HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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ヘルニア
2014/04/30

時々、母親の介護の合間に訪ねてきてくれる友人がいる。
彼が今月はハルズに行けないという。
聞けばヘルニアでゴールデンウィークの連休を利用して手術をするのだと。
頑張るように言って電話を切った。

仕事が終わって、昨日の夜遅く、近くを歩いていると、時々行く日本料理屋の大将が看板をしまうところだった。
「私ね。明後日からヘルニアで入院するの、明日だけはやっているから、ね」と念を押されたので、何となく行かないと悪い気になって、今日の昼は行った。
そしたら、ヘルニアの手術をこの連休を利用してするのだと。

同じような事をしている人がいるものだ。
まあ、みんな年を取ってくると色々あるものだ。

昨日の続きで、オーディオの事
2014/04/29

オーディオ雑誌を長く購入している方はお気づきの事と思う。
それは、そもそも「オーディオ趣味」という事は、対象がクラシック音楽である、いや、あったという事。
1940年代SPが販売されて、オーディオに目覚めた人達の、当然その対象はクラシック音楽である。
50年代になってもしばらくはクラシックの愛好家である事に変わりはない。

ジャズという音楽を良い音で聴こうと言う人達。
そもそも反骨精神があった人達というか、クラシックばかり聴いていてはイカンと考えた、そういう人達が、ジャズが良く鳴るオーディオというものに目覚めるのはジャズ喫茶ブームの到来という事になろうか。
したがって、ジャズ喫茶でステレオを聴いて、自分の家でも同じ音で聴きたいという欲求が出て、それが可能になるのは70年代という経済の向上あっての話になる。

クラシック・ファンがステレオ・サウンドの立体的な音の素晴らしさに興奮している時に、我々ジャズ・ファンはモノラル・レコードを最高の対象として崇めていたわけで、そこからして自ずと、クラシックとジャズは音楽の演奏の考え方も違えば、出て来る音も違い、再生の目的は大きく異なる。
時々、テレビの音楽番組でクラシック演奏家が、これ見よがしに演歌やジャズをやっていると、それを見て殺意を覚えるとは言わなくても、違和感を覚えた記憶はあろう。
全く世界が違うのである。
良くクラシック・ファンがいう所の、装置にクラシック向きもジャズ向きもないと言う事が、もう我々には何をかいわんやという世界なのである。
邪宗が、オレの宗教に文句を付けるなら、殺人も起きるぞ!という感じである。

我々に取って、ジャズを聴くという事は、音がパンと張ったピリピリした神経質なところと、ドカンという爆発音の再生能力が不可欠といっても過言では無い。
別に、音が横に広がってくれなど、と考えている訳ではない。
ソリストが一歩、たった一歩、一歩だけ前にでて吹いて欲しいのである。
クラブの中のトリオ・クアルテット等による演奏の世界の、再現を目指していると言っても間違いではない。
例のステレオ・サウンドの雑誌もジャズと古典と別けて発売して欲しかったとう気持ちである。

しかし、そう過激にならんでも、接点もないかと考えると、ちゃんとあって、かつての最高のスピーカーなどを聴くと、良い物はどっちにでもイケルものだという事も解る。
解るが、そういう機械は言う物はそんじょそこらに転がっている訳でもなければ、売っている訳でもない。
一千万単位でも満足しない装置は残念ながらある。
という事になると、安価であっても、特性がジャズに向いている物を探すのはマニアにとって当然である。
そういう意味に於いて、こんな安いのにこんなにちゃんと鳴るのかというアンプもあれば、見事にその逆もある。
そういう会社には殴り込んで行きたい気持ちになる。
しかし、まあお互い商売だから。

では我々は、クラシックを聴かないかと言うと、そうではなく結構聴く。
私はモーツアルト、ベートーベン、ブラームスなど大物は、一応勉強のためにあるゆるものを購入して聴いた。
だからグルダのレコードは、ジャズもクラシックもほとんど聴いて来た。努力はした。
今でも好きなレコードは、休みの日には正座して聴く。

でも、ステレオ盤が良いと思ってはいない。
モノラル盤の方がなんぼ有り難いと思っているかしれない。
もう、その辺りが違うな。
違うけど、身体特性の違いだと思っている。

雑誌「管球王国に掲載
2014/04/28

雑誌「管球王国」。私とオーディオ評論家の篠田寛一先生との対談形式で特集をしていただいた。

特集「ジャズ・オリジナル盤を熱く聴かせる、管球アンプ選び」。

20数ページにわたる特集で、かなり読み応えはあると思う。
こんなに立派な特集にしていただけるなら、もっと他の言い方もあったと思いながら読ませていただいた。
掲載のレコード・アルバムは、オーディオ・マニアにはやや馴染みの遠いと思われるものも入っている事は重々承知ではあるが、耳を傾けて聴けば、必ず良さに気付き、愛聴盤になると思われるものを選択したつもりである。
有名盤はいつか卒業して行くものである、したがって今後の先を考えて、偶にはこういうものの良いと考えた結果である。

その中で、ジャズという自由度の高い音楽性によるサウンドを聞き分ける、或いは、適正を見極める作業は、果たしてこれで良いのかと思わなくもない。
管球アンプで無くても良いとも言える。しかし、雑誌の特性上、「管球アンプ」という限られた中に置いての、試聴で非常に困難な設定であった。
しかし、個人的には管球アンプが好きでもあり、以前はマッキントシュのMC275、現在はマランツ7+8Bという組み合わせで聴いている訳で、ここは大いにソソられた次第でもある。
しかし、編集者によって予め選択してあったアンプ群は、音楽性とのマッチング、アンプ同士の比較し易さ等が、特徴を上手く引き出すように、振り分けてあった。
聴くうちに、流石にこういう会社で、長年編集をやっているだけの事があるものだと、大いに感心した。

試聴したアンプにも、さまざまな特性があって、人が作ったものは、その人の特徴が出て面白いものだと、つくづく考えさせられた。
次回もし、こういうチャンスがあれば、失礼ながら作った担当者を見ながら、比較してみたいものである。
きっと、もっと何か出て来るに違いない。

花園万頭
2014/04/22

ここのところ、甘いものが続いてしまって、新宿文明堂、追分だんごと来た。
さて新宿三大甘味店とくれば、本来ナンバーワンはここだろう。
というわけで、時間も無いのに、無理やりに店に行ってきた。
そこまで、しなくてもいいかもしれない。
まあ、性格という事で。

当店から歩いて5分強、何だ近いじゃん。
ここからの道順を解りやすく、懇切丁寧に説明しよう。
当店の前と言っても青梅街道と小滝橋通りの交差点、大ガードから。
青梅街道を東方向すなわち四谷方面に向かう、ガードをくぐれば、そこは靖国通りと名前は変わる。
そのままスタコラ歌舞伎町の喧騒を横目にしながら歩く、朝から酔っぱらったままでミニスカートもまくれ上がったお姉さんなどに目もくれないで歩こう。
途中でタバコを一服付けたりすると禁煙指導のおじさんに捕まるから、要注意。
靖国通りには、バーガーキングやミスタードーナツなどもあるが、通り過ぎる。
やがてと言うか、すぐというか、明治通りに出る。
そうそう、明治通りもあれば昭和通りもあって、昭和通りは昭和の元号に因んでつけた通りの名前だが、なぜ明治通りと言うかと定かではない。
話は戻って..。
というより、山手通りよりも、明治通りの方が山手線に沿っているのに、なんでだろうと、不審に思う事もあるが、それも仕方のない事。
もう一度戻って、道路だからすぐに戻れる。

それで、なんだっけ。
そうそう明治通りを北方向すなわち、左に曲がる、歩いて1分。明治通りと明治通りのバイパスの合流する三角の部分に花園万頭の本店はある。

ここのキャッチコピーがすごい。
「日本一高い、日本一うまい」という乱暴な言い方に、温厚なオジサンも唖然。
さっそく店内に入って、日本一高い花園万頭を4つだけ注文。
すかさず若い店員さん、御待ちの間お茶でもどうぞと、お茶ときんつば一かけが乗った、お盆を持って来てくれる。
たった4つばかりの買い物に申し訳ない。
和菓子屋さんはこれが良い。
だから、私など悪いと思うから、本当は一つでいいんだけれども、つい見栄張って、「よ、よ、四っつ!」などとなってしまう。
でも、デパートだとこうは行かないやね。
お茶を飲んだ頃、包装もでき上がりお会計。
デパートもいいけれど、ぜひ本店で。

さて、その万頭は、店の言葉を借りると、
四国和三盆糖を加えてあっさりとした甘味となめらかな舌触りに調整した漉し餡と、丁寧に一つ一つ手作業で摩り下ろした大和芋を加えて しっとりと蒸し上げた外皮が見事に和合した、「甘味口に媚びるという境地」、という所らしい。
なるほど万頭1個378円也。
確かに万頭にすれば、ちょっと高い。しかし、昨今の洋菓子に比べれば、屁でもない。
食べてみれば、ねっとり感、甘さ、生地の味、全てが絶妙な、これを食べればお釈迦様も満足と言うに違いない。
お口のパラダイスを超越して、死ぬ前に一口食べさせて頂きたいような、高尚の極みの万頭であった。

その後は、近くのはなぞの神社の境内を歩けば、浮世も忘れる、これぞあの世の花の園。


「THE NEW YORK SCENE」「SOUL JAZZ」
2014/04/21

JOHN COLTRANE-DONALD BYRD-RED GARLAND “SOUL JAZZ” BLUESVILLE 1009 (FRANCE)
GEORGE WALLINGTON “THE NEW YORK SCENE” NEWJAZZ/ESQUIRE 32-132 (UK)

こんな珍しいレコードが2枚入荷した。
別々に紹介すべきアルバムなのだが、写真の風景がニューヨークと思われるので、一緒にした。

まず最初の「SOUL JAZZ」と書かれたアルバムは、原盤はアメリカPRESTIGEレーベルの傍系、BLUESVILLEの1009番である。
それも「ALL MORNING LONG」「ALL DAI LONG」「 LIGHTS OUT」の3曲から成る、要は再発。
従って、ほとんどの人が興味を示さない、いや示す必要がない。
だが、コレクターにとってはそうは行かないところがあって、ジャケットが違う、編集が違う。
も少し詳しく言うと、3枚の有名盤からの抜粋編集で、まず「ALL MORNING LONG」7130番 ジョン・コルトレーン、レッド・ガーランドの名曲がそのままの高音質で聴く事が出来る。
B面1曲目は「ALL DAY LONG」7081番、ケニーバレル、ドナルド・バードの名曲。
B面2曲目は「LIGHTS OUT」7035番、なぜかALL NIGHT LONGではない。
ジャッキー・マクリーンの初期の名演奏を聴いて頂きたかったのだろう。
ちょっと不思議な選曲という気もしない訳ではないが、名曲ばかりなので不満は無い。
それら名曲3曲を抜粋し、ヴァン・ゲルダーのカッティングでBULUESVILLEの1009番にした、というわけ。
この原盤ジャケットは黒地に文字を書いただけのシンプルなデザイン。英国でも出ているが米国盤と同じジャケットであった。
さてそれが、フランスに運ばれ、フランス・インターディスクでプレスされた。
そのジャケットは、都会の朝もやの中、ビルの谷間を行きかう車の列、これぞニューヨーク。
もうひとつの「オール・モーニング・ロング」と言いたい気持ちになる。
さすがのフランスのセンスにちょっと驚いてしまった。
「SOUL JAZZ」と書いた文字も、ちょっとパリの洒落た雰囲気。
ジャケットを見ているだけで、いかにもプレステイジの雰囲気が漂ってきて、嬉しくなってしまう。
音質も良く、プレステイジの有名盤を3枚の良いとこ取りで、一度に聴けるのも悪くない。

それで、次のアルバム。
これは有名な大人気盤、「THE NEW YORK SCENE」 NEW JAZZ 8207 が原盤。
こちらもオリジナル・スタンパーのヴァン・ゲルダーの刻印入りを使っている。
それが海を越えヨ−ロッパに渡り、ジャケットは英国のセンスで作られた。
原盤は、大きなビルの壁面のガラスに向かいのビルが写り込んだ写真で、これも実に都会を表現した良い写真である。
それを、ESQUIRE盤では上空から俯瞰した大都会のビル群の写真で素晴らしい。
その写真を下にして、上半分は真っ黒に塗りつぶし、オレンジの色でNEW YORKと太書きしているのも素敵。
さらに写真の部分はSCENEという文字で、色はオレンジが霞んでいる、都会の空の霞かかった様子を表現したのだろうか。
原盤に負けず劣らず、出来の良い写真である。

こして見ると、ひとつは下界の、朝の街角の風景。
次は、それをぐっと上に登って俯瞰して撮った写真。
素材はニューヨークなのだが、上からと下からとで、やっぱり面白い。



カーナビ
2014/04/20

デパートの駐車場にも入り難かったので、愛車の車高を上げたりして、街中でも普通に乗れるようにして、ついでにカーナビも着けた。
私はあまりカーナビなど使わないで来た。
でも、時代でもあるし、便利だし。

それで、信号で発進するとカーナビがしゃべった。
「発進時は、急にアクセルを踏まないで、40キロくらいまではゆっくり加速して下さい」だって。
言うじゃない。
走っていると、また、「街中ではスピードを控えめにしましょう」とか。
カーナビ風情がオレに説教か?

カチンと来て、次の信号で、思いっきり発進してやった。
そうしたら、カーナビの画面の枠がバチッと外れて、吹っ飛んで来た。
置いてあった携帯も吹っ飛んだけど。
カーナビはダンマリ、壊されると思ったか?
そんな事はないな。

そういう事以来、最近はゆっくり走るようにしている。
まあ、ナビの親切に感謝して。

そういえば、カーナビは時々、へんな事をしゃべる。
東名高速の蛯名休憩所の近くに行くと必ず、「そろそろ休憩しませんか」って、誘われる。仕方ないから入ってしまう。
なにかSAとナビの会社でタイアップしてるのかな?
仕方が無いから、中で売っている井出牧場のソフトクリームとか食べてしまう。
それから、「暗くなりました、ライトを点灯して下さい」とか。

お説教ジミている事もあるが、親切に出来ていて感心させられる。
まあ、そういう時代ということで。


DUKE PEARSON “ANGEL EYES”
2014/04/19

DUKE PEARSON “ANGEL EYES” POLYDOR 583723 (UK)

さて、良いレコード・アルバムの入荷である。
私がコレクションにいそしむ様に成った70年代、このレコードがどこかのジャズ喫茶にあると聞いて、ぜひと聴きに行った事があった。
ジャケット写真が眩しかった。
そうは言っても、このアルバムは1968年に発売であったので、探せばまだ見つかったかもしれないが、私はこのレコードを観た事はなかった。
当時、日本にはそれほど多くのレコードが、海外から入荷した訳では無かったのだ。

まず61年の作品だが、録音したのが弱小レ−ベルゆえ会社も無くなったり、なんだかんだと発売が遅れ、遂にはるばる海を渡り英国、で日の目を見たと言う歴史があって、まあ、人生変遷そのもの。
お蔭でこんな素敵なアルバムに仕上がった。

このアルバムの人気の理由があって、元々我々ジャズ親父に人気だったのであるが、そこに持って来てクラブ・ジャズ・ブームが重なった。
A−2「Le Carrousel」やB−1「Jeannie」ばかり持て囃され、クラブジャズ・クラシックなどという、誰がどう付けたか分からない範疇に入れられてしまい、大高騰。今でもレコード店や再発レーベルの、レコード紹介には必ずその手のDJが、同じような事を書いているはずである。
宣伝して頂いて有り難いことである。
しかし、ジャズにだけは硬派なジャズオヤジとしては、ここは、決してそんなDJ達の扇動に惑わされる事なく、じっくり鑑賞していただきたい。
まず冒頭の、A−1からピアノトリオとして文句ない。
タイトル曲のA−3が何と言っても聴き所。落着いた曲調にピアノに掛けたセンスの良さを知る事ができる。
A−4「I’m an old cow hand」、ソニーロリンズも名盤「Way out west」でポコ・ポコのリズムに合わせて演った曲である。ピアソンもまた親しみを巧く出していて、ピアノ・トリオの演奏として完璧。
B−2、彼のオリジナル曲「Say you’re mine」は落ち着きのある好演奏で、次の「Exodus」などは幾多も演奏された曲のなかでも、曲調の捉え方、スイングの仕方、音の響かせ方も素晴らしくトップ・クラスの出来である。
もちろん、クラブライクの「Jeannie」などこの作品の代表作であり、ジャズを代表する好演奏である事にいささかも疑いもない。
ぜひ総合的に聴き、評価して頂きたい。

さて、本題。
この作品の一番のポイントは何かと問えば、それはそれ、美女のポートレート写真にあるといって間違いない。
ブロンドのお姉さん。
それも不思議な事に地が紫色という、なんとも他に類を見ない、ジャズとも思えないようなアルバムなのだ。
紫の色の中から、現像で浮かび上がってきた瞬間の美女。
気になって仕方のない美女。
神話の世界のヴィーナスかフローラか。
かのウフィツィ美術館のボッティチェリの「春」。そのフローラの誕生の瞬間かも思えるその写真こそ、我々の目を捉えて離さない。
ヴィーナスにしては若干現代風のお姉さんだが、それが余計に親しみが湧くというもの。
しみじみ、やや距離を置いて美術館のように眺めると.....
うーん、口のひらき加減などなど誘われているような気になって来るほど、確かにセクシーで、なかなか良いジャケットである。

さて、ジャケットが良いから人気になっただけではない、しっかりと演奏の裏付けがあってこその人気盤。
ピアノ・トリオの名盤である。


団子
2014/04/18

ここのところ、桜も咲いたし、春でもあるし、花より団子のことわざ通りに和菓子屋さんに行って、団子を買っている。

あちこち行っては、その団子を買うわけだが、あんこの乗ったものとか、みたらしとか、しょうゆの焼き団子など色々食べて昼御飯も食べられなくなってしまって、身体に悪い。
その、身体を犠牲にして考慮した結果、花見時にぴったりの団子は「三色だんご」がいい。
それで三色だんごも、あちこち試してみると、最後は新宿の「追分だんご」のが一番だった。
なぜかと言うと、ここのが一番シンプルで中にアンコが入っていない。
他の店はわざわざ中に白あん、粒あんと凝っている。
だが、花見となるとシンプルに、三色の色を楽しむものが良いように感じた。
甘さも控えめに。

なんだ、そんな話を延々と読ませたのかと怒られそうだ。
すみません。

そうそう、怒られついでに桜餅。
何処で何を買ったとか途中は端折って、「鶴屋吉信」の「道明寺」が良かった。
つぶつぶのイボロ感が嫌いと、言い張る人もいるが、上品さが良い。
もちろん薄皮の桜餅も悪くはない。

ところで、話は変わって、桜餅の皮に使う桜というのは、「オオシマザクラ」という。
生産のほとんどを伊豆周辺で行われていて、松崎町の会社で塩漬けにして作られるそうで、全国的に有名だと松崎町のHPに書かれているので間違いない。

また飛んで、先日のHNKのニュースで秦野で桜湯の桜の収穫が行われていた。
ここも桜湯の生産地である。
桜湯は結婚式などおめでたい席で出される桜の花のお茶のことだが、私の田舎近くの須原という村でも、かつては桜漬けで有名だったらしい。
その桜漬けはお茶にして飲むものだが、そうそう炊き込みご飯でもイケルらしいが作った事はない。
かつては桜漬けと異なる、桜漬けという漬物があったそうだ。
全く何を言っているのか分からなくなって来た。

現在の桜漬けは桜湯用、かつてはもう一つの桜漬けという花漬けがあってそれは鑑賞用だった。
どういう漬け方をしたのか今となっては、全く不明で、良家の子女が一年中見て楽しむために、桜の花の色が落ちず、きれいな箱に入っていて、一年間は新鮮な桜の花びらが鑑賞できたらしい。
作り方は、気が遠くなるほど面倒な工程だったそうだ。
一子相伝というか、作り方が伝わっていなかった。
というより、時代というか社会が欲していなかった。
思えば良家といえどそんな上品なガキなどいるはずもない。
だが、見られるものなら見てみたい。
今は昔の物語。


どうして団子から桜漬けの話になるのだろう。

DUKE ELLINGTON & RAY BROWN “THIS ONE’S FOR BLANTON!”
2014/04/17

DUKE ELLINGTON & RAY BROWN “THIS ONE’S FOR BLANTON!” PABLO 2310 721

さて、これも好きな、いや傑作アルバムの登場である。
私のようなエリントン好きにはたまらない気持にしてくれる、いや、たまらない気持になれる一枚である。

ジャケットの写真は、山高帽を被った御大が、ピアノの前に座り、例の調子でチョイチョイと弾いたのであろうか。その向こう側で、やや像がぼやけているが、ベーシストのレイ・ブラウンが楽譜を観ながら、音を併せている風景である。
ま、パブロのジャケット写真はあまり気合が入っていないと言うか、こんな感じである。
イージーな所が取り柄でもある。私の得意なまあ、いいかと。
それでも、じっとジャケットを見つめていると、二人の脳から脳波が出て、コンタクトを取っているのが解ろうというもの。
経験を積んだ者にしか、見えない。そういう事にして。

当店でもエリントンのレコードはあまり人気がない事は、よく解っている。
ところが最近、口コミでこのレコードの音が良いと評判になってきたらしく、探す人は多いらしい。
確かに、エリントンのピアノの高いキーに続くレイ・ブラウンのベースの音は、音圧もあり聴き応えが十分ある。
曲はエリントンの曲だが、二人だけであり、いつものメンバーによるエリントン・サウンドが無い分、彼の作品の中では異色である。
B面も、一音一音無駄なく、二人の呼吸は見事で、相手の空白部分にも神経を使っているのが良く分かる。
レイ・ブラウンは、相手が替わると世界に二人といないような天才さを見せる。
レイ・ブラウンの強い個性があるせいかもしれないし、二人が互いに脳波でコンタクトを取り合っていなければ、ここまでの演奏はできない。

このアルバムのタイトルは、「この一枚はブラントンへ」となっている.
そう、昔からのエリントン・マニアなら解ってくれるよね。
40年初め、亡くなったベーシスト、JIMMY BLANTON(ジミーブラントン)はエリントンバンドにいたのだが、それだけの理由では、ここまでの作品にはならない。
調べてみると、奇しくもまた、ジミー・ブラントンは、レイ・ブラウンの師匠でもあったようだ。
なあるほど、これは二人の想いが、ここに結実した作品と考えてよいのであろう。
二人が演奏する前、ジミー・ブラントンの話をしたであろう。
「あいつは、こんな4分音符をベースでこんな風に8分音符分で弾いたんだよ」
などと言ったかもしれない。いや、言ったと私は思う。
そうでなかったら、こんな作品は生まれなかったと思う。

1972年、エリントンが75歳のときの作品である。
しかし、いとも簡単に弾いて見せるよな。


日記
2014/04/16

私の書いた日記は、ブログになっていないので、当然誰からも反応はない。
反応が無いのは楽である。
楽ではあるが、書いたぞ〜! ここぞと言う時に何も反応が無いのは、ちょっと淋しい。
人間、そういう都合の良いようにはいかない。
すべて自分の撒いた種、という通りにしかならない。

時々、合った時に知り合いが日記について一言くれる。
それは。
「あそこね、字が違っているよ」
ハイ。

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