HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
Jeff Beckのコンサート・ポスター | - 2025/01/18
- ジェフ・ベックのフィルモア・ウエストでのコンサートのポスター。
折角なので額に入れた,銀の良い額。 大きさ 60cm X 45cm
1968年
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庭の鳥たち...... | - 2025/01/17
- 冬は、我が家の庭に小鳥などが結構、やって来る。
私も嬉しくて、木にみかんを刺して置いたりする。 みかんにはヒヨドリ、メジロ、シジュウカラ等の夫婦がやって来て、愛らしい姿が見られる。餌台に穀物を置くと、キジバト、スズメの家族がやって来る、とても可愛い。 鳥たちを眺めていると幸せを感じる。 しかし、ここにトンデもないギャングがやって来る、ムクドリのつがいで、他の小鳥を追っ払い、みかんやりんごをほとんど食べてしまい、次には自分より体の大きい鳩に向かって攻撃を仕掛け、追い払う。 なんとも憎々しいムクドリ。ギャングが来た!と家内が叫んでおるが、人間にはどうしようもない。
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カリフォルニアの山火事 | - 2025/01/16
- カリフォルニアの山火事で思う。
トランプさんが、小さな魚を守るために、火災への準備を怠ったからだ、と非難していた。 この発言は面白いなあ、と見ていたのだが、興味が湧いて、ネットを探してみた。
まず、州知事側は直接的の原因として、火災警報が出ていたにも関わらず、送電を止めなかったからだと、電力会社を悪者にして、逃げようとする知事の魂胆が見える。
ニュースを探すと、ダイアモンドオンラインというビジネス情報サイトのニュースがあった。 「身近なニュースサイトに出てくる「ハイドロクライメート・ウィップラッシュ(気候の急変動)」という言葉に注意してほしい。これはロサンゼルスの山火事を説明するため、もっとあからさまに言うと、「サンタアナの風」に伴って発生することが多い山火事を州政府や地方自治体が食い止められなかったことから話をそらすために、環境重視の左派が突如使い始めた用語だ。 それは雨期と乾期は気候変動で説明できるという考え方であり、それは恐らく地震以外のあらゆる自然災害は気候変動によるものだという進歩主義の主張と合致している。 気候変動の正統派によれば、悪天候は常に人為的なものだ。 ギャビン・ニューサム州知事と州議会、ロサンゼルスの歴代市長はこの点で失敗してきた。ニューサム知事が10日に示した予算案から判断する限り、知事は失敗を続けたいようだ。予算案は、メディケイド(低所得者向け医療保険)やグリーンエネルギー、教職員組合向けの支出を増やす一方で、山火事予防の予算は出し惜しみしている。」 というもの。 確かに、知事の政策は社会保障や環境保護などが最優先であって、今となっては消火の水もないらしい。 確かに、選挙に勝つには、防災の事など言ってはいられない。防災は選挙の焦点として効率が悪い。この地域では保険会社が昨年度から火災保険の延長を拒否していたという。 だが、低所得者の数は圧倒的に多い、票田は貧しい人々であって、金持ちの事は気にしてはいられない。 さらに、被害はビバリーヒルズ等の高級住宅地、貧乏人には痛くも痒くもなんともない。
日本でも、かの民主党の躍進時には、蓮舫の「いつ来るか分からない津波の堤防より、今の社会福祉」と言って、受けて大躍進したではないか。 結果、貧すれば鈍する。日本の低所得者市民の後押しで、防災は後回しにされ、東北震災の津波災害の更なる被害でもある。 石原都知事が人災と言ってしまい、マスコミやら、ネットで批判を受けたが、実は正に人災、福祉優先の為の人災だったのだ。きちんと防災活動をしていれば、逃げ遅れの小学生たちの死者は確実に減ったと思われるのである。
いづこも同じ秋の夕暮れ。 もう冬か。
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通販リスト更新 | - 2025/01/15
- 本日、通販リスト アップいたしました
よろしくお願いいたします。
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インスタグラムで | - 2025/01/15
- スマホでインスタグラムなどを観ていると、成程、外国ならではの小事件を扱っているなあ、と思う。
それは、バーガーショップで簡単な食事を取って、その人が去った瞬間、他人がさっと来て食べ残しに食いつくというもの。 そうすると店員がやって来て、追っ払う。 それを見た、近くにいた親切な人が、新たに買ってきて食べさせて上げ。めでたしと言った親切ストーリー。
私は、かつてヨーロッパにレコード買付で年に8〜10回も通っていた、食べる物はマクドナルド、バーガーキングと決まっていた。 それで私が食べ残したものを、浮浪者が来て「食べて良いか?」と、しょっちゅう訊かれた。 日本人の同業者にこういう場合、どうするのかと訊くと、ほぼみな、許さないとの答えだった。 私はそんなに許せない事かと考え、OKと許していた。時には、もっとポテトを食べたいかと聞き、YESと言えば、ポテトを買ってきてあげた。 不思議とある店でそんな事が多かったのだが、そうしたら、ある時、店のマネージャーに、当店ではあまりいい事とは思われない、と言われたので、買ってあげることは辞めた。
確かに浮浪者がうようよするのは歓迎されない。店もあからさまに拒否するのは気が咎めるらしかった。 でも、あちらの浮浪者も、したたかであると知ったのであった。日本の浮浪者は大人しい。
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外人の免税もいい加減に...... | - 2025/01/14
- 外人の客の中には免税が当然とばかりにパスポートを出そうとする人たちが,今尚結構な数おります。
どうも、日本国では外人はすべて免税だと思っているようだ。
しかし、観光客に免税は免税店だけであるのが普通の考え方であるが、税を免除してでも外人に来て欲しいのだ。政府はよほど国に自信がなかったのだろう。 日本のように工業も衰え、韓国や中国に抜かれてしまい貧乏になってしまった国は、貧すれば鈍する。 外人に税のサービスが素晴らしい事だと考えている政府である。
しかし、巷で消費税を免税するショップなど外国にはない。見た事がない。なぜなら集金システムとして最高のシステムであるから。 相当の税収が見込まれるのに。
金がないなら、観光客から取れ! 空港税もたくさん取れ!
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Johannna Martzy 無伴奏バイオリン・ソナタ全集 | - 2025/01/14
- Johanna Martzy “無伴奏ヴィオリン・ソナタ/パルティータ全曲“ (Gland slam)
(日本) 仲良しが、こんなレコード、聴かなくなったと渡されたクラシック名盤。 ずっしりと重い、1955年録音 ヨハンナ・マルツィの作品である。
この全集は、最初55年に英国コロンビアで発売された。日本では日本コロンビアから、まず2枚だけ発売されたのが、雑誌・レコード芸術で村田武雄のケチョンケチョンの酷評が影響し、続いて岡俊雄の酷評もあり、売れなかったため、コンプリートに至ることはなかった。 兎に角なぜか、マルツィは何を出しても日本では受けることが無かった。 メンデルスゾーンの協奏曲も志島栄八郎の酷評にもあっている。 要は、けなされた音楽家は徹底的に貶める風潮に合ったのだろう。評論家は恐ろしい人達である。
しかし、グレン・グールドがマルツィのバッハのソナタが好きだと言った事が広がり、急速に彼女の評価は高まった。 天才だけが知る天才なのである。
彼女は1924年ルーマニアの小都市で生まれ、6歳で頭角を現し、7歳でフランツ・リスト音楽院のイエーネ・フバイに弟子入り、その後順調に才能を伸ばし、ハンガリ−で結婚もし音楽活動をしていたのだが、ハンガリーが44年にドイツに制圧され、夫婦で脱出を試みるもオーストリアに捕まり、そのまま46年まで抑留。夫婦はその後離婚。 終戦後はスイスに移住、二度目の結婚をする。興味深い話があって、その夫がストラディヴァリウスを当時の12万スイス・フランで入手、プレゼントすると、気に入らなかったらしい。その後、楽器がどうなったか不明。 60年代後半は体調不良から演奏活動もなく、79年に夫が無くなると、その4か月後に彼女も54歳で亡くなった。 ここまで、ほとんどの部分、解説から拝借した。何しろ私の知識など半分も無く、更に、日本盤でこれほどしっかりして、追記する事のない解説も珍しく、やりようが無かったからである。是非、買って読んで、聴いて、頂きたい。
この作品は、しかし、英国原盤は往年の名盤、非常に高額でマニア垂涎盤となった。入手は至って困難。 それが、その3枚組のLPを、日本で、何と近年6枚組の高音質盤として日本で発売したので、ちょっと驚く。それはまるで12インチ・シングルを6枚聴くのである。 内周における歪を排除した結果であろう。重量盤のなんともすごいLPであろうか。 乗せ換えにちょっと疲れるが。
演奏は、従来の名人たちに比較すると、劇的な盛り上がりを作っていない、穏やかな印象がある、バッハの解釈は演奏者によって非常に異なると言われるが、彼女はドイツが好きでもないだろうし、彼女の美意識で演奏したものであろう。聴いていると、感動して、泣きそうになってしまった。 グールドが絶賛した事もわかろうと言うもの。 しかし、日本でも良いレコードの制作が出来るのだと感心した。
(売れてしまいました)
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夫婦とも、78歳 | - 2025/01/13
- 私は78歳になった。なれた。
これほど頑張れるとは思っていなかった。 家内とよくここまで来たものだと、互いに感慨深い物がある。
家内は、「私はお母さまの歳を超えた、お母さまは76で亡くなったから可哀想でした」と大好きな母親の優しさや闘病の辛さを語り、しみじみと思いにしたっていた。せめて母親の亡くなった歳を超えたから、親孝行だよ、と話した。
身内では、虚弱で有名な私だが、なんとかここまで生きて来た。 ありがたいことである。
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昨日のジョージ・アダムスで | - 2025/01/12
- 昨日のジョージ・アダムスのレコードの中のA面の1曲目と2曲目がダントツと言いながら、曲名を紹介していなかったので、書いておかないと。
1曲目 Intentions 2曲目 Send in the clown
それで、その Send in the clown が抜群に素敵なのだ。 この曲はそれほど古いスタンダードではなく、70年代になってちょこちょこ歌われ出したて、シナトラが「シナトラ・イズ・バック」の中で歌ってから、ジュディ・コリンズなども歌っている、難曲である。
しかし、私はジョージ・アダムスのバラードがダントツに大好きである。 凄いんだもの。
ところで、このレコードが発売されたのは80年の年明け早々。 それを、Sarah Vaughanの関係者が聴いたかどうか、確かめる術はないが、聴いたとしておこう。 それを彼女も気合が入ったのではなかろうか。 彼女のSend in the clownもまた、ジャズ・ボーカルの頂点の歌手として称賛に値する、出来なのである。 ぜひとも聴いてほしい1枚である。 この曲の2大、名演と言っておく。なにしろ二人の音楽の実力がよーくわかるのである。
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GEORGE ADAMS “PARADISE SPACE SHUTTLE” | - 2025/01/11
- GEORGE ADAMS “PARADISE SPACE SHUTTLE” TIMELESS SJP 127 (Holland)
このアルバムを最初に聴いたのは、渋谷のジャズ喫茶メリージェーンであった。 1979年録音となっているから1980年の頃であろうか、店に入ったらちょうど新入荷の、このアルバムの冒頭が流れるところで、テナー・サックスのあまりの流暢さにビックリして、「このレコード何ですか?」と聞いた。 そうしたら、ジョージ・アダムスだと。 彼の作品はもっとフリーなのにと、驚くと同時に大好きになった。
かつて、名人が数いるジャズのテナー・サックス奏者の中に、これほどの流暢なプレイヤーはいたであろうか。 テナー・サックスはコールマン・ホーキンスが30年代にリード楽器としてのスタイルを確立し、テナーの父とよばれ、ベン・ウエブスターなど初め、別の系統と思われるレスター・ヤングでさえ、みなホーキンスの弟子となるわけで、その後に、ソニー・ロリンズ、ジョン・コルトレーンまでも、言ってみれば、全て弟子と言う事になる。 その弟子たちの中で、ここまで流暢な弟子はいなかったのである。 しかし、彼だけは、別格で、ありとあらゆるテクニックがあり、考えられるだけの音色がある。 音域も広く、そういう人の事を「高い方から、低い方まで」と言うのだが、彼は更に上り方も下がり方も、方法は一つではない。 フリージャズ・スタイルと思えば、ハードバップの様式も散見される。 変幻自在である。
70年から80年にかけてDon PullenなどとTimelessレコードに沢山の作品を残すが、どれも優秀である。 しかし、当アルバムには、なぜか相棒のPullenはいない、いないが、こんなすごい作品が出来上がった。 今、聴いても感心する。特にA−1、2の曲が凄い、こんなすごいバラードはちょっとない。柔らくて、硬くて、大らかで、ヒステリックで、聴いている方が どないせい ちゅうねん。
かれは、90年になる頃、制作の噂を聞かなくなった。そうしていたら、エイズで死んだという噂が流れてきた。世の中がエイズに対する恐怖に打ちのめされていた時の話。 なんでも、周囲の人間が逃げ出したのだが、看病を続け、最後を看取ったのは日本人女性だという噂を聞いた。 そして彼女は、世界一の彼のサックスを抱いて街の闇に中に消えた。
(売れてしまいました)
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