HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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欧州の事
2012/11/05

いつも行くコーヒー屋のおねえさんが、ヨーロッパに夫婦で旅行してきたという報告を聞いた。
菓子作りに興味のある人だったので、ベルギーに行き首都ブラッセルの街を歩き、それこそ一軒おきにあるほどのチョコレート屋を覗いて来たと。その日本に支店や商品のない店のチョコレートの美味しさを聞いた。
確かにブラッセルのチョコレート屋の数は半端ではないし、美味しさも格別なものがある。

ただ、その後に続く彼女の言葉。
「でも、やっぱりあちらの人たちは基本的に冷たいと思う。何となく白人より格下に見られている事が付きまとった」。
解る人には解るのか。

実際、あちらの人は表面的にはすごく優しい。表面的に。
私はこの仕事でヨーロッパに行くようになってから、現地の人たちからの日本観やら、有色人種に対する蔑みの気持ちが、心のどこかにあることを嗅ぎ取ってしまった。
前回も私の隣で出発前に延々とケイタイで話している白人には、乗務員は一言も注意をしなかった。
着陸時に後ろの白人の3人組の若者がI−PHONで音楽動画をガンガン鳴らして見ているにも関わらず、着陸後に本当はいけないけど、次回からは注意してねー。という軽い対応で、それを見たおじさん唖然。
私など、乗ってから30分ディレーするとアナウンスがあった為に携帯電話を掛けたら乗務員外人・日本人・そしてパーサーとそれぞれ2分くらいのお説教を頂戴した。ところが私のお叱りの後、後ろにいた白人男性が電話で話し始めたが、何人もの乗務員が、あえて気付かない様子で通り過ぎるし、何もお咎めが無かったから、やっぱりと思わざるを得ない。

海外旅行に行って、言葉が解らないとそういう事態も飲み込むことがないので、外国語などしゃべれないのがちょうど良いと自嘲すれば、そうとも言える。
でも、言葉の解る人たちがあまりそういう事を言わないのが不思議である。
言いたかないのはよく解る。

そうこうして日本人としての国民性とは何かとか、自分のアイデンティティーなどについて考えるようになってから、最近ちょっと右翼気味なのである。
って、他国の基準なら中立なんだけど。

似顔絵
2012/11/04

私の顔の漫画。
書いてもらったわけではなく、最近のi−phonで撮ってそれを漫画に変換するアプリがあるのだとか。
ヘンだが、オカシイ。

3位入賞
2012/11/03

一月遅れの事だが、小林可夢偉選手がF1で3位入賞した。
鈴木亜久里の90年鈴鹿での3位。佐藤琢磨の2004年のアメリカでの3位に続く快挙である。
しかし、私もこのニュースにあまり燃えなかった。友人にも聞くと良かったけど同様の意見で、何故かというと、カムイ選手が日本のチームでは無かったから。
そう言えば日本の自動車メーカーはF1から撤退してしまった。
トヨタなどより、余程儲かっていない外国のメーカーが頑張っているのに、お金がある日本だけがなぜ出来ない。

どうも調べて見ると、日本のメーカーがF1に出ると非常に多額の費用がかかるらしい。
何百億と掛かるようだ、別に現地法人からそれだけ請求されている訳ではない。
日本チームの宿命のようで、誰それを引き抜け、どこそこに負けるな、と優勝しないと意味がないとばかりに焦って行動を起こし、早い効果を求める事から、あれこれするのでお金が掛かってしまうようだ。
F1に参戦して3位でも4位でも良いじゃないかと、好きなお客が楽しんでもらえれば良いのじゃないかという考えがなく、優勝しないと意味がないらしい。
それは社内で、参戦即優勝 → 宣伝効果 → 販売向上の意味だけしか認められていなようなのだ。

本来モータースポーツの楽しみは、自分との戦いで、早い車が優勝争いをすればいいし、遅い車は遅い車で少しづつ成績が向上すれば楽しいのだが、どうも日本は、せっかちな国民性なのか楽しむことが出来ないようなのだ。
本田もせっかく60年代から参戦し80年代にはセナで人気絶頂を迎え、2000年になって三度目の参戦もあえなく頓挫。トヨタも言うに及ばず。

多分、またほとぼりが冷めた頃、どこぞの会社が参戦決定とニュースでぶち上げる事があるはずである。しかし、再度不景気で撤退と言い出すことも予測されると、日本のメーカ−のレース参戦の話も、うんざり。
世界に誇る巨大自動車産業は、実は世界のモーターレースの事を何も判っちゃいない。あのような遊びから発展してきたヨーロッパの世界は、歴史があって、文化があって、それに続く今があるという事を外しちゃいけない。

しかし、地道にレースをやっていくという考えがないとモータースポーツは続けられない。
世界に君臨する巨大な自動車産業がありながら、モータースポーツになると日本はアマチュアからプロまで、金・金・金の世界しかなくて、スポーツとしての楽しみも含めて、地道にお金を掛けないでじっくり底辺を育てる気持ちが見えないのは本当におかしな話である。
マスコミ扇動におけるセナ人気も度が過ぎていたので、もう沢山という気がしないでもない。

そういえば、2004年のアメリカGPの時、私はアムステルダムのスキポール空港にいた。
早く空港に着き過ぎたので、セキュリティーを通過し、待合ホールの中にあるバーに入った所ちょうど、F1決勝が映し出されていた。
LGとマークの入った大型液晶画面に大音量。レースはあと20周くらいの所であった。
私は急いで空いた席を探して座った。
周囲の人々を気にして、騒いでいいのか、静かにしていた方が良いのかと落ち着かない時間を過ごした。
やがてラストの周回になり佐藤琢磨が遂に3位で入賞。
私は思わず両手を突き上げる。
私の方を見た周囲の人から口ぐちにジャポネとかジャパニーズ等という声と共に、笑顔と拍手をもらってしまった。
思わぬ対応に、とても嬉しくて、かつ恥ずかしかった思い出がある。
私も内気な日本人だからね。
あれほどの、日本人として誇らしい思いは、私としてはもう無いだろうと思うと、いまでも顔が熱くなる。

あの時の感動をもう一度。

寿司
2012/11/02

思い出した事。
スエーデンで、とある日本人経営の寿司屋。
現地のお客様が来てにぎり寿司を注文された。
食べ始めたお客様からクレームが付いた。
それは、寿司を取ってしょう油皿に置いた所、米がパラパラと崩れてしまった。そんな寿司は欠陥だと。

女将はレジの中から、先ほど受け取った現金を出して、テーブルの上にパシッと置いて。
「帰ってくれ」と一言。
客は怪訝な顔をしながら帰って行ったと。

女将さんはいくらヨーロッパと言え、日本人にもこの位はと思える程度の硬さを保っている。
それが現地の人には受け入れられない。
あちらにはあちらで、苦労が絶えない事があるのだ。

寿司の食べ方にも我々はこだわりがあって、ネタの側にちょっとしょう油を付けるだけである。
ネタを剥がしてしょう油を付けるのは「追いはぎ」と言ってこれも、江戸前では嫌われる。
ネタ全体に醤油を付けるような、私の食べ方は時に寿司屋のおにいさんから嫌な顔をされるか、「しょう油付け過ぎです」と指摘されるかのどちらかである。
それが、ヨーロッパの人達の寿司はご飯を醤油の中に付け、しょう油がネタの方まで上がって米の色が変わるのを見計らって、食べるような方法である。
アメリカで見たのは、寿司を4方向に転がしてしょう油を付けていた。

現地で日本式にフワっと握ってでもしたらお客全員から猛クレームとなる事は解りきったことなのである。
とにかく外人は、白米のご飯に醤油をたっぷり掛けて食べるのが日本食なのである。

しかし、所変われば人違う、の通り。
日本料理が正当に扱われていないと怒っても無理な話。
そういえば我々のパスタも、ナポリタンという、似ても似つかなないイタリア料理を作り出したのだから、文句は言えたものでは無い。

カートリッジ
2012/11/01

私は20年以上に亘ってDENON・DL103というカートリッジを聴いて来た。
それは当時の先輩諸氏から103(Stereo)・102(Mono)で自分の耳を作ることが肝心だと言われた事による事と、NHKの為に開発された名機なのだから悪いはずがないという思いからである。

耳を作って20年、って、どう作られたか知らないが、きっと大人しい耳になったと思う。
その後、シュアーのタイプVにした時に、明るいアメリカの音楽の音にほっとした気持ちになった事を覚えている。安いし、トランスは不要だし。
その後色々変遷があって近年になり、縁あって中古のオルトフォンのSPUになった。
音は変わった。なによりも音に筋が通った。
音楽家が出す音をきちんと聴かせてくれる音になったと思った。
ようやく音楽になったと思った。
これはこちらが音楽を受け止めようとすると、答えてくれる音なのだと思った。
もっと早くSPUにすれば良かったとも思った。

私の経験でいうと、カートリッジでもそうだが、オーディオ製品全般的に日本の製品はあらゆる意味で日本的である。、日本において日本人が作ったのだから当たり前だろうと言われるとそうなのだが。長所は上品で、繊細という素晴らしい点がある。 ところがそれだけでジャズ等を巧く再生できるかと言うと、悪くはないが少々暗く、少々大人しいという、長所がそのまま短所になる。それだけにどうしても不満が残る。

私は103が自己の標準だったので、やれアンプだのスピーカーだのと大いに違う方をいじった。
本当はその前にカートリッジを変えた方が近道だったのではなかろうか、と今は思っている。

人の耳は千差万別。
良いカートリッジも多々ある。
部屋や予算の条件もある。
その中でどれが一番かと論ずるつもりもないし、人の趣味もまた好き不好きであり、何を使おうと勝手である。
ただ音楽を聴く道具として、音楽家の出す「音の芯」をどう伝えて、受け手が求める音楽をどう表現してくれるかというと、そんなに選択肢は多くは無いような気がする。

国立競技場
2012/10/30

昨夜は、アスリートの憧れ「国立競技場」で開催された、スペシャルオリンピックス日本のエールランというイベントに誘われて参加して来た。

野球好きが一度は東京ドームや甲子園で、車好きが一度は富士スピードウェイや鈴鹿でと思うのも理解できる、感動を味わった。
400人もの参加者がいてびっくり。
元ミスユニバース森理世さんから、歩き方のレクチャーを受ける。身体が固いですねと言われる。
近くで見ると、美人でスタイルの良い事。顔など私の約半分。
姿勢の悪い私としては歩き方を教わってうれしかった。

長距離の20周のレースもあって、競技場は大いに盛り上がった。
マラソンの有森裕子さんの走る姿にも感動した。
抜かれた人の談話によると、腰の位置が高くて上下動が少なく感動したと。
抜かれて感動するから、やっぱりエライ人なのだ。
私もこんな場所には二度と入る事が出来ないだろうと思い、トラックを1周してきた。
来年は走りたいな。

そうそう他にも、男だから忘れていたが有名ゲストもいて、陸上のコーチ金哲彦さん、複合の荻原次晴さんもいた。

しかし、森理世さんと有森裕子さんの身体の細い事。
あんなに細くて健康上問題ないのかと心配してしまった。
大きなお世話。

中古
2012/10/29

中古を買う事に関して、私は全く躊躇がない。
勿論レコードの中古屋だから当たり前だろうと言われるかもしれないが、車でも何でも中古で構わない。
車などは欲しい物を探すとなかなか色までは好みがあわないが、それでも有り難い。
車など好きになると、どうしても過去に遡る事になるし、古い車もどうしても避けて通る事が出来ない。
好きな車に関しては過去の車にも所有して乗ってみたい。
そうなると古い物はどうしても修理が必要になるが、それはそれで楽しい。

車の修理屋に持って行って、親父の修理の話や、昔扱った車のどうのこうのと、車の話が出来るのがまた楽しい。
パーツが無いからどう探したとか、ボディーをこんな風に作れと言われてああしてこうしたとか、好きな話は尽きないものだ。
そういう機会に恵まれ、車関係の人たちと仲良くなれるのも、中古車のお蔭とも言える。
新車の自動車会社ではそうは行かない。
昔ベンツを新車で買った事があるが、いつも礼儀正しい営業担当ばかりで面白くも何ともなかった。
彼等も仕事だから仕方がないが、中古の修理屋の方が何ぼ楽しいかわからない。

信号のど真ん中で立ち往生したとか、遠くの高速道路で壊れたとか、真夏に壊れたエアコンとか、幌の隙間から雨漏りがしてタオルで抑えながら走ったオープンカーとか、これらもまた中古車の醍醐味?というか、味わいと言っておく。
醍醐味とはいい言葉だ。
道楽という物はそういう事で。

壊れる前のアンプ
2012/10/28

ある時、かつてのレコード屋だった人が来て、あんたの好きな音は壊れ行く音の良さだろ。
と小馬鹿にしたように言う。
馬鹿にしやがってと思うのだが、実は私が目指している音は本当にそうなのだ。

昨日もちょうど来店されたお客様が、以前使っていたアンプが突然エライ良い音になって、私のアンプはこんなに良い音だったのかと驚いていたら、やがて1年後に壊れた。
修理を依頼したところ、部品が無く泣く泣く新たに買い替えた、という話をしていた。
お互いに壊れる前の良い音の経験者として話が大いに盛り上がった。
確かに、壊れる前にアンプなど突然良い音になる事がある。
やっと鳴ってくれたかと一安心するとやがて壊れるのである。

だから中古は駄目で新品が良いと思うか、壊れたらまた直せば良いのだから、古い機械の方が良いと思うかは、その人次第、考え方次第である。
私はどちらかというと古い物を直しながら使った方が良いと思う派である。
巧く鳴らした時は堪らないから。
中古オーディオの醍醐味と言っておこうか? 
負け惜しみだな、これは。

円高
2012/10/27

ヨーロッパの人と話をしていて、こちらは不景気でどうしようもないとこぼしていた。
日本はどうだというから、地震、原発、円高と続いて日本も駄目だと話した。
ヨーロッパはユーロ不況だという。
お互いに、それにしても何で日本が円高になるのだろうという事になった。

ヨーロッパは解る。ユーロの浮かれ景気だったから。
例えば、オランダのギルダーはユーロの半分の価値であったが、最初はいちいち換算していた。あちらの人々は基本的にケチだから老若男女を問わず頑張っていたが、だが、半年、一年と経つとやがて面倒になり1ギルダーが1ユーロというイメージになってしまい、コーヒーの価格なども2ギルダーが2ユーロとなっても違和感がなくなってしまったと。
それが事実上の、思わぬ値上げとなって、結果的にそれが好景気になってしまった。
他国も同様な状況だったと聞いた。
ユーロ導入で浮かれ好景気であったというわけだが、それが冷静になれば、実は何でもなかったと。

しかし、「円高」に関しては本当に疑問を感じてしまう。
日本はリーマンショックから抜けていなかった。そこに地震で大損害があった。更に原発事故と悪夢が続いた。
今も放射能汚染に関してはさっぱり要領を得ない。
そういう一連の最悪の事態が次々と押し寄せているのに、それなのに、何ゆえ円が強いのか。
世界で最も不幸な目に会った国の、お金の価値が何ゆえに高いのか?
オカシイ。
テレビで説明している経済評論家の話もどうも空虚で、さっぱり要領を得ない話ばかりだ。
これは、やっぱりヘンだ。

ブラックタイガー
2012/10/24

ブラックタイガー
中華料理などに使われる海老。
これがヨーロッパの環境問題を扱っている人々の間で、槍玉に上がっているようだ。
生産国はタイ、インドネシアなどのアジアの亜熱帯の国々。
これらを養殖するために、大量の薬品・抗生剤が投与される。
薬品は当然海老の体内に残る。
また同時に大量に泥に含まれる事になり、これが結局海を汚染するのだと。海だけでなく、周辺の岸や空気も。

国よってはブラックターガーは寿司のネタに使用されているので、寿司の海老を食べない様に、テレビのニュースなどでも頻繁に注意指導をしているということだった。
考えたら日本でもクルマエビの代用として普通に使用されている。

ブラックタイガーが環境と人間の敵になったらしい。

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