HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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昨日の
2013/12/17

昨日の駄洒落は本当にウケなかったようで、わざわざ電話を頂いた。
「クロード・チアリ、って今の人は知らないと思いますよ」
うん、ひょっとすると、そうかもしれない。

一人の方は「スルーさせて頂きました」と。
うん、もしかするとちょっとだけ知名度が無かったかもかもしれないね。

こうして2件も反響があったとは、おじさん嬉しい悲鳴。違うの??
玄人じゃないと解らないようだから、玄人(クロード)ではなくて、素人・チアリなら良かったのか?

いや、分かる人だけ笑って下されば、良いんです。
いいです、いいです、イーデス・ハンソン!。
これなら若い人も分かるだろ?

これでウケないと、おじさん
困った、困った、こまどり姉妹!

自分で言うのもなんだけど.....下がる。

鶏頭牛尾
2013/12/16

「鶏頭となるも牛尾となるなかれ」私にとって最も素敵な言葉である。
会社を辞めて以来、そう言って自分を励ましてきたのだ。
しかし、牛尾の方が良かったと思う事は山ほどあって、一人の力などいかに小さなものか、独立してから嫌と言う程知った。
何と言っても、牛の尻尾の方が、鶏の頭より大きいのだから、考えて見れば成程と言えるものばかりである。
しかし、独立というものは悪くない。
英語で言えばインディペデント、いい響きである。
しかし、我々の独立がインディペンデントと大袈裟な言い方をするかは知らないが。

一度、雑誌「週刊ダイヤモンド」に50歳過ぎて独立した人として掲載された事がある。
その時の取材に来られたライターさんの言葉が忘れられない。
「私の経験値で、脱サラで成功する人は1割、更に給料が前職を上回った人はその1割、脱サラは困難です」。
脱サラは難しいと。
兎に角、調べて見たら、大会社に残っている方が「人生の成功率」は圧倒的に高い、という事であった。

こういう結論を出されてしまうと、後輩に向かってそれでも辞めろとは言えなくなる。

ところで、鶏頭牛尾はネットなどで、例によって本家はこれだと「鶏口牛後」が出て来る。
しかし、もういいのではないか、いつまでも中国の漢字に縛られなくても。
私も鶏の口だったら独立などしなかった。頭だからいいのだ。
牛の後、すなわち肛門だったら、こんな四字熟語など使わなかった。
日本で変化した「鶏頭牛尾」はナイス・サウンズ。良く作った。
これで行こう。

そうそう、最近は牛尾鶏頭という言い方もするらしい。
寄らば大樹の陰。
独立より、大きな会社の下の方がマシだと。
ある意味、間違いない。

しかし、それでも会社には居られない人もいる。

ここに幸あり
人に性質(たち)あり
クロード・チアリ

面白くなかったかも....

南瓜(続)
2013/12/15

南瓜は水っぽいのとホクホクのと二種類ある。

いや、もっと沢山色々あるのだが、味の大まかに分けるとそういう事になるだろうか。
ホクホクなのは西洋南瓜、これはサラダにもなるし、なんにでも使える。
味ははっきりしている。

それに対し、日本南瓜、上から見ると皇室のご紋章というか、菊の花のようというかポコポコとした形、皮がごつごつとした感じのあれ、煮ると水っぽい。
その水っぽさが得も知れぬ日本的。
日本食の煮物にはこれが欠かせない。
出汁の美味しさが出て、さらっと感が実に素晴しい。
個人的にはこれが大好き。

所が、スーパーなどで見ると、この日本南瓜を見ることが出来ない。
売っている物を手に取って見ると産地が外国であるから仕方ない。

時代は変わった。
って、日本南瓜は日本から消えたのか?

南瓜
2013/12/14

早朝、コーヒー屋にいると、私を含めて60、70代のおじさん3人。
もうすぐ冬至だという事で、カボチャの話になって、カボチャご飯を知っているかと。
ご飯の中にカボチャを切ったのが入っている。
冷えると美味しくない。
弁当には、母がカボチャの無い所を選んで詰めてくれた、という話を聞いて思わずほろり。
そんな涙ぐましい戦中・戦後の話に一同感動。

私が、カボチャ汁粉を知っていると言うと、皆うなずく。
美味しかったねと、一同感動。
こうした、年寄だけの話も良いものだ。

ところで、若い衆の中にこれを読んで作りたい人がいるかも知れないので、レシピを。(オジサンは本当は解ってんだよ、いないって事は)
「カボチャ汁粉(しるこ)」とは、カボチャを煮てつぶす。
滑らかになるまで煮る。
砂糖を入れて甘くする。
塩は少々。

そこに米の粉(小麦粉でも可)を練って団子にし、指で潰しちょっと平らにしてのを入れて、ちょっと煮る。
団子に火が通ったら出来上がり。
私の母が大好きで、時々食べたくなるらしく、急に思い立って作る事があった。

そうそう、砂糖が高価だったので、砂糖が残り少ない時は、サッカリンを入れる事もあった。それで随分甘くなる。
ただし、サッカリンは最後にちょっとだけ入れて、決して煮立ててはいけない。
苦みが出てしまうので。


昔は貧乏人がサッカリンを使った。
今は金持ちがダイエットと称して使用する。
これも時代の流れかと思うが、なんだか切ない。

もうすぐ冬至。
カボチャを煮ると母はよく焦がした。

JBLの音
2013/12/13

某ジャズ喫茶で、スピーカーはJBLでD130が入っている。
JAN JOHNSSON ”JAZZ PA SVENSKA(SWEDISH FOLKLORE)”MEGAFON MFLP-4 (SWEDEN)が非常に気持ち良かった。
がま口のジャケットのあれ。

D130とマッチしていたのだろうか、ピアノの音がしっかり鳴っていた。
JAN JOHNSSONのピアノの音色は、ついサラっとした音かと思ってしまうが、今日改めて、力強いしっかりした音色だったのかと認識した。
スエーデンが誇る偉大なピアニストだったのだ。

しかし、時々思うのだが、名盤といわれるアルバム。
例えばボサノバなどの優しそうというか、弱そうというか、リラックスしているというか、そういう作品こそ、良いオーディオ装置で或いは音とマッチした装置で聞くと、驚くほど強い音であったり、ハっとさせられることがある。
そんな事を発見した時は、どんな音楽も作り手は気を入れて作っていたことが伝わり、本当に幸せな気分になる。

音楽はプレイヤーも大変だけれど、リスナーもまた大変なのだ。



中性脂肪
2013/12/12

この間、病院に行き、足の指先が痛いから痛風かもしれないと、検査して貰った。
あんたは体質からして痛風にはならないと思うよ、と先生の言う通り結果は問題なかった。
ただ、中性脂肪が154。
基準値の最大値150mg/dLを超えているので、先生ここの数字まずくないですか?と聞くと、あんたね、その程度ならどうってことはないよ。
普通に生活してりゃ、大丈夫。
それだけでは、ちょっと物足りないので、帰りがけに、インフルエンザの予防接種をしていただいて帰って来た。

帰って来てから、検査結果表をしみじみ眺めていると、やっぱり中性脂肪が気になる。
ネットで調べると。

規則正しい食事、生活、運動、間食を控え野菜を取る、等と当たり前のことばかり。
はいはい、もう解りました。

それで、悪くなるとどうなるか、血液がドロドロになると。
面倒になってきた。
もういいや。



と、日記をアップして3時間後、ある友人からメールが来た。

 「私なんか 450ぐらいありますから。でも いつ 脳梗塞があってもおかしくないということです」

うーん、凄い人がいるものだ。
450という数字は一体どういう事なのか、今度聞いて置く。


埴生の宿
2013/12/11

YOUTUBEで思わず聴いてしまった、子供の頃の歌「埴生の宿」。
それで、知合いに尋ねてみた、この歌を知っているかと。

そうしたら50歳以下の方々は殆ど知らない。
子供の頃は小学校唱歌においてはメインの扱いだったはずで、知らぬ人などいなかった。
それが如何なる理由で否定され、消え去ったのか知らないが。
ま、これも時代か。
映画ビルマの竪琴で、出て来る歌。
日本軍の歌に呼応してイギリス軍が唄い、水島上等兵が竪琴を間奏を弾き、敵味方が唄うという素晴らしいシーン。
これも消えるのかと思うとオジサンこれまた淋しい。

思い直してこの歌の詩をネットで探すと沢山出て来る。
だが、ホームページを作ってアップしている人って、きっと私のようなジジイばかりなのだろうと思ってしまう。
そういう悲しい考えは置いといて。
詩を見よう。

「埴生の宿」
埴生の宿も わが宿
玉のよそい うらやまじ
のどかなりや 春のそら
花はあるじ 鳥は友
おお わが宿よ たのしとも たのもしや

ふみよむ窓も わが窓
瑠璃の床も うらやまじ
きよらなりや 秋の夜半
月はあるじ むしは友
おお わが窓よ
たのしとも たのもしや

思えば良い歌だが、しかし、この歌の意味を何人の子供たちが理解していたのだろう、と振り返るとまことにお恥ずかしい話であるが、実は私自身が勘違いしていた事があるので、その事を。

「うらやまじ」という二行目。
私は「裏山路」と思っていた。
なぜならば、この歌を詠んで行く。
埴生の宿=土壁の家に住んで、のどかで、花が咲き、鳥が近くに来ると、こんな家は田舎の山の中に決まっている。
故に山の中で、裏の道は「裏山路」となった。
ところが、うらやまじとは、「羨ましくない」という意味だった。
前の言葉から繋げていけば、玉の装い=贅沢な装いもないが、羨ましく思うことは無い。
という風になる。
残念じゃ。

埴生の家こそ自然の中のエコな素敵さ。
エコの部分は今に通ずるのかもしれないが、現在のエコと昔の質素でそれもまた己に似合っているという心の持ちようは、あの頃の意味とは違う。
まあ、今となっては意味どころか、歌の存在すら消え去って、全ては過去の物語。
残念じゃ。


では、歌を。
色々な人が歌っているが、あまりピンとこなかったので、映画の中から。
(映画ビルマの竪琴のワンシーン、途中中ごろから歌が)
http://www.youtube.com/watch?v=DevfhQGKa6I&list=PL66991FEEE328A232

お父さん
2013/12/10

新宿の地下道で女の子が、大声で叫んでいるのを見て急に思い出した。

あれはもう20年以上も前の事だ、出勤途中の青葉台の駅近くで、中学生の二人連れの女の子が私の前でしゃべっていた。
「あのさ、歩いている人に向かって、お父さん!って叫ぶとさ、オジサン達はみんな自分だと思って振り返るよ」
「やめなよ」
「親父達、馬鹿だから、面白いよ」
「やめなよ」
「平気、平気、ちょっとやるね」
と大声で「お父さ〜ん!!」
前にいたオジサン達は皆、振り返った。
「ほらね」
確かだ。

世の中を舐め切っている中学生がいる事に驚いた。
と同時にオジサン達の優しさに感心した。
オジサン達は、自分の子供でなくても振り返るものだ、可哀想な事態かもしれないから。
それを逆手に取るとは、恐るべき子供。

あの時の中学生は、現在すくなくとも35歳前後という事になるが、どういう人間になったのだろう?
今でも群衆に向かってお父さん!と叫んでいるのだろうか。
そんな事がある筈がないだろうから、親父狩りでもしているのだろうか。
怖っ!

FRANK FOSTER “FRANK FOSTER QUARTET” VOGUE(仏)
2013/12/09

FRANK FOSTER “FRANK FOSTER QUARTET” VOGUE LD.209 10インチ (FRANCE)

さても、珍しいレコードの入荷。
このアルバムはブルーノートの10インチ盤(5043)とジャケットの雰囲気が近いので、つい同じ録音かと思ってしまうが、れっきとしたオリジナル・フランス盤。
大変なレア盤である。
彼がベイシー楽団とヨーロッパに行った時の吹込みだと思われるので、53・4年の時であろう。
一応これが初リーダーという事になる。

演奏は、フランス勢のアンリ・ルノー・トリオとの共演で、バリッとしたハードバップである。
才能を発揮して、気持ち良いプレイである。

そうそうついでに言わないと、彼はあの有名曲「Shiny Stockings」の作曲者。
凄い才能である。

ところで、今日の話は、盤に関する話。
このレコードは知る人ぞ知る、やっかいなレコード盤。
それは針飛び。

今回の入荷も針飛びである。
今回もと言うのは、どれも同じ針が飛ぶような盤の作りであるという事。
コレクターに電話して確認したので間違いない。

それで今後の事もあるので、どういう盤であるのかしみじみと見た。
まずA面。全く問題無くトレースする。
B面、観察すると数センチに渉り、周辺部が波打っている。
まず針圧3,5グラムで掛けると、針は飛ぶ。
周辺部のみに問題がありそうなので、ここをよく見ると、どうもB面のスタンパーのみに問題があったようで、その部分の厚さが、やや厚くなったりしている。
通常の針飛びは裏表両面が曲がるのだが、このレコードはちょっと異なる。であるから機械にかても直る事はない。
という事で、B面側のスタンパーに歪があったのだ。
それで、こういうプレスになった。

さて、考えると、当時そういう盤を平気で売っていたのか?という疑問が沸々とわく。
何故ならば、今回のコレクションは実はヴォーグレーベルの経営の関係者が持っていた物らしかったので、ヘンなものでは無さそう。
するとこれが正規な盤であったと考えられる。
ということであれば、これは普通に売られていた物と思って差し支えない。
こんな盤を平気な顔をして売るとは厚顔無恥。
ならば、掛かる掛からないか確認をするしかないと、家に持って帰って聴いてみた。
針圧8グラムの初期型のオルトフォンのカートリッジが活躍。
あら不思議。
カートリッジは全く動じる事が無いばかりか、音質も重厚感たっぷりのいたって良好。
ヘッドがピョコピョコと上下動する事もなく、静かに機関車が進むごとく、堂々としたもの。
これは商品として問題無い、という事を確認。

60年前に遡って当時の事情を想像すると、まだステレオなど存在せず、モノラル装置で聴いていて、当然針圧は8〜10グラム。
トレースに全く問題などあるはずもなく、商品としても問題は無かったのだ。
ステレオが出来て、更に針圧が1.5グラムなどという時代になったからこそ、こういう事が出て来る。
ステレオとモノの違いが大きすぎて、オジサンたまげた!

というわけで、そういう装置を持っているマニアの方にのみ販売。
状態はキズのない良好さで¥35,000円。

MARION BROWN “LE TEMPS FOU” POLYDOR
2013/12/08

MARION BROWN “LE TEMPS FOU” POLYDOR 658.142 (FRANCE)

珍しいレコードの入荷。
さて、これほどカッコ良いアルバムは他に無い。

どのくらいカッコ良いかというと。
音楽を言葉で表すのは限界があるので、比較の話で。
かつて私が持っていたフリージャズのコレクションの中で、これだけは何があっても売るまい、子孫に残して必ず聴けと、遺言でも残そうかとも思ったレコードが2枚ある。
いや、あるではなくあった。嘘を言っちゃいかんな。
まずJOE McPHEEの”NATION TIME” それと、そしてこれ。
残念ながら、店を経営して行く流れの中で「お気に入り」を持ちこたえる夢は叶うべくもなく、すでに手元にはない。

ただ、いまから20年前に遡ると、NATION TIMEはまだ価格が付かない程の廉価盤。
価値観などそんなもの。
一方こちら、マリオン・ブラウンの1968年録音のナイス・ジャケットのこのレコードは6万円であった。
6万円といってもブルーノート盤のように最初から諦めてしまうような高額知名度ではなく、3千円位で見つかるだろうと思いながら探していると、有名ショップの壁に飾られていて6万の価格に驚く、というところの価格。
しかし、いかに当時でもマニアに演奏内容の偉大さが認められていたかが分かろうというもの。
そもそも彼の作品の価格は相対的に安い。
それなのに、これだけが傑出して高額なのである。
それだけ欧州のマニアにおいても音楽的評価が高く、かつレア度の評価も又高いという事が分かろうという物である。
とここまで頑張って書いて来たが読み返すと、説明空しく全く価値観が伝わっていない事に気づいたものの、これ以上饒舌な表現力を持たぬ私にはどうする事も出来ない。
もはやこれまで。

ではどのくらい珍しかったか。
当店が開店当時、相当のフリージャズのコレクターが店に来てくれたが、多くの方々がこのレコードを知らなかった。それで、ああ、やっぱり珍しい物なのだと思った次第。
確かに、このアルバムも日本でもほとんど見る事がなかった。
評論家の書いたものの中にも、紹介記事にほとんどお目に掛かった事がない。
そうだ、評論家などの書いたものを追っかけても良いレコードは手に入らないのだ。
それは置いといて。
説明しづらいので、この辺で止めよう。

では元に戻って、どのくらいカッコ良いか、再確認と。
ジャケットの不思議なカッコ良さは一体何だ。
まるでお隣の国が禁止した旭日旗を、青くしたようではないか。
しかし、建造物の角に立って演奏しているような、遠近感がアッチコッチに飛んだような、不思議な感覚にさせられる。
中々、シュールでいいジャケット・デザインだ。

A面の冒頭から劇的な演奏である。
それもそのはず、これはフランスの映画のサントラなのである。
残念ながら映画は見たことがない。
ところで、B面の方がもっとカッコ良い。
STEVE McCALLのドラマの刻み方が良い。
ベースがBARRE PHILLIPSとは、これまたイケるメンバー。
例によってGUNTER HAMPELが入り、ヴィブ、バスクラなど多彩な音を入れてくれる。
抜群のノリで、フリージャズがこんなにノリが良くしてしまって、いいのかと心配してしまうが、フリージャズとはフリーフォーム・ジャズであり、自由ならフリーという事。
うん、いいね。
6人のユニットで見事な映画音楽。

最近はレアグルーブ名盤に入っているそうだ。
多分レアグルーブ・ジャンルにおいてもトップクラスであろう。

再度、読み返してみると...。
無駄な文章で成り立っているのだな、オレの文章は。
まるで、オレの人生そのもの。

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