HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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LES BROWN “JAZZ SONG BOOK”
2019/05/14

LES BROWN “JAZZ SONG BOOK” CORAL SDL 10287 (JAPAN)

思わずジャケットの写真に見とれてしまったのだ、オジサンは。
だって可愛い女の子の写真だもの。
そういえばこんなレコードなど無かったはずだとディスコグラフィーを調べて見たら何と、ちゃんと同名のアルバムがCORALから出ている。
本モノの方はレス・ブラウンのどうでも良い顔の写真であって、まことに絵に描いたような地味なジャケットである、としか言いようが無い。
しかし、本邦で発売するに当たりテイチクのディレクターは考えた、これではアカンと。
それならば、明るいアメリカを彷彿とさせるような、可愛いお姉さんの写真にしようと。
と、まあそんな話があったか無かったかは知らないが、出来上がったのがこんなポップ調のジャケット。
ちょっと音楽のサウンドとは違いも無い訳ではないが、なんだか楽しくなってしまう。

いいんじゃない?

ところで、この作品、馬鹿にしたものではない。
A−1、B−6、にはBuddy De Franco
A−2、B−3、にはZoot Sims
という良いメンツがたっぷりとソロを聴かせる。
またほとんどに渡ってMel Lewisがドラムを叩いていて、良い雰囲気を保っている。
なかなか、聴き所の多い作品であった。

下高井戸の喫茶店ツースリー
2019/05/13

所は京王線の下高井戸駅、昔ながらの良い雰囲気を醸し出している商店街、その商店街にある良い雰囲気の喫茶店「2−3(ツースリー)」。
ツースリーと言えば、かつてのテレビ漫画のムテキングだったか、くろだこブラザーズだったかの歌を思い出してしまうのだが...。ヤッターマンだったか?
ま、それは置いといて、モトエ。


なんと、2−3さんから猫漫画の続編をいただいた。
作者はママさん。
今回のタイトルは「ネコードくん」という。
主人公の「ネコかげ」が森の中で、ジャズのレコードばかり聴いている黒ネコの「ネコードくん」に会ったお話。
ジャズ好きが思わず熱く語ってしまう場面もあり、ジャズファンならば、私も語ってしまって周囲の空気を寒くさせてしまった経験があると頷く、面白い話でもある。


ネットで検索する時は、2−3でもツースリーでも良いですが、必ず「下高井戸」と入れて下さった方が、混乱が起きないと思う。
自家焙煎を行っている喫茶店であるので、コーヒー好きには楽しめるはず。


PIM JACOBS “COME FLY WITH ME”
2019/05/12

PIM JACOBS “COME FLY WITH ME” PHLIPS 6423.529 (HOLLAND)

これは私が大変気に入っているピアノトリオ作の一枚である。
軽妙な味わいがあり、しかも、オーディオ的にも文句無しの音質である。
例え高級オーディオであっても負けることがない立派な作品であり、かつ音質である。
そういえば寺島氏のアルバム紹介に「聴いて良かったら即買うべし、あなどると後で後悔する」と書かれている。
その通りである。

さて、定石通りに冒頭から聴けば、いきなり明るさに溢れたジャズの音が聴こえてくる。
「I’ve got the world on a string」
僕は世界を操っているんだ。という曲。
この出だしの数小節でこの作品への親しみが湧いてしまう絶妙な出だしこそ、彼らが到達した音楽の極みだったのだ。
一音でぐっと聴く人の心を掴む見事さ。
この曲はシナトラなども得意とした曲であるが、ミディアムテンプで淡々とした中に、強さと美しさの両方をパッと聴かせた所が素晴らしい。

ところで、このアルバムの表紙はKLMのジャンボ機がどんと背景にある。
おやっ!と思いひっくり返すと、肖像写真があってKLMオランダ航空の社長である。なるほどKLMがノベルティすなわち販促品として製作したもので、市場にはごく少量のみ出荷されたという話も頷ける。
こんなジャズを販促に使うとはさすがにヨーロッパ、音楽の国。
日本の会社はバブルの頃も儲けたが、こういう販促品が出た事はなかった。
そこ行くと、ヨーロッパでは各企業がそれぞれ個性的なジャズのアルバムを作っていて、芸術の貢献度が高い。
人間はお金だけではない。
まさに人はパンのみに生きるにあらず。

さて、アルバムの演奏に戻ろう、まだ語りたい事がある。
2曲目の「Spring will be a little late 」
古い映画の歌だったと思うが「今年の春はちょっと遅れている」と失恋した女性の気持ちであるが、ちょっと開き直ったような自分の心をごまかしたように、悔しさを抑えた、正にその通り、そっと始まる。そこもまた感心してしまう。

3曲目がタイトル曲になった「Come fly with me」
KLMだけに流石「一緒に飛ぼうよ」とは巧いものである。聴いていて私も嬉しくなってしまう。
ところで、その前に同じ事を考えた会社があった、Capitolレーベルの同じタイトルのアルバム(w-920)で、こちらはTWAという50年代の別名ハリウッド芸能人ご用達のエアラインであって、フランク・シナトラとタイアップして作ったアルバムであるらしい。
当店内に写真になるアルバムが無いので、シナトラの三具氏の本の見開きに元絵が掲載されているので、参考としてそれを載せる。
モトエ、再びピム・ヤコブスの話に戻ろう。
しかし、この曲の味わいは素晴らしく、本当に空を飛びたい気持ちにさせてくれる。
このバラード感とスピード感の不思議なバランスが良い。
飛ぶという概念は、速さと、もう一つふわっとした浮遊感もあるのだが、この空中に浮くと言う浮遊感をこの演奏は見事にやってのけたと思う。
ピム・ヤコブス・トリオの絶妙なバランスと高音質の作りに聴き惚れる。

B面に針が進んでも、衰えることのない演奏力に興味は尽きない。
選曲はスタンダードであるが、その他はちょっと通好みで味わい深い曲ばかりである。その中の「枯葉」もタイトル曲にしても良いくらいの素晴らしさ。
こんなトリオ作品はちょっとない。最後まで気持ち良く聴いてしまう。

ヨーロッパ・ナンバーワンの歌姫、リタ・ライスが選んだだけの事があるリズム・セクションのピム・ヤーコブス・トリオであった。
オランダのオジサン達は、ヤーコブスと延ばすのだ。

BUD POWELL “BUD POWELL IN MEMORIAM - THE LONELY ONE”
2019/05/10

BUD POWELL “BUD POWELL IN MEMORIAM - THE LONELY ONE” WORLD RECORDS T595 (UK)

ちょっと珍しい一枚。
ジャケットは英国独自である。
絵柄のジャケなのだが、絵はなかなかの腕前である。

このアルバム、タイトルが「ロンリーワン」となっているので、The Lonely One... (Verve MGV 8301) の別ジャケなのかと思い、聴いていたのだが、どうもしっくり来ない。
曲名もどうも異なるようだ。
それで、ディスコグラフィーに照らし合わせてみたら、なんとPiano Interpretations (Norgran MGN 1077)であった。
それにしては曲目が多いなあ、と更に調べたら、Piano Interpretationsは1955年4月25日と4月27日の録音であったのだが、同日の4月27日に3曲録音してあるのだがその3曲だけがなぜか、The Lonely Oneの方に収録されてしまった。
多分、それでこのアルバムをリリースするに当たり、バランスを考慮したか3曲をもとの位置に戻してまとめ上げたものと考えられる。
すると当アルバムが本来のPiano Interpretations全てだといえるのである。

という面白いというか、コレクター魂というか、大変な根性を見せた、レコード造りであった。
面白いなあ。

宅急便代
2019/05/09

5月10日(明日)より、当店のヤマトの宅急便代が値上げになります。

南東北、関東、中部、961円
北東北     1,069円
北海道     1,393円
関西      1,069円
中国、四国   1,177円
九州      1,393円


よろしくお願い致します。

からあげ
2019/05/08

お昼の弁当を買おうと小田急百貨店に行く。
食品売場のイベントコーナーが賑わっているので、覗くと「からあげカーニバル」だって。

なんでも、日本唐揚協会なる組織があって、その金賞受賞店のみが参加しているらしい唐揚げカーニバル。
流石にレベルが高いらしく、ほとんどが大分県の店ばかりだが、川崎の店も孤軍奮闘。
大分県と言えば、日教組だが、唐揚げも最近知名度がぐんとあがった。
よかったなあ。

日教組は置いといて、さっそく味見をする。
オジサン味見をすると買わなくてはならない気持ちになってしまうので、試食は謹んでいるのだが、今日は美人のお姉さんの「いかがですか?」の声に「ハ、ハイ!」と受け取ってしまった。

あらまあ、美味しい事。
げんき屋という店の唐揚げを、さっそく200グラム購入。
持ち帰って昼におにぎりと一緒に頂いているところ。
中々、美味であった。

終活
2019/05/07

若い人は就活だが、ジイジは終活。
昨年から、私個人はいいけれど、後に残された家族に取って残されて困るものが沢山ある。
どちらと言えば、私はコレクターである。よって物が多くていけない。

まず、本の整理。
雑誌の類は、問答無用で捨てた。
雑誌だの、カタログなど、ちょっとだけ見るために仕舞っておくのは良い事ではない。
ゴミの日に、ひもで結わえて相当出した。
それからレコード、レコード屋がレコードとはおかしな話だが、売れないレコードは沢山あって、それを家にそのまま置いてあったのだ。
それもせっせと捨てた。

それ以外、趣味の物など整理した。

いや、すっきり。
部屋も方付いて気持ちが良い。
だが、棚に入ってはいるものの、まだまだ捨てなければならない物もある。

ネジ
2019/05/04

朝、NHKのチャ子ちゃんに叱られるという番組で、ネジの話があった。
マイナスネジとプラスネジの違いについて。

私の愛用のスピーカーは1954、5年頃の古いスピーカーである。
去年、引っ越しを期に、セッティングし直した時に、この際、箱の後ろ側のネジを、バラバラなネジに取り換えられてしまっているので、古さも揃えようと、マイナスの真鍮ネジを新橋の専門店で60本ほど仕入れてきた。
親父さんが面白がって、探し出してくれ、これなら時代性がぴったりだろうと言う事になった。

古い物は真鍮のマイナスネジが良く合う。
そんな物である。
オーディオの趣味も凝ればいくらでも凝るところはある。


ベット購入
2019/05/03

ベッドを購入する事になった。
今更ベッドもないが、数年前から悩んでいた「逆流性食道炎」。
年齢とともに徐々に悪化の道を辿ってる事は間違いなく、病院の先生の話でも、睡眠時には少し頭の方が上がった方が良いという事で、電動で角度を付けられるベッドを購入したのだ。

なんだか、病人になったような気分である。
実際、寝てみると、なかなか便利で これで死んで行けそうな気分である。

帯状疱疹
2019/05/02

家内が帯状疱疹になって、やっと治って来た。

朝、私が庭を見ていたら、「なに、ぼっとしてるの?」
「いや、べつに」
「放心状態で大丈夫?私は帯状疱疹だけど、あなたは 大丈夫放心?だね」
だと。

最近ダジャレが乗って来ているらしい。

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