HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
暑さ増々 | - 2024/08/08
- 尋常ならざるこの暑さ。
年寄りにはこたえる。
八月は 脳を休んで みず飲んで
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You're the top | - 2024/08/07
- You’re the top Anita O’day
ラジオで聴いてしまったアニタ・オデイのYou’re the top. 本当に良いねえ。 作曲はジャズ・ファンおなじみのコールポーターで、人気曲になり色々なバージョンがあって、私はEllaFitzgeraldの歌なども好きで時々聴く。 それでもアニタ・オデイの歌は、格別な良さがある。
この演奏が収録されているアルバムは「Anita」Verve2000番、赤ラベルに黄色のTが初出であるが、すぐに青ラベルになり、その後は通常の黒ラベルで発売された。黒ラベルでも音質はそれほど落ちることはない。
さて、演奏はポール・スミスを含むバディ・グレグマン・クインテットで、そこにトロンボーン4本を並べた。これが功を奏したというのであろうか、彼女の歌に掛け合いするように進行するのである。そもそもこの歌は、男女で相手を称えあう形式なので、彼女の一人の部分の不足分をトロンボーンが補うという上手いアレンジにしびれてしまう。 それに後半ジャズメンが出て来ると、バックの演奏もグイグイ来て、シンバルのシャンシャンと鳴る所ももう最高。 歌を聴いていくと、彼女の歌はオリジナル版とちょっと、いや相当離れていて、中にジャズメンの有名人が次々出てきて非常に面白い。 それに、TopをBopにして歌ってもいる。そして私なんてダメよ、と。 ちょっと書き出す
You’re the top, you’re the Colosseum と、このように進むのだが。 後半文では You’re the Bop, you’re like Sarah singing(サラ・ボーンの事) You’re the bop, you’re like Yardbird swinging(パーカーの事) You’re the minor’s gong, you’re the greatest song that Eckstine ever sung You’re a Moscow Mule(カクテルのモスコミュール) you’re oh so cool, you’re Lester Young(レスター・ヤング) You’re the high in a Downbeat tally(ジャズ誌ダウンビートの得点) You’re the guy who owns Tin Pan Alley(ティンパン・アレー) You’re Tatum’s left hand(アートテイタムの左手), Goodman’s swing band(ベニーグッドマン・バンド), Lena Horne who won’t stop(レナホーン) But if baby I’m the bottom, you’re the bop (私なんか底辺だけど、あなたはバップよ)
ジャズって本当にいいですね。
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映画で | - 2024/08/05
- 結構たくさん映画を見てみたが、日本でヤクザ賛美の映画の多い事。
またチンピラを主人公にした映画の多い事。 暴力をテーマにした映画の多い事。
私は昔思った、何十年後にはヤクザやチンピラや暴走族などの映画は社会から嫌われて無くなって行くのではないかと、思っていた。 しかし、今思うに、無くなっていないし、学園物は基本「苛め」が主題でもある。 お笑い芸人のやっている事は所詮いじめこそ笑いの基本である事を再確認させてくれるだけである。 世の中変わらない物だとつくづく思う。
エロスとタナトス、とどのつまり性と暴力は人間から切り離す事が出来ないものなのだし、監督に取っても、観客にとっても、重要な事なのだろう。 実際、暴力教師のニュースは後を絶たず、校内のいじめも無くなる事は無い。勿論会社においても同様である。
テレビなどでは一昔前の事を、小馬鹿にして笑いを取っている。 今が新しく、10年前は古臭くて駄目だと決めつけている。 だが実際、人間の精神は全く変わっていない。 人間は進歩しているような気になっているのであろうが、実はなんにも変わっていない。 変わっているのはお金を払った結果の便利さだけ。
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通販リスト更新 | - 2024/08/05
- 本日、通販リスト更新いたしました。
よろしくお願いいたします
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鯰(なまず) | - 2024/08/04
- 時代劇の「剣客商売」を見ていると、話の中でよく「鯰(なまず)」が出て来る。
秋山小兵衛が女房のおはるに言う「塩で揉んで、ぬめりを取ってな、削ぎ切りにしてな....」と。
昔は、池波正太郎の本の通り、鯰は結構な食材だった。 江戸時代はおろか戦前いや戦後すぐの頃まで、身近な魚だったらしい。
調べた所によると、平安初期・貞観の時、大旱魃があり京都でも相当の餓死者が出たのだが、ちょうど時期を同じく運良く京都で鯰が大発生、それを食べた人たちがいて、それが日本の鯰を食べる歴史の始まりである。 気取っている京都の人たちが鯰を食べたと思うと愉快でもある。
だが実際、日本は海に囲まれているのだが、実は山が多く、ほとんどの地方で川魚が身近な魚であった。 鯉、ドジョウ、ウナギ、鮎、鮒などいくらでも出て来るのだが、現在ではウナギ以外は忘れ去られた魚でもある。
どじょう等はまだ有名店があってようやく体面を保っているが、特に鯰などほぼ誰も食する事などまず考えられない。 大概の珍味を食べて来た私も、鯰の味は知らない。
しかし、ネットで調べただけでも、かなりの名店が残っている。 関東近県では川魚料理で有名な埼玉から三郷、千葉と旧利根川沿いに何軒も出て来た。 ウナギと同様、かば焼きが人気であるらしい。 かなり美味であるらしい。 生きているうちに食べたいなあ。
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サボテンの花 | - 2024/08/02
- 昨日の事、部屋にある丸いサボテンの花が咲いた。
2輪、なかなか綺麗である。
今朝見たところ、なんとサボテンの根元から白っぽいキノコが生えてしまった。 見るからに毒キノコ。
部屋の中にあるだけでも人間の身体に悪いのではないかと、とても驚いた。
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植木の葉が.... | - 2024/07/31
- 庭の植木の葉が茶色く焼けてしまった。
暑さの激しさのせいだと思っていた。
そうしたら近所の人に指摘された。 昼間に水を掛けていませんか?と。
私は朝が遅いので、日が出てから水を上げていた。 夏場は日の出る前と、特に日が沈んだ後に水をたっぷり上げてくださいと。 昼間の水はダメージを与えるようだ。
植物君、ごめん
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柔道の某選手 | - 2024/07/29
- オリンピックのある柔道選手。
二回戦で負けて大泣き、会場に響き渡る泣き方で、私はちょっと引いてしまった。
可哀想ではありますが、あなた一人の舞台ではありません。 柔道は礼節を重んじるスポーツではありませんか?
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これだけ暑いと | - 2024/07/28
- 毎日、暑さが尋常ではない。
熱で庭の草の葉が焼けてしまって、茶色になってしまった。
可哀そうに。
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Slide Hampton | - 2024/07/27
- UMEA BIG BAND“SLIDE HAMPTON IN MONTREUX” GAZELL GMG1225 (Sweden)
Mono盤
このレコードを聴くと、いつも思い出す事がある。 10年ほど前、某有名ビック・バンドのメンバーが、来日すると昼休みによく来てくれた。 その中にトロンボーン奏者がいて、常に何か無いかと聞いてくる、それで、このアルバムを聴かせたところ、アレンジから演奏からすべて最高だという。 それで値段を聞かれたので「1万円」というと、彼は「高くて買えない」私が「では、諦めな」彼「アメリカに帰ったら探してくる」 という事で帰って行った。 翌年、彼はやって来て「どこにもなかったし、誰も知らないと言う、であるから購入する」と言うので、私は一年間、仕舞っておいたレコードを下から出して、「去年から待っていたよ」と渡した。 2人で、回り道したと大笑いになった。
いや、それほど良いアルバムである。 彼の言う事にはトロンボーン奏者は、演奏中は暇なので、アレンジなど自分ならこうするとか、いつも考えていると、だからトロンボーン奏者は優秀なアレンジャーになるんだと、なるほどと納得した。
70―1年の演奏だが、アメリカの黒人はヨーロッパに行くと大変大切にされたので、非常に気分が良かったらしい。当然作品の出来も良くなる。彼SlideHamptonもまたその一人である。
70年、スエーデンのユメアで行われたジャズフェスティバルの出演者達で急遽編成されたビックバンドであるが、アレンジ及びコンポーズは彼が行った。その演奏が非常に好評で、伝説的な演奏として音楽ジャーナリストにも絶賛され、ファンの間でも有名になった。当時スエーデンはジャズ雑誌の数も結構多かったらしいね。
その勢いをかってスイスのモントルーに出演する事になり71年初夏、彼らはUMEA・BANDの名前で出演をはたした。訊いた話によると、ここでもまた演奏は大好評であったと。 それならば、それらの演奏を国民に聴いて頂こうと企画されたのがこのレコードである。 モントルーと言いながら、曲の数が少なかったので、A面は70年のUMEAの録音で、B面はモントレーの録音である。それしか音源がなかったとも言える。1曲はイエテボリの演奏を追加してある。要はかれらの最高の演奏の全てである。
しかしさすがに、いづれも甲乙付けがたいノリノリのビッグバンド・ジャズである。 UMEAでの演奏はギターのRune Gustafsson(グスタフソン)が一人で,バンドのサウンドをグイグイ引っ張り、これでもかと乗っていかせる感じが良く出ている。 素晴らしいプレイヤー達に感謝したくなる出来である。
もちろんモントルーの1曲目から期待を裏切らないビッグ・スイングである。 このレコード日本ではあまり有名にならず、私も海外に買付に行くようになって、現地のコレクターに教えられて知った。レコード屋冥利に尽きる。 本当に気持ち良くなる稀有な作品である。
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