HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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新宿駅西口の風景
2024/03/14

ちょっと駅の方に歩いて行くと、今までとすっかり景色が変わっていて驚いた。
何しろ、何十年間も新宿駅西口に君臨していた小田急百貨店の建物すべてが消え去っていた。
そのすっきり感ときたら、「もう、このままでええやんか!」と言いたい所である。

その内に、更に大きな建造物が完成するに違いのだが、考えると、本当にこのままで良いじゃないかと思える。
私の周囲の人たちも皆、口を揃えていう。

本日の営業時間について
2024/03/12

本日、都合により
 19時30分閉店といたします。


あしからず

断捨離
2024/03/10

我が家の本棚の整理をする必要がある。

私は老後、俳句をやるつもりであった。今でも少しはまだ思っている。
そのための芭蕉全集、一茶全集、高浜虚子全集など取ってあった。

しかし、この年になってもまだ仕事から抜け出せず、ジャズやクラシックなどレコードを聴いたり、調べたりする趣味もあれば、読書、映画鑑賞と時間が足りない、多分俳句には手が届かないであろう。
ダンボール箱二つ、これらの全集だけBOOK・OFFに持って行った。
査定の方の言うには、これらは値段が付きません、だと。

買った時は、10万越えだったのにね。
はいはいどうぞ、と差し上げてきた。
ちょっとがっかりだけど、方付いただけでもありがたい。

これで、スペースが出来て、今まで部屋中に散らかっていた本が片付けられる。
有難や。

店の評判
2024/03/09

ここのところ、外国人観光客が多くなった。
外人さんはみな自分の希望や、言いたい事をはっきり言ってくれるので、一緒に探したり、レコードを紹介したりできる。

そうして、皆「あなたの店は日本でも非常に高い評価で、だから一度来て見たかった」と言ってくれる。
ヘー、うちは外人さんに評判いいんだなあ。
それにしても、なんで国内の評判は悪いんだ? 
ねぇ! なんでさ?

ハンバーガー屋さん
2024/03/07

近くのバーガーキング。
久しぶりに行って驚いた。

まず、カウンターのレジが一台とお姉さんが一人。
あとはカード決済用のレジが2台並んでいるので、ほとんどの人は注文も支払いもカード決済。
私のようなジジイがベーコンの入ったヤツとかグダグダ質問している内に、みんな操作の早い事。

それと、店員さんは皆外人だった。
外国で注文しているような感じ。
ちょっとエキゾチックで嬉しかった??

通販リスト更新
2024/03/05

本日、三月五日(火)にホームページの新入荷リストを更新致しました。
よろしくお願い致します。

我が家の一大事。
2024/03/03

我が家のダニ騒動。
半年ほど前の事、突然胸の辺りに激しい痒みが走った。
見れば、赤い発疹が3つほど、帯状疱疹かと思い皮膚科を受診するとこれはダニなどの虫に食われた跡だとの事。

我が家はベットにはダニマットを入れているし、普段から掃除はしているし、洗濯もしている、ダニが発生するはずはない。
ちょうど着ていたものが安売り店で購入した部屋着。
と言っても確証は無いのだが、どうも、多分、それしか心当たりがない。
取りあえず、その部屋着を捨てたものの既に遅し、翌日からは虫に食われた跡はお腹の辺りなどにも広がる。
数日後にはついに家内のお腹辺りにもその痕跡が現れるに至っては、これは家中の問題と言う事になった。

家の中全体を燻蒸するかと言う事になったのだが、我が家にはオーディオ機器がある。仲良しのオーディオ関係者に相談すると、やりたいけど実施した事は無く、誰かの結果を聴きたいという。
無暗に燻蒸などすれば接触不良など起こしかねず、私も実験台にはなりたくない。

家内の調査の結果、ネットでのみ購入可能なダニ専用洗剤とダニ用スプレーの併用で行く事になった。
そうして、まず痒みを引き起こした下着類は捨て、買い替え、小まめに洗濯などしたり、スプレーをして干したりを繰り返したのだが、結局、4・5カ月以上掛かり、ようやくダニは消滅したと見える。
その後、何かの拍子に身体が痒くなったり、神経過敏になったりしながら、暫く尾を引いたものの、ようやく落ち着いた。
とんでもないダニ騒動であった。

そう言えばパリのシャルルドゴール空港で南京虫が大発生したニュースがあったが、その後、簡単に鎮静化せず、ついにパリ市内の一般家庭にも被害は広がったらしい。
ダニなどの小虫の発生は実に厄介。
もう、二度とごめんこうむる。

我が家のダニ被害は、私が感情的になり、誰かを犯人にしないと気が済まないので、そうしただけであり汚染源が「部屋着」と勝手に断定したものであって、原因については、正直はっきりとしていない。
冷静になってみれば店の責任も断定するものではない。

BRIGITTE PETRY ELECTRECORDS EDD-1112
2024/02/29

BRIGITTE PETRY “BRIGITTE PETRY” ELECTRECORDS EDD-1112
10INCH LP (ROMANIA)

このレコードは久しぶりに聴いた。

東欧故かこの歌手もまた、あまり知られていない一人である。
これがルーマニアのレコードなのでルーマニアの生まれかと思うとこれが東ドイツ出身で、65年の時だけルーマニアに行き、現地で吹込んだらしい。
彼女は1943年生まれなのだが71年に亡くなっている。28歳の人生とは、東欧だけにちょっと臭いなと思い、ヨーロッパの知合いに調べてもらったら、71年4月、ドルトムント付近の高速道路を彼女自身が運転していた乗用車がコンクリートのパイロンに激突し死亡した事になっている。
しかし、当時の勘の良い国民の耳はもちろん、口に戸は立てられないもので市民の間では、彼女は政府関係者との関係も深かったので、間違いなく消されたという噂が広がったということである。
才能もさることながら美人となれば当然政治的にも相当関わっていたらしい。

彼女の声は聴けば納得する良い声で、若い時から数々のコンクールでも入賞し、おまけに類まれな美人であった。映画に出るわ、東欧諸国の演奏旅行多数と、そんな彼女の唯一のジャズ・アルバムがこれである。
高級ホテルのベランダであろうかメンバーの中心に立って、上から景色を眺めている22歳の写真である。彼女に取って良い時代であった。
現地のジャズメンとの共演で、スタンダードナンバーをスラスラと歌って見せる。柔らかに出るソフトな感じの声が良く、スキャットなどは本当に、そそられるセクシーさもある素敵な声である。
さらにビブラートがエキゾチックでちょっと他にない歌手の味わいである。

そういえば、知らなかったけれど、彼女は70年の大阪万博にも来日したらしい。
もし、万博で彼女の歌を聴いた人がいたら、是非情報をお寄せ頂きたい。

彼女の事はもっと調べたら、きっと沢山変な話が出てきそう。
いや、政治的な話はもういいや。恐ろしくて。

石原裕次郎 Nostalgia
2024/02/28

石原裕次郎 ジャズ・ボーカル作品「NOSTALGIA」(Continental CO-1)

裕次郎のジャズ・ボーカルという珍品だが、何しろ音質は抜群で、それだけでなくバックの面子が凄い。
中々 風情があって私のようなジジイには最高の歌である。

彼が「付き合ってくれているバンドなんですけど、凄いだなこれが」と紹介する。
シェリー・マン、ジェローム・リチャードソン、バディー・コレット、ベニー・カーター、等々更にオリバー・ネルソンは友人と紹介する。いやいや、本当に凄い!
発音も悪くない。

映画「カサブランカは1942年、イングリッド・バーグマンももう60歳なんですね」と言っている。

As time goes byのところで、「私が古い歌ばかり選ぶんで、若い人たちは知らないと言っていると、大御所のベニー・カーターが伝えながらやっている」と。

この時の録音は1974年の話である
イングリッド・バーグマンもこの時は60歳、アズ・タイム・ゴーズ・バイという曲も知らないミュージシャンもいると言っているから、過ぎ去る時の早さは悲しいほどの凄まじさ。
今このレコードを聴いて、改めて思い出せば、既に小樽の裕次郎記念館も無く、カラオケでも銀座の恋の物語、を歌う人の70パーセントが60才以上と、世の中の移り変わりを知る。
哀れかな。

映画OST「危険な曲がり角」EP
2024/02/27

Stan Getz, Coleman Hawkins, Dizzy Gillespie…. “Les Tricheurs”
Barclay 74 024 (EP) France

1959年。映画が一番面白かった頃の映画「危険な曲がり角」のオリジナル・サウンドトラック。
しかもEPオンリーという貴重さ。それにしても珍しい。
こんな錚々たるメンツならLPにしても良かったのにと勝手に思ったが、今更何を言わんか。

録音は1958年5月1日、パリで行ったとある、よくぞこれだけのジャズメンが集まったものだ。
多分、ジャケットにノーマン・グランツの名前が見えるし、ちょうどJATPの演奏旅行の途中であろうと思われる。

メンバーを書き出すと、Stan Getz, Coleman Hawkins, Dizzy Gillespie, Roy Eldridge, Oscar Peterson,Herb Ellis, Gus Johnsson, Ray Brown.と一流揃い。
演奏は勿論文句ない出来。

曲は4曲入り。
A1. Les Tricheurs
ゲッツ、ピーターソンがフィーチャーされている。
A2. Clo’s blues
ホーキンスをフィーチャー
B1. Phil’s tune
ロイ・エルドリッジをフィーチャー
B2. Mic’s jump
ガレスピーをフィーチャー

という具合に、テーマごとに雰囲気を変えて有って、興味深い。
映画は当時の青春の蹉跌。
ヌーベルバーグの時代はフランスではジャズが映画に使われ、非常に高い効果を上げた。
ジャズのフアンとしてはとても嬉しい事である。
無駄話だが、ジャズの本家のアメリカではジャズを使って高評価を受けた映画が見当たらない。
きっとアメリカの映画関係者はジャズを軽く見ていたんだろうなあ。

フランスの映画におけるジャズの作品を今更ながら見て行くと、猛烈な勢いだったことがわかる。
当時のフランス人は本当にジャズが好きだったんだなあ。

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