HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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アンプ McIntosh
2017/07/20

昨日はJBLの資料の事を書いたので、今日はマッキントッシュ(McIntosh)の事。
JBLと同様、戦後のLPレコードの出現と併せて急激にナンバーワンの地位を築き、米国のみならず世界中に名前を広めたアンプ・メーカーである。勿論マランツも同等のトップクラスのメーカーであった事は言うまでもないが、製品の数、商品規模から言えば、製品の良し悪しは別にしてマランツよりちょっと上を行った。

それでJBL同様に資料を探したのだが、これはほとんどステレオ・サウンドの別冊にトドメをさす。
別冊はいくつも出ているので、マニアならどれかは持っていようが、その中でも最も見ごたえのあるのは2011年の別冊「往年のマッキントッシュ」であろうか。
往年と言うからには、正にMC30だのMC60だのと写真が綺麗で、かつ説明の丁寧で有り難い。

こうして戦後から同社の動きを眺めると、47・8年にアンプを作り、49年から米国の特許で独自のトランスと回路の基本を確立し、後は怒涛の進撃である。
その辺りをちょっと書き出す事にした。
   左側がパワーアンプ、   右側がプリアンプ
49年   50W−1(パワー) AE−2(プリ)
50年              C−104
51年   50W−2
      20W−2
52年              C−104
53年   A−116      C−108
54年   A−121      C−4
55年   MC−30      C−8 
      MC−60      C−8P
57年   MC−75      C−8S(ST)
58年   MC−40
59年              C−20(ST)
60年   MC−240(ST)
61年   MC−275     C−11
      MC−225
63年              C−22
64年              C−24(Tr)
67年   MC2105(Tr)              
68年              C−26

ここまでで、モノラル・アンプからステレオ・アンプ。
また真空管からトランジスターに移行する様子が浮かんでくる。
驚くべきことに、これが東芝や松下ならいざ知らず、どちらと言えば中小企業のオーディオメーカーである。
今尚人気を集める製品で、かつここまでのスピードで製品を出し続けたのは本当に驚く。
これが高級家庭オーディオ・アンプメーカーとしてマニアに認められた力だったのである。
私も上記のアンプをすべて聞いた訳ではない、また今となっては修理などによる個体差も大きく判断するには迂闊な事を言えないなんとも歯がゆさがあるのだが、あえて言えば、この会社は金持ちの素人がオーディオマニアの世界に踏み入れるのに、全く完璧な商品群であった。
要は、低音の出し方、見栄え、等々素人が聴いて圧倒される重要な要素をみな持っていたと言う事である。
更にまさに47年にLPレコードが発表され、そしてやがてステレオ・レコードが生まれ、という時代の流れに一致したというのも大きな要因であった。
この時期だからこそ、面白さがあってJBL同様に興味を引いてしまうのである。

(年表は資料によってちょっとづつ、1・2年の誤差がある、発表と発売の差かもしれず判断に迷った所もあるが取りあえず書き出したので、間違っている箇所があるかもしれない)

JBLの事
2017/07/19

オーディオ・ファンならJBLのスピーカーを一度は使ってみたい、持ってみたいと思うはずである。
しかし、世の中には余程のヘソ曲りもいるし、縁の無い人もいるし、好みも千差万別、したがって趣味故に多くのメーカーが存在する理由である。

しかしだ素直に考えて、かく言う私も何だかんだと言いつつ、又現在はJBLの製品は使っていない。だがJBLは大好きである。
縁が無かったというか 気に入ったユニットが入手できなかっただけである。

JBLすなわち、ジェームス・B・ランシング。
なにしろ米国の現代オーディオの歴史そのものである。
また時代が彼の時代であった。こういう人を放っておけない。

と思いながら情報を探すと、ネットの受売りネタばかりで、ほとんど本の資料
はない。
無いが一応それなりに挙げると、2冊ある。
 ひとつは、「ステレオ・サウンド社の別冊JBL」
これはジェームス・バロー・ランシングからJBLの会社の歴史を述べている。
 もうひとつは「ジェームスBランシング物語(実業の日本社)」
これは人物にスポットを当てている。
アマゾンの書評は驚くほどの悪態がつかれているのだが、それほど悪くは無い。むしろ購入者の勝手な思い入れが行き違いを呼んでいるだけである。
勝手な思い込みのマニアほど手に負えないといわれる所以である。
この2冊でかなり面白く知る事が出来る。
このほか、ステレオ・サウンドの別冊の歴代スピーカーユニットの特集を読めば相当の所まで行く。

オーディオ好きなら歴史は辿っておいても罰は当たらない。
いや、歴史を遡る事ほど楽しい事は無い。

私も「D‐130」の後ろのフラットのヤツは欲しんだ。
写真を見ているだけでワクワクするもの。
ポルシェの73カレラを欲しいのと同じだね。TOYOTA2000GTとかね。
だけど、こういうのは夢が叶わないものだね。
いや宝くじを当てて札束で奪い取ると言う暴挙にも出て見たいものだな。一度くらい。



野良猫のサキちゃん
2017/07/18

今朝も会えないだろうと、歩いて行くと、なんとサキちゃん珍しい事に美人の若い人から餌をもらっていた。

サキちゃんは野良ゆえに、見知った人が餌を上げに来ても、分かっていながら取りあえず逃げる。
人が離れて、様子を見て安全だと思ったら、餌を食べに来ると言う動きである。

所が驚いた事に、今朝は人の手から頂いている。
それも幸せそうな顔をして。
その餌を見て納得。それは「ちゅーる」というもの。
「ちゅーる」なるものを開発した人はノーベル賞ものだと思うほどの猫の喜びよう。用心深い野良ちゃんも飛びつくと言う、人気の流動食。
いや、ヒット製品だわ。

いや、負けた。

JOHN COLTRANE ASCENSION、今日こそ
2017/07/17

今日はジャズ喫茶にでも行こうかなあと思っていたのだが「あ、そうだ」。今日等はどこの店でもジャズ喫茶ならばコルトレーンばかり掛かっているに違いない。

幾ら命日だからとあまりコルトレーンばかりでは、気が重い。
という事だが、まるで聴かないのもどうかと。
ではちょっと聴こうと店のレコードを取り出して、アセンションを聴く。
この人の命日には、メディテーションとかアセンションとか後期のフリーがかったのが良いなあ。
次にビレッジ・バンガード・アゲインのA面の終わりから聴いて感動。
そして、COSMIC MUSIC(COLTRANE RECORDS) CRS5000の裏ジャケの祈りの写真を見てね、感慨にふけった。

彼の人生最後の方は気合が乗っていて良いなあ、コルトレーンは。
精神だけで生きていたのかと思う。

ところでアセンション(Ascension)はオーケストラでの演奏である。
Dewey Johnson, Freddie Hubbard (tp); John Tchicai, Marion Brown (As); Archie Shepp, John Coltrane, Pharoah Sanders(ts); Art Davis, Jimmy Garrison(b); McCoy Tyner(p); Elvin Jones(d)という11人編成で、そのメンバーの凄い事、ジョンチカイとかマリオンブラウン等が出てくると、オジサン興奮するなあ。コルトレーンがフリ−ジャズに足を踏み入れた証拠である。
出来ればAlbert Ayler(アイラー)も入れて欲しかった。66年には一緒に演奏もしたようだし。インパルスレーベルに誘ったのもコルトレーンだったし。モトエ

この作品は同じレコード番号ながらエディションが二つある。
ボブシールの話によると、テイクTを取ってこれで行く事になったがもう一つ録音しようかという話になり、テイク2を録った。
1000枚だけプレスしたものの、後から聴き直したら2の方が好ましいという意見がだされ、2の方を発売する事になった。
ディスコグラフィーによると、テイク1がかならずしもエディション1とは限らないとある。箱も失われてしまいどっちがどっちと言えないとある。
さもありなん。

ただソロの順番が書かれていたので、それを記す。

EDITION T
 A面 JC DJ PS FH
 B面 AS JT MS MT AD/JG EJ

EDITON U
 A面 JC DJ PS FH
 B面 MB AS JT MT AD.JG(no drum solo)

興味のある方は聴かれたい。
幸せな気持ちになるであろう。

(JOHN COLTRANE "ASCENSION" IMPULSE A-95 mono )
モノラル盤のエディション・ワンは珍しい

北海道の
2017/07/16

北海道の仲良しが来て、一緒に食事をした。
遠くから来てくれると、何だか二倍、三倍嬉しい。

そういうものかな?
そういうものだな。

レコードはなぜ音が良いか
2017/07/14

ジャズ批評に2006年「CD、LPあなたはどっち」という特集を見ていたら、九州の方の方らしいがこんな事を書く人がいた。
「針とカンチレバーという振動系が共鳴して、楽器を奏でるように倍音も含めた音の再構築が為される。」
針とカンチレバーによるという意見なのだ。なるほど。

もうひとつ知合いに聞いた話。
「球は電気的な歪みが、倍音になって響きが 増すそうなので音楽を聴くのに向いている素子だと」
真空管によるものだという説。

もうひとつは、オーディオ仲間に聞いた話。
「すべての楽器は基音+倍音の再現で成り立っている。声楽でも同様ボデーを震わせ、基音+倍音で成り立つ。
上等な楽器は上等な音楽家のふるまい=コントロールで基音+倍音.の表現がより発揮される。
注意点は歪やノイズなどの倍音も同時に出る。
クリスタルボウル楽器はボウルの淵を軽くこすり倍音成分を表出させる(強くこすったり早く擦っても倍音は出ない)。
LPレコードはこれに類似していないか?
レコードには理論上カッテイングは上限10000Hz〜18000Hzだが 良質な再生装置でプレイすると例えば1万Hzだと上は2万・4万・・下は 500Hz・250Hz・・・と再現しているはずである。
音楽の再生には、倍音と高周波の果たす役割が非常に重要だということ。」
ここまで行きついたのは素晴らしい事で凄い人だと思った。

色々意見はあるにせよ、とにかく「倍音」が大きな要素になっている事は間違いない。
当店に来られる外人のミュージシャンは「倍音」によりレコードが良いと口を揃えて言う。

そう言えば、日本のミュージシャンで当店に来られた人は一人もいないので、そういう話を聞いた事がない。
きっとレコードを聴かないのだろう。

チェックの柄のシャツ
2017/07/13

NHK朝の連ドラ。
みね子の彼氏になった登場人物「島谷君」が着ていたシャツに目が行ってしまった。良くぞ探したものだと。

写真を拾って掲載しようとおもったのだが、NHKはガードが堅いのかケチなのかしらないが、コピー出来ない。まったく!

説明すると、チェックのシャツなのだが何て言ったかな? 確か、グラフチェックと言ったと思うのだが、夏物のシャツ柄としてよく用いられていたはずなのだが、薄い白地に3・4cm間隔で縦と横に線が引かれている。
それが見たのはグリーンとブルーの色合い。

私もあの頃、よく着ていた。
そもそも、チェックのシャツというものは赤やら茶色やら、黒やらとコテッとした暑苦しいと言うか、田舎臭いというか、まあアメリカのカントリーで着ていたようなものだからそういう事になるのは仕方がないし、又そういうものである。

それではなく、都会的な爽やか感があるというか、洗練された感じがあると言うか、グラフ柄のシャツはそういう雰囲気にぴったりなシャツ柄である。
それが好きで私も、夏になるとそんなシャツをいつも買って着ていた。

70年代が懐かしい。
しかし、ドラマの衣装さんは、良くぞ探したものである。
エライ!プロだね。
何? VANの会社に行って聞いた? ま、いいや。


それが、最近はそういう感じの物をぱったりと見なくなった。
ほとんど売られていない。
買う人がいなくなったのかもしれない。
そう言えば、最近は男物の花柄のシャツの良いのも無い。
今は、男のファッションが駄目だな。
値段ばかり高くてカッコ悪い、画一的なスーツばかり普通に売っているもの。
終わったな。



レコードを見れば.....
2017/07/12

ジャズ批評の2006年No.129の中の話。
寺島、岩波、その他の人の対談で。
岩浪さんがこう言っている所がある。
「想像力が有れば出てない音だって聴こえる。
過去の音体験無しには音楽は聴けない。
それが無ければどうやって音楽を聴く?」
すばらしい。
流石に長年聴き続けた人から出て来た言葉だと感心してしまった。
ジャズはライブだ、ライブだと連呼する人もいるが、一体学習をどうするのか?とその方に私は訊きたい。
まず学習しないとね。

もう一人の達人。
私は海外へ、レコード仕入に行くようになって、欧米各地にコレクターの知り合いが出来た。
ある老人にもう聴かないならレコードを売ってくれと頼んだ時、彼は「ノー」と、さらにこう言った。
「確かに聴かない。だけどレコードのジャケットを見たいんだよ。手に取って、見ていると音楽が頭の中で流れてくる。色々なイメージが浮かんでくる。あなたは解るか?」
その時に、ああ、これぞ音楽鑑賞の道を極めた人の言葉だなあ、と思った。

これぞコレクターの究極である。
ジャケットを眺めていれば、耳の奥の記憶が蘇り、音楽が流れてくる。
また音楽と共に青春のヒトコマも蘇る。
音楽は楽しい。
私もそうなりたい。

首のこと
2017/07/11

一昨日と昨日で、首の話と、ハワイ関連の話を書いたので、思い出した。

昔の事。
ハワイの某有名なホテルの人事の事。
副支配人ほどの地位の現地人だったと思うが、彼が他のホテルからの引き抜きにより、サラリーも上がるからと、転職をした。
所が行った先のホテルでは雰囲気も違うし、仕事もきついし、社長からも大事にされないしと不満が溜まって来た。

それで、有る時、以前いたホテルの社長に会って、昔は良かったと切々と訴えた。
するとその社長は「そうかそうか、それならまたウチに戻って来るかい?」と優しい声を掛けた。
本人喜んで、同じ地位で古巣に戻った。
その出勤日の事、福支配人に社長はこう言った。

「お前は首だ」

要は、以前に本人がさっさと辞めてしまったので、「首!」を言えなかったから、チャンスを狙っていて、そんな奴は「首!」と言いたかったと。

どう思うかは
聞いた人の思い方で...

昔の仕事仲間の.........
2017/07/10

可哀想な事に、ハワイに住んでいる昔の旅行会社の仲間の奥さんが亡くなった。
一年前から肝臓・肺とガンが広がっていたようである。

彼女は最近、facebookに妙にアルバムの写真を整理したとか、過去の想い出を綴ったり、知合いに会った話とか、英語であるが、なんだか縁起でもないとちょっと引いてしまったが、私がちゃんと読んでいれば、何か書けたはずで、なんとも申し訳ない事であった。
合う事だって出来たのに、私も冷たい事をしたものだと自分でも落ち込む。

思えば、仕事をしている時もハワイに行けば彼女の家に泊まり、ご飯も食べて世話になった。
独立してからは、ラスベガスや西海岸の買付時にはレコード屋・コレクターの家と二人で車で案内してくれ、何日も一緒に旅行をした。
土地勘のない私にはモーテル探しなども、多いに助かった。
レコードを買って置いてもらっていた事もある。
それなのに、なんだかなあ。

なんとも悲しい話であった。


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