HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

前ページTOPページ次ページHOMEページ

高級カートリッジの事
2013/02/10

レコードを購入された方から時々、こんなクレームがある。
「針飛び」するという。

言っておきたいのだが、当店のレコードは確認済なので、針飛びはない、と断言できる。

それでもお客様のプレイヤーと針のセッティングなどにより針飛びが起きる可能性はある。
その際は遠慮なく言っていただきたい。

ところで、必ずと言って良いほど針飛びで電話が掛かってくるレコードがある。業務の秘密なのでここではレコードに付いては書かないが3枚ある。
お客様から、傷が無いが針飛びをすると。
3枚の場合、必ず高音質のレコードである。
「針飛びするけど!」
「何曲目のこの辺りですか?」
「知ってて売ったんですか?」
「はい。」
「ひどいじゃないですか!」
「はい、でもその前にプレイヤーのアームの調整をして下さい」
「?」
という会話を電話でして、その場合はまずプレイヤー、アーム、カートリッジのセッティングが間違っていないか確認していただく事になる。
翌日の電話では、それでほとんど解決している。

ただ、オルトフォンとEMTを使用している方に申し上げておきたい。
それは冬になると聞かれる事。
まず音がビビってしまう事。
次に針飛びが起きる事。

それは、音に神経質に作られている高級な趣味性の高い製品である事が原因で、それが寒さ故に、ダンパーが固くなってしまうからである。

安価なカートリッジではそういう事態になる事はない、あらゆる状況をカバーした製品の作りというか、そういうゴムであるから。
しかし、高級機であるEMTやオルトフォンの場合は、音の作りも良くするためにゴムの使用温度も限定されるそうで、室内の温度が低くなるとダンパーのゴムが固くなるのだ。古い機種ほどそうなる。

その場合は、まずプレイヤーの設置場所を温かな場所に移す事。
カートリッジを電球の下に置いてふわっと温める事。
それこそワイシャツの胸のポケットにでも入れておけば、ちょうど良い温かさのはずである。
部屋の中ならば、部屋の中で温度の高い場所すなわち、棚の上に置いた方が良いかもしれない。
ドライヤーで温めるのは、表面のみ温まるので効果はなく、それどころか本体のプラスチックを溶かしてしまった人の話も聞いた。

好きな人は、豆電球を付けた木の箱を作り、その中にカートリッジを入れている人もいると伺った。ほんわかとした小鳥の雛を育てるような気持ちなのであろう。
趣味の世界は大変である。
扱いを丁寧にしないといけない。

修理などの事で
2013/02/09

オーディオ仲間が店に集まってくれた。

アンプ修理は技術者の身体的にも精神的にも調子の良い時に直してもらった方が、いい音になると話になった。
不満の時はもう一度直してもらうということだが、依頼する方とされる方の勝負のようだ。
こんな客ばかりでは修理の人も修行のようで大変だが、これも「道」という事で。

当店でも馴染みのオーディオ・ファブさんの噂が出て、ある時彼が、親指と人差し指でアーム本体をなぞって「これはプラスとマイナスが逆に着いているでしょ」というので、ハイといって線を指し直したところ本当に音が良くなったと。
それで、思わずぞーっとした話も面白かった。
確かに彼も60歳を過ぎていると思うのだが、老眼鏡を掛けない。それどころでは無く、とても細かいな所も肉眼でチェックするので、私などいつも驚愕の眼差しである。
普通の人の及ばない「名人」と言える人は確かに存在する。

そう言えば、オーディオではないが、マッサージとか指圧などに掛かる時は、私は先生に話しかけないようにしている。
経験上、しゃべくっていると、効き目が無いような気がする。
相乗効果で良い会話もあるかもしれないが、おしゃべりを自認する私の場合は、会話に気を取られるという事は、気が入らないという事なのである。

修理
2013/02/08

修理に出していた、プリアンプのマランツ7とトーレンス124が同時に却ってきた。
   
マランツ7の方は、ヘタった抵抗など取り替えてくれた。AUXに入れたCDの音が、レコード・プレイヤーを同時に回している時にも、漏れて聞こえてしまうのは、昔のプリアンプの入力が小さかったせいで、それはAUXに抵抗を着ければ直ると言われたので、取り敢えずそうして頂いた。

プレイヤーは、ちょっとした接触不良で大したことがなかった。
それよりも、針が汚れてタールが付着していて、これが片方の音が聴こえなかった原因になった可能性が高い、と指摘されてしまった。
小まめに掃除をしないとこういう事態が起こる。

他人には、聴き終わったあとには必ず、付属のブラシでちょいちょいと針の周辺のゴミを取るように払うように言っているのだが、自分の時はいい加減で、そのままにしているものだから、こいう事になってしまう。
その癖に常日頃レコードを聴いているので、針の使用時間が長く、汚れも激しくなっているのだろう。

だが、針先にこびり着いたタールは素人には取れない。

取れなくなる前に、聴き終わってスイッチを切る時にでも、ちょいちょいとやれば、それだけで効果はあるもので、長く道具を使うために大切な工程でもある。
それを面倒くさがって放置していると、今回の私のような事態に陥る。
こびり着いてしまったタールは、名刺などでこそげ取る名人もいるようだが、そういう人は意外にマニアの知り合いにいたりするので、友人などに当たって置くと良い事がある。
趣味の友達は作って置くとよい。

針先に塗って取る液も売られているが、過信は禁物で、そういう液はたいていの人が使い過ぎて、針先を付けている接着剤を溶かしてしまう事がある。
なんでもほどほどが一番。

これで、プレイヤーとプリアンプの両方をセットして音を出したが、流石に心配無用で、シャキっとした音になった。

間引き運転
2013/02/07

昨日は大雪になるという気象庁の大嘘があったので、見事に来客無し。
ニュースは強し。

しかし、一昨日のニュースを見ていて思わず腰を抜かすところだった。
なぜなら、まだ雪も降っている訳でもないのに、前日の気象庁発表に素早く反応したJRが「明日は大雪のはずなので、間引き運転を決定」。と公表したこと。
こういう事にはなぜ反応が早いの?。
社会のために運送しようという思いが企業から抜けている。
かつては何としてもお客を運ぼうとする社員は多かったと思うのだが、雪も降っていない内に間引き運転を決め込んだ企業とは、一体全体どういう体質をしているのだろうか。
降ったら間引き運転は理解できる。当然の事。 しかし降りそうだから間引き運転とは、これはいかにもやる気がない。運送会社としての根本において仕事に対する意識が無い。
雪が降ってもなんとか電車を走らせる工夫をすることが企業として大切な事ではないかな?

これにはオジサン、本当に驚いた。
国鉄の民営化という事は、今になって考えてみるとこういう事だったのか。
時代が変わったというか。 いや、ストライキが始まったと思えば何ともない。

ところで、昨日は雪は降ったのかな?

乗車詐欺
2013/02/06

タクシーの運転手に聞いた話。
最近、停車してドアを開けると、ドアが手に当たったといちゃもんを付ける若い男がいるらしい。乗って来て、痛い痛いと言いながら病院に行ったら金が掛かるな、とかつぶやいているという事だ。
それとドアが開いた瞬間に当たったような音を立てて、手に持った携帯電話を地面に落とし、どうしてくれるかという脅しをかける人もいるらしい。
これらは皆警察の前で車を停めると、しょうがないな、と言いながら逃げてしまうということだが、乗車料金は取りはぐれてしまうので、無線乗車である。
しかし、小さな犯罪も、詐欺も色々考えてアイディアを凝らしてくるものだ。

一方、女性でも停車する寸前にメータがカチッと上がってしまうと、チクチクと文句を言い続ける方もいらっしゃるようで、会社に言いつけるとか、警察に言う等となり、結局何も支払わないそうだ。

コンビニで聞いた、携帯電話の充電電池の使用後の返品に来る若者の話とか、こうしてみると日本人も洗練されて来て「小さな悪い人運動」も相当進行していると思える。

片方でテレビやネットの綺麗事を求める風潮も無視できない物があって、綺麗ごとを求めるのは人間の狡さが勝っていて、大らかさや正直さの無さの裏返しの結果ではなかろうかと思うのだが、そのギャップたるや... 。

嫌な世の中だ。

客引き
2013/02/05

新宿の街の客引きがひどい。
駅を降りて歩いていると、次々と多数の客引きに声を掛けられない事はない。
大手チェーン店の居酒屋、大手カラオケ、とかつて客引きなどしなかった店が今や主流で、目立つ、もういい加減にして欲しい。

歌舞伎町に行くと更にひどい。
通行人よりも、客引きの数の方が多いと思える場所や時間帯もある。
中には、女!・SM! 要らないかと人に手を伸ばしてくる黒人の客引きもいる。
一体、ここは日本かと思う程の場所である。
歌舞伎町の中にある、ジャズ喫茶のナルシスに行きたいが、そういう客引きを振り払うのも面倒で、だんだん足が遠のくというお客様もいらっしゃる。全く同感である。私も行くのが面倒になる。

以前、客引き合戦があまりにひどく、交通事故も起きてひと頃は静まったのだが、今ややりたい放題。交番の近くでも客引きは行われ、もうカラオケも風俗も、客引きもポン引きも、プロもアマも、境界無しの史上最高のバトイルロイヤル。
年寄の私でさえ、時々、恐怖感を覚える時もある。

新宿区には日頃お世話になっているので、あまり大きな声で言いたくないが、「安全で健康な まちつくり」と言っている、新宿区はこんな事態にも顔を背けてよく平気でいられると、不思議な気持ちになる。

といっても、嬉しそうに付いて行く客も結構多いのも、また不思議。
これが生業の人も居る訳で、無法地帯新宿・歌舞伎町は今夜も動いている。
ワイルドだろ!

2013/02/04

昼に行ったら、隣のテーブルで食事をしている女性の爪がネイルアートというかマニキュアというか知らないが、一本一本が色違いで、明るい派手な色使いで、柄になっていた。
爪も長いと来ているから、なんだか箸を持った爪だけが動いているように見えて来て、見ている内にだんだん箸と爪が一体化して来て、怖くなってしまった。
「爪妖怪」とか出て来そうなゲゲゲの鬼太郎の雰囲気だった。

別にそういう事が嫌いでもなんでもないが、今日の爪には、派手好みのオジさんもびっくりした。

マニキュアといえば、昔会社にいた時、中国の部署の女性が赤いマニキュアをしてきたらMという部長が、その女の子を捕まえて、「そんな爪をしているようでは親が泣くぞ」と脅したという話が女性社員の間で評判になった。
まさか戦前の時代のような男が会社にいるとは知らなかったと大笑いになった。

その部署では部長の前に出る時、マニキュアを塗った女性達は拳を握って見えないようにしていた。
そういう姿を自分たちで「ドラエモン」と称して笑っていた。
嫌味を言われたからと決して、止めてしまったりしない所が偉かった。
女は強し。

造形
2013/02/03

新宿の街を歩いていると、時々、凄い整形をした女性に出会う事がある。
さすが都会というか新宿というか、魑魅魍魎の街だということで。
もういう方々はもちろん化粧も濃い。
ダブルで迫ると鬼気迫るものがある。一種のオーラとでも呼ぼうか。

それであまりの造形の深さと言うか、作り上げたというか、盛り上げた作品というか、引込まれるように顔を覗き込んでしまうのだが、通り過ぎる瞬間、見てはいけない物をみてしまったような気になって、思わず腰を抜かしそうになってしまう。
一瞬、芸能人か、はたまた外人かと思えるほどの作り込みをする必要性が、その人にはあるのだろうかと考えてしまう。
毎回、一体オリジナルはどういう具合だったのかと思うのだが、きっと、それほど悪い顔でも無かっただろうと想像している。
もっと、もっとと思う気持ちがそうさせる、ギャンブルのようなものかもしれない?
一層のこと、元の写真でも胸にぶら下げて歩いて欲しいと思ってしまった。
どうでもいい話だが、すれ違う度に同じ事を考えている自分も可笑しい。

アンプ修理
2013/02/02

プリアンプの「マランツ#7」の修理で知り合いに発送。

最近ちょっと音がぼやっとして来た。それに、AUXに入れているCDの音が、他のポジションでも聴こえて来てしまう。
音が漏れているのだろう。

ちょうど時を同じく、プレイヤー「トーレンス124」も片チャンネルが聴こえなくなった。
どうせステレオを使う事が出来ない内に、こちらも修理。

両方が直って来るまで、音楽をきけない。
しばらく淋しい。


JOE McPHEE
2013/02/01

なんと店に、JOE McPHEE(ジョー・マクフィー)が店に来たそうだ。そうだと言うのは、残念ながらインフルエンザで休んでいたので、私はお会いできなかったのだ。

それで、従業員はというと興奮してしまって、「あなたにお会いできて光栄です」と習いたての中学生の様な挨拶しかできなかったそうだ。彼は「フン」と返事したそうだ。
その辺りの話は従業員に任すとする。私は見てないので書けない。

しかし、私もとても会いたかった。
例のあの名盤「NATION TIME」にサインして貰えば最高だった。
と言っても、あのレコードはとうに店で売ってしまったので既にない。
あれは何年頃の事だったか、確か都内の某店に入荷した時に購入したのだった。当時は毎日レコード屋に行っていたから。
レコードにはファクトリーのシュリンクが掛かっていて、わざわざ、ジャマイカの国旗のような大きなシールがドカンと貼ってあったのだが、熊のような男の雰囲気とやけにマッチして、とても嬉しかった記憶がある。
最近はコレクターも潔癖になってきてシールなど剥がしてしまうし、店も剥がして売る傾向にあるので、そういうシールが付いているレコードも見なくなった。
ある意味残念なことであるが、仕方ない。

思えば、本当に大事にしていた愛聴盤の一枚で、2千円のレコードが、当時の10万円クラスの幻の名盤レコードと同じ棚に仕舞ってあったから、自分でも余程価値を認め、気に入っていたものだ。
もっと沢山買って置くのだったと今頃後悔しても遅い。
「後悔先に立たず、提灯持ち後に立たず」という例えの通りである。

前ページTOPページ次ページHOMEページ

 Copyright 2025 HAL'S All right reserved. Initial up at 2001