HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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ルイ・ヴィトン
2014/04/09

電車の中でふと思った、携帯電話それもスマートフォンをいじくっている人の数は多いけれど、その代わりにルイ・ヴィトンのカバンを持っている人が減った。
ほんのちょっと前までは、電車に座って周囲を見渡せば、女性の多くが大小のヴィトンのバックを抱えていたものである。
もう買わないと流行遅れの感じがする時すらあった。
しかし、一時の熱病も冷めたのか、それともショップに中国人などが溢れるのを見て、嫌気が差したのか、それも時代の流れの素晴らしさ。

思えば日本人ほどブランド好きは世界にいまい。
と思ったが、日本人の後を追う中国のお金持ちなどは全く同じような道をたどっているようで、これも後進の国民の宿命であろうか、実に不思議である。
いつか、人が豊かになると、必ず通る道なのであろう。
それが過ぎれば、ブランドでなくとも良い物はあるという事に気が付く。
そこから先はセンスが物を言う。
そうなるとセンスが無いと困ってしまう金持ちには、いっそうの事ブランド信仰があったほうが有り難い。
結局ブランドは無くならない事になる。

しかしヴィトン流行の時は、高額ブランドなのに、高校生の制服のように買い漁っていたのは、本当に不思議な現象で、よくもまあそんなにお金があったものだと感心するのだ。
まあ、お金というより、遅れてはならないというパワーだったのかもしれない。

レコードの心
2014/04/08

店内掃除していて、雑誌も捨てようと思い、古い「アナログ」という雑誌をパラパラと捲っていると、クラリネットの北村英治さんの対談が載っていて、読んでしまった。
読んだら最後、捨てられなくなってしまうが。
まあいいや、内容をかいつまんで書くと。

CDの登場で、デジタルで録音したところ、その音は僕じゃない。違う人が吹いている感じがしちゃう、それで一時期、録音を全部辞めた。
音をデジタル信号に置き換えてやるんだから凄い発展で素晴らしい事であるが、それで「信号に心は入るのか?」と聞いたら「そういう問題じゃない」と言われた。納得いかなかった。
音楽から心を除外したら何も残らない、と。

否定してしまったら買ってくれる人が居なくなってしまうので、私などちょっと心配するのだが、さすが北村英治さん、柔らかな口調で印象は悪くなく、良い味わいの言葉である。

ところで最近、一人の高校生が時々レコードを買いに来る。
テナーをやっているからと参考になるからと。
最初、母親が偶然通りかかったからと店に来て「息子がジャズをやっているのでレコードを買って帰ろうと思って」とお帰りになって、次回高校生を連れて来て、次に彼が一人で来るようになった。
それでジャズを目指すなら、レコードを聴いてね、と私が言うと、「実は昨日エリントン・バンドのメンバーが数人学校に来てレッスンがあって、その時に教えられたことが、最初はいっぱいレコードを聴け、そしてフレーズと音を盗め、と口を酸っぱくして教えられた」。
過去に良いジャズがいっぱいあるのだと。
そのコーチ陣の中に、当店に良く来るメンバーもいて、偶然の面白さで話が盛り上がったのだが、彼等は兎に角CDでは無く、レコードを聴けと言うのだそうだ。
そう言われてせっせとレコードを聴くようになったけれど、確かにCDとは音が違うと言っていた。
それも心の事だろうか?

頑張って練習して、名を売って欲しいものだ。

しかし外国の、ジャズメンに関わらずクラシックの音楽家もそうだが、時々来ては結構購入してくれる。
一方、不思議な事に日本のジャズメンは誰も来たことがない。
有名じゃないからな、ウチは。

パソコン
2014/04/07

店のパソコン、最近、電源を入れるとピーピーと鳴って立上がらなくなったり、急に画面が元に戻ったり、画面が暗くなったり、と信頼性が乏しくなってきた。
友人に相談すると、マシン自己診断があるはずだからと、付属のCDRをセットして調べてみたが異常なし。
それならば、購入後しばらく経っているから、内部の掃除をしたら、という事で、掃除機を持って来て内部の掃除。
いやいや、内側にこびりついた埃がいっぱい。

これが抵抗になっていたのではないだろうか。
ちょっと良くなった気がする。
暫く様子見。
しかし、マシンの内部は思ったより汚れるものである。
これでは熱が籠ってしまうのは当たりまえ。


買付旅行で
2014/04/06

現在、従業員が買付に行っている。
私は朝からトイレ掃除で忙しい。
こうして今後も、私の一生はトイレ掃除をして終わるのだろうか?
まあ、いいか。

トイレの話ではなく、買付の話。
買付に行くと私は、レコードが約50枚程入る段ボール箱をカートで曳いて歩いていた。
日本人のディーラー仲間から、カッコ悪いとよく言われた。
それは浮浪者のスタイルだと。
ヨーロッパのディーラーからは「お前のスタイル」だなと笑われる。
段ボール箱を曳いて歩いているのは古今東西、浮浪者である事に変わりはない。

見ると周囲の人たちは大型のカバンを持っている。
だが私には、そのみんなが持っている布製の、キャスター付きの黒いカバンこそカッコ悪く見えて我慢ならない。
私の美意識においては、段ボール箱の方がましだ。
大切なレコードが、ジャケットの角が傷まないように運搬するためには、ピッタリ・サイズのダンボールに勝るものなし。
これが私のスタイルで、他人にとやかく言われる筋合いはない。
仕事の時は、他人の目を気にするようでは一人前になれない、と思っている。
カッコ悪くて結構、浮浪者で結構。
金持ちの日本人旅行者に見えないし、リスクも減っていう事なし。

そのかわり、遊びに行くときは人に負けないように、カッコ良く。
人生メリハリ。

春の花
2014/04/05

昨日までの雨にもめげず、まだ頑張ってさくらは咲いている。
今朝は晴れた。
こういう天気の良い週末は、花見が楽しめる。

昨日も深夜、仕事帰りに歩いていると、桜・椿・ボケなど色々と春の花が楽しめる。
深夜と言え、散歩している人もいて、あれが椿だとか話をしているのも悪くない。
良い季節になったものだ。
4月は希望に満ちた月である。



椿あり 見上げる人の 指の先

落椿 くじけそうなる プライドは

山桜 指さす先は 霞みかな

美意識
2014/04/04

話していると解って来るお客様の好み。
Aさんは、ベースが入っていないと落ち着かないと。
Bさんは、ピアノがないと、どうにも締らないと。
今日のお客様はピアノ、ベース、ドラムのどれが欠けても嫌だと。
その他に、ビッグバンド嫌い、ギター嫌い、オルガンが嫌いな人など、挙げればいくらでもある。
人それぞれの好き不好きであるが、良く言えば「美意識」とバランス感覚の高さでもある。

日本人の美意識は特別なのか、微に入り細に入り美意識が発揮される。
工業製品なども時々海外から、細かい所の工作や仕上げは素晴らしいと指摘される通りである。
またそれは自然界にも及び、月見、花見とその内面の美しさ、はかなさ、心までも見ようとする文化の高さは、欧米の人の及びもつかない美意識である。
ファッションの美意識なども、ヨーロッパの有名デザイナーをして、日本人の美意識には敵わないと言ったという噂もある。
美しさにはバランスがあって、日本人は、それに対する感覚もまた微に入り細に渡って好みがある。

車の雑誌で見たのは、車選びのコツを書いてあったのだが、大きな体格の人が軽自動車に乗ると可笑しいとあった。
雑誌がそこまで言うのかと愕然とした。
ならば、ヨーロッパでは圧倒的に小型車が多く、それには大男も乗っているが、別段オカシイと思った事はないが、日本に来ると、それもバランス的に美しくない事になる。
雑誌には、どんな時に、どういう車に乗ったら良いかという指導的な記事もある。

日本車の作りは、ドアの併せの微妙で均等な長さなど素晴らしいつくりである。
それでもお客様から苦情があって、私が聞いた中で、一番すごかったのがこれ。
新車を購入したお客様でいつも大変煩い方がいて、必ずクレームが来るのだそうだ。
その時の納車には客も荒探ししたけれど何もないようで、店としてはホッとした、所に電話が来てちょっと来いと。
自宅に着くと、見ろと、運転席に座って、左右のドアガラスを同時に上げて見せた。
ドアガラスの閉まる時間が若干ほんの数秒左右で異なったと、「これは何だ!」と大騒ぎになったそうだ。
これは美意識を通り越してクレーマーの範疇かもしれないが、美意識には違いない。

方や日本の伝統的美は、西洋化、合理化の中で、どんどん崩れ失われている。
それでも、我々は別に何とも思わない。
そうやって、次々に新しい美意識が生まれ変わっていると思うと、日本は実にダイナミックな文化を持つ国であろうかと思う。
すごいね。

さくらの続き
2014/04/03

今日は雨で花が散りそうだが、昨日のさくらの続き。
さくらといっても、フウテンの寅さんの妹、ではなく、桜の木の事だが。
そうそう、寅さんの妹と言えばこの間、買取りのレコードの中に倍賞千恵子のレコードが入っていて、こんなものがあったのかと思いながら、軽い気持ちで聴いてみると、あっと驚く、賠償千恵子は歌が上手いのだ。ウン。
日本のニューミュージックを唄ったレコードだったのだが、この人の声は日本の歌にぴったり、オジサン感心してしまった。
青葉城恋歌の ♪広瀬川〜〜、揺れていたきみの瞳〜 ....♪など良かった。
寅さんの映画からは想像もつかない。
って、寅さんの妹の話では無くて、桜の木、ホント。

この間テレビで、「ソメイヨシノ」は大切に守って行かないと、近い将来死滅してしまう恐れがある。
大切に保存して、未来のために残しましょうと。

しかし、ちょっと待った!
本来の日本のサクラの代名詞は「山桜」であった。
かつては我が家も材木関係だったので、一応は知っている。
それが明治になって文明開化で派手好みになった日本人は「ソメイヨシノ」というやや派手な桜に気を取られてしまい、人気が移り、上品ではあるがやや地味な山桜がいとも簡単に消えてしまったと。
スナックでもちょっと派手なお姉さんの方が、良く見えるものだ。モトエ。
明治になって「ソメイヨシノ」にどんどん変わってしまった。
現在は8−9割がそうなっているらしい。
それが今になって守りましょうという事になった。
世の中の移り変わりの空しさよ。
ここで一気に山桜の逆襲があるのか、見ものである。
まあ、無理だな。

ところで、なぜソメイヨシノには、開花予想があったり、開花宣言があったりするのか?
それはこの花が品種改良によって作られた花であり、全てクローンであるからで、従って開花も一緒と、同時期に開花するのである。
花が一斉に咲き、一斉に散り、一斉に葉が出て来る、そういう「いつでも一緒なんだい」と言えるのがソメイヨシノ。
それに比べると、山桜は人それぞれというか、バラバラに咲くので、適時に花見が出来る、さらに葉も一緒に伸びるのもあったりと、木によっては葉桜見物も楽しめるのだ。
現代においては、盛りを過ぎた葉桜見物はあり得ない。
しかし、山桜においては、葉と花が一緒に見られる事もあって、それが葉桜の見物だったのかな?
本によると山桜は、ばらばらな個性を持っているようで、突然変異もしばしば起こるらしい。

正直いうと私は、ぱっと見てソメイヨシノか山桜か当てる事はできない。
残念ながら非常に解りにくいのが桜の木。

さくら咲く
2014/04/02

桜が満開。
昨日、ガソリンを入れに行ったところが飯田橋のセルフ・スタンド。
その目の前にある桜並木がみごとだったので、ついでに千鳥ヶ淵まで走り、帰りは靖国神社の前を通った。
車内からの眺めではちょっと残念ながら、どこも見事な咲き具合。
日本はさくらだね

今朝は新宿のさくらを見に、ちょっと散歩。
大仏に、かぶさるようにさくらが咲いていた。
気分が良くなって、近くの「追分だんご」に寄って、だんごを買う。
朝10時ちょっとと言うのに人だかり。
主に私のような年寄りばかりなのだが。
さくらと来れば、新宿は団子だね。


ところで、さくらの歌と言えばこれ。

「しき島の やまと心を ひと問はば 朝日ににほふ 山ざくら花」(宣長)

この歌をだれもが戦争賛歌として挙げているのだが、それは「敷島」「大和」「朝日」などの戦時中の心地よい言葉がつづくので、大和魂と結びつけたのであろう。
ほんとうは、これは己の心の中の気持ちである。
内容は、もし、人に日本人としてあなたの心は何だと聞かれたら、私の心は、山ざくらのようなものだ、と言う気持ちなのである。
ソメイヨシノもいいけれど、日本人なら山ざくら。
決して派手でないが、日本人の心にいちばんしっくり来る桜なのだ。

私もそう、人に言えるような清らかで、質素で、品もあって、潔さも持った人でありたい。
といつも思っている。
己に問うと面目ない。
はい。



消費税
2014/04/01

消費税アップで、その前に買い溜めで3月は街中大騒ぎ。

ガソリンスタンドも満車らしかった。
友人の話。
GSの手前から何故か渋滞・・・
最後の駆け込み給油なのか、地震以来の給油待ちの列だった。
夜暗い中 みんなライトをつけたまま 窓を閉め切って、エンジンは掛かったまま。

普通車のガソリンタンクは40から50リッターが相場。
ここに並んでいる車も40L満タンなど入る人はまずいないと思い、計算してみた。
30L入れると仮定して、単価150円/Lとすると、総額4500円。
今回5%と8%の差額は3%、ざっと計算して150円、たったガソリン1リットル分だ。
何処から来てるかは知らないけど、走って来て1時間並び無駄なアイドリング、また家まで帰るわけで、一体どれだけガソリン使うのだろうか。
下手すりゃ そっくりその分、ガソリンを使ってないだろうか?
と心配していた。

もっと言うと1時間拘束されている、己の人生の人件費を考えるとマイナスだと。

ニュースでも言っていた、買い溜めは止めよう、すぐにセール等が始まりますと。
間違いない。

でもまあ、それで安心する人もいるわけで、他人がとやかく言うものでもないか。
人生は好みで。

727
2014/03/31

747つながりで、どうにも切り離せない飛行機。

ジャンボの事を書いてしまったら、なんだか、それだけでは無かったはずだと考えたら、727に想いが至った。
ボーイング727は我々の青春時代には結構、思い出深い飛行機で、一時はジャット旅客機といえば727だったのだ。
60年代後半から、ジャンボが就航してもしばらくは727が国内線の主力だったのだ。

わたしなど最初、ナナ・ニイ・ナナと言ったら、女の子に「セブン・トウ・セブンと言うのよ」とたしなめられたのだから、それは流行の先端で、大の人気だったのだ。
その理由の一つに、日本航空に追い付け追い越せの全日空の大キャンペーンがあって、橋幸夫と吉永小百合が歌う、♪夢のジェット機セブン・トウ・セブン♪ の歌詞のイメージ・ソング『そこは青い空だった』がリリースされる。
たどたどしさのある吉永小百合が昔は可愛かったのだ。
この辺りから日本航空との激化する競争が生まれるのだ。

唄に727の数字が入った途端、なんだか流行の先端にいるような気になった。
その昔は、フランク永井の「あああ、あ〜 第二国道」というだけでも斬新だったのだから。
それがその後、70年ちかくなったと思うのだが、三田明の「タートルルックの活かす奴」という歌が出て来て、ここではルート246が現れる。
だから、どうという話でもない、モトヘ。

ボーイング727は、ちょっと変わった形で、T字の尾翼、後部に集中して搭載された3発エンジンが、何と言っても特徴。
遠くから見てもすぐに解る。
日本全国どこの空港でも見られたのである。
727がとても立派に見えていたのに、ジャンボが現れたら、大きさは大体ジャンボの半分で、人数のキャパも大体半分である。
いかにジャンボが大きかったか解る。
727は可哀想だった。

727と言えば、私が入社した時、見学で日本航空に行った。
ちょうど返還なったあの、ハイジャック事件の主役「よど号」が格納庫にあって、案内してくれた日本航空の女性職員の「通常はお見せする事はありません、でも今、ちょうど帰って来たところですし、皆様は身内のようなものだから、特別にちょっとだけ。こうして翼を休めております」と。
翼を休めるという、家族と言うか、生き物のように労わって表現した事に、胸が熱くなった。
いいなあ、飛行機ファミリーは。
こういう事を聞いてしまうと航空会社で働きたくなるものだ。
でも、子供時代に学校で勉強を頑張らないと夢は叶わないものだ。
再び、モトエ。

そういえば、727は幾多のハイジャック事件が多発した現場となった、珍しい航空機なのである。
今はそういう事が起きないように、セキュリティー・チェックが厳しくなった理由でもある。

飛行機の写真を探していたら、wikiに当時のパンアメリカン航空機があったので、貼り付けた。
本当にカッコ良い。

ついでに歌も
https://www.youtube.com/watch?v=KPQcf9ycwyw



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