| BARBARA LEA “A WOMAN IN LOVE” | - 2018/12/11
- BARBARA LEA “A WOMAN IN LOVE” RIVERSIDE 2518 (USA)
10inch
なんと、名作の雰囲気を漂わせているアルバムであろうか。 こういうアルバムのジャケットを見ると、コレクターとしてピンと響くところがある。 彼女の作品はこの後、PRESTIGEに2枚あるが、どれも垂涎盤である。コレクターなら解るのである。 黄色・青・ピンクの3色ジャケットに彼女の肩から上の写真が写っている、腕には長いパールを巻き付けていて、顔からもどことなく上品さが漂ってくる。 調べてみたら、教育も受けていて、育ちの良さが滲み出ていたというべきか。 その後、歌だけに留まる事なく20年の間、女優などにも手をだしていたようである。
彼女の歌はリー・ワイリーにインスパイアされた感じの歌であるが、私などのような狭い所で聴くのが好きなマニアには受けると思う、心温まる声が良い。 都会の大人のムードが素敵な歌声である。
さて、当アルバムは1955年、彼女のファースト・アルバムである。 彼女の歌を聴いたビル・グロアとキープニュースによって仕事は進められ、リリースされてから本人の話によると、10インチのアルバムは、ある日曜日の朝、ニューヨークタイムズの表紙ページに「1955年、本年度のベスト・ポピュラー・ボーカルLP」として上げられていたという。 さぞ嬉しかったに違いない、彼女に取っても余程の自信作だったのであろう。 バックはBILLY TAYLOR(p),などのクインテットであるが、当時何度も彼女と共演をしている JOHNNY WINDHURST(tp)がちょっと古いジャズの良い感じの風情を出している。 これが大きなアクセントになっていることも見逃せない。
その後の話であるが、78年になって、同じメンバーを集めて12インチ・アルバムにしたのである。 従って12インチと10インチの差、すなわち4曲のみを録音したのである。 良くぞ成し遂げた企画であった、是非、一緒に聴かれたい。 ジャケットの写真も良く見れば、ちゃんと年齢を重ねた写真になっている気合の入ったアルバムになっている。20年間、やってきた人生の道がわずかでものぞく事が出来る。 名盤がさらに名盤になった面白い作品である。
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