HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
| RON CARTERのこんな | - 2012/01/24
- RON CARTER with ERIC DOLPHY "WHERE?" NEW JAZZ 8265
今回の話は、ちょっと面白い。 買付で送られて来ていた箱の一つをやっと空けていると、中からこんな物が出て来た。 ジャケットの裏に赤いマジックで番号が書かれていて、20/6/63と日付まである。こんなに大きく書いてヘンだなと思いながら盤を取り出すと、なんだかラベルの上部に黄色で大きいシールが裏表に貼ってある。 派手なシールなので、思わず見ると「R.T.B − B.R.T.」とある。 どう考えても、チェコスロバキアのレーベル兼放送局の事に間違いない。 という事は、このレコードはチェコのRTBで63年に購入して保管されていた物である。 再発されたかどうかは解らなかったが、なんだか嬉しくなってしまう。
こんな話で面白がって喜んでいるのはきっと私だけで、あまりウケない話だろうな。 と思いながら、個人的には嬉しい。
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| 雪が降った | - 2012/01/23
- 新宿の深夜、積もらないだろうと思ったが、結構降っている。
雪もたまに降ると風情があるな。
足跡は 雪夜の路地の 突き当り
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| ラジオの低迷 | - 2012/01/22
- 昨日、知り合いと最近はテレビの人気も低迷しているという話になった。
ネットの普及がそうさせたのだそうだ。
そういえば、79年に流行った曲。 「Video killed the radio star」(ラジオスターの悲劇)(UK)
50年代あの頃、僕はずっとラジオの君に夢中だったんだよ、と語りかける歌。 ビデオとはビデオテープやデッキの事ではなく、テレビの事を指す。 要するにテレビが出来て、当時の憧れだった「映像もなく、顔も見えない声だけのラジオの中のスター」はもはや生きる道が閉ざされた悲しみに対して、憐れんだ歌なのだが、皮肉な事に、この曲はイギリスで初のビデオ・クリップとしてテレビで流された歌なのだそうだ。 邦題はラジオスターの悲劇と日本的な柔らかなひょうげんだが、本当はビデオはラジオスターを殺すとはっきり言い切っている。
そう、自分がラジオを過去の遺物として葬り去っていながら、懐かしさを強調しているという、実に確信犯的な、恐るべきイギリス人の意地の悪さがよく出た歌なのだ。
今聴いても実に「ナウイ」曲である。
知り合いによると、この曲イギリスなどでは大ヒットしたのだが、面白い事にアメリカではヒットチャートにすら上がらなかったのだそうだ。 分るような気もする。
たまにはジャズでない曲も良いかも。 http://www.youtube.com/watch?v=Iwuy4hHO3YQ
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| 中小企業のこと | - 2012/01/21
- 知り合いの美容院の先生と話をしていて、なぜか店舗展開の話になった。
なぜもっと店の数を増やさないのか、という私の質問に対し先生。 「昔ね、修行時代に店長が売り上げからお金を抜いている現場を、偶然に目撃してしまい、そんな事が出来るのかと思った。それ以来実はそういう店員が沢山いる事も知った。それ以来店を適任がいないような気がしてね」。
レコード屋でも結構そういう噂は多かった。 最近はそんな噂が消えたが、例えば一番面白かったのは、新宿のレコード屋の店員は盗ったレコードを渋谷のレコード屋に売りに行き、渋谷の店員は新宿に売りに行く、という噂が広がった事もある。
また、レコード屋某店の店主との話では、真面目で良いヤツは気の利かない社員である事が多く、ちょっと気の利いた社員は優秀だけに着服だの、ノウハウを盗んですぐに独立されてしまう等、帯に短し襷に長しだそうで、本当に良い社員に出会ったら業務拡張のチャンスなのだそうで、それほど社員人の力は大きいのだそうだ。 一度でもちょっと大きくなった会社は必ず社長が、社員の優秀さと合わせて信頼性を上げている気がする。
とにかく窃盗の問題と同様に、店員による着服もまた、小規模の商店の経営を圧迫する事になる。 それと逆に、優秀な社員の存在は、企業成長の最重要の課題なのである。 という事は、教育もまた重要な事になるな。
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| 雪が降る | - 2012/01/20
- 今朝、雪が降った。
新宿にも少しだけ雪が降った。 出勤しながら上の方を見上げると、高層ビルの上の方が見えない。
しかし、大したものだね。 雪で煙って、下からビルの上の方が見えないとは大した高さだ。 と言う事は、上の階に住んでいる方々は、ちょっと雪が降っただけで下界が見えないのだな。 地に足がつかない生活という事はこういう感じかな?
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| お笑い | - 2012/01/19
- 続きでお笑い界の事
当時、日曜日の昼の番組で「大正テレビ寄席」というライブ番組があった。 東急文化会館(今は無い?)の地下の映画館・東急レックスで寄席の一部として1時間番組として放映されたもので、司会が牧 伸二。 ウクレレを片手にちょっとキツイ政治風刺などを入れながら、漫才、ロンパリルーム、バーゲンだよ、などいつかのパートに分けられていた。 今のように客が一度にワッと押し寄せる事がなく、時々フラッと言っても入れた事が結構あった。
舞台にはその後大活躍の、ドリフターズ、コント55など漫才コンビが沢山出ていて高レベルの番組であった。 ドリフターズは加藤茶が、しっかりドラムを叩いていて、もちろんドタバタやって笑いを取るのだが、大したコミックバンドであった。 志村けんはまだ居なかった。
私は、テンヤ・ワンヤの「おばあちゃんの法事で岡山へ行ったの」「なんでいったの」「だからおばあちゃんの法事で」「なんでいったの」「だから〜...」と泣くと「なんで行ったんだ」って、「新幹線」....。何度見ても可笑しい。 何を言っているいるのか解りにくい東八郎は、本人の「オレのは要所は解るだろ..」というものの、はっりき解らない江戸っ子なのに岩手生まれにしか思えない台詞も面白かった。 玉川カルテットの「金もいらなきゃ、女もいらぬ、私しゃも少し背が欲し〜い...」もやっぱり何度見ても可笑しい。 司会の牧伸二が舞台に上がった子供たちの引き取りにくる親の事を製作担当者というのだが、子供の中には自分の親の事を製作担当者と言うのも可笑しかった。
観客が、腹から笑える笑いと、心に沁みる笑いが一杯あった。 最近のテレビは一発芸。あれね、瞬間的に笑うのは観客には結構負担なのだ。付き合って笑わないといけないから、所詮キャバクラの姉ちゃんと同じレベル。
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| 柳亭痴楽 | - 2012/01/18
- 昨日の続きで、柳亭痴楽
昭和45年頃、テレビの落語番組で大人気。 顔をくしゃくしゃにして、「破壊された顔」と自分で言いながら、テンポの良いを話が、面白かった。
話しの最初に、「われ、垂乳根の胎内を出でし頃は、かの○○(2枚目俳優など)も及ばざる眉目秀麗の男の子なれど、時の移り変わりとともに我が容貌も変貌し....」とお客に受けるのである。
彼が言うと「ビモクシュウレイ」という四字熟語が、私にはなぜか可笑しかった。 彼はその後、倒れたようで引退してしまい、残念がっていたファンが沢山いた。
こういう、己の顔の存在すらお笑いにする芸人がいなくなった。
「今の世は 面白さも 中くらい テレビの中も 人の世もまた」
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| 山手線に新駅ができる? | - 2012/01/17
- 上野を後に池袋、走る電車は内回り、近頃私は外回り。
彼女は奇麗なうぐいす芸者(鶯谷のつもり)、にっこり、にっぽり(日暮里)笑ったあのえくぼ、田畑(田端)を売っても命懸け、思うはあの娘の事ばかり。 我が胸の内、こまごまと、こまごめ(駒込)と、愛のすがも(巣鴨)を....。 なんだかんだ(神田)の行き違い、彼女はとうに、飽き、あきはばら(秋葉原)、ヘンにおかしな、おかちな(御徒町)物語。やがては、やまては(山手)は消えゆく恋でした.....。
苦しい駄洒落の連発が笑いを誘う、柳亭痴楽の「恋の山手線」。 もう、誰も知らない?
山手線の新駅が出来たら、恋の山手線を一体どうすりゃ良いのかと心配していたのに。
「心配で眠れなくなっちゃう。」 これも知っている人がいない?
時代は進む 電車も進む 進まないのは私だけ
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| PAT THOMAS | - 2012/01/15
- PAT THOMAS “DESFINADO” MGM SE4103
彼女の事は一度Jazz Patterns(STRAND)というレコードの事を書いた。 そうしたら、今度はこっちの作品も入ってきたので、面白いからついでにアップしよう。 この作品は63年で彼女の2枚目の作品となる。 実はこれを取り上げた理由があって、それはDESAFINADOという曲がアメリカで最初に流行ったのがこの作品なのだそうで、聴けば当時の雰囲気がなるほどと思える。
一作目は有名ジャズメンをこれでもかとバックに起用したが、こちらではLALO SHIIFRINにアレンジも依頼して、この楽団一本で行っている。63年という時代からか、内容をボサノバに絞って来たあたりは、MGMもなかなか商売気があって、SCHIFRINも適役として考えられたに違いない。 故に、かどうかなかなか良い雰囲気なのである。
声は白人のボサノバらしくはないが、それなりに上手くやっている。 バックのメンバーは Paul Horn, Laurindo Almeida, Buddy Clark, and Mel Lewisなど職人多数。
「DESAFINADO」「ONE NOTE SAMBA」などはやっぱり聴かせる。 ジャケットのデザインが今となってはあまりウケないかもしれないが、当時はそれなりにエキゾチックな雰囲気が出ていて、良かったのだろうと思った。
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| HANS KOLLER | - 2012/01/13
- HANS KOLLER “STARTING 55” MOD RECORDS BMEP06018 (GERMANY)
EP
珍しいレコードの入荷である。 MODレコードとはどんな会社なのかと、ジャケットをひっくり返してみると、下の方に「OLD und MOD records」と記載されている。オールド&モダン、それでMODというのか。 そもそもこのレーベルのレコードに関しては、ほとんど情報がない。 会社規模も小さかったのかもしれないが、なによりレコードが紹介されていないのが大きい。 聴けばHANS KOLLER やJUTTA HIPP,ROLAND KOVACなど50年代ドイツの、モダンジャズの牽引者として立派な好演奏家達なのだが、年代と規模からして遭遇する機会が極めて少ないのだ。 50年代ドイツのマイナー・レーベルと来ては、もう当然の事であろうか。
このEP、演奏は非常にクールである。 ヴァィブのBILL GRAHの演奏もまた非常にクールである。曲も彼らのオリジナルであろうか。 コニッツなどのクール派に近いと言えば近いが、更にクールである。 この手のジャズが好きな人にはたまらない作品で、とにかくEPのみの音源なのが、余計にレア度が増す。
以前はこういうレア盤が入荷しても、記録も取らずすぐに売ってしまっていた。それは、次回また頑張って探せば良いというレコード屋の気力がそうさせていたが、最近は頑張っても入らない物は入らないと悟るようになった。 だから記録とし残さないと。
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