HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
Bー29って知ってますか | - 2024/11/16
- 先の戦争の話、
B-29がやってきて大空襲(虐殺)があった。その事に関して、戦後は日本が悪かったからだと、ただただ、殴られっ放しの戦争体験として語られて来た。 それで、その事に関して私は調べたが、どれも日本の戦闘機などは役立たず、となっていた。
しかし、信用できる作家の城山三郎の本の中に、B-29を撃墜した人が登場する。 もっと調べる気になって、少しばかり本を調べたりしていると、おやっと思う面白い事が起きた。
その勇敢な人の名前が当店のお客様と同じ苗字だったので、尋ねてみたら、なんと、倉本十三という父上だったのである。
話によると父上はB-29を6機撃墜していた。 知る人ぞ知る英雄であった。 自宅には多くの戦記物の作家、雑誌記者など、出版関係者たちが来ていたらしい。 その中で、城山三郎さんは静かで上品で、非常に立派な紳士だった印象を語ってくれた。 城山さんの本には、勇ましい戦いぶりではなく、その後の人生の生き方などを書かれている。
B-29は当時世界最高の4発の大型爆撃機であり、プロペラ機でありながら高度1万メートルを飛ぶ。しかし、実際の爆撃では8千メートルくらいに下げてから投下しても、爆弾は目標から大きく外れてしまう。結局3千メートルの高度まで下がってから落とすことになる。日本の迎撃機は3千メートルくらいしか上昇できないが、それに付け込んで攻撃するのだそうだが、B-29は隙がなく、後部にも射手が構えていて撃って来る、その弾丸をかわしながらの撃墜で攻撃のチャンスを狙って撃墜、もしくは撃破したという、並外れた運動神経もあろうが、夜目が利いたためでもあった、と本人は話していたようだ。
B-29の撃墜は「飛燕」「屠龍」などの機種が知られているが、父上は「月光」に乗っていた。
B-29は少しくらい弾が当たってもビクともしないらしいが、大戦中に日本が撃墜したB-29は485機といわれる。因みにB-29の出撃は延べ3万回以上となっている。 負け戦の、少ない兵力、乏しい機材でよくぞ戦っていたものである。日本人は偉いと思う。
しかし、敵の弾丸をよけながら、と簡単に言うけれど、弾丸をよけるとは如何なる状況か。死の恐怖を抑えて尚、命を懸けて挑むその精神たるや、今の我々には及びもつかぬ。
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新入荷リスト | - 2024/11/15
- 通販リスト、アップしています。
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石原裕次郎が | - 2024/11/13
- 朝、家内がうれしそうであった。
なんでも「クラス会があってね、参加したら同級生に石原裕次郎がいてさ、あらー、なんて声かけちゃった」
夢の話。 幸せな人だ。
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オーディオの事 | - 2024/11/12
- 時々、facebookを見るのだが、オーディオ関連を見てしまうせいか、オーディオのグループばかり、つぎつぎと現れる。
それで又、ついつい覗いてしまう。
しかし、みなさん色々語る。 それにしては良く分かっていないというか、答える方も、チンプンカンプンに事を書き連ねている人が多い。 大体ほめているのだが、時々攻撃的な人もいるようで、攻撃された人は辞めてしまうようだ。 まあ、趣味というものは新人ほど語るものだし、夢中になるのだから止むを得ない。
以前、ポルシェに乗っていた時に、集りがあってよく行っていたのだが、新人は嬉しいのか、たくさん勉強しているのか、言葉巧みに褒めちぎる人が多かった。 その内に、欠点も見えてきて、口数が減って来るのだが。 クルマは所詮クルマ、所詮ちょっとの差でしかない。 まあ、そのちょっとの差を大きく見るか、小さく見るかで、異なる主張になる訳だ。
オーディオも同じことで、新しくオーディオ道にハマった人は語る。 だが、なんにでも合うような機器は無い事に気が付く。そこまで行けば優秀である。
だが、その前に、専門的な修理は出来なくても、プレイヤーのセッティングの基本、接続の基本、掃除など、しっかり持っていて欲しいものだ。 音も安いものばかり聴いていないで、ある程度お金を掛けて、歴史的な機器も聴いて、勉強していないとマニアとも言えない。 また、お金で一挙に解決した人の音は魅力がない。 音だけは、その人の勉強の結果が見える。
以前、雑誌に掲載されている名器を並べ、ショップに言ってお宅訪問の取材に来てもらった初老の人がいたらしいが、某評論家は、音を聴いて即座に帰ってしまった、という話をショップ経由で聞いた。 やっぱりなあ、と思った。
オーディオもそうだし、ジャズもそう、勉強して行きつく先は、段々と話が出来る友人がいなくなる。 そういう事。
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犯罪者天国の日本 | - 2024/11/11
- 日本は外国人にとって犯罪天国。
だって、捕まっても、せいぜい強制送還。 おとがめなし。 気を付けないといけない。 私の経験上、政治家になろうと思う人以外は、同情心でイージーにかかわらない事。
昨今のオレオレ詐欺、今は特殊詐欺というんだっけなあ、何がなんだか余計分からなくなった犯罪なんだけど、一向に減る様子はなく、増々増えているらしい。 ウチの近所も、かなりの家のジジババは高額詐欺にあっているらしい。
引っかからければ良いんだと思っていたら、今度は、同じ区内で強盗殺人発生。
テレビで毎日、防犯で、こうしましょう、ああしましょう、と言っているのだが、それって犯罪者に防犯の手口を教えているだけで、簡単に破れてしまいそうである。 テレビの事件物は犯罪者の参考になるらしいね。 警察は防犯には、まったく役に立たない。いや、被害者には冷たいと知るべし。
捕まっても、弁護士は犯罪者と同じグループだと言っても過言ではないくらいに、犯罪者の味方になり免罪の知恵がついており、また裁判官は性善説なので、犯人が認めない限り、軽い罰ですむらしい。 金銭事件なんかお金は帰ってこないのが常識。
そう言えば以前、当店でも親しげに近づき何度も通ってきて、総額30万円ほどの万引きにあったが、結局弁護士が初犯だから、許してくれと煩くつきまとまれ、面倒だからそのままにしてしまった事もある。 わび状には住所も書かれていないもので、金銭の追跡は出来ないようになっていたのだが、これは弁護士の指導で書かせたものであった。 弁護士もグルだと思えるほどの犯罪者の人権は被害者より上である。
人権、人権だと言うけれど、犯罪天国とは、すごい国になった。 しばらく、強盗事件はつづきそうだ。
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カメラに自転車...... | - 2024/11/10
- 私は趣味が多く、カメラ、自転車にも凝っていた時もあった。
自転車については、近所にオーダー自転車で結構有名だったコンパという店があって、そこで私のロードバイク3台、家族の自転車もすべてオーダー、下の子が小学2年だったので、子供サイズのロードバイクをも作った。 少しづつ手放してきたのだが、まだ天井にFUTABAというロゴが入った自転車が飾ったままだったので、ふと思い立ってフレームを作ってくれた製作所を探した所、相模原市のクオークをいうフレーム・ビルダーであることが分かったので尋ねて行き、車輪、フレームなど差し上げてきた。 40年以上も前の話だが、ご主人は健在で、昔話に共通点も多く楽しい時間であった。 ただ、子供用のロードバイクは家内が宝物というので、壁に飾ったままにした。 子育て時代の家内の想い出なのだろう。
カメラについては、ここ二十年以上、手にした事もない。 思い切って知り合いのカメラ屋さんに全部売った。 ライカやニコンのカメラボディ3台、レンズ5本、その付属品。 家の中も心も、さっぱりした。
残るはオーディオだな。 これが商売であるレコードと直結しているので、なかなか手放せない。 どうしたものかのー。
今日もお茶を飲みながら音楽を聴いていたら「良い音ですねー」と家内が言った。
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ファッション | - 2024/11/09
- 若い頃、姉が私に「ジーンズは夏は暑いし、冬は寒い、だからあんな恰好ばかりしていてはダメだ」と言われた事をまだ覚えている。
ファッションとしても最低で、あれは作業着だと。
しかし、今70歳を過ぎた私は、毎日ジーンズをはいているし、仕事もジーンズになってしまった。 いけないと思いながら、ついつい、ジーンズで過ごしてしまう。 確かに、夏は暑苦しいし冬は寒い。 寒がりなのでユニクロのヒートテックの生地のものを探して履いている。 情けない。
しかし、理由がある。 男には理由がある。
歳を取ったら、お尻の肉が落ちて、足も筋肉が無くなった、それに反してお腹だけが太くなった。 故に、履けるズボンが無い!
ファッション業界よ、ジジイのパンツを作ってくれ!
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最近、歌がさっぱり | - 2024/11/08
- 最近、テレビや新宿の街角で流れて来る歌がさっぱり覚えられない。
というか、脳裏に残らない。
人に訊けば、結構むつかし曲が多く、それがカラオケで人気だとか。
そうか、そういう事か。 人の心にすっーと入ってこない歌なのか。
そういえば、テレビの歌番組を見ていたら、歌い方の点数を競っていた。 歌というものは、そういうものではないだろうと思いながら、成程、そうか、今は歌う人はもちろん、聴く人もまた、人の哀愁とか、風情等が無い世の中なのか、それなら無理も無かろうかと暗澹たる気持ちになった。 調子の良いメッセージソングばかり。 貧乏人に大丈夫だよ、と言って聞かせるような歌ばかり。 美しいメロディはないのか!
不思議なことに、世の中は、私が子供の頃や若い頃に比べて、各段に豊かになっている。 それを貧しいとか言って悲観している人たちがいるのだけれど、それは感じ方の違いであって、だから貧乏臭くしていて良いもんか。 歌がそうだが、ファッションだって、今の方がはるかに貧乏くさい恰好をしている人が多い。 アメリカの貧乏黒人の真似をしたダブダブ・ファッションなども、あれが市民権を得て、有頂天なのだから、不思議である。
昔は、女性はもちろん、男もきちんとした身なりだった。 不思議だね。
歌からファッションの話になってしまった。 しかし、ジジイの文句ばかりだな。
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現代という世の中 | - 2024/11/07
- 現代は、考えたら2000年頃から、いやバブルが終わってからと言った方がいいかもしれない。
天災は次々とやってきた、西も東も、地震があったり、台風の被害があったりして、自然の災害は多くあった。 しかし、人間を取り巻く社会の変化はそれほど大きかったとは言えない。 IT、ネットの普及は徐々に浸透している程度である。 意外に、停滞しているような気がする。 むしろ、人間性や知性は平均すれば堕落しているような気さえする。 政治もさっぱり要領を得ない、
そんな時に生きる為には、大切な事がある、生きるために「あらゆる才能はお金に変える」のだという事。 人はだれでも才能はある。
今の世は経済社会。 それに尽きる。
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LYNN TAYLOR “I SEE YOUR FACE BEFORE ME” | - 2024/11/06
- LYNN TAYLOR “I SEE YOUR FACE BEFORE ME” GRAND AWARD GA33-367
ジャズ・ボーカルのナイス・アルバム。 このアルバムをマニア間の会話で「ほら、油絵のような上半身の可愛い子のジャケット」で理解できるのが、これ。ジャケットを見ているだけで幸せになれる。 幸せついでに盤も聴けば、部屋中に彼女のゾクゾクする歌声が右から左から、かと思うと、上から下から音楽の神様の使いの声が流れると、身体中に己の感情が揺れて動く、幸せ、悲しみといった哀愁が次々と心に満ちる。不幸な私にも至福の時が流れる。 輪郭がはっきりした録音なのか、とても聴きやすいサウンドも長所になっている。
さて、彼女名義のジャズ・ボーカル作品はこれ一枚で、無名扱いの歌手の部類に入る。
所が私や、私たちの当時の世代の中には彼女を知っている人が多いはず。 それは「Walk right in」というフォーク・ポップがビルボードで1位になる大ヒットで、日本でもその後、かなりの回数ラジオでも聴く事が出来たから。何と言ったグループだったか忘れていたので、せっせとyoutubeを探したら出て来た。動画もついでに出て来たので、お顔も拝める。 こちらを見ているととてもジャズ・ボーカルを目指していたとも思えないほど、フォークの歌手で、いかに見事なテクニックを持っていたか分かる。なんでもこなすのだろう。 しかし、あの時のリン・テイラーがこの時の彼女だとはとても思えない。
彼女は元来ジャズの方に望みを持っていたらしいが、あまり芳しい売れ行きで無かった事もあり、またこのフォークグループの共演者などに注目された事で、ジャンルを変えた、それが大成功につながったらしい。今更であるが個人的には惜しい気がしないでもないが、私が過去にケチをつけてもどうしようもない。
「彼女は可愛くて、キュートで、温かみがあって、きらめく瞳を持っていて、新鮮でそれでいてフレンドリーな表情で、誰にでも愛される顔とそして魅力的な声である」というような感想をライナーノーツが言っている。大体ライナーなどゴマスリ記事が多いものだがこれだけは本当かも!
私は可愛い子に甘いんだ。
(因みにイコライジングが若干RIAAと異なるようで、低音を上げると、更に良い感じになる。)
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