HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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寒い
2016/01/25

ここのところ兎に角、寒い。
沖縄の方でもみぞれが降ったというから余程の寒さである。
大陸の東側と言うのは、面白いもので時々大寒波の影響を受ける。
マイアミでも一度大寒波がきて氷が張ったと言うニュースを昔 見たことがある。

そういえば以前、会社にいた時に何かの会議で香港へ出張した。
ちょうど今頃の真冬の時期だったと思うのだが、常夏の香港なので夏服で行った。
ところが大寒波の襲来だとかいうことで、部屋の中が寒くていられない。
ホテルがリージェントという立派なところであったが、暖房を入れてくれと言いに行ったら、ここには暖房はないと。
なら着込めばいいかと思ったら、ちょうどパジャマも忘れて来ていたので、洋服屋に行ってパジャマはあるかと尋ねると、なんと何処にも置いてない。
紹介された高級と言われる店に有るかもしれないと5軒目くらいにようやく見つかりシャツも一枚追加で購入。
なんでもあっちの人はパジャマを着ないらしい。
それで、毛布を余分にもらったり、ある物をみんな着込んだりして一夜を過ごした。

翌日から打って変わって常夏の気候に驚いた。
香港にも寒い日があるという、どうでも良い話。

エスプレッソ
2016/01/24

最近はまた、朝「セガフレード」に行く事がおおい。
エスプレッソを注文したら、お客様はいつもエスプレッソをご注文しますが、今度「リストレット」とおっしゃて見て下さい。
私「??」。
という事になり、店員さんの説明によると、従来の日本式エスプレッソの30ccの量の水で抽出する所を、途中の所で強制終了すると、やや濃い目に抽出される、そうするととても美味しいという事であった。
それで、試してガテン! うん、なるほど味も香りも濃い目で美味しいわ。
因みに時間の事ではなく、水の量が少ない事が重要なのだ。

実はイタリアでは、こちらの方が通常のエスプレッソというらしい。
イタリア人には日本式の30ccでは、美味しさも中くらいという事になるようで、日本のコーヒーはおいしくないと不評な訳も分かった。
豆の焙煎もイタリアと日本では、深さが異なるようで、このあたりも伝統というか歴史がちがう。
まあ、日本ではスタバックスからというのが一般に広まったところなので、さもありなん。

数年行ってないが、思い起こせばイタリアのカフェのスプレッソは美味しかったな。
かおりとコクが別物だった。
それで思い出したのだけれど、そういう凝っているカフェのオジサン達はイタリア語しかしゃべらないんだ。
そういうものなのか?

LEE MORGAN  “VOL.3”
2016/01/23

LEE MORGAN  “VOL.3”  BLUE NOTE 1557  (USA)

久しぶりにこのようなレア盤が入荷、オマケにかなり綺麗。
オジサンは非常に嬉しい。
というより、見ていると自分で買ってしまいそう。
イカン、イカン。

ブルーノートの1500番台の有名盤については、お客様の方が良く存じておられると思うので、内容については書く事はない。
しかし、あえて言えば、オリジナルとよべるジャケットの雰囲気、盤の重厚感、そして音質、これはイカンともし難いものがあって、もしも敵うなら、そのまま懐に入れてしまいたい。
それが店主であっても、偽らざる気持ちである。
しかし、ビジネスと言うもものはそうはいかないものなのである。
もし、そうなった時は店が倒産となるに決まっている。

ところで、以前書いたかもしれないが日記に見当たらないのでもう一度書こう。
このレア盤が以前、10年も前になろうか。いっぺんに2枚入荷した事があった。
フラットの完璧なオリジナル盤、それと、条件は満たしているのだが、盤がフラットで無かったもの。
それを並べて壁に飾ったところ、やって来たあるお客様が少し考えていたと思うや、何と2枚を外して「これを両方頂く」と。
お金の事は言いたくないが、10年前でもすでに、両方でなくとも数十万という金額である。
それが、涼しい顔をされてお持ち帰りになられた。
あのお客様、そう言えば最近来られていないなあ。モトエ。
その方は、某ジャズ喫茶にお持ちになって、沢山お客がいるところで両方を掛けて貰ったと。
するとフラット盤の方は、ブラインド・テストではないが、「クリフォード・ブラウン!」という声があがった。
それもほとんどのお客がそう言ったと。
そしてフラットでない方は「リー・モーガン!」と声が上がった。

その意見を聞いたそのお方はは、それだけの事でも、このアルバムを両方買った意味があったと、廃盤のコレクターとして十分であると喜んでおられた。
その後もあちこちでその話をされていたようなので、きっと記憶にある方もいらっしゃると思う。

という、サウンド的にも重要な意味合いも持っている、このフラット・エッジのオリジナル盤。
決して安くはないが、持っている価値は大いにある。
もし、マニアであるならば。

VA (DEXTER GORDON , WARDEL GRAY etc) “WEST COAST JAZZ CONCERT”
2016/01/22

VA (DEXTER GORDON , WARDEL GRAY etc) “WEST COAST JAZZ CONCERT” REGENT MG(RMG)6049 (USA)

久しぶりに入荷した面白いアルバムだったので、ちょっと紹介したい。
大して人気ではないのだが、なにしろBE-BOPからHARD・BOPにかけてのもっとも典型的なホットな演奏である。
特に、ジャズ・ファンに現在も人気を保っているデクスターゴードンが入っているアルバムである。

演奏された場所はライナーによると in personと何だかいい加減なのだが、調べてみると「Elks hall」という事になる。人によってはElks Auditoriumとも書かれていて、要するに、ロサンゼルスのクラブなのだが、大規模で2000人も収容でき、しかも踊る事が出来るクラブである。
なるほどオーデトーリアムだわ。
それで、ワーデルグレイとデクスターの双頭コンビ、テナーバトルで売出し中の二人が出演したのである。
時期は1947年の7月の録音である。

聴くうちに徐々に興奮してくる自分がいる。
これは凄いとワクワクする、その理由はビ・バップの熱気がそのまま収録されていて、もう一枚の名盤DECCAの10インチの「THE CHASE」と同じである。
テナーバトルすなわちチェースのリズムのノリとその素晴らしさに酔った観衆の多くは興奮し、そのステージと観客の相互作用は連続的に行われ、正に興奮シマクラチヨコ状態なのである。
B面のCHERRY−KOKEの中ではDECCA盤のTHE CHASEと同じフレーズも飛び出す。

音的には、若干古いのだけれど、なにしろヴァン・ゲルダーの録音でもあり、熱い演奏はそのまま盤に閉じ込められているので、針を下して解放してあげればその賞賛に値する演奏がハジケて飛び出してくる。
ビ・バップという音楽が当時如何に前衛で、如何にスピーディーであり、激しかったか、そして観衆が如何にそれに巻き込まれるように酔って踊り・聴いたか、という事がよくわかる名演奏である。
この時、デクスターは24歳、ワーデルグレイは26歳、ハンプトンホーズにいたっては19歳である。
観衆も若ければ、演奏者も若かったという演奏である。
昔のスイングジャーナルによると、デクスターとワーデルは45年位から、ライオネルハンプトン楽団にいた時から知合い、互いの音楽性を認め合っており、こうした斬新なジャズになって行ったようだ。何より2人のリズム感が良かったのだろう。

こういうアルバムを聴く度に私は、あの時代に生まれたかったと常に思ってしまう。
そうやって40年も経つ、馬鹿だね。

このアルバムはその後、SAVOYからも何度も発売されるので、聴く事は出来る。

スタバの福袋事件
2016/01/21

自分の日記のネタをTVから拾うのは、私の最も嫌いな方法だが、年明けにちょっと引っかかっているニュースがあったので......。
それはスターバックスの福袋の販売に早朝から何十人?と並んでいたのに、先頭の客が一人で全部買い〆てしまった。
というニュース。

面白いなあと今でも思い出す。
買った方が我がままであるが、現在の自分中心の社会では別にどうという事もない。

それより、売ってしまった「店員」が実に面白い。
客に一人当たりの販売数の制限をしていなかったと主張されたと報道されていたのだが、店長だったようだが、理論の正しさに反論出来ずに全部売ってしまった。

以降の人々に対して商品がないと平気で言えることが凄い。
きっとこの方は、複数の事を同時に考えて判断が出来る人では無かったのだろう。
該当する客を集め、本日寒い中並んで下さった全員に行き渡るには、一人一個とさせていただくとか演説する方法もあった。しかHし、一つの手法しか考えなかった所が私には面白い。
そもそも、仕事という物は、一度に複数の事を同時にコナす能力が必要とされる部分がある。
その能力は社員全員には必要ではない。
接客も場合によっては同時に複数の客の相手をする必要もある。
おもうに、他の業種の店などでも、いつもイライラさせられるのだが最近の店員はじめ、現在の子にはこういう能力が著しく欠けていると思われる。
しかし、少なくともリーダー・店長などにはその能力が必要とされるはずである。

こういう人を店長にした人事のミスともいえる、面白い事件だった。

五寸釘のような
2016/01/20

最近街を歩いていると、若いお姉さんの足元のハイヒールが妙に高い。
しかも「五寸釘」で作ったようなヒールである。
五寸釘と言えば怨念の詰まったハイヒールになってしまうなあ。

きけばピンヒールというらしい。
後ろからみると、まるで「SMの女王」のような雰囲気である。
しかし、顔の方を見ると、あどけないお姉さんが多く、子供っぽいSM女王というのも、なんだかなあという気もする。
だからといって別にどうという事はない。

コーヒーで
2016/01/19

ウチの仕入担当部長が最近はよく、セブン・イレブンのコーヒーを飲んでいる。
彼の意見によると結構美味しいらしい。
それで当店の一階もセブン・イレブンなので、時々観察してみたら、かなりの客がコーヒーを買って帰る。

それで、私がセブン・イレブンのような店が安価に販売するとはけしからんドトールが可哀想だと怒っていたら、
「親父よ、考えて見なよ、ドトールが出来た時に、それまでの個人の喫茶店がいったい何軒つぶれたのか」と。
企業はそれを承知でやっているのだという。

まあ、確かにそうだった。
ドトールコーヒーが出来て、安価な喫茶店だと評判になり、スターバックス、タリーズと大資本のチェーン店が林立し、それまで地域に根付いていた喫茶店文化が一遍に消滅した、あの悲しい事実は忘れもしない。
いま残っているのは、資金が潤沢にあるコメダだの、セミチェーン展開したところだけである。
新入社員の頃から、仕事中にサボって喫茶店通いをしてきた私としては、チェーン店こそ憎い大企業である。

企業が個人的なスモールビジネスに入り込んできたのは、何も喫茶店だけではない。
我々のレコード屋だって同じである。

そうか、じゃこれを機会にチェーン店よ みんな潰れてしまえ!

デューク・エリントン楽団
2016/01/18

三具氏のフランク・シナトラの本「シナトラ・コンプリート」を呼んでいたら、面白い事が書かれていた。
それはエリントンとのアルバムの製作の時の話。
「1967年、シナトラの命を受けたビリー・メイが録音に先立ち、リハーサルを行ったのだが、エリントン楽団のメンバーの中に初見で演奏が出来ない人が少なからずいた事に驚いた」と。
ウエスト・コ−ストのスタジオ・ミュージシャンには考えられない事だと。
エリントンは録音の日までにリハーサルをして置くと約束してくれたが、シナトラはとても怒ったと。

ここを読んでいて、私は愉快でたまらなかった。
まず世界に冠たるエリントン楽団に楽譜が読めない人がいるという事はどういうことか。
現在のミュージシャンにおいては確かに考えニクイことではある。

しかし、エリントン楽団はジャズメンの集まりであって、音楽演奏家の集まりではない、という所が、これではっきりしたということでもある。
すなわち、ジャズという音楽は楽譜無しで演奏され、しばしば記憶によるリスムやメロディで、そう楽譜などがなくても最高の演奏が行われていたからである。
いや、却って楽譜など無い方がジャズとして真っ当なんだと言えなくもない。

私は場面を想像してしまう、ハリー・カーネイやホッジスやハミルトンやレイ・ナンスなど何人もいて、ゴンザルバスか誰かが「○○という曲を演奏するよ」というと、「うんうん」と言いながらすっとぼけて、誰かが演奏するのを待っていて、サビを聴いてから、付いて行くという感じだろうか。
いいねえ。

思えば、そういう所を大切にし、そういう昔ながらの古いタイプのミュージシャンを使い続けたエリントンの音楽は、その結果にあるのだと思うとなんだか感動してしまった。
勿論、リハーサルは欠かすことが出来ない。
しかし、しかしだ、その結果のあの音楽とは、世の中に奇跡はあったのだ。

そういう音楽だから私なども、ずっと好きでいたんだよなあ。
世の中では立派だといわれるけれど、私などはお金がもったいないと思ってしまう音楽もあれば、お金を幾ら払っても惜しくない音楽もある。

コーヒー「ゲイシャ」
2016/01/17

芸者というコーヒーを飲んだ。
芸者では無くて「ゲイシャ」という種類のコーヒーである。
パナマが産地であるらしく、かなりのレア物とされる。

味がちょっと変わっていて、口に入れた瞬間、黄な粉を焦がしたような香りがする。
エッと思うのだが、その後の味わいは、一般的な酸味とか苦味とか渋みと言った味ではなく、そういう味がふわっとした幕のような、何かに包まれた味わいである。
飲んでいて、きっとその内に何か特徴が出て来るだろうと思わせる。
途中で砂糖を入れるとこれまた素敵なコーヒーになる。
興味津々で最後まで進むと、何かが起こりそうな感じは、飲み終わった後にやって来て、ずっと口に残るのは薫りであった。
普通は口に残るのは余り良い物とも思えないのだが、このコーヒーはちょっと違う。
「豊かさ」と言いたい感じが残る。
たしかに面白いコーヒーであった。

コーヒーは、どんなに高級で、どんな美味しく、どんなに通ぶっても、所詮コーヒーの味しかない。
そこが酒などと違っていて、なんだかなあと思える所がある。
ある意味空しい趣味でもあるが、考えてみると、そのほんの僅かな違いが面白い所なのだ。
これってレコードの音の違いと同じ様なものだ。

新宿で雪
2016/01/16

今朝は新宿でも雪が積もった。
TVでは6センチの積雪だという。
積っただけならいいがその後、雨になった。
所が温度が低いので雪は解けず、そのまま水が溜まった。
車で出かけようとして少し走ったのだが、ハンドルは取られるし、後輪はスリップするし、ちょっとの坂なのに危うく立ち往生をするところだった。
シャーベットの雪はイカンともしがたい。もっとも、こちらも冬タイヤでもないし、チェーンもしていないので問題はある。

歩いて店にきたのだが、水の中を歩く事になり靴の中はビショビショ。
新宿もそれなりに大変であった。

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