HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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DUKE JORDAN SIGNAL
2012/12/22

DUKE JORDAN “DUKEJORDAN(TRIO /QUINTET)” SIGNAL S1202

良いレコードの入荷である。
このレコードは、幻の名盤として有名で、ジャズ喫茶などでも持っている所は少なかった。
私は聴いた事がなかったので、再発盤のボックスセットが3枚組でソニーかどこかから発売された時に、慌てて購入した。
勢い聴いた所、残念ながらあまりパットとしなかった。なんだ、こんな程度かとちょっとガッカリして、そのまま時は流れ、こんなレコードの事など忘れた頃、アメリカのメール・オークションでセリ落とした物が送られて来て、それを聴いて初めて、良い音楽だった事に気が付いたのだった。
音は大切な要素である事。レコードは音が悪いければ音楽も良く聴こえないという大切な要素を、大きな驚きを以て、気づいたのであった。そういう事が相次ぎ、オリジナル至上主義になった私であった。

このレコードは音も、音楽もとても良い。A面がトリオで、本人とPERCY HEATH(b),ART BLAKEY(d)という組合せ。
B面がA面のメンツにCECIL PAYNE(Baritonesax), EDDIE BERT(Trombone)が加わったクインテット。
トリオでは彼の得意曲というかオリジナル曲を演奏していて、それが実に美しく、上品なのが良い。
ドラムもこれがART BLAKEYかとライナーノーツを確認するほどに上品で、教科書にしたいほどの、素晴しいトリオ演奏である。
何?教科書?。
なるほど教則レコードを作っただけの事がある会社は、やっぱり品がある。

B面は彼のオリジナルヒット作、「Flight to Jordan」から始まる。
CECIL PAYNEのバリトンはお手本のように、やっぱり上品である。
音楽を練習して一流として認められる所まで行くという事は、たった一つ、上品さに磨きを掛ける事に他ならない。ジャズという音楽においてもそれは同様で、それを外してはならないと私は思う。
ここでは腕の良いジャズメンが集まり、実力通りの演奏をして見せた、是非聴いておきたい作品である。
音が良いのはVAN GELDERの録音によるものも大きい。

さて、ジャケットは本人の横顔を5つ並べてある、上にDUKE JORDANと5段に並べてある。
トリオとクインテットが5曲づつなので、5に因んだデザインでバランスを取ったのであろう。
通好みのなかなか渋い造りである。

いづれにせよ、彼の代表作でもありジャズの大名盤でもある。

2012/12/21

お客様が日本盤のレコードに付いている、あの帯はいったいいつ頃からですか?
と聞かれて、急に思い出したので、忘れない内に書いておこう。明日になると全部忘れているから。

確か植草甚一の本だったと思うが、戦前のフランスでの事。
ジャン・コクトーの本に付けたのが最初だったそうだ。

それがパリの本屋に出された時、とても評判が良かった。
それを見た出版各社が真似るようになり、やがて目聡い日本人が持ち帰り、日本にも伝わった。
それが日本では本屋で好評であった。
それが本からレコードにも伝染したと。

書かれた本を探したが、もはや記憶もうろ覚えで出て来ない。
私は本でも何でもすぐに売ってしまうから、きっと無くなったのだろう。
誰か見つけたら教えて欲しい。

それが中古の世界でこんなに人気になるとは誰も想像できなかったに違いない。
大体、日本盤レコードを扱う中古屋では、日本盤では大したアピールにならない。
それが古本屋同様、せめて帯がある事を大きな売り物にしたら、それが当たったというか、常識になった。
そして現代に至り世界の共通語になったというわけ。

ジャズはあまり帯、帯と騒がなかった。
最近はちょっとうるさい人もいるが、今でも比較的緩やかなのがいい。
ジャズは聴く範囲が広いので騒いでいたら、すべて入手困難になってしまう。
まあほどほどに。

BILL HARDMAN “SAYING SOMETHING”
2012/12/20

BILL HARDMAN “SAYING SOMETHING” SAVOY MG-12170

久々の入荷。
こんなレコードならいくらでもあるだろう、と言われそうだが、オリジナルは本当に無い。実は昔から無い。
サボイ・レーベルも後期に入るとVAN GELDERもいなくなり、ジャケットの作りも目に見えて落ちる。
なので私が買っていた頃60年後半からはオリジナルで綺麗な物は殆ど見ることが無かった。
よくサボイのレコードなど昔は沢山あったと話題に上るが、それは皆再発盤かカット盤である。
日本に大量に流れてきたもののほとんどは、ラベルの茶色の再発ばかりであった。
だからといって、持っていても自慢にならないのがこのレコードの悲しさか。
しかし心配無用、昔から隠れ名盤的なアルバムで、密かに愛聴盤にしていたマニアは多くいたのである。
勿論私も大好きなトランペッターである。

彼の良い所は、音色に哀愁があるところ。
作品数は少ないので、つい軽視しがちだが、56・7年頃はART BLAKEY楽団にレギュラー参加している所など、なかなか大した腕前であることの証明である。 しかし彼以前はDONALD BYRDがおり、彼以降は天才LEE MORGANで、間のBILL HARDMANなど軽視されがちである所が、ちょっと悔しい。
私が最も好きになったのはJACKIE McLEAN “JACKIE’S PAL” Prestige 7068を入手してからで、出しゃばらず、かといって目立たない訳でもないその微妙な立ち位置のサウンドに何故か惹かれたのである。
それでリーダー作を探していて、やがてこのアルバムに出会った。
結局は、リーダー作はこれ一枚で、その後70年以降になってMUSEで作られるまで、リーダー作は無い。
という事は彼の全盛時を知ることが出来る重要な作品という事になる。

ここでジャケットを見よう。
なんとシュールレアリズムの絵柄である。当時のシュール・ブームはここまで反映していたのであろう。
約1/3の下に地平線があり、右奥に向かって急速遠近法が取られている。リーダーが持つトランペットも地平線の一点から前に音がでるようなイメージなのである。左からCOFFEEの看板の屋根が、なぜかガラスの巨大な板にぶつかり、そこには楽器が突き抜けたり、柔らかくなったり、ガラスに溶け込んだりしていて、下方にはピアノの鍵盤がこれも柔らかく、毛虫のようにうねっている。
COFFEEの看板はあるが人はおらず、沈黙とジャズのサウンドとの対比は不思議で、不安にさせられる。
上部にTHE BILL HARDMAN QUINTETと書かれた文字が、さあ店に入ってくれと我々聴く人を 呼んでいるのであろうか。
正に当時は、ジャズという音楽が前衛であり、シュールな題材としてあったという時代の証拠である。

右下に「HAEVEY」というサインがある。
日本では騒がれる事がないが、この人のデザインしたジャケットはSAVOYには膨大にあって、ジャズは CURTIS FULLERのIMAGINATIONNなどが知られているが、SAVOYはゴスペルのアルバムがかなりあり、ほとんどがこの人の作品である。ところがこの人はDavid Stone Martinと違って、まったくミステリーなのである。

そんな面白い背景を持つ作品の音楽内容はというと、SONNY RED(as),RONNIE MATHEWS(p), DOUG WATKINS(b)
JIMMY COBB(d)というハードバップの好メンバーばかり。
これで悪いはずはない。
61年のナイス・ハードバップである。

プレイヤー2台で
2012/12/19

ちょっと前、修理が終わったプレイヤーが一台帰って来た。
それにモノラル・カートリッジを付けて、ステレオとモノを二台体制にして使い分けようと思ってやった所、オルトフォンのAシェルが口が逆さで付かない。仕方なくジョイントを入れて付けた所、今度は音割れがする。

そうこうして、うまく行かないのだが、一方で私の耳はモノラルモードになってしまったので、今までのSMEにモノのAシェルを付けて聴いた。

聴けば、レコードも然りだが、モノラル・カートリッジの音は抗い難いものがあって、いかんともしがたい。
かといって次に掛ける盤がステレオだと、またステレオのカートリッジに戻す。
あっちこっちとイライラが募る。
これはどうしても2台をセットしないといけない事になる。

そうするとモノラルの針はGシェルにしてもらって、更に昇圧トランスもいるなと考えると、だんだん面倒になってきた。
オーディオは面倒だ。

しかし、モノラルの針で聞いた、ジャンゴ・ラインハルトのフランス・バークレイの10インチ盤。バルネ・ウイランのアアフタヌーン・イン・パリのアトランティック盤は、音楽の芯が出て、本当に良い音だった。
一度聴いてしまったらいけない。
面倒だけど、モノとステレオと2台セットしてやらないといけないな。

壁のコンセント
2012/12/18

壁のコンセント。
今までは通常の2つ穴のコンセントだったが、ケーブルがアース付きの3つ口なので、間に変換プラグを入れたりして面倒だったし、良い音を追及するなら、間に余分なものなぞ無い方が良い。
この際やるぞ、と決心して3つ口の壁用コンセントに交換した。

本当はアメリカのHUBBELの製品が欲しかったが入手できなかったので、ナショナルの医療用の1000円位の物をヨドバシで購入。安いのが良い。
医療用の製品の方が抜けにくいそうだ。これは重要。

取り付けの際、日本ではアースが下に来るようにしないといけないようだが、アースの穴が上に来るようにしてもらった。
しっかり度が増す。これも重要。

音? 
違いは少しではあるが、本当に変わる。
どう変わったかというと、上品さが出た。
それが重要。

通販リストの更新、買取の希望
2012/12/17

通販リストが更新されております。
良い物が入荷しています。

また、リストアップの後も毎日入荷があります。
ご来店お待ちしております。



買取希望です。

STEVE LACY “SOLO (Place SPACE WHO)” SPACE-WHO 番号無 
買取希望です。
ジャケット完備できれいなら100,000.-

衆議院選挙
2012/12/16

衆議院選挙が終わった。
深夜までテレビを見ていたら自民党圧勝。
維新、未来、みんなとばらけた分だけ、民主の票を食ったのかもしれない。

いずれにせよ、景気が回復してくれないともう駄目だ。

先日も、「今が最低で、これ以上ちょっとでも悪くなったら、俺たちは死ぬよな」、と独立した友人が話していたのが、ずっと胸に残っている。

本当にこれ以上悪くしないでくれ、と願う。

パワーアンプ。
2012/12/15

友人がパワーアンプ「マランツ8」を持っていたのだが、使っていないというので譲っていただいた。
何年も放ってあったため随分汚れていた。
積った埃、こびり付いた油汚れ、飲み物の跡など4日ほど掛けて外側を磨き上げ、ある程度綺麗になったところで、知り合いのアンプ修理に依頼した。
抵抗もオリジナルに近い物にしてもらったが、ヘタっているという真空管は費用を安く抑えたかったので、中国球にした。
一か月ほどで帰って来て、昨日セットして聴いた。
期待していたが、今まで使っていた、ダイナコよりは幾分上品という感じ。

パワーアンプという物は、思ったより、大した変化がないものだ。
安いダイナコのコストパフォーマンスが光る。

やっぱり真空管をオリジナルにしないといけないのかな?

歩く時
2012/12/14

最近、歩く時に胸を張って歩くようにしている。

それは胸の上部、すなわち左右の鎖骨と胸骨が合わさってへこんでいる小さな場所。
そこが「心の窓」と言われている場所で、それを少し上方向に向けていなさいと、そうすれば幸せがやって来ますと、元ミスユニバースの森理世さんに言われたから。

子供の頃から猫背で、さらに年齢と共に落ちる体力を感じるようになり、よけいに、胸を張って歩きたいと、思うようになった時にちょうど、その「心の窓」の場所を聞き、具体的に意識が出来るようになった。

世間様に胸を張って歩けるような人生ではないが、良い姿勢を保つと体に良いという事は間違いない。

選挙
2012/12/12

今度の衆議院選挙。
週末は行けないので、不在者投票に行って来た。
いつも日記にも政治の事を書いているのに、選挙にも行かないようでは、その資格も無いから。
ま、民主主義の国民の勤めだから。

しかし、小選挙区制は止めた方がいいな。
政党名で選べと言われても、どれも信用度に欠ける。
議員は人物本位と考えている人達は、私の周囲に意外に多い。

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