HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
| 山吹 | - 2014/04/15
- 新宿のうす汚い街にいても、やさしい春の訪れもあって、こころは和む。
山吹を見たり、野良猫に声を掛けたり散歩が出来て、ありがたい事である。
今朝は、八重の山吹が濃い黄色の花を目いっぱい咲かせていた。 山吹の色の濃さと言うのはほんとうに不思議な濃さだ。
って、考えなくても、山吹の色は「やまぶき色」と言うのだったわい。 そういえば、侘び寂びの世界から、俗世間の話になってしまうのだが。
車のボディカラーで黄色という色を探すと、実はほとんどが山吹色系になる。 まず派手という事もあって敬遠されるので、絶対数が少ないのだが、レモンイエローなどいう車はほとんどない。 それは黄色の塗料の特徴だそうなのだが、染まりにくく、上手く色が出ないそうで、それでまず白色を塗るか、黄土色を下塗りするかして、それから色を載せるのだそうだ。 結局は作業効率において山吹系の色になってしまうという事らしい。 最近は新しく塗料が出ているかも知れないが、かつてはそういう事だった。 因みに私の車は黄色。
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| BRUNO MARINI “BRUNO MARINI 4”“LOVE ME OR LEAVE ME” | - 2014/04/14
- BRUNO MARINI “BRUNO MARINI 4” LIA MODUGNO LMJ3333
BRUNO MARINI “LOVE ME OR LEAVE ME” LIA MODUGNO LMJ3338
なんという幸運な今日。 こんな出来の良いアルバムが2枚も入荷するとは。
さて、ブルーノ・マリーニと聞いて、おっ、と歓声をあげる方は相当のマニアである。 コレクターなのである。 一遍に2枚のアルバムのこと等書けないと思ったが、演奏は本人であり、レーベルも同じ、更に「LOVE ME OR LEAVE ME」の方は知らなくても当たり前で、ほとんど紹介された事もない。 であるからして一遍に行く。
まず、天使のジャケット。タイトルは「ブルーノ・マリーニ 4」という。 天使と言ってもなんだかセクシーで、流石イタリアと思わざるを得ないが、天使の胸のふくらみに目が行ってしまうのだ。 その天使はサックスの口に座って、美女のセクシー天使の羽根は蝶のように妖艶で、しかも髪は風に舞い乱れ、辺りは雲が立ち込めて来た様子である。 黒字に白い線画で書いた所に、只ならぬ音楽である言っているようで、並々ならぬ才能をジャケットから感じる。 このアルバム・デザインはマニアにはかなり有名になった。 それは、雑誌ジャズ批評の「ヨーロッパ1800」特集、その233ページ、上から2段目に写真が掲載されていて、気になる絵だが、これは一体何だと評判になったのである。 本文の説明書きは、別段どうという事は書いてなくて、ただバピッシュだと書かれているが、バピッシュなどと言うかよ、とチャチャを入れないでおこう。 まあ、ヨーロッパ・ジャズにしてはナイスな4ビートだという事である。 古い演奏かと思えば、1985年録音で新しいレコード。 先程の通り、演奏はいたって4ビートのハードバップで、彼はバリトン・サックスを吹いていて、非常に親しみやすいメロディなので大いに奨められる。 私も数えきれない程、イタリアに通って入荷はたったの2回である。
もう一枚の「LOVE ME OR LEAVE ME」の方は、何処にも紹介された事はない。 ジャケットはダビンチの顔というデッサン画を用いている。 イタリアならではのデザインという事になる。 こちらは、バリトン、ベース、ドラムの3人編成で、8曲ほとんどスタンダードばかりで、これまたムーディーなバップである。しっかり耳を傾けるに値する作品である。 このジャケットは、有名な例のオランダ人「RUUD BRINK」の「IN VERONA」と同じジャケット、すなわち4つ折りの作りである。 そう、このLMJというレーベルこそ、ブルーノ・マリーニのスポンサーというか関係者のレーベルと言って良い。 ルード・ブリンクはブルーノ・マリーニに誘われてベローナに行き、このレーベルで録音をしたのである。
今回の2枚のアルバム、両方とも音質は大変に良く、低域の伸びはあり、オーディオ的にも楽しめるはずである。 ジャズ・マニアにもオーディオ・マニアにも、お誂え向きのサウンドである。
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| 文明堂「焼き立てどら焼き」 | - 2014/04/14
- 買ってきた。
新宿文明堂の「焼き立てどら焼き」。 朝11時に行って。 一昨日、午後2時過ぎにわざわざ行った所、店員さんが、申し訳なさそうな表情を顔いっぱいに現して「売り切れました。申し訳ありません」と頭を下げる。 それならばと、今日は早く行って「焼き立てのドラ焼、ありますか?」 「はい、今上がりました」 ほっと胸を撫で下ろして、有り難く頂いて参った次第。
パッケージには、「品名 焼き立て黄金三笠山」となっていて、焼き立てである事を強調している。 食べれば、きじの焼けた香ばしさと、あんこの甘さのハーモニー。 お口の中がパラダイス。 オジサン幸せ。
実は新宿・伊勢丹にも文明堂の焼き立てドラ焼は売っている。 売っているのだが、企画違いというか、大きさも小ぶりで、味わいも薫りも若干異なる。 オジサンはしっかりと大きいドラ焼きが好き。
ただ、新宿の文明堂は店がちょっと不便というか、丸の内線新宿御苑駅なのだ。 新宿とは言え、ほんの少々殺風景な通りで、地下鉄の駅を出て階段を上がると、朝鮮人参で有名な正官庄と言う店を観ながら、歩くとコーヒーを焙煎していて、薫りだけで飲んだ気になる店の前に立つと、その斜向かいにある。 あの文明堂の店がこんな質素な佇まい。 100年も長く続く店は、決して派手にしないんだわ、と感心する。
そういえば、文明堂は東京においても、新宿、麻布、銀座、日本橋もたしかあったと思うが、一杯あって解りにくい。 だが本家は長崎文明堂であって、いまでは企業規模は比べるべくもないのだが、文明堂の社員に言わせると、尊敬の念を持って顔を立てると言うか、企業の中心に置いていると言うから、長く続く企業は素晴らしい。 オーナーをさっさと追い出して、俺たちの出世の場にしようとしている最近の企業とはエライ違いである。 そうそう、店や会社はそれぞれの商品作りがあって、やっぱり解りにくいが、宣伝となると、これはひとつで、例のあの有名な「♪ カステラ一番、電話は2番、3時のおやつは文明堂〜♪」となって締る。 電話番号はホントウに2番だから。
戦前から、こういったコマーシャルに先見の明があった経営者と言うのはすごいものだ。
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| SONNY CLARK “TRIO” | - 2014/04/13
- SONNY CLARK "TRIO" TIME RECORDS S/2101
(MAX ROACH・SONNY CLARK・GEORGE DUVIVIER) 去年、大好きなアルバムとしてこのレコードのモノラル盤SONNY CLARK TRIOの事を書いた。 ステレオ場も一緒に入荷したら、一緒に書く事が出来るのでそう願っていたが、こういうレア盤はそう簡単に話が運ぶものではない。 今頃、ようやくステレオ盤の方が入荷した。
さて、このレコード。 内容は同じだと思われるが、思われると言うのは同じかどうか確かめていないから。 よくあることだが、編集違いとか鋏の入れる箇所が異なっている事は度々あるから。 しかし、ジャケットに関してはモノラル盤のそれを使用していない。 似た絵ではあるが、比べると、タイトルからして全く異なる作品である。
ただデザインが、個人的に不満が無い訳ではないが、今更会った事もない社長に怒ってもどうしようもない。 ジャケットを見ると、まず、SONNY CLARK が先頭に来ていない。あれま? 先頭に現れたのは、ドラムのマックス・ローチ。 次に主人公のソニー・クラーク。 最後にジョージ・ディビビエ。 そう、ソニー・クラーク・トリオとなってはおらず、3人の名前が上から順番に、また裏ジャケには左から順番に並んでいる。 モラル盤を作ったがソニー・クラークの名前では売れないと考えたのか、心配になった社長はマックス・ローチを頭にした。これなら売れるだろ、と口にしたのかどうか解らない。 ライナー・ノーツもまず、マックス・ローチを褒める事から始めている。 よくある事なので、別にどうでもよいのだが、マックス・ローチの名義にして売った事が成功につながったという話は聞かない。残念。
音質の事にも、触れておかないといけない。 モノラル盤(T/70010)も音は良いが、このステレオ盤も同様に音質が極めて良好である。 またモノラル盤と同様に少しのゴミが詰まっているだけで、針飛びする事があるので、要注意である。 綺麗にしてから掛ける事が良いと思われる、音質から考えても間違いない。 モノラル盤でも感心したが、これほどピアノ・トリオで音の良いレコードが他にあろうかと感心して聞き入ってしまう。 実にナチラルなサウンドで、しかも、しっかりとしたジャズらしくコロコロ感は失われていない高音質である。 ステレオ盤になっても、TIME盤は音質が良い。 モノラル盤はたいへん高価なので、ステレオ盤のこちらでも十分に楽しめる。
楽しめるどころでは無い。 スピーカーに向かうと、右側にドラム、左側にベース、中央にピアノが位置する。 右側のドラムは位置的にぴたっと納まって、シンバルの音はきちっと出る。音質的に問題はない。 ベースは左側だが、左側から中央に掛けて、ピアノの後ろに廻ったサウンド作りで、これまた実に上手い造りとなっている。 ピアノ・トリオを解っているなと思える素晴らしい音作りである。 モノラルと一味違ったサウンドは、ステレオならではの位置関係が出て面白い。 これも楽しんで頂きたい。
良いレコードとは、曲、音、どれで聴いても、良いものは良い。 本日の結論で。
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| CHERLES MINGUS “PITHECANTHROPUS ERECTUS" | - 2014/04/12
- CHERLES MINGUS “PITHECANTHROPUS ERECTUS” ATLANTIC 1237
これぞ私が後世に残したいと、常に思っているジャズ・レコード・アルバムである。 これぞジャズがジャズたりえる、何処に出しても恥ずかしくない、立派な作品である。 ジャズにケチを付ける人があれば、これで迎え撃ってやろうじゃないかと、弱いくせに、つい強気になってしまう力作なのである。
ジャケットのデザインは成程、直立猿人というが如く、正にそのもの。 洞窟の壁を連想させるグレイの地に、墨を塗りたくって壁面と思える岩肌に壁画は書かれる。物語、直立猿人の始まりである。 宇宙人とも見える大型の人類が一人立つ。これぞ我が人の祖先の誕生か? はたまた、未来人か? 壁画の右側には四足歩行の動物あり、それから若干立上りつつ半人類あり、やがて立ち上がった瞬間と思える人類あり、直立猿人への過程が示されている。 俺たちの祖先はこうして出来たと、我々が習って来た人類の歴史の壮大な物語の絵画である。 左側の人が大きく、しかも宇宙服のような雰囲気もあり、1万5000年前に突然現れた未来人類かも知れぬ。 はたして人類は一度も破滅した事がなかったであろうか?いや、あったかもしれぬ。 それを知らせに来た、未来人なのであおうか。 そして、人類の成長過程を残して行ったのかもしれぬ。 核爆発・戦争に別れを告げられぬ人類の未来に対する不安あればこそ、過去の人類の生き方を知りたくなる。 現在の人はその狭間で不安を抱えて生きる。
ミンガスは人類の歴史に大いなる感動を抱き、同時に危機感を持ったに違いない。 そしてこの作品である。 人は神が作ったとは言っていない。学術的な事実あるのみだと。
さて、1956年24歳のジャッキー・マクリーンはマル・ウォルドロンに誘われ、ミンガスのワークショップに入った。ミンガスによる新しい音楽の勉強であった。 このアルバムの下段のMINGUS JAZZ WORKSHOPと記載されている通りである。 個人名でなく、ワークショップとして、新しいジャズを世に問うた作品である。 この中でミンガスは作曲システムを作りピアノで枠組みを示すこと。次は、各自はその中で最大限の自由な表現を行う事。 そして当作品をその学習目的と位置づけ、曲による風景・音・過去などを示す方法がとられたと。
さて、能書きはいい加減にして、A面冒頭に針を落とそう。 このアルバムは冒頭から実に前衛である。 フリージャズでも無いにも関わらず、聴く度にいつも前衛だと、私は思う。 これぞ前衛ジャズだと感じる。 今まで何度聴いたであろうか、仮に年に10回として40年。その倍以上聴いた。 しかし感動せずに聞いた事は一度もない。 ソロは絶えず人から人へ渡り、各々がアイディアを凝らして、曲を盛り立てる、有る時は心地良いサウンドが流れ、ある時は力強く迫る。 なんという素晴らしい、このワークショップのサウンド。 ミングスのベースは低く唸る人の如く。 そしてジャッキー・マクリーンは引き裂かれるようなサウンドを持って、これでもかと不安感を煽って見せる。 これぞマクリーン、彼は新しいジャズを求め、サウンドを作り出していたのだ。
A面2曲目は「A FOGGY DAY」 霧の都、サン・フランシスコを髣髴とさせるサウンドで、街中の喧騒なサウンドを表現して聴かせる。 アメリカ中に増えてしまった自動車は道路と言う道路を、クラクションをこれでもかと鳴らして走り回る。 濃い霧の中、更にクラクションは鳴り自動車は互いに会話をするかのようにけたたましい。そこにポリスが割って入る。 自動車がサン・フランシスコを走り回って、ガレージにたどり着いたところで、曲は終わる。 何が起きても、知ったこっちゃないさ。 都会暮らしの楽しさよ。 雑音など気にすまい。 巷の騒音、騒音こそ、これぞ私の落ち着く「沈黙」であると。
B面1曲目はなんとタイトルが「PROFILE OF JACKIE」である。 いかにミンガスに、マクリーンが可愛がられ、期待されていたか解るというもの。 当作品のマクリーンの一が象徴されている。
書きだすと、いつまでも私の心の中のミンガスやマクリーンへの想いが尽きる事はない。 長々と書いても仕方ない。
ハっと我に返る。 仕事が忙しいんだよ、私は。
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| 森は生きている | - 2014/04/11
- 音楽の話だがジャンル違いで。
当店のシンガー・ソング・ライター吉田洋平が録音も終わり、音作りも終わっていよいよCD作成の最終段階に入った。 ようやく彼のセカンド・アルバムがリリースされる事になった 乞うご期待。
ところで、吉田の音楽仲間に年齢は離れているものの岡田君という優秀な大学生がいて、彼も時々当店に来られるのだが、これがまた素晴らしい才能を持っている。 数か月前に、彼のバンド「森は生きている」というのだが、CDをリリースした。 それが非常に出来が良くて、もうメジャーの作品で、私もビックリ。 こうなると私などは「森と動物園」と言いそうになるが、それはそれ置いといて。 店で聴かせた人、みな驚く。 レコード会社では発売と共に好評で、3回追加プレスしたと聞いたが、その後は聞いていない。 おまけにライナーノーツが小さなブクレットになっていて、ちょっと廃盤を彷彿とさせるのである。 オジサンもちょっとソソラれる。 吉田洋平共々頑張って欲しいミュージシャンである。
先日来られたお客様と世間話をしていて、最近何か良い音楽ありましたか?と聞くと。 「ありました、某店店内で流れたCDがあまりに良くて、これなんですか?と聞くとこれです。という事で一枚買いました」 「良かったですね」 で一旦話は終わって。 ジャズのレコードを買われて、袋をお渡しして、その後。 だってまずはジャズのレコードを買っていただかないと、ウチも商売だからね。
おもむろに「こんなCDが出てますが知ってますか?」とジャケットを出すと。 その方、驚いて「それ、それですよ、良かったCDって」 「はあ?」 お互いに驚いたのであった。 しかし、大したミュージシャンだ、森と動物園。 じゃなくて、森は生きている。
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| 木曽義仲 | - 2014/04/10
- 歴史の話で。
私は木曽義仲が大好きだ。 海に向かって好きだ、と叫ぶほどではないが歴史上の好きな人物である。
ところが、昨日掃除中に出て来て、読み始めてしまった小林秀雄「真贋」という本を読んでいたら、平家物語について書かれた一文があった。 木曽義仲というか、松尾芭蕉の事にふれていて、「芭蕉は義仲が好きだった。なぜこれほど優れた自然詩人が、自然を鑑賞した事など一度も無かった義仲を好んだか..。」という文があった。 これを読んで、私は猛烈に怒った。
それには、地元という意識は無い訳では無い。 子供の頃から歴史が好きで、本を読んだり、学校の歴史で学んだりしているうちに、鎌倉時代が大好きになり、東京に出て来た事もあり、最初はカメラなどを持って鎌倉によく行った。 七里ヶ浜、頼朝の墓、実朝が暗殺された銀杏、政子の墓、等を廻っては感動していた。 だが本などには義仲の事はほとんど出て来ず、義経ばかりがなぜモテる、という思いが沸々と湧いて来て、更に本を漁っていくと、京の都で山猿と馬鹿にされ、ついに頼りにしていた頼朝、義経の兄弟から追われ、殺伐とした不幸に観まわれた身内で殺し合う源氏一族によって、遂に近江の地で短い命を落とすという悲しい人生。
木曽の出の義仲はどうせ山猿だから、自然の美しさなど解るはずもないと、自然を鑑賞した事もないと、高をくくった言い方にどうしても許せない。 こういう小林秀雄のような日本を代表する評論家の立派な方でさえ、義仲は田舎者だから、自然を鑑賞した事など一度も無かった馬鹿に違いないと、こういう概念の上で書くのか。 だとしたら、田舎者は全員馬鹿か?
今回ほど怒った事はない。 でも、本人は死んでるし... じゃあ、まあ所詮評論家等こんな程度という事にして小林秀雄の話はおいといて、 あっさり置いてしまうには惜しいけど、まあいいか。
しかし、義仲は凄いのだ。 平氏打倒の革命の合図に一族が時期を伺っている中、一早く兵を挙げ、英知を絞った戦略で次々と平家を撃破したのは義仲である。 まだ平家の力が強い内に、平家を打ち破ったのは義仲である。 それを京の都の公家たちの政局や、今で言ううマスコミの悪巧みに利用され悪評を垂れ流され、義経などが横取りして、血の繋がった身内に殺される。 兄弟は他人の始まりと言うが如し。 義経など最後の抑えにリリーフとして出て来たに過ぎず、芝居やドラマの中に言われる程、戦略家として優れている訳でもない。 鎌倉にいただけの頼朝など武士でもなく、政治家としていたに過ぎない。 そう思うと、義仲はハンニバルのような武者だったのだ。 武者こそ軍人で、軍人は戦いで死ぬもの、という事を教えてくれている。
やっぱり中央出身者には、昔からその後の作家たちは良いように書くわけで、どうしたって敵わない。 世の中とはそういう事。
そうそう、芭蕉と義仲の墓はお隣さんらしい。 一度行かないと。
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| ルイ・ヴィトン | - 2014/04/09
- 電車の中でふと思った、携帯電話それもスマートフォンをいじくっている人の数は多いけれど、その代わりにルイ・ヴィトンのカバンを持っている人が減った。
ほんのちょっと前までは、電車に座って周囲を見渡せば、女性の多くが大小のヴィトンのバックを抱えていたものである。 もう買わないと流行遅れの感じがする時すらあった。 しかし、一時の熱病も冷めたのか、それともショップに中国人などが溢れるのを見て、嫌気が差したのか、それも時代の流れの素晴らしさ。
思えば日本人ほどブランド好きは世界にいまい。 と思ったが、日本人の後を追う中国のお金持ちなどは全く同じような道をたどっているようで、これも後進の国民の宿命であろうか、実に不思議である。 いつか、人が豊かになると、必ず通る道なのであろう。 それが過ぎれば、ブランドでなくとも良い物はあるという事に気が付く。 そこから先はセンスが物を言う。 そうなるとセンスが無いと困ってしまう金持ちには、いっそうの事ブランド信仰があったほうが有り難い。 結局ブランドは無くならない事になる。
しかしヴィトン流行の時は、高額ブランドなのに、高校生の制服のように買い漁っていたのは、本当に不思議な現象で、よくもまあそんなにお金があったものだと感心するのだ。 まあ、お金というより、遅れてはならないというパワーだったのかもしれない。
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| レコードの心 | - 2014/04/08
- 店内掃除していて、雑誌も捨てようと思い、古い「アナログ」という雑誌をパラパラと捲っていると、クラリネットの北村英治さんの対談が載っていて、読んでしまった。
読んだら最後、捨てられなくなってしまうが。 まあいいや、内容をかいつまんで書くと。
CDの登場で、デジタルで録音したところ、その音は僕じゃない。違う人が吹いている感じがしちゃう、それで一時期、録音を全部辞めた。 音をデジタル信号に置き換えてやるんだから凄い発展で素晴らしい事であるが、それで「信号に心は入るのか?」と聞いたら「そういう問題じゃない」と言われた。納得いかなかった。 音楽から心を除外したら何も残らない、と。
否定してしまったら買ってくれる人が居なくなってしまうので、私などちょっと心配するのだが、さすが北村英治さん、柔らかな口調で印象は悪くなく、良い味わいの言葉である。
ところで最近、一人の高校生が時々レコードを買いに来る。 テナーをやっているからと参考になるからと。 最初、母親が偶然通りかかったからと店に来て「息子がジャズをやっているのでレコードを買って帰ろうと思って」とお帰りになって、次回高校生を連れて来て、次に彼が一人で来るようになった。 それでジャズを目指すなら、レコードを聴いてね、と私が言うと、「実は昨日エリントン・バンドのメンバーが数人学校に来てレッスンがあって、その時に教えられたことが、最初はいっぱいレコードを聴け、そしてフレーズと音を盗め、と口を酸っぱくして教えられた」。 過去に良いジャズがいっぱいあるのだと。 そのコーチ陣の中に、当店に良く来るメンバーもいて、偶然の面白さで話が盛り上がったのだが、彼等は兎に角CDでは無く、レコードを聴けと言うのだそうだ。 そう言われてせっせとレコードを聴くようになったけれど、確かにCDとは音が違うと言っていた。 それも心の事だろうか?
頑張って練習して、名を売って欲しいものだ。
しかし外国の、ジャズメンに関わらずクラシックの音楽家もそうだが、時々来ては結構購入してくれる。 一方、不思議な事に日本のジャズメンは誰も来たことがない。 有名じゃないからな、ウチは。
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| パソコン | - 2014/04/07
- 店のパソコン、最近、電源を入れるとピーピーと鳴って立上がらなくなったり、急に画面が元に戻ったり、画面が暗くなったり、と信頼性が乏しくなってきた。
友人に相談すると、マシン自己診断があるはずだからと、付属のCDRをセットして調べてみたが異常なし。 それならば、購入後しばらく経っているから、内部の掃除をしたら、という事で、掃除機を持って来て内部の掃除。 いやいや、内側にこびりついた埃がいっぱい。
これが抵抗になっていたのではないだろうか。 ちょっと良くなった気がする。 暫く様子見。 しかし、マシンの内部は思ったより汚れるものである。 これでは熱が籠ってしまうのは当たりまえ。
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