| ALTEC スピーカー 820A | - 2014/12/06
- スピーカーの設置をする。
馬鹿デカいスピーカー、既に片側だけセッティングしてあったのだが、運搬も大変だし、組み立てに時間はかかるし、重いし、延び延びになっていたのだがようやくステレオとして2本セットした事になる。
改めてユニットを羅列すると。 エンクロージャー(箱のみ) ALTEC 820A 低音部 ウーファー 803A 12Ω 中音部 フルレンジ 603B 8Ω 高音部 ドライバー EMILAR EA175−16 (15,000Hzまで) ホーン EMILAR 800A
箱の820A。 50年代にアメリカ本国で作られた、大型コーナー型・三角形の箱で、間口110センチ、高さ120センチ、奥行きが76センチの2辺という大きさ。 写真を撮り忘れたので説明しにくいのだが、裏に補強をした裏蓋がコーナーなので2枚ある、正面のネットは木枠に重量感のある布を張ってあって、これを裏蓋を取り付ける際には箱の内側からネジで〆るという面倒な造り。 中にホーンを3段階に搭載するようになっていて、下2つは38センチの12Ωのウーファー803Aの二つが収められ、最上階に高音用のドライバーの802Bが入っているもので、なかなかの迫力のスピーカーである.
今回、私はその箱を利用させて頂くのだ。 まず一番下にある803Aのウーファー1つだけを残して後は取り去った。 それはこの箱本来のユニットを一つくらい残しても良いと思ったことと、803Aは比較的鳴らしやすいユニットだと思ったのである。
今回やってみたい事があって、それはフルレンジの603Bを使用する事。 603Bは1948年にアルテックが発表されたダイアコーン・シリーズの38センチ口径のフルレンジである。 1945年に出された604の同軸2ウェイユニットの改良型として、より安価でありながら、大型のアルニコ・マグネットを使って強力な磁気回路を採用、コーン紙一体のフックスド・エッジ等々、高感度化がなされたもので、業務用プロ用ばかりのアルテックの中にあって一般用として出された。 もちろんアルテック故にトーキーにも使用されたのであるが。 同社の他のウーファー同様、中央にマルチセルラホーンを有しているが、これは2ウェイではなく、高域拡散用のためである。 アイディアとして非常に興味深い物がある。 聴いてみると素直な音色で、鳴らしやすい様子も見える。 私としてはプロ用のアルテックの音より、コンシュマー用としてのユニットに惹かれるのである。
高域に使用したEMILAR(エミラー)というドライバー。 このエミラーという会社は、もともとアルテック社に居た技術者が社長と意見の相違から飛び出して作ったもの。 アルテックの強い音とは異なり、音楽性は少し穏やかになり上品さが出ている。 しかし、アルテック出身者故、どうしたってアルテックらしさは残っていて、そこがアルテックのユニットと合うのではないかと考えたからである。
要は、狭い部屋用にマイルドに改造したとも言える。
ところが、やってみるとモノラルとしては揃うのだが、ステレオ用に同じユニットを2本揃えるのは困難で、まして塗装も縮緬仕上げのシワシワとなっているユニットを揃えるだけでも気が遠くなるような話で、ウチでも実際のところ、左右ぴったりとはいっていない。 まあ、ゆっくりエージングも進み、色々な方法を試して行くので、その内に合ってくれると、のんびり思っている。 JBLのようにきつめでは無く、ウェスタンのように大袈裟でもなく、アメリカの音を持っている普通の音と言うのが、私の狙いなのである。 先の道は険しい。 今日からは、一切人との付き合いを絶って早く帰り毎日電源を入れて2・3時間は聴くのだ。 やる事があるのは楽しい!
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