HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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「コーヒー2−3」の猫漫画
2020/10/27

下高井戸の「コーヒー2−3」のママさんが漫画を作ってくれた。
この間死んだ我が家の猫オーラと後に残って寂しそうなブルをモデルにして書いてくれたのだそうだ。
確かにブルは漫画のネコード君によく似ている。

ネコード君が死んでしまった仲良しの白黒に会いたくて、モノラルのレコードを掛けると会えるらしいと思い、レコードを探していたのだが見つからなくて泣き出してしまう。そこで周囲がなだめてコーヒーを勧めていると落ち着いて来て寝てしまい、夢の中で白黒に合えたというお話。
オーラにも似ていてとてもうれしい。
本当にありがたく、嬉しかった。
我が家の一番の宝になってしまった。

ブルは一人になってから何となく落ち着かなくなったり、誰かを探していたりすることが多くなり、すっかり甘えん坊になってしまった。
私たち夫婦にも常に同一行動を要求し、後ろに従って歩いて行かないと、ギャーギャーと大泣きして怒る。
一日中それがあるので、家内など疲れ切ってしまっている。
すっかりわがままになってしまったブルに困りながらも可愛くて仕方のない夫婦なのである。
ああー。

YOUは何しに日本へ
2020/10/24

2年前に放映された、TV東京の「YOUは何しに日本へ」。

TV東京から電話が掛かってきて、コロナ感染渦中 空港に張り付いても飛行機も飛んでいなければ人も来ないという訳で、現在はかつてのように空港に常駐し網を張っている事もままらない。
そんな状況の中、近況伺いの取材をお願いしたい、という話で取材陣がいらっしゃった。

そう言えば、ロサンゼルスからスティーブさんという若者が大貫妙子のレコードを探しに来てから既に2年。
なんとも懐かしい。
取材陣が用意してくれたリモートを使って現地との会話という運びになった。
私などリモート等と言う最新の技術を使った会話など初めての経験。
話をしてもどこで会話をつないだら良いのか、またどこで切ったら良いのか、タイミングも掴めぬままではサヨウナラという運びになった。
だが、なぜか終了後まだ回線が繋がっていたのかその時になって、ようやく会話が回ったという変な取材になってしまった。
実に残念であった。
尚、放送は未定である。

CHET BAKER "IL MIO DOMANI"
2020/10/21

CHET BAKER "IL MIO DOMANI" RCA VICTOR(ITALIA) PM45 3080
45回転 EP

チェットの数少ない幻の名盤級のEPで、もう一枚のCHETTY'S LULLABYと双璧のレア度を誇る。

イタリア人は本当にチェットが好きだったに違いない、とイタリアに行く度にいつも思った。
チェットのレコードが沢山プレスされており、そのレコードたるや相当の数になる。それもCHET IS BACK!はじめ、内容は素晴らしいものばかりである。
そういう物の中でもこれらEPは断トツに珍しい。
EPという商品の安価な価格からくるユーザーの取り扱いのイージーさが、余計にこれらEPの品不足に直結していて、またEP故か取扱いも乱雑になり易く、状態の良い物が見つからない。

さて、そんな中から、今回はまたまたレア盤。
タイトルは
LA VOCE E LA TROMBA DI CHET BAKER、曲目は2曲でMOTIVO SU RAGGIO DI LUNAとIL MIO DOMANIとなっている。
チェットの吹いているトランペットが青い空と、太陽の逆光で黒く影のように映っているジャケットで、裏ジャケはEPには珍しく、チェットの写真とタイトルとライナーが印刷されている。だが紙質があまりよろしくないので、傷みやすいのは当然で、これの綺麗な物はまずお目に掛かった事がない。

さて、演奏はENNIO MORRICONEのバックによる。
このEPは何と言っても、彼の唄とトランペットで、イル・ミオ・ドマーニの楽曲本来の可愛さと素晴らしさに加え、彼のムーディーなトランペットの音色とそれに続く甘い歌声のボーカルの素敵さ、それを盛り立てるモリコーネの演奏心地良さ。
実にイタリアンチックな気持ちの良い演奏である。

チェットの唄の実力はサラッと歌っても、そこらのトップスターに負けない実力である。
このEPにおいてそれが際立つ。
まして、チェット自身が作曲したという事で、チェットは作曲が少ないだけに興味が尽きない珍しい一枚なのである。
まさにコレクターズ・アイテムであった。

トランペッター近藤等則さん急死
2020/10/20

トランペッター近藤等則さん急死、とのニュースがネットに出た。

未だ私より少し若かっただけに驚いた。

近藤さんとは、ずいぶん前の事だけど、渋谷のメアリージェーンを中心に会って色々な話をした。
食事をしながら、日本一になるのだと熱く語ったのも聞いた。

物凄い頑張り屋で、何かの時に、彼が「今だれが最もホットなミュージシャンか」と聞くから、ハン・ベニンクとかブロッツマンだと答えたら、もう一週間後にはヨーロッパに渡り一緒に演奏したのには本当に驚いた。

ブロッツマンの横で吹いたら、ブロッツマンのサックスの音があまりにデカく、自分のペットの音が聞こえない、これではだめだと直ぐに体動の修行に出かけ、見事に全うしたというので驚いていたら、それどころではなく師匠から跡継ぎになれと言われたというので、余計に驚いた。

更に彼ら欧州勢を引き連れて来てツアーをやると、ついては日本中の飛行機代を安くする方法は無いかと言うので、私はJALの株主優待券を何十枚とかき集め、ツアーの旅費を半額にしたので喜んでいた。しかし、その後、次回のツアーも何とかならないかというので、そんなことは今度は無理だ、一層の事JALの社長に会わなきゃ、と笑っていたところが、翌日彼は本当にJALの本社に乗り込み、どう話したのか、ちゃっかり全員分のフリーパスを入手した。
一事が万事そんな調子で、やる気があって、行動的で説得力がある人であった。

その後はVISAや資生堂のCMにも出演し、一世を風靡したのだからエライ男だったなあ、とつくづく思う。

記念品だと、ハン・ベニンクから近藤さん宛てに来た、例の角文字筆跡の手紙をもらった事を思い出した。そう言えば、どこに仕舞い忘れたか?
あの頃が楽しかった。

近藤さん!冥福を祈る!
私も楽しかった。

K.O.L. Radio
2020/10/16


美人女性DJの大塚広子さんが運営するネット・ラジオ「K.O.L.(key of life) Radio」にプログラムを提供しました。
ハードバップを中心に選曲しました。途中のお喋りは無しのノンストップ60分です。良かったら聴いてみて下さい。

https://www.mixcloud.com/KOLradio/1950s-60s-jazz-afro-cuban-mix-by-bakers-mood/


 「1950s Jazz & Afro-Cuban Mix by Baker's Mood」

というのがタイトルです。


ブラウザでもそのまま聴けます。スマートフォン・タブレットの方はmixcloudというアプリを入れると使いやすいかも知れません。

今日はなんだか
2020/10/11

今日はなんだかとても嬉しい日だった。
それは、昼過ぎだったか、数人の若者たちの来店があった。
皆楽しそうにレコードを探しているので、つい、あなた方はバンドなの?と声を掛けると、レコード愛好クラブのメンバーなんですと。
TOUCH WOODという名称で、毎月どこかの場所を借り、オールジャンル一人一枚(一曲?)、お気に入りのレコードを掛けて鑑賞するのだそうだ。

そういえばジャズの場合は、コレクターが自慢も兼ねて聴かせるとか、ベテランのマニアが行う学習塾的なイベント、またクラブのDJイベント等はよく話に聞くが、一人たった一枚或いは一曲だけを掛けて聴こうという集まりは初めてである。
もちろん若者達だからレコードだけという事もないであろうが、楽しそうな雰囲気が伝わってきた。
とにかく、みなさん楽しそうに探されていたのが印象的であった。

よく考えて見ると、わたしなど お客様が嬉しそうな顔でお帰りになるのが一番の喜び、それが全てである。
生きがいでもある。

僕も入りたいなあ、入れてくれるかな?
年齢制限で引っ掛かるなあ。
実はジャズ以外で大好きなレコードがあるんだよ、私も。

コロナ騒動で
2020/10/10

どこそこで集団感染があったとかいう話はあるものの、コロナ感染も徐々に収束に向かっている事は間違いない。今後は一人ひとりが淡々と衛生に気を付けていればよいことである。

最盛期は外出自粛があったり、店の売り上げ減少など色々あったが、悪い事を上げればいくらでも出てくる。
しかし、世の中の出来事はすべて悪い事があれば良い事もあるのであって、良い事の裏側にも必ず悪い反作用もあるのである。


不謹慎ではあるが、個人的に良かった事を考えてみた。
東名高速道路が空いていた事、これは嬉しかった。
癌もやった後なので、電車通勤は遠慮していたので、道路が空いているのは運転していてこれほどの天国はない。
有難かった。
高級な食材、例えば高級魚や上質な牛肉が思わぬセールになっていた。
ちょっと高めのワインを安価で大量に購入した知合いもいる。
予約がいっぱいで、入る事が出来なかったレストランに行けたという知合いもいる。
ここの所、元に戻って来た渋滞に、なんだかもう一度自粛命令でも出ない物かとつい思ってしまうのであった。

へそ曲がりの話であった。
許されよ。

店開けてます
2020/10/09

10月10日、台風の影響もありますが、通常通り営業していますが、状況によっては早く閉めてしまうかも分かりません。

大統領がコロナ感染
2020/10/04

アメリカの大統領がコロナに感染したと報道している。

しかし、なんだね。
世界で一番だと盛んに発言しているところの国の大統領が感染するとは、なんだか情けない気持ちになる。

やっぱり国のリーダーは毅然としたところが見えないとね。
落ちた偶像そのもの。

ROY HAYNES “JUST US”
2020/10/03

ROY HAYNES “JUST US” NEW JAZZ 8245 (USA)

このレコードの紫ラベル・ミゾありのオリジナルはとても珍しく、いつもミゾ無の物が多く出てくる、しかし、それとて稀であって私にとって本当に久しぶりの入荷である。

ジャケットは下3分の2程の大きな部分を黒で塗りつぶし、残った上部にいかにもアメリカ風のオープンカーを置き、そこに3人を乗せるという、スピード感というかドライブ感を煽った見事なデザインである。
当時、まるでブルーノートのジャケットだねと友人たちと感心したのである。
出来の良いデザインのアルバムである。

ところで、ROY HAYNESは同社にアルバムWE THREE(8210)を作っていて、当JUST USと、どっちがどっちか勘違いをしてしまう事もあるほどであるった。しかしピアニストが変わるとこうも作品の風合いが違うのかという雰囲気なのが面白く、WE THREEにおけるNewbornのピアノもバシバシと決まり、リーダーのいかにも元気なドラムのドカン・ドカンというサウンドもオーディオ的にも見事で惚れてしまう。
それに対し、こちらは ピアノがRICHARD WYANDSである。
内容としてはWYANDSリーダーによるピアノトリオのような感じになっているが、ちょっとMal Waldronを感じさせる高水準のジャズを聴かせてくれ、また、かつての黒人ジャズのフィーリングを保ち、ジャズという音楽をクラシックに負けない音楽にしようとしている事がいやでも伝わってくる見事な演奏である。
WYANESはEllaやSarahやCarmenなどのピアノ伴奏を多く務めており、また当時Gigi GryceやMingusなどに認められ共演をしていたので、サイドマンの仕事となると膨大な録音に付き合っていて、NEWJAZZレーベルなどに作品は残っており聴くことは出来る。
実際の所、実に偉大なるサイドマンだったのである。

しかし、その後の作品は70年後半にデンマークで録音した作品となり、しかも初リーダーという、なんとも遅咲きの人なのであった。
そのアルバムの裏に、Horace Parlan(ホレス・パーラン)が友情いっぱいの言葉を書いていて、その内容は、
「Better late than never」=遅くとも何もしないよりましである。
大した遅咲きのピアニストだと思うと余計聴きたくなる。

しかし、人生の作品のほとんどがサイドマンというのも面白いものだ。
人生は不思議なり。

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