HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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雑誌「JAZZ JAPAN」の
2014/05/22

雑誌「JAZZ JAPAN」のオーディオ欄(JAZZ AUDIO)に、ジャズとオーディオという特集で、私の話が、取り上げられた。
近頃にしては珍しい、活字がビッシリ書かれて3ページ分。
こんなにビッシリと活字が並んでは読まれないと言う心配も指摘されているらしい。
その分、オリジナル盤の楽しみについて書かれていると思う。
記事は、今回と次回の2回分。

担当して頂いたライターさんは、オーディオの専門の方で、ずーっとスイングジャーナルでオーディオ欄を任されていたそうだ。
そうすると私など、この方の記事を見て、ステレオを購入していたわけだ。ジャズに関するオーディオは、一時はスイング・ジャーナルしかなくて、私など、いかによく読んだか。
思えば良い読者だった。
そんな昔話ではなくて、「JAZZ JAPAN」、一冊1,030円也。

良かったら、ご購入よろしく。

Paal Nilssen-love 新入荷(続)
2014/05/21

ポール・ニルセン・ラブ関連新入荷
LP

DAVE REMPIS & PAAL NILSSEN-LOVE BALLISTER “BOTE ENDS”
BOCIA RECORDS BCBE LP \2,500.-

PAAL NILSSEN-LOVE(LARGE UNIT) “FIRST BLOW” PNL021 ¥2,500.-


PAAL NILSSEN&LOVE & MATS GUSTAFSSON “SIN GAS” BC-P333M666 \2,500.-

Paal Nilssen-Love 新入荷
2014/05/21

新入荷(新譜)
ポール・ニルセン・ラブ関係のLPレコードが5種類入荷いたしました。
どれも数少ないプレス枚数です。


KEN VANDERMARK & PAAL NILSSEN-LOVE “LIGHTNING OVER WATER”
LAURENCE FAMILY LF004LP
2LP。ダンボールの板から作った、薄い箱を2枚重ねたジャケットは力作。
サイズは通常のアルバムより一回り大きい。
限定500枚。
今回10枚入荷で、完売御礼

ARTO LINDSAY & PAAL NILSSEN-LOVE “SCARCITY” PNL 020 \2,500.-

ご注文はメール、電話などでもどうぞ。
宜しくお願いいたします。

春雨じゃ...、
2014/05/21

朝、コーヒー屋で。
外は小雨が降り始めた。
私は今出ようか、それとももっと雨が小降りになったら出ようか、等とぼんやり考えていた。
その時、出て行こうとする老夫婦がいて、旦那がこういった。
「春雨じゃ、濡れて行こう」
それを聴いて私が笑うと、その方は「月形半平太だったね」。
うん、

何年ぶりだろう、こんな名台詞を聴いたのは。
たしか、私の記憶にあるのは長谷川一夫主演の映画だったような気がする。
「つき様、あめが...」
「春雨じゃ.. ぬれてまいろう」

この映画の大ヒットで、当時は普段でも、傘を持ってない時は、みなこういったものだった。
秋でも。

こういうセリフはゆっくり言うんだよね。
あのゆっくりさが、私には思い出になっている。

JEANNIE THOMAS “HIS n’ HERS”
2014/05/20

JEANNIE THOMAS “HIS n’ HERS” RELIABLE RRC-101 (USA)

さても、珍しいヴォーカル・アルバムの入荷である。
ファクトリ・シールだったが、聴いた事が無かったので、エイヤっとばかりに開けてしまった。
オマケに盤も心配だったから。針飛びなどがあったら購入した人に気の毒でもある。
開けたとて、やはり珍しい事に変わりはない。

彼女のアルバムは、STRAND(ストランド)にもう一枚あるが、出来は断然こちらが光る。
録音時期は、多分ストランド盤の直後というところか。

裏ジャケのライナーによると、彼女は50年代のミス・バージニアとなっているのだが、髪も黒いし、某評論家先生のいう所のブロンド美人という感じではない。
だが古風な感じの美人だったのだろうと思われる。
所が、神は二つも才能を与えてしまったようで、歌の方もなかなかのものだった。
まず、レコードを聴こう。
最初は「SENTIMENTAL JOURNEY」、ちょっと低めの声で、なんだかセクシー、しかも可愛らしさがある。
作品に大事な、可愛さがあるのは、愛嬌あるのは七難を隠すと言うとおり。
しかし、声の可愛さは取り繕っても出来るものでは無い。
これぞ才能としか言いようがない。時々、ちょっと甘えた様子が伺えると、オジサンゾクっとする。

何より、このアルバムは録音が抜群に良い。
繊細とか言うのではなくて、アメリカの良い時代をこれでもかと聴かせる、中音の良さ。
録音レベルも十分に高い。

作品はジャズ・ヴォーカルというわけではないが、もうちょっとジャズでもどうか、と思うとちゃんと出て来て、
「STARS FELL ON ALABAMA」などカスレた声もちょっと入れて良い。
「THE VERY THOUGHT OF YOU」や「IT HAD TO BE YOU」などはしっかりジャズ・ヴォーカルで、これがまた良い。
声が良く出て、しかも、可愛い声でスイングして見せる。
聞き飽きが無くて、知らない曲なのに知っているかのように聴き入ってしまう。
これは良い歌手の条件。
ウン、これはイケル。

オジサン、たまらない。
全部聴いてしまった。
久しぶりに嬉しかった。


イタリアと言えば
2014/05/19

昨日の日記の、詩の朗読の続きなのだが。
フィレンツからミラノ行の電車に乗っていた時、ミラノが近づいた時の電車の車内放送のイタリア語の響きの、あまりのカッコ良さに痺れてしまった事があった。
このまま乗っていたいと願った。
その他、空港だったかどこかから忘れたが、ミラノに近づいた時の車内放送がとてもカッコ良かった。

詩の朗読は、ヨ−ロッパ各地のレコードを仕入していて、たくさん聴いて来たが、その中で。イタリア語は一番響きが良い。
フランスのように流れるようにという感じではなく、英語のように口の中で籠ったような感じでもない。しいて言うと、洗練された流暢な言葉に突然戦争でも起きた時のような緊迫感がある響き!という感じにつきる。

そう思って聴くと、まことに心にすっとくる。
まあ、人によって抑揚も違えば、言葉の流れも異なるものであろうが、それでも妙な味があって、深いものである。

イタリアと言えば、私がヨーロッパを旅して歩いた結果、田舎の方に行ってもイタリア人が一番ハンサムな人が多かった。
女性もイタリアで一番かわいい子を見たような気がする。

私の叔父さんはかつて、それこそ50年も昔の話だが、ヨーロッパ一周ツアーに参加して、意気揚々と帰国し、土産話でどこの女が一番だったかという話になったとき、即座に「イタリアの女が一番」と断言したことが、不思議に記憶に残っている。
まあ、そんな話で座が盛り上がる、鷹揚な時代の事である。
しかし、その時私は、一体オジサンはどういう経験に基づいて断言したのか疑問に持って、ただ見ただけなのか、どういう行為にかかるものなかとと、想像を働かせ、男らしさを大いに羨ましく思った。
詳しく聞こうと思っていたが、ついそのままになってしまった。

今日はいったい、何の話だったのか?

HELEN MERRILL “PAROLE E MUSICA”
2014/05/18

HELEN MERRILL “PAROLE E MUSICA” RCA ITALIANA LPM-10105 (ITALY)

ちょっと面白いヴォーカル・アルバム。
これはヘレン・メリルのアルバムであるが、曲の前に必ず詩の朗読があって、ふとかつての深夜ラジオ・城達也の「ジェット・ストリーム」のナレーションを髣髴とさせてくれるのであるが、曲の数が11曲あって、その数だけナレーションが入る。
好みのうるさいコレクター諸氏に於かれては、たまにはラジオを付けたつもりで、ゆったりとして聴いていただきたい。ごちゃごちゃ批判は言いっこ無しと。

タイトルが「パローラとムジカ」という通り、「詩の朗読と歌」という仕掛けである。
なかなかの面白い企画なのである。
これは単に、企画でそうなった訳では無い。アルバムの裏のライナーを頼りない語学力で読むと、彼女は60年にベルギーのあるジャズフェスティバルを皮切りにヨーロッパ・ツアーに出た。
そしてイタリアに行き、それでウミリアーニ(PIERO UMILIANI)がホストを務めた、RAI・TVという所で、夜9時25分に始まる"Moderato Swing"というプログラムに出演した。
その時の録音という事になろうか、それをそのままアルバムにしてしまったものだと。

その時の吹込みはこれだけに留まらず、トロバヨ−リ(ARMANDO TROVAJOLI)ともEPにしたという事になっていて、それはEP RCA EPA-30-387だと紹介されているから、例の名曲「ESTATE」のことである。
伊太利語だが、雰囲気はきっちりと伝わってくる見事な歌唱力である。
またライナーの最後には彼女は日本でもこのように歌っている、と書かれている。そうだ子守歌を歌わせていた。

ただの企画物なら、私もここまで気合は入らない。
なぜなら、このアルバム、彼女の歌としてはトップクラスの出来栄えだから。
私はいつも言っている、歌の伴奏になると、イタリアのジャズメンは本当に抜群の良い仕事をする人たちだと。
ここでもウミリアーニはじめ、みな見事なバッキング。
クリフォードブラウンのようなジャズを聴くアルバムなら、あちらが良いが。彼女のヴォーカルを聴くのなら、この時の3枚、それが、奇しくも3枚とも1960年、それもイタリアにおいてのレコード。
まず当LP、それからRCAのエスターテ、そしてJAZZ IN ITALY(CETRA)EP EPD36がベストだと断言する。
ニューヨークのため息ならぬ、まさに「ローマのため息」的な3枚である。
それらを聴く度に、これほど彼女が気持ちよさそうに歌っているアルバムが他にあろうか。
ニニ・ロッソも参加で、一度も大きな音が鳴る事はなく、バックに徹した所も聴き所。
その後。彼女が来日した時、ちょうどニニ・ロッソのコンサートがあって、ソロで大きなポスターに納まった写真を見て、「夕日のトランペット」の大ヒットぶりに驚き、「この人はあたしのバックだったのよ」と嘆息をもらした。
人生どこで、どう転ぶかわからないもの。
音楽を聴くという事は、人生の学習にもなる。

これらは従ってLP,EPに関わらずどれも高価なコクレクターズ・アイテムばかり、だが今は再発もCDもあるので聴く事は可能である。

そうそう、ジャケットの事。
彼女のポートレート写真という事になっている。
左から光が差すと、彼女のブロンドの髪を透かして、そして顔の輪郭をなぞるかのように彼女の美貌が際立つ。
首筋に並ぶダイヤのネックレスの粒。
その下につづく背のくぼみと柔らかな白い肌。
録音中に時間を空けてポーズを取らせた写真と思うが、それともちょっとした休憩のスナップか。
いずれにせよ、流石はイタリアのモード写真というか、なんというか女性の美しさを撮るのが上手い。
一曲目の「ナイト・アンド・デイ」を表現してみせたようだ。
これぞ世界に君臨する大歌手のジャケット写真に相応しい。

ポール・マッカートニー
2014/05/17

ポール・マッカートニー、とパソコンのキーボードで打つと面倒だな。

ポールのコンサートに行ったら中止。
恥ずかしいから黙っていたけれど、書くことが無いので、やっぱり書かないと。

文明堂
2014/05/15

東京駅、文明堂。
手焼き「どら焼き」。

日記を読んだジャズに関係の無い知り合いが、わざわざ買ってきてくれた。
やっと、食べることが出来た。

結論は、おいしかった!
大粒小豆と言うあんこと、レモンあんという2種類。
本筋の、小豆あんの方は、甘さも皮も味に、食感に、持った感じに、過不足なく、これぞ、よくたどり着いたという味わい。

食べてしまった後に、気が付いたので、写真はレモンのみ。
喰いしんぼなので、浅ましいから失敗するんだ。

JOHN COLTRANE “STARDUST”
2014/05/14

JOHN COLTRANE “STARDUST” PRESTIGE 7268 (USA)

そう言えば、最近はこういうレコードも入荷しなくなった。
以前は、二線級と見做されて、あまりコレクションの自慢にはならなかった。
以前はというと、こういう年数の概念がジャズのレコードの場合、70年代でも新しいと言ってしまうのだから、どういう計算なのか良く分からない。
クルマの場合など、90年でも「古いですね」などと言われてしまうのに、なんというこの違い。
嘆く場ではなかった。モトエ。

このアルバムの演奏は、ディスコグラフィーを確認すると1958年に吹き込んでいる。
で、アルバムの後ろのライナーを読むと、ライナーノーツを書いたのが63年となっている。

コルトレーンは、58年までPRESTIGEとの契約が残っていたらしく、せっせと録音をこなしていて、この歳の録音を挙げれば、KENNY BURRELL、 SOULTRANE、SETTIN’ THE PACE、BELIEVER、BLACK PEARLS、STANDARD、このアルバム等々、当時に戻って考えなくても、 悲しいほどの仕事である。
既にこの時、マイルスは当レーベルから足を洗って、COLUMBIAで新しい音楽に取り組んでいる。
コルトレーンはきっと焦りもあったに違いない。
明けて59年、ようやく彼はATLANTICに移籍して、新しい音楽の模索に入る。
一方、有名になって行くマイルスやコルトレーンに便乗して、何とかして利益を上げたいのは、この世の人情。PRESTIGEレーベルは、彼が既にATLANTICからIMPULSEに移籍しているにも関わらず、手を替え品を変え、足したり引いたりして、依然として発売していたわけで、63年にも、こうして発売しているのが、可笑しくもある。
悪い会社などと考える必要はない。当時の契約故の話である。
ある意味、その商売根性に感心する。
ただ、そういう事を解っているからこそ、我々コルトレーンの日本のファンはPRESTIGEレーベルの後期作品を善しとしなかった。
しかし、そうは言う物の、このアルバムの冒頭の「スターダスト」を聴くならば。
たちまち、心はわが青春に飛び、ついでにヴァンゲルダー・スタジオに行きたい気分。

ガーランド(RED GARLAND)のピアノは、実に、ジャズのムードの真髄ここにありとばかりに流暢。
トランペットのハーデン(WILBUR HARDIN)も、コルトレーンからソロを引き継ぎ、中庸を得て見事。
ベースのチェンバース(PAUL CHAMBERS)はゆったりとしかも確実に、下から支え続ける。
ドラムは、ここはJIMMY COBB、バラードのリズムを心得ている。
そしてコルトレーンの真骨頂、バラードこそ彼の右に出るものはいないと思わせる、見事なタイミングと山から谷、谷から山と、流れるような刺激的なテナー・サックスの世界。
低音の魅力を聴かせたと思えば、俺にはこれもあるぞと高音の綺麗さ。

スターダストはザ・ピーナツもテレビで歌いまくった普通のスタンダード。
こういう単純な、世の中の誰にでも知られている曲こそが、実は大変難しい。
そう思いながら聴くと、いやいや、こんなに素晴らしい説得力のあるバラードが他にあろうか。
IMPULSが最高と言わないとコルトレーンには悪いけど、どうしても止められない。
こういうジャズのバラード。
この方は、本当のバラード奏者だ。


翌日の追加分)
この日記を見た方が、翌日来られて、「マスター、コルトレーンのも良いけどさ、スターストといえば、レスターヤングのスターダストを忘れないでよ」と。良く分かります。
はい、忘れた事は一度もありません。

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