HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
| 鯖の水煮の缶詰。 | - 2014/10/25
- 鯖の水煮の缶詰。
ケンタッキー・フライドチキンと並んで時々食べたくなる。 ス−パーに買いに行くと、味噌煮は有るが、水煮だけない。 次に買いに行くと、3個分くらいの大きさの缶だけある。そんな大きな缶詰は買っても食べきれないので買う訳には行かない。 そんな事がしばらくあって、スーパーのオジサンを捕まえて、どうしたと聞くと。 「良く分かりませんが、入荷が無い」と言う。 それどころか、営業の人が廻って来て、「こんなに安い値段で売っているなら、オタクにはもう卸しませんよ」と強気な発言が目立つらしい。 缶詰会社が強気というが、想像すると、ちょっと可笑しい。
ネットで調べると、テレビで痩せるとか健康に良いと言ったから、急に鯖缶ブームになったらしい。 しかし、それにしては味噌煮の缶詰だけ残っているのが不思議。
テレビで言ったからと、日本中がワーとなる国民と言うのは本当に不思議で、納豆の時もそうだったが、いい加減に学習しないといけないね。 こういう所が外国から信用できない国民性と言われているのだが、まあ、きっと直る事はないだろうな。
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| BUD POWELL “THE AMAZING BUD POWELL VOL.2” BLUE NOTE 5041 | - 2014/10/24
- BUD POWELL “THE AMAZING BUD POWELL VOL.2” BLUE NOTE 5041 (USA)
日本盤の再発の話ではないが、考えるといつも見ているアルバムのような気がして、実はあまり見たことが無いものは結構あるものだ。 その中でも、これは大変に珍しい。 そうは言っても、日本のコレクターは世界一のジャズレコード大国故に、どんな物でも珍しくないと、言われてしみそうだが。 この作品は5003番に続く、ブルーノート10インチLPシリーズの第2弾、1953年の録音である。
ジャケットを見ると、パウエル本人がピアノの上で譜面に何か書き込んでいる、大変興味深い写真。 彼の音楽に対する真摯な姿が見て取れる。 モダンジャズの発展に人生を捧げて来た者の姿として感動せざるを得ない。 特にこの写真は、12インチ化の際に使用されていなので、余計にこのジャケット写真に思い入れがあるのは仕方がない。 私とて長い間ジャズを聴いて来た身としても、畏れ多い気がする。
ところで、12インチ化された1504番には、他のテイクも加わったので、取りとめも無い感じがしないでもない。しかし、この10インチ盤は、8曲すべてが同じ時の同じメンバーであるから、聴いていて統一感もあり、演奏も充実しているので、気持ち良く聴く事が出来る。 レコードもCDも、今日がいっぱい入っていれば良いという物でもない、という証拠でもある。
しかし、この10インチのアルバムは彼の作品中でも、断トツに良いと思う。 しかし、立派な演奏に限って、心地良いと来ている。 不思議なものだ。
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| ジャズ喫茶のハンバーガー | - 2014/10/23
- 夜、遅くなって、さあ何処で何を食べようかと思って考えたら、そうだハンバーガーはどうだと、神保町のジャズ喫茶、いや、バー、スナック、レストランの「アディロンダック」か。
店名の字は書きにくいが、ここのハンバーガーは良いねえ。 いかにもアメリカン風に、コーラとハンバーガーを頼む。 大きなハンバーガーは一度手にすると食べ終わるまで、両手が離せない。 一仕事終わらせて、デザートはないかと聞くと、ちゃんとパイを作ってあった。 それとコーヒーも頂いて帰って来た。 ハンバーガーに、パイ、壜のコカコーラにコーヒー。 これはもうどう見てもアメリカン。
次回は、メニューに載っていた「フィラデルフィア・サンド」を頼むんだ。
ところでフィラデルフィアってエライ書きにくい。 英語でキーボードを打てばそうでもないが、日本語に書けば一度で正しく表示されない。 日本語入力は面倒だな。
そういえば東部の町、デラウエアー、とかフィラデルフィアとか日本人には発音も難しそうな町が多いな。 店の名前のアディロンダックというもの変わっている。
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| 野良猫の子が... | - 2014/10/22
- 朝、新宿のゴールデン街近くの野良猫の子供が気になって、遊歩道を歩いていると、同じ黒と白のブチの母猫がいた。
元気だった?と声を掛けると、にゃーと鳴いてやってきて、座る。
子猫はどうした?などと何気に話しかけていると、そこにやって来た見知らぬ奥様風の女性。 良く見ると、いや、良く見なくても美人は一目で分かる。 青山や白金台にしかいないような素敵な奥様で、こんな方が新宿にいたのかと驚くほど。 いい歳しておじさんドキドキしてしまうがな。
その方が話しかけて来て、「ここには3匹の猫がいるのよね」だって。 「その通りです、3匹が縄張りにしていますが、よく御存じですね」 「うーん、いつも通りかかる時にね、ただ何となく見ているのでそうかなと思って」 うーん、って可愛い。 通りがかりにして、そこまで観察しているとは恐れ入った。
それで、「この間、子猫が一匹生まれましてね」というと。 彼女が「あら、だったらあたしが飼ってあげたいわ。今見つからないかしら」 「ここの所、見かけないので、もしかしたらいないかもしれませんが、もし見つけたら捕まえるといいですよ」 「捕まえてしまおうかしら」と屈託ない所も素敵。
などと、話して別れた。
しかし、ノラになど全く興味が無さそうな気取った上品な奥様が、ノラの事を観察していて、飼ってあげても良いと思っていてくれるとは、なんて素敵な話。
なんだか、今日は幸せ。 子猫の話のはずだったが、美人の話になってしまったのかな。
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| マクラーレン・ホンダのスタ・ジャン | - 2014/10/21
- 私はモノ自慢するようなものがない。
ないが、一つだけあるとすると、これ。 ホンダが作った「マクラーレン・ホンダのスタ・ジャン」。 腕の部分は本革で、胸の「HONDA」 「MCLAREN」と書かれたマークはもちろん、裏地の上のあたりまでマークが入った、純ホンダの日本製のスタジアム・ジャンパーである。我々の言葉ではオリジナルという。
これはお客様からもらった。 厳密に言うと、しつこく頂戴と言っていただいた。 ホンダの関係者の人で、以前、店に着て来たことがあったので、「いいなあ、いいなあ」と言っていたのだが、「これだけは私にとって大切な宝物だから上げる訳にはいかないんです」と真面目に断られた。 それが3年前のクリスマスの日、宅急便で送られてきた。 何が入っているのかと、大きな箱を開けて驚いたのだった。 それ以来、これは私の宝物になった。 このスタ・ジャンは、特にホンダのレースの良い時期の物で、マクラーレン・ホンダと言えば、アイルトン・セナを擁して、88年から92年まで続いた全盛期で、観客にとっても、F1の一番いい時期。 その時を思い出させる、最高のウエアなのである。
時々、車の集まりに来ていくと、みんなにクレと言われる。 上げないと返事する時の優越感ときたら。 えへ。。。
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| 朝のコーヒー屋で.. | - 2014/10/20
- 朝、コーヒー屋でしょっちゅう会う人の中に、70代後半の人がいる。
その方は、満州引き上げの経験を持つ。 それで、どうい話の流れかその話になった。
敗戦があって家族で引上げる事になった。 父親は戦争で亡くなっていたので、母親と10歳くらいの彼と、妹の3人だった。 貨車に乗せられて難民を乗せた汽車が動く。 その途中、もちろん食べる物などなく、飢えは厳しい。 ある時、偶然にリンゴを一個手に入れた。
リンゴを手にした母親は一呼吸置いた。 3人で割って食べましょうと言うかと思っていたら、こう言った。
「お前一人で食べな」
その時10歳の彼は思ったそうだ。 家族が3人死ぬより、たった一人でも生き残る選択をしたのだと。 この中で最も強そうで生き残るチャンスのある自分にくれたのだと。 家族3人の命を自分に賭けた事を。 弱っていた妹もまた、黙って私の方を見ていた、と。
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| ステレオ装置 | - 2014/10/19
- さっき友人から電話があって、そこで出た話題。
それは、彼が知合いのオーディオ導入の手伝いをした。 そこの主人は機械の事はあまり詳しくないが、音の好みがはっきりしていて、どうも風情がある音が好きなようで、数年掛かってセッティングがそっちの方向にいった。 出来上がった音を聞きに来た主人の友人が、それならばオレも同じ音が欲しいという事になり、同じ装置を買えば良いんだろうと、スピーカー、プレイヤー、アンプなど全く同じ装置を購入した。 しばらくしてあった時、どうしたかと訊くと、その結果が好ましくないらしく、「どうしても、あんたの家で聴いた風情ある音が出ない。そんなはずはない、何か仕掛けがあるんだろう」と怒っていると。
そういうものだね。 結局は、持ち主の音になるんだねオーディオは。 人生色々、音も色々、決して同じにはならない。 新しいか古いかは無関係ではないけれど、最終的には人であって、機械の問題でも無いという、この事実。 オーディオの趣味は実に厄介だ。
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| BLOSSOM DEARIE “ONCE UPON A SUMMERTIME” | - 2014/10/18
- BLOSSOM DEARIE “ONCE UPON A SUMMERTIME” VERVE MGV-2111 (USA)
今日の入荷のアルバムの一枚は、意外に入手困難な一枚。 私も結構気に入っている。
ジャケットは、両手を軽く握って頬杖をついた、ポートレイト写真。 ブロンドの髪にキュートな顔立ち、片手にメガネが可笑しい。 そんな所が何故か、ちょっと子供っぽい感じに写る。 ジャケットには小鳥が八羽飛んでいる絵を書きこんでいる所も、余計に少女チックさが増す。 ホントにシュールなジャケットだこと。 しかし、よく見ると、彼女の顔は育ちの良さが滲み出た中に、良妻賢母風な意志の強さも感じさせる、素敵な顔立ち。 中々の良いキャクターである。
この人の事を、かつての評論家の中に「カマトト」と言った人がいる。 そこにケチを付けようと思い棚の本を探したが、既に売ってしまったらしく見つからなかった、残念だ。 それで、古いスイングジャーナルの記事を探していたら出て来た。 まず岩浪氏「キュートで粋で、アメリカ生まれだがパリのエスプリみたいなものを感じる。センスも良いし、音楽的にもすぐれている...」ありゃ! 青木啓氏「ナイショ話をする舌足らずの幼い女の子。そんな可愛らしさがある、その声はミルクを飲んだ子猫の声、それでいて大人のムード、カマトトと言う人もいるが.....。要は彼女はそういうパーソナリティと声の持ち主なのだ」 あれま! なんだ、私が云々する必要は全くなかったのだ。 それはそうだ、すでに何度言い尽くされたか分からない、ジャズのレコード。 今更、云々は後出しジャンケンと同じと、常日頃、自分で言っている通りだった。 なるほどなぁ。
しかし、このアルバムは出来が良い。 兎に角、彼女の間の良いピアノに感心している内に、すっかりペースに乗せられてしまい、A面冒頭の「Tea for two」などは耳元でこの声で歌われると彼女に会いたくなってしまいそう。B面など「Teach me tonight」などいくつもの曲が気持ち良くなって、図らずも両面とも二度も聞きかえしてしまった。 試聴が鑑賞になってしまって、仕事にならない。 レイ・ブラウン(b)、マンデル・ロウ(g)なども、実に巧く支えるし、間が良いし、歌伴として申し分ない 聴いていて感じたのだが、このアルバムはまず、ピアノ・トリオの音楽を聴く事。 そのサウンドがしっかり耳に入ったら、トリオ演奏の上に乗った彼女の歌を聴くと、一層素晴らしさが伝わってくる。 レコードのサウンド作りも良くジャケットと共に、アルバムとして出来が良い。
しかし、個人の好みにケチを付ける気は毛頭ないが、こういう歌声を、今でもゲテモノとして避けるのは、ちょっともったいない。
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| ETHEL ENNIS “LULLABIES FOR LOSERS” | - 2014/10/17
- ETHEL ENNIS “LULLABIES FOR LOSERS” JUBILEE LP-1021 (USA)
ちょっと面白いアルバムの入荷。 それもちょっと惜しいアルバムでもある。 それもそのはず、例の紫色の横顔のジャケットのセカンド・プレスなのである。
しかし、只のセカンド・プレスにあらず。 まず、ラベルを見るとピンク色。これはオリジナルと同じラベルなので、嬉しい。 という事は、最初のスタンパーをそのまま使用したものであるから、サーフェスノイズも無く音質も良い。 ノイズも無く、十分彼女の名唱を楽しめた。
ジャケットの写真は、海辺の街であろうか、シーズンオフの時期か店の窓と言う窓は皆閉ざされて殺風景。 海辺の冬の景色は物悲しいもの。 そこにどこから来たのか、マントに身を包んだうら若き女性が一人。 路地に立ち尽くすその姿は洗練され、足元は高いハイヒール、きっと都会から来たのであろう。 タイトルからして失恋した美女の傷心の姿そのもの。 こういうジャケットも悪くない。
歌もジャケットも風情があって。
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| DINO PIANA “COSI CON DINO PIANA” | - 2014/10/16
- DINO PIANA “COSI CON DINO PIANA” RECORDI MRL6020 (ITALY)
さて、さて、非常なレア盤。 入荷は本当に久しぶりである。
このアルバムの主人公はディノ・ピアーナ(DINO PIANA)というイタリアのトロンボーン奏者である。 ジャケットタイトルは今風に言えば「おれ流ディノ・ピアーナ」とでも言おうか。 写真には、マイクに向かってバルブ・トロンボーンを吹いている、横から見たショットが載っている。 写真の周囲は黄色がかったグレイの生地で、なかなかイカスジャケットである。
彼は一度、イタリアのDJで有名なパオロ・スコッティがプロデュースした作品「IDEA6 METROPOLI」の中にジャンニ・バッソと共に参加して、良いプレイを聞かせてくれている。 また、日本のジャズDJ第一人者の須永辰緒氏などの招聘で来日もし、高年齢にも関わらず、観客を楽しませてくれているので、日本の若いリスナーにも結構名が知られている。 その彼の作ったの数少ない作品でもあり、彼の代表作品である。 あるというより、LPの作品としては、これしかないと言っても過言ではない。 サイドメンとしては多くの作品に名を連ねているので、もっとリーダー作があっても良かったと思うのだが、こればっかりは仕方がない。 なにしろ、彼のトロンボーンは個人的に大好きである。
そもそも、いうなればトロンボーンという楽器の特徴でもあるのでどうしようもないが、何かモサモサ下感じで、茫洋とした音色で、それがメロディーを奏でても、さっぱり要領を得ない感じになってしまう。 従って、トロンボーンの名盤など指折り数えれば両手で足りてしまう、と口の悪い人が言う通り、反論は難しい。 その中で、彼の吹くトロンボーンはメロディも美しく、最後まで聴き切ってしまう心地良いサウンドで、アメリカのプレイヤーも含めて、鑑賞に耐える立派なトロンボーン作品のトップに揚げられる出来なのである。 詳しいマニアの方に、それはバルブ・トロンボーンなのだから当たり前だという方もいりが、いやいやそんなに簡単な問題ではない。 スライドであろうが、バルブであろうが、それぞれの長所も短所もあって、難しさは一長一短、傍目に見る程簡単ではなかろう。
このレコードだけはトロンボーン嫌いのマニアの人にも、時々探して来いと言われる通り、メリハリのある音で、リズム感の良さがあり、通のマニアの他に、クラブ・ジャズ系のファンにも結構受けた。 たしかに、A−4「Quarndo,quando,quando」などはトロンボーンでノる、ボサノバの良い曲である。
ところで、この「おれ流ディノ・ピアーナ」のメンバーは、RENATA SELLANI(p),GIORGIO AZZOLINI(b),FRANCO TONANI(d)と言った、イタリアのそれぞれの楽器を代表するメンバーによって構成されている。 メンバーと1962年という時代を読めば、自ずと内容の良さも理解出来ようというもの。
不思議な事に、このアルバムは再発もされておらず、そのレア度もあって、マニア垂涎盤のトップクラスの一枚である。 珍し過ぎて、知られていないのもちょっと残念な気もする。 こういうのが通好みの良いアルバムというのだが。
これも欲しいなあ。 お金があったらなぁ。
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