ペット | - 2024/07/20
- 映画「雑魚どもよ、大志を抱け」という映画を見ていたら、不良のガキどもが猫を道路に放り投げクルマにひかせる場面があった。
2022年制作の映画だというのに、まだこんな事をやる映画を作るのかと、その監督や出演者に猛烈な憎しみが湧いた。映画はその場で見るのを止めた。
そう言えば、テレビのドキュメンタリーで「猫をさがす二人」という話をやっていた。 能登地震で逃げ出したり、避難所に連れて行くことが出来ず置き去りにされ、行方不明になった猫を探している夫婦の話であった。
その時にネットで、その二人に対し猛バッシングがあったらしい。 中には「石川県の恥」とまで書き込みがあった。 要は人が大変な時に動物ごときに人情かけるな、という事であろう。
私は、そんな時に、1986年のソ連で起きたチェルノブイリ原発事故の事を思い出す。 避難の様子が映像で公表されていたのだが、その際、当局から大切なものを一つだけ持って集合するように言われたのだが、住民の中で猫を抱えて避難してきたお婆さんがいた。 しかし、猫を持って来た事について居合わせた人々や管理者から何も咎められていなかったのである。人を人として見ていない共産国家において、当然のように猫は許されていた。
日本だったら、一体どうなっていたか。今尚、ペットに厳しい日本人。チェルノブイリ事故は1986年の事、何十年も前である。 なんと日本人の意識の残酷な事よ。 日本人は優しい,などと言うが、本当なのか?
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