HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

前ページTOPページ次ページHOMEページ

ケータイ
2014/11/25

地下鉄丸の内線に乗って、ふと気がした
皆携帯をいじっている。
本を読んでいる人はひとりだった。
ケイタイと言っても、スマホだし。
世の中、変わった。

100歳以上が
2014/11/24

この間、知り合いと話していたら、100歳以上の人口5万人だと聞いて驚いた。
ちょっと前には、100歳以上の人は、金さん銀さんの二人しかいないと思っていたくらいに、珍しいはなしだったのがなんと5万人。
植木等の「スーダラ節」の歌ではないが、「長生きした人、5万人!」
ちょっと待てよと、では90歳台もいっぱいいるだろうと調べてみると。90代は150万人もいる。
あと数年もすればこの人口の相当数が繰り上がると、あっと言う間に2,30万に達する事になる。
80代はとみると、740万人もいる。
70代は、1260万人。
ついでに60代は、1770万。

日本の人口、 1億2000万人。
年金が貰える世代、すなわち65歳から上の人口は3260万人もいると、4人に一人以上が、年金受給資格者。
これはもう、若手が年寄を食わせていく事は無理。
おい!若い奴よ働け、と叱咤激励するのもいいけれど、思えば残酷な話だ。
私は、若い人たちに迷惑を掛けたくないから、人生希望定年制を設けて貰おうかな。
この間も、予告で死んだ人がいたけれど、長生きの先は、それでいいのかもしれないな。
若い人たちに迷惑をかけたく無いもの。

ところで、東京都の人口を調べていて、ヘンなのが出て来た。
年齢不詳 189,000人だと。
東京都の総数1300万。
今の、この世の中に年齢が判らない人達が18万人もいると。.
近代国家にありえない話だけど。
これって一体なんなの?

TEDDY WILSON “ THE TEDDY WILSON” CBS/SONY
2014/11/23

TEDDY WILSON “ THE TEDDY WILSON” CBS/SONY SONP 50332-3 (JAPAN)

日本におけるジャズの名盤の発掘において世界に自慢ができる作品である。
発売当時、真っ先にという気持ちで購入し聴いた。
暫くは、仕事から家に帰ると必ず聴いて勉強した。
そして友人達とこの作品を聴き、彼こそが「インプロヴィゼーション」の実践者としてもっとも相応しい人では無かったかと、よく話し合った。
モダンジャズの範疇ではないものの、聴くとやけに新鮮で、こんな斬新なフレーズがバンバン飛び出してくるのかと、過去のジャズを築いた人たちに感謝の気持ちになったのである。
ここに出てくる演奏は35-8年頃のブランズウィック(BRUNSWICK)レーベルのSP音源で、1970年代と言えど我々後発のマニアにとってSPでなぞる事などすでに不可能であったのだが、大和明先生などの苦心の末こいうアルバムが出来上がった事は、誠に有り難いの一言に尽きる。
何だか、あいさつ文を書いているような感じになってしまった。

久しぶりに聴けば、たちどころにあの頃に戻る。
A-1など始まると、そのまま聴き入って仕事にならない。
歌謡曲で聴いたかと思える節回しがあって、日本の歌謡曲もこうやってみると、当時の作曲家達も聴いて勉強したのだろうと、ご苦労が身に沁みる。
SP音源故、所々でチリッという音があったりするものの、総じて音質は良好である。

私はいつもソニーの会社の事を、社会に最も必要で無い物を作って、最も儲かった会社、と言っているが、この作品だけは、良くぞやったと言いたいところである。

ジャケットの内側には油井正一の文や大和明の文が掲載され、真ん中に野口久光の当時のジャズメンのイラストが載っていて、聴いても見ても楽しめる。
ジャケットの表紙は単なるレ−ベル写真がどんと大写しになっているだけであるが、これはこれで良しとする。

日本盤なのでいつでも入手できると思っていると、最近は滅多に入荷しなくなった。
こういうアルバムを聴いて楽しむことが出来ると、ジャズマニとして一人前だと思える気になれる一枚である。

最近の果物。
2014/11/22

最近の果物がやけに甘い。

果物好きとしては、今であれば葡萄、洋ナシ、林檎、と買ってくるとみな一様に甘い。
甘いどころではなく甘過ぎる。
果物の中に砂糖でも注射しているのかと言う甘さ。
葡萄など口の中がべとべとになって1房食べられない。
宮崎のマンゴーだって甘くて私は気持ちが悪い。
甲府の葡萄も甘すぎる。
イチゴも甘いだけで酸味がどんどん失われている。
柿だって甘くて水っぽくて、一体子供の頃からのしっかりした柿は何処に行った。

確認すると、べつに確認しなくてもよいのだけど、甘いものが嫌いな人が言ってもそれは単なる意地悪にしか聞こえないかもしれないが、いちおう私は甘党である。
その甘党の私が思うのであるから、余程甘いという事になる。
そもそも果物に過度な甘さを要求してどうする。
こんなに甘いものを国民に食べさせていて、良いのか。

胃腸科の先生に訊いてみた。
甘いものは胃に悪いので、余り食べないようにと言われた。
こちらが訊く前に先生は、ついでに糖分の多い果物も同様であるという。
現代人は甘いものを取り過ぎで、コレステロール、中性脂肪と問題山積な健康的特徴をだれしも持っている状況だと。
じゃ、イケないよね。

日本の農業は凄い凄いと言われるのだけれど。
果物は酸味があって、やや甘さがあってこその果物。
それがお菓子のようになっては、もはや果物とは言えず、菓子に分類するしかない。
これが農業の目標点だったとしたら問題じゃないか?
この状況はイカン!と思うのだが、そんな事で怒っているのは私だけか?

考えてみたら、菓子の「菓」という字は「このみ」(木の実)とも読んでいたのだから、当然の事なのかな。

プラザ
2014/11/21

今日は所要があって、埼玉の大宮に行った。
その街の名前が「プラザ」というので、大変そそられ、訪問先のご主人に尋ねると、東急が開発した地域で、中心にはショッピングセンター、郵便局、病院は勿論のこと、小学校、プール、テニスコートまで有した一大新興住宅団地だったそうで、私も車で走っていて、センターを中心に円を書くような、しかも整然とした綺麗な街であった。

店の仕事が終わって、10時過ぎだったか、近所のそば屋に行くと、いつもの常連がいたので、今日はかくかく云々大宮のプラザという場所に行った話をすると、相手が「あれ、私の家はそのプラザの隣の田園の中」と言うので、話が盛り上がった。
建設関係の設計を生業にしている彼の地元の話。

大宮に井戸尻とよばれる低地があり、そこに目を付けた東急不動産が昭和45年ころから開発に乗り出し、一大住宅団地を作ったと、確かに最初はプールやテニスコートまであり、日曜日ともなれば近隣の住民が見物に出かけるほどの最新の団地だったそうだ。
それが昭和60年ころ地名変更で「プラザ」となったのだそうだ。
プラザという珍しい地名にひょっとして東急が絡んだかなと想像したので、当りだった。
おしゃれな人たちが住んでいるという事であった。
それで、その建設関連の人に、「じゃ、そのこの住民は東京都西区などと言ってませんか?」と訊くと、笑って頷いていたから、そうなのだろう。
いや、たまプラ周辺も含む私の地元の青葉区ではよく「東京都青葉区」という人達が多くいるので、きっと同じだろうと思ったから。

プラザという地名はもう一つ、田園都市線にたまプラーザ略して「たまぷら」があるが、こちらは残念ながら駅名だけで、地名は美しが丘という。
東急沿線は「にこタマ」といい「タマぷら」といい、いやらしいな。モトエ。

その他、渋谷東急プラザという待ち合わせ場所としてしか機能していないと陰口を叩かれるショッピングビルがあり、ここは小さいながら昭和40年に開業した。
プラザという名称が流行ったか、京王プラザホテルは昭和46年に開業した。東急ではないな?。
私が昭和45年入社で、最初に働き始めた東急系の会社は赤坂東急プラザにあり、この赤坂東急プラザはホテルと併せて昭和44年開業でこれだけは周囲から羨む良い立地の豪華なビルであった。
プラザという名前は、当時東急電鉄の社長の五島昇が命名したもので、当時の言ってみればナウイ名前だったわけで、これは意外に好評であった。
昭和の時代イケイケドンドンで昇さんもやる気満々であったのだ。
懐かしいのぉ。

ところで、せっかくの立地に恵まれたわが社は、3年ほどは営業していたものの、営業不振ということで渋谷の駅裏の片隅に追いやられていったのが、心残りでいつか赤坂に戻ろうとみんなで話し合ったものだが、そういう事もなく、やがては身売りに至った。
東急グループの開発の歴史のひとこまと、私がいた会社の思い出が重なった話になってしまった。

夕食はひとつで
2014/11/20

NAT KING COLE “SINGS FOR TWO IN LOVE” CAPITOL
英国の再発盤を聴いていて、そうだこんな曲が入っていたのだ、と聴きなおした。
“Dinner for one please, James”(夕食はひとつで、ジェームス)というとぼけたタイトル。
歌詞は
Dinner for one please, james,
The madame will not be dining.
Yes, you may bring the wine in,
Love plays such funny games
夫婦2人で取るはずであった夕食、ウチのマダムの分はいらないよ、いやワインだけは持って来てね。
愛はこんなおかしなゲームさ....
という、夕食が一人分になった事を執事に告げる旦那の気持ち、それも淡々として威厳を失うことなく、サラッと言う男の心の孤独さ。
そのあとで、執事に向かって、そう落胆するなという所など、己の悲しさを執事の表情に被せた、男の辛さが津々と伝わって来てこっちも悲しくなる。
それをナット・キング・コールは丁寧に、しかも一点醒めた様子で、さらっと歌い過ぎる。
見事な仕事である。

この歌を聴くともう一つどうしても思い出してしまう歌があって、それは
ELLA FITZGERALD が歌っている “Miss Ortis Regrets“ (ミス・オーティスからお詫びの...)。
これも情景に執事が絡んでいる。
こちらは、女が主人公になっていて、歌詞は
Miss Otis regrets, she's unable to lunch today, madam,
Miss Otis regrets, she's unable to lunch today.
She is sorry to be delayed,
申し訳ございませんが、ミス・オーティスは本日のランチに来られません、マダム。
申し訳ございません。
お許しください、と。

その理由は、先程の旦那とは異なっていて、彼氏が浮気したとかで、逆上してしまったのが発端。

追いかけて、彼女はそのビロードのガウンの下からピストルを出し男を撃ったのです、マダム。
(とマダムに報告する形式である。)
その彼女の事件を知った群衆が、檻の中から彼女を引きずり出し、柳の木に吊るしてしまったのです。
その時に、死ぬ瞬間、ミス・オーティスは「今日のランチにお伺いできず、申し訳ありません」と言づけたそうです。
という話だが.....。
壮絶というか激しすぎて、もうお笑いになりそうでなんとも混乱してしまう、歌詞である。
こちらもエラは馬鹿丁寧に歌っている、見事な仕事である。

しかし、同じように相手の心変わりを知った時の反応が男と女との違いを見せられたような気がするが、現代では、果たしてどうなのか。
こういう所を歌にするアメリカ人というのは、おかしな人達だけど、きっとユーモアの範疇に入るのだろう、
こうやってジャズとか映画から、私は人生を学んできたのだ。

しかし、想像すると美人のガウンの下は素肌だったのか知らん。
そこだけ、どのあたりまでの衣類を身体に付けていたのか、昔から気になって....。


近所で交通事故
2014/11/19

新宿にいて、車を運転し左折・右折して道に入る時、歩行者がいつまでも渡っていて、通行する事が出来ない。
黙っていると一体何分経ったかと、つい時計を見てしまう事がある。
一応、道路交通法においては歩行者優先となっているので、その合間をぬって侵入すればそれは違反で警察に見つかれば切符を切られてしまう。
それで黙って待つしかない。
しかし、広い通りからの右折の場合、早く通してくれないと対向車が来たりして、それがもし接触ですれば非常に危険であり、傍にいる歩行者にも被害が及ぶ可能性が高い。
なので、私など車中にいて対向車が迫って来ると焦ってしまうが、まず歩行者に通してもらった事がない。
相当遠くにいる歩行者が、なんとなく繋がっているというだけの理由で、延々と私の前を通り過ぎて行く。

そんな意地悪な人達に対する復讐は、ほんのささやかなもので、せいぜい心の中で轢き殺すくらい。
今日も3人ほどやっつけた。
イエーイ!

そうしたら、先日この近くの交差点で本当に轢き殺した事件があった。
実践したんだね。

EVAN PARKER-PAUL LYTTON “COLLECTIVE CALLS” INCUS−5
2014/11/18

EVAN PARKER - PAUL LYTTON "COLLECTIVE CALLS" INCUS−5 (UK)
副題が付いていて(URBAN)(TWO MICROPHONES)。

以前もこのアルバムについて書いたと思うが、自分でも忘れてしまったしそれを探すのも面倒なの、もう一度書こう。
久々にオリジナル盤が入荷した。
英国フリージャズを代表する数少ないアルバムである。
60センチ以上の一枚の大きな紙を二つに折って、簡単なジャケットにしてしまった、このアルバム。
シンプル故か、なんという素敵なジャケットであろうか。
中のヴィニール盤を見ると黒いラベルが貼ってある。
こういうオリジナル盤を見ると心が弾む。

ところで、今日は暇だった。
それで、一枚くらい私も店で買い物をしようかと思い立ち、たまにはフリージャズのレコードが欲しいと思い、順番に色々聞いた。結構エヴァンのレコードは在庫としてあるから。
それで、最後に思い立ってこれを聴いた。

結果、この72年のエヴァンとポール、って親しげに書いても誰も知らないか、モトエ、エヴァン・パーカーとポール・リットンの2人で演奏した、当アルバムは断トツに良かったのだ。
なにより「新鮮」さが際立つ。
どうしたってフリージャズは演奏者が持っているイマジネーションがどれほど沢山持っているか、又それをどれほど吐き出し、同時に新しく構築して見せるかと至難の業の連続でもある。
そういう観点からいうと、フルージャズ運動を奨めようとしていた彼等の身体の中のサウンドの量は、とてつも無い数量のエネルギーとなって蓄積していたのだと思う。
フリージャズといえ、何度も演奏していれば、同じフレーズはどうしても出てくる。
そういう意味でもサウンドは「新鮮」そのもので、キレがある。
そういう意味でもイマジネーションを一気に吐き出したこのアルバムは、二度とないほどの表現だったと言いたい。

このインカス・レーベルは当時、毎年のように再発をくり返していたので、白ラベルの物は時々出て来ていたが、最近はそれすら見なくなった。
一応書いておこう。
オリジナルは、ジャケットは二つ折、盤は黒ラベル。
2度目は同じジャケットだが通常の作りで、盤は白ラベル。
その後は、スタンパーも変わるが、知ったとて人生に影響はないので省く。
最初のプレスは工場がメジャ−だったと思われ、音質も良好である。

ともかくこのアルバム、ビニ焼けがある事がオリジナルの証などと悪口を言われるほど、綺麗な盤がない。
それが今回は、全くビニ焼けが起きていなかった事が奇跡とも思えて、大変素晴らしい。
こんなアルバム、私も欲しい。

古葉監督猫
2014/11/17

今朝、歌舞伎町の裏を歩いていると、いつもいる猫が一匹もいない。
ニャーと呼んでいると、ひょっこり一人顔を出した。
写真を撮って良く見ると、耳が切れている。
あそうか、不妊手術を受けさせられたんだね。
人生の目的が半分終わってしまったか。

そう言えばこの猫のポーズはどこかで見た事があると思っていたら、思い出した。
古葉監督だったか、昔の広島の。
漢字も思い出さない。

村上春樹「セロニアス・モンクのいた風景」
2014/11/16

村上春樹の「セロニアス・モンクのいた風景」を読む。
かつて出された文庫本に加筆したものらしい。
という事は、一度は読んでいるのだが、すでに忘れていたし、新鮮な気持ちで読んだ。
ここ10年の内、読んだジャズの本の中では面白さはトップだった。
仕事の合間や食事時にせっせと読んでしまった。
評論家達の面目がないやね。

その中で、特に気に入った箇所
ジャズ界のスピード狂としてならす連中と夜中のドラッグ・レースをし、何度も敗れたあと、ニカ夫人はロールスロイスを手放しベントレー・S1コンチネンタル・ドロップヘッド・ク−ペを購入。 最高速度120マイル。
当時の4座としては最速だった。それは「ビバップ・ベントレー」とよばれ、多くのミュージシャンの回想録に出てくる。ハンプトンホースの書いた本もその一つだ。
午前3時、ニカがモンク夫妻、ハンプトンを乗せて走っていると、マイルスがその隣にメルセデス・ベンツのスポーツカーを停め、窓から例の小さなしゃがれた声で「レースするか?」といった。
挑戦を受けて走ったあとニカは後部座席を振り返りいつもの英国なまりの気取った声で言った「今度こそあのマザーファッカーを負かしてやる」と。どちらが勝ったかは知るべくもないが...。
ニカは死ぬまで愛車ベントレーを駆ってニューヨークの街をかっ飛ばし続けた。
2001年にクリスティーの高級車オークションにこのビバップ・ベントレーが出品された時、25万ドル(2500万円)が付けられた。云々。

桁違いの人生だ。
私はジャズやモンクの話よりベントレーが気になってしまって、その「BE-BOP BENTLEY」をネットで探すとあっさり見つかった。
絵に描いたような見事な車である。
因みにドロップ・ヘッドとはオープンカー(カブリーレ)のことである。
最高速120マイルとあるが、じっさいは170キロ位のものらしい。しかし当時としては素晴らしいスペックである。
ところで、一方のマイルスのメルセデスのスポーツカー。 とすると300SLという事になろうか、すると最高速は230キロは出るので加速も勝負にはならない事になるが、ニカ夫人も解ってやっている事だと思われる所が、好感が持てる。
アメリカ人は当時、スピードに狂っていた事が良く分かる話で、60年になっても同じだったようで、映画アメリカングラフティーの中でも夕方から街に繰り出して、レースをしては警察に目をつけられている様子が伝わってくる。
何人も死んで。
みんな、「スピード・スター」だったのだな。
良いなあ。
そういう私もいい歳をして、スピード・スターの一人でいたいといつも思っているもの。

1957 Bentley S1 Continental Drophead Coupe (Be-Bop Bentley)
と紹介されている。
2,500万円か....。

前ページTOPページ次ページHOMEページ

 Copyright 2025 HAL'S All right reserved. Initial up at 2001