HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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GOTEBORG
2012/06/13

GOTEBORG。
スエーデン第2の都市イエテボリ。
本当はOの文字の上に点々が付く。
点が上に付く文字が出ないので、判り易く「GO:TEBORG」と。

Gは「グ」という発音もあるが「イ」という発音もある。
Oは「オ」と「エ」の間のような発音。
それで、イエテボリ。
とはいえ、私がイエテボリと言って、現地の方で即理解出来る人はいない。
Oの発音が全く異なるようで、全体の抑揚がちょっと違う。いや全く違うみたい。
何度も聞き返されて、やっとうなずくという事になる。
注意深い人によっては、間違いないか確認するかのように「ゴッテブルグ」かと英語風に聞き返す人もいる。
むしろ私たち外人には最初から英語読みの方で迫る人が多い。

で、イエテボリは大変美しく、清潔で良い街である。
歩道で地図でも広げようものなら「May I help you?」とすぐ声が掛かるほど、人々は親切である。
私も当初はこの大学のある綺麗な街で随分レコード探しをした。
だが数年前を境に、ぴたっとレコードが消えた。
ここも例に漏れずレコード屋が衰退し、今は行く事もなくなった。

「5年ぶりかな」と知り合いに言ったら、「違うよ8年ぶり」だと笑われた。
新参者の当店でさえ、すでに歴史がある。

レコードフェア
2012/06/12

レコードフェアがあって来たのだが、今回はホテルが取れない。
小さな町でホテルが一つしかない街というより村、おまけに電車が一日に1本しかないらしい。
電車の都合が悪ければレンタカーが必要な事は明白だが、それも国際免許の申請をしてなかったので、私としてはお手上げ。

こっちの知り合いが、3人部屋で良ければ一緒に入るかと親切に声を掛けてくれたが、私はいびきをかくので同室の人に迷惑をかけるのも切ないし、また同室といえ外人とはやっぱり一緒に寝たくない。

今回は準備不足がはっきりした。
あきらめて、周辺都市を廻ったり、数年間も会っていないレコード関係者に会ったりしてレコードを探す事にした。

昔の知り合いを廻るだけでもなんとかなるだろう。

今日は暇で
2012/06/10

ちょっと暇で、ホテルで本を読んでいたら、大学の立派な先生が「定年退職して暇を持て余してパチンコなどに通っていては不健全」だと書いている。
エライ先生は学生だけでなく、社会人それも仕事を卒業した人にもお説教を垂れるものだと感心した。

ラスベガスのカジノには、沢山の老人たちがいる別室がある。
楽しそうにワイワイやっている。
何をしているのかと思うと、ビンゴなのだそうだ。
ビンゴは始まってから終わるまで時間が掛かる。
掛け金も少なくて済む。
隣同士でワイワイやりながら、一喜一憂して、一斉に始まり一斉に終わり、尚且つ一勝負に長時間掛かるところも、老人には非常に良いのだそうだ。
ボケ防止に非常に効果があると聴いた。

そういえば新宿でも、朝のパチンコ屋の開店待ちの老人たちのグループがいつも、番号札だけ取ると、近くのコーヒー屋に屯して楽しそうにコーヒーを飲んでいると、なんだかこれだけはパチンコがあって良かったのではなかろうかと思える。若者が朝からパチンコ屋の前に並んでいる姿は嫌いだが、老若男女ではなく老々男女?には悪くない。

と思いながら、老人にパチンコは不健全だとか、ボランティアをしろとか、大きなお世話である。社会に貢献してきた人が余生を楽しもうと勝手である。
老人の生き方にちょっかいを出さないで欲しいな。
どうしてもというなら自分の生徒にさせないさい。

夕食
2012/06/09

出張の夕食は毎日バーガーキング。
一人でレストランに入れない性格なので、仕方がない。
きっと気が小さいのだろう。

もう一つの理由に、節約という事もある。

価格はバーガーキングのワッパーがセットで800円ちょっと。
換金レートの関係で今が日本に有利なので、日本のセットとほぼ同じかやや高い。

さっさと食べて、早くホテルに帰って寝よう。

うふっ
2012/06/08

仕入で出張、今回はまずスエーデンからスタート。
ストックホルム中心部で、ちょっと郊外に向かってタクシーを拾う。
運転手はちょっと太目だが、美人の女性。
さっそく前の助手席に座る。
話もし易いし。ちょっと良い事もないかな?

いやいや、いやらしい行動ではなくて、これはあちらでは普通にある事で、前に座った方が安全だと言われるから。

どこに住んでいるかと聞くと、ストックホルムは家賃が高くて家族だと30万ほどもするので、郊外に住んでいると家賃10万円くらいで済むと言っていた。
続くけて、「私はタシケントから来て、国籍を取った。」
「知っているよ。ウズベキスタンでタシケントは工業の街だったでしょ?」
私は物知りだし、昔はソ連に憧れていたから、こんな時の話題に役立つ事。
彼女は知っているのかと嬉しそう。
「国はウズベキスタンで、昔は工業もあったが、今は政治がダメだから貧困だ」
「じゃ、家族でこっちに来たのか」
「いえ、一人で来た。」
「結婚しているの」と顔を覗き込むと
「一人で働いている。生活は楽になった」
「よかったね」
「ところで、淋しいから夫を探そうかと思っている。あなたは立候補する気はないか」と笑っている。
「あと20才若ければ、私から申し込んでいるよ」

あと20才も若ければそうしたい所だ。
女性から、それも白人で美人に、冗談でも夫にどう?などと言われると嬉しいな。
幸先、良いかも。
うふっ!

RUBY BRAFF “POCKET FULL OF DREAMA”
2012/06/02

RUBY BRAFF “POCKET FULL OF DREAMA” VANGUARD VRS 8516

RUBY BRAFF(tp) と ELLIS LARKINS(p)、中間派の二人だけの演奏。
とてもしっとりした可愛い演奏に聴いていて思わず顔がほころぶ好演奏である。
この二人はよく共演をしていたようで、この作品の55年にももう一枚同じような作品が作られている。同レーベルでの「2X2」という作品で、赤い枠に囲まれたモノクロの写真が素敵であるが、当アルバムは何と言ってもジャケットが良い。

可愛い美女が、柔らかな毛布にくるまれ、レースの肌掛けを胸に掛けると、そこに小鳥が止まり歌を唄って聴かせる様子をジャケットにした風情の良さが圧倒的に可愛い。
音楽はもちろん、歌うように柔らかな、ジャケットの肌掛けのような音色のトランペットである。
美女ジャケットのハシリのような造りである。
タイトルの「夢でいっぱいのポケット」などいう希望に満ちた素敵な題名と美女を眺めていると、こんなジャケットのような夢なら毎日見たいものだ。

そういえば、インターネットのブログなどで目立たないジャズメンとして、時々取り上げられているが、なかなかどうして作品数も多く、目立たないのは日本だけで、本国では多くの作品が出ている。
BETHLEHEMレーベルやEPICレーベルのBRAFF!など十分に人気盤である。

特に、このピアノの Ellis Larkinsとの組み合わせは余程、音楽の相性が良かったのか群を抜いて出来が良く、この当時のコンプリート盤がCDのセット物で出たことがある。
後年この時期の音楽の再現として70年代にも二人名義のアルバムが制作された。

私も買って、ハードバップやフリージャズで耳が疲れた時に、こういうレコードを聴いた。
きっと耳休めになっていたのだろう。

最近は年齢が来たせいか、こういう物の間にちょっとハードなジャズを聴くようになった。
店で売れなくても良いんだ。
自分で買うもん。

PHIL WOODS "ALIVE AND WELL IN PARIS"
2012/06/01

PHIL WODDS AND HIS EUROPEAN RHYTHM MACHINE “ALIVE AND WELL IN PARIS” EMI/PATHE 340.844
(FRANCE)

さて、素晴らしいジャズの入荷である。
PHIL WOODSはジュリアード音楽院出身でCHARLIE PARKERフォロワーの一人として見られる。
だが、どちらかと言うとクールな演奏スタイルが感じられるバッパーであった。
55年のWOODLOREを初めとし、PAIRING OFF、WARM WOODS、など我々の世代のジャズファンを大いに沸かせたハード・バッパーである。
ジャズ喫茶に通っている我々は、彼の作品でPRESTIGEレコードの何が好きかと議論し合って喧々諤々の毎日であった。今思えば好き好きを議論しても仕方ないが。

ここで、ちょっと離れてGEORGE WALLINGTON の2作について聴いてみたい。
 まずPROGRESIVEレーベルの” AT THE BOHEMIA”は 55年9月。
メンバーはDonald Byrd (tp),Jackie McLean (as),George Wallington (p),Paul Chambers (b),Art Taylor (ds)。
 方やPRESTIGEレーベルの” Jazz for the Carriage Trade”は56年1月。
メンバーはDonald Byrd (tp) Phil Woods (ts) George Wallington (p) Teddy Kotick (b) Art Taylor (ds)。

両者は時期もメンバーも近い。
それなのに作品の雰囲気の違いが出たのはひとえにアルト奏者の違いによるものが大きい。
McLEANとWOODSの持っている雰囲気の味わいの差が出ただけだと私は思っている。要するにMcLEANの方が刺激的でWOODSの方がより上品になっている。たったこれだけ。
両方とも日本人好みの哀愁は感じられるものの、McLEANの方が一歩だけより哀愁が強い分、BOHEMIAの方が贔屓を受け、結局、価格に反映したものと思える。

さて、そうやって我々が暇な青春時代を送っている内に、彼はヨーロッパに活路を見出したのがこの作品であった。
エアメール新入荷と銘打った新着レコードがジャズ喫茶の壁に掛かり、その新譜を聴くともはや、まったりムードの彼の姿は無く、新しい世界に立つ凛々しい彼のサウンドを聴いたのだった。
音楽の世界の進捗は目覚ましく、サラリーマンになったと言え、ビジネス界の底辺でうごめいているだけの己の姿に焦った記憶がある。
それはさて置き、この作品、オリジナルはヨーロッパ風のコーティングジャケットの黒字に赤枠の中に颯爽とした彼の姿とメンバーの写真がある。ラベルはPATHEの初期の赤ラベルである。この赤のPATHEはコレクターには嬉しいね。

68年、パリに渡った彼はPRESTIGEのアメリカン・リズム・セクションに別れを告げ、新たにフランスの最強メンバーと組んだ。GEORGE GRUNTZ,HENRI TEXIER,DANIEL HUMAIRというヨーロピアン・リズムマシーンの出現である。リズムが横ノリから縦ノリに変わったとでも言おうか。
そしてこの作品、哀愁ある彼のサウンドは、より強調されたリズムの上に乗った。
そんなパワフルでありながら哀愁を秘めた傑作だったのだ。
だが、当時は「あの野郎、変わりやがった」という意見も出て、賛否両論となったのだった。
私は大好きで、彼の代表作だと思っている。
アメリカのミュージシャンがヨーロッパで作った作品は大体がいいね。

ERIC DOLPHY "LAST DATE"
2012/05/31

ERIC DOLPHY LAST DATE” LIMELIGHT LS 86013 (USA)

今回はアメリカ盤のライムライトのオリジナル・ステレオ盤が入荷。
ステレオでも、珍しく「緑色・ミゾありのラベル・緑内袋」なのが嬉しい。
今更なので、オリジナルだ、モノだ、オランダ盤だとか、どれがどうという話は置いておく。

ただこのジャケットの作りの素晴らしさは言葉に尽くしがたい。
このレーベルのジャケットは皆凝った造りで、手にした時の喜びは大きいが、これもまたドルフィーに対する愛情が感じられる。
ジャケット内側の8ページに渡るイラストと写真と解説の作りの見事なアイディアには脱帽する。
コレクターとしては大変嬉しい作品である。

本日は6月1日。
くしくも、この作品の録音は6月2日1964年なので、ちょうど48年前の作品という事になる。思えば長く来たものだ。

ドルフィーも最後の大作をオランダのフォンタナで出してもらい、更に続けて本国アメリカでこの様な立派なジャケットのアルバムに仕立ててもらい、音楽人生としては幸せだったというほかはない。
ところでこのアルバムで見られる、いくつかのイラストは、Zbigniew Jastrzebskiというイラストレーターの作品だとアルバムの後ろに書かれているが、どのような作品があるのかあまり資料が無かった。当時このジャケットが大変話題になったので、他にもレコードの仕事を手掛けたような記憶はあるが、思い出さない。もう40年も前の話だから。
一度、何かの本で読んだことがあったが、もう何処に書かれてあったか記憶にない。
本は売ってしまったにちがいない。

このアルバム良く見ると、表紙と裏ジャケは同じ作品の裏焼きである。
なかなか面白いアイディアである。

いや、こういうの物は、ジャズ好きとしては私も一枚欲しい。

ポスター入荷
2012/05/30

今回の買付でポスターが2枚。
一枚はモンクのポスター。
縦84cm、横59cmのやや大きなポスター。
場所はEssenとだけある。
紙は高級とは思えない比較的薄い紙なので、よくあったと言う感じ。
チャーリー・ラウズ等との時期で、なかなか良いポスターである。

もう一つは、オーネット・コールマンのポスター。
縦59cm、横40cmの大きさ。
モンクのより一回り小さいが絵柄は素晴らしい。
これは年は不明だが、11月9日パリでのライブ。
調べると、1965年に欧州ツアーを実施していて、11月4日のライブ録音もあるので、9日はクラブで演奏たのだろう。貴重な記録である。
これはフリージャズのサウンドを表現した素晴しいポスターである。
写真の光線の関係上、少し色がかすれているが、実際はとてもきれいな状態である。

こういう物は好きな人が持っているのが一番。
オーネットが4万円。
モンクが35,000円


毎日、入荷
2012/05/29

買付のレコードは、とりあえず間に合った分だけ、通販リストに掲載いたしました。
それでも、まだ新入荷があり、毎日店頭に出ます。
良い物がせっせと出ます。今日も30枚出しました。
リストにも日記にも掲載する間もありません。
良かったら見に来て下さい。
よろしくお願いいたします。

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