードを入手した事は無かった。 というか諦めていないといけないアルバムだった。 レコード屋を始めてから、イタリアのレコード・フェアにも行くようになり、会場でちょっと顔見知りになった小レーベルの人がいて、彼からレア盤を買うようになった。それで2003年の春、話があるからちょっと来いと言うので着いて行き、車の中で見せられたのがこれ。初めて見たレア盤だった。 現地の関係者の、「買った事、売った事は勿論、見た事もない」とほとんどの人がいう所のアルバムである。 こんなレア盤が出て来て驚いたと同時に、金額の高さにもびっくりしたのだが、ここで引き下がっては男がすたると購入したのである。 以来イタリアに行くという事は、私の仕事とは、こういう物を入手して持ち帰る事だと心に決めてやって来た。 このレコードだけは、ウチの店で仕入れるのだという思いでやってきた。 それでも2年に一枚の確率でしか入荷しない。 といっても、自分で言うのも何だが、他店の事は興味もないし知らないが、これって凄い事だと思っている。 でも、ここのところ3年、間が空いた。 知り合いのイタリア人はとても顔が広く、どこからか探して来てくれた。 でも最近はもう当てがないという。 「ないか?」と聞くと「お前に売ってしまったから」というやり取りになる。 流石にもう無いかなという気持ちにさせられていたが、久しぶりに入って来ると、店の親父としては心が躍る。 これって店自慢?いかん、いかん。
ところで、このアルバムも再発された。 その再発ジャケットの作りは中々立派で、ちょっと見分けがつかない。 その内に古色を付けてオークションなどにオリジナルだと出てきそうが気がする。 だが、盤は違う。違うと言っても再発の音質も悪くは無い、元のマスターテープが良いから多分再発においても良かったのだろう。 再びだが、再発の音は良いには良いが軽い。後出しはどうしても軽くなる。 オリジナルの音質は重厚感がある。 たったこれだけで音楽は全く違ってくる。 解る人には解る。 音という物はそういう事である。
ところで、FONORAMAという意味はとても深い何かがあるに違いないと期待していた。 ある時、他のやっぱりイタリアのレア盤の裏の英語のライナーに書かれていたので分かったのだが、FONORAMA(フォノラマ)と言うのはスタジオの名前であった。 一度は必死に探した事があっただけに、分かった時えらくガッカリした。
|
|
| 万引き | - 2012/12/28
- 今年も、もう終わり。
厳しい一年だった。 厳しいと言えば去年からだが、当店から大量に万引きがあった。
あの当時は解った分だけで30万円ほどの被害だったが、その後、棚卸の際に発覚しただけでも更に10万円分はあったが、それはもう後の祭り。 それをユニオンが買い取り、セール目玉として出されたのを全部ウチのじゃん、という事から次の時に捕まったのだが、犯人はお咎めもなく、弁護士が間に入って、初犯だから、初犯だからを繰り返し、無理やり不起訴にさせられた。 初犯といいながら他店でも犯罪を繰り返し、被害店3軒、わかっただけで被害総額何十万円。 これって初犯にしていいか? 件必ず返済させます、と言いながら、弁護士が付いていた時の最初の1万円だけ。 弁護士にも、あんたたちの正義って何?って言いたいくらい。
結局、儲かったのはユニオンだけで、やった者勝ちの世界だった。 実はその後も、ちょっとづつ、そういう事件はある。
万引きは止めて欲しい。 ウチの様に小さくて、客数の少ない店では、その時は解らなくても、「その人が帰ったあと、商品が無くなった事が分かる」。 とすれば、「犯人はその人しかいない」。 だけれども、現場を押さえてないので何も言わない、だが言わないが分かる。 この時の万引き犯もそうだったように、やっぱり分かる。 私もその人に会う度に、心の中であなたが犯人ですよね?と問いかける事になる。 それが私も嫌だ。
買ってくれている内は良いけれど....。
だから万引きはいけない。 どこで噂になるかもしれない。 死ぬまで、そのレッテルは取れない。 いや、死んでも取れない。 万引きは犯罪。 楽になりたかったら返すなり、払うなりしたら良い。
|
|
| 年末年始の営業 | - 2012/12/27
- 年末年始の営業
12月31日まで通常営業 1月03日 営業(閉店早め) 1月04日より 通常営業 大晦日の31日はオールナイト・営業です。 良かったら来てください。 少しのお酒くらいは用意しております。
新宿西口のレコード屋街が元気だったころは、このあたりはどこもオールナイトでやっていたそうです。地方から、それが楽しみで来られたお客様もたくさんいたそうです。今はそういう店も無くなりましたが、当店くらいは、せめて新宿の伝統を守ってオールナイトに決めています。 飲みながら、話をしませんか?
|
|
| BARBARA LEA “A WOMAN IN LOVE” | - 2012/12/26
- BARBARA LEA “A WOMAN IN LOVE” JAZZOLOGY RECORDS AP-86 USA
このレコードはRIVERSIDEレーベルの人気盤「A WOMAN IN LOVE」10インチ盤の再発である。 あるが、ああそうかでは終われない点がある。
それはジャケットをまずよく見て頂きたい。 彼女は首をちょっと左に傾けて笑っている。 ではオリジナルのジャケットはというと、左に傾けてはいるものの、表情は物憂げでやや深刻である。 再発するに当たってこれほど凝った造りにしなくても良かったと思うのであるが、それには訳がある。 いろいろと女にも訳がある通り、ジャケットにも訳があるのである。
本人の話によると、10インチの方は、1955年に初レコーディングとして発売されたものである。
時が流れ23年後の1978年、あの55年の名盤再発を12インチで出そうという話が持ち上がると同時に、同じメンバーを集めてもう一度演ろうという事になり、BILLY TAYLOR(p), JOHNNY WINDHURST(tp), JIMMY SHIRLEY(g), EARL MAY(b), PERCY BRICE(ds)がスタジオに入った。そして録音が行われたのであるが、通常の録音とちょっと違っていた。 それは10インチと12インチの差、すなわち4曲が録音され、それぞれの面に収録されたのだ。 短命なジャズメンだが、皆揃った。一人でも抜けていたらこの企画は成り立たなかった。 写真もただの再発ではないという所を見せたかったのか、ちょっとだけ変えてみた。
出来上がったら、単なる再発にしか見えないジャケットになってしまった。 だが、分かる人は、分かってくれるというアルバムになった。 凝った企画である。 粋な事をしてくれるのが嬉しい。
さて、レコードはAとBに録音が別れているが、聴いていれば、音が違うのですぐにどちらかが解る。 若い時の声の良さを確認し、78年の巧さを聞くのも良し。 20年間変わらずやってきた歌の道がわずかでものぞく事が出来る。 ありがたい事である。 名盤が更に重ねて、名盤になった。 軽視しがちではあるが、ちょっと面白い。
あっちも持ったら、こちらも欲しい。 あっちが買えなければ、これはこれで手元に置いておきたい良いボーカルである。
写真は参考の為、2枚並べた。
|
|
  
|