HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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STEVE LACY “REFLECTIONS”
2013/06/14

STEVE LACY “REFLECTIONS” NEW JAZZ 8206

久々の入荷である。
ビニール・コーティングが気持ち良い。
プレステイジには、レイシーのレコードは3枚ある。
SOPRANO SAX (7125)をトップに、この作品、EVIDENCE(NEW JAZZ 8271)と続くが、特にこの作品はモンクの曲を演奏しただけあって、モンクの曲を見事に演奏しきった力作である。
レイシーが58年という早い時期に、モンクの作品集を作った事で、彼の並々ならぬ音楽センスが伝わる。
しかもレイシーは、音楽人生において事ある毎にモンクの曲を演奏し、どれも評価が高い。
レイシーはモンクの音楽に恐ろしく忠実である。
レイシーはモンクの表現者である。
レイシーのモンクは完璧である。
にも関わらず、レイシーはモンクの曲に依存していない。
クールに淡々と音は運ばれる。
レイシーの音楽は常に淡々と進む。
これはレイシーの、音楽スタート時20代前半の、日記の記録である。
淡々と聞かれたい。

このアルバムのタイトルはリフレクションズという。
リフレクションズはモンクの曲名である。
ジャケットを見ると池の水面に石でも投げ入れたのであろう、波紋が広がる。
波の動きの上下動からみると、相当大きな石を投げ入れたのかもしれない。
その波の動きにつられて、反射した太陽の光が揺れる。
揺れる光は反射である。
その反射の「リレクション」と掛けた所が素晴らしい。
タイトルから何か起こりそうである。
レイシーのその解釈を、モンクの照り返し「反射」としても、全くオカシクない。
池の周囲には草が生い茂っていたのだろう、その葉や草の緑がジャケット全面の色調なのである。
良い仕事だ。

このアルバムも、昔は時々見かけたが、綺麗なオリジナル盤など、最近は見なくなった。
そういう時代になった。

PHIL WOODS “NEW JAZZ QUINTET & ENCORES”
2013/06/12

PHIL WOODS “NEW JAZZ QUINTET” NEW JAZZ NJLP 1104 (10 inch)
PHIL WOODS “ENCORES” PRESTIGE LP191 (10 inch)

通販リスト掲載に間に合わなかったのが残念だが。
この2枚の10インチアルバムが同時に入荷して嬉しい。
レコード屋を続けていて幸せだと思う瞬間でもある。
2枚と言いながら、この作品は同じ日の録音ではない、NEW JAZZ1104の方が54年10月、PRESTIGE191の方が55年2月である。
従って別物なのだが、メンバーが同じであることに加え、この2枚をカプリングしたアルバムが「POTPIE」
という名前で、約10年後にNEW JAZZレーベルで再発されたので、カプリングして考えたとしても、それも有りかなと。

まず、NEW JAZZ QUINTET(NEW JAZZ1104)のジャケットは彼の23歳の若い写真が使われている。
なかなかのハンサムである。きりりとした顔が素敵な良い写真である。
ところでディスコグラフィーによると、NEW JAZZ QUINTETは本来Prestigeの204番だったらしいが、なぜかNEW
JAZZの1104という番号になった。
サブタイトルがイントロデュ-シングとなっている。
世の中に打って出ようという勢いである。

ENCORESのジャケットは彼の演奏姿を正面に縦に細く切った写真で、モダンな感じにしている。
いづれ劣らぬ、良い作品である。
後に録音したこのENCORESが番号は若い。番号は若いがアンコールとしたので、辻褄は合う。
番号だの年代のどっちが早いなどという話は止めよう。
今となってはどちらも同時期として問題はない過去のはなしであるである。

ここで、蛇足だがもう一枚のEPを紹介。
同じ時の写真だが、ショットも、トリミングも異なるのが嬉しいコレクターズ・アイテムで、こちらはスエーデンのMETRONOMEで発売されたものである。こちらは横にJON EARDLEYが真面目なメガネ姿で座っていて、PHIL WOODSはアルトを口に咥えている。ここがあの有名なVan Gelderスタジオなのであろうか。後ろのカーテンがアットホームなので、気合が入らないのではないかと気になる。いや、どこで録音しようと実力があれば何とでもなる!

ともかく、ここに関係作品が3枚揃ったのがまた不思議である。

この周辺の録音では、55年の7月に「JIM CHAPIN」との10インチ盤があり、続けて55年11月には12インチの大名盤「Woodlore」のリリースがなる。
ちょうど55年はチャーリー・パーカーが亡くなった年でもある。
こちらは上昇気流に乗ろうとした若者であり前途洋洋、野心に燃えていた。
先輩達が作り出したビ・バップの火を消してはならないと、パーカーに続くアルトサックス・プレイヤーとして誓いは固かった

今回の2枚の作品は次々と傑作を生み出して行く彼らの成長記録の出発点でもあり、彼の若い時の好演奏を聴く事ができる本アルバム2枚は大変貴重である。
こういうのを、本当のコレクターズ・アイテムというのであろう。

迷惑
2013/06/09

日本人は周囲の人達に対し、迷惑を掛けないようにマナーを守っている、真面目な国民性である。
私も日本人だからマナーを守っている。
良い事である。

それで、ちょっと考えた。
迷惑の行為を見た時、または迷惑を掛けられた時の日本人の反応はどうか?
これが皆、我慢できないらしい。
迷惑に対して、あからさまに嫌そうな顔をする。
この反応が外国と違う。

日本で電車の中において、携帯でも話そうものなら、近くに居る親父から煩いと即注意される。
それがヨーロッパに行くと、地下鉄の中で隣の人が大声で電話を掛けても、無関心を装っている。
迷惑とは言わない。

私の経験、アムステルダムの一車線の狭い路地で、宅配の車が堂々と停車し、荷物をアパートの中に運び10分近くそのままだったのに、延々と繋がった後続の車から、ついぞ怒りの声も、クラクションも聞かれなかった事がある。運転手も笑顔だけで、気にしてない様子だった。スマイル一つでOKだと。
日本だったら迷惑掛けやがってと、大騒ぎになる所だ。
しかし、隣に乗っていたおじいちゃんが私に「荷物を運んでいるのだから、仕方ないだろ待つんだよ」と。
これは、カルチャーショックだった。

日本は迷惑を掛けないように皆んな、気を使って生きている。
故に迷惑を掛けられたら怒る。
ヨーロッパなどは日本式の迷惑などの程度は仕方ないと思っているフシがある。
故に迷惑を掛けられても、我慢できるらしい。

思うに、日本人が周囲に対して気を遣うのは、迷惑を掛けた時に、世間から苛められるのが怖いからである。
迷惑を掛けないというバランスが壊れたその時、周囲からのいじめを知っているからこそ、周囲に気を使っているのだ。
と最近は思うようになった。

AL & ZOOT "A NIGHT AT THE HALF NOTE"
2013/06/08

AL COHN & ZOOT SIMS “A NIGHT AT THE HALF NOTE” UNITED ARTIST UAS 5040
(STEREO)

さっき、YOU TUBEで坂本九の「上を向いて歩こう」を聞いた。
其れならば私も、上を向いて歩こう。歩こう。アルコーン。
ということでアル・コーン &ズート・シムズを引っ張り出した。

どうでもよいイントロは置いといて、今日の入荷は、ハーフノートのアル&ズート、ステレオ盤。
なぜステレオ盤を取り上げたかというと、ステレオがこの作品には非常に良く合っているから。説明になってない。
モノ盤は勿論良い。しかし、私の様な音痴だと、時々どっちがどっちか混乱するので、この人たちの場合はステレオ盤が良い。
特にこのアルバムのステレオの作りは素晴らしく、右のアルの音は中央にも寄り、左のズートの音はやはり中央に寄るので、重なり合った時のサウンドが良い。実に良い塩梅なのである。
そこに参加したPHIL WOODSのアルトが中央からやや左に位置して3管が巧い具合で聴き易い。
名人たちのサックス・バトルと、彼らの卓越したアンサンブルが楽しめるので、大いに推奨したい。
ライナーのどうでも良い話に惑わされないで、自分の耳を信じて聴いて頂きたい。

A−1の「LOVER COME BACK TO ME」など、こういうスタンダードを演らせた時の彼等はほんとうに巧い。
曲の持っている味わいと情景を見度と演じてみせる。
感心してしまう。
こういう所は名人たる所以である。
この演奏の中で思わずPHIL WOODSが入っているかの様な錯覚に陥るが、やっぱりここには参加して居ないようだ。
それもそのはず。巧いテナーのミュージシャンはアルトの様な高い音で柔らく吹いて見せるので、ついつい騙される。
その騙しのテクニックも楽しみの一つとして聴く事が出来ればこんな幸せはない。

ところで、こういう50年代のレコードを聴いて批判しても意味はない。
批判すればそれは後出しじゃんけんと同じこと。
言う先から唇が寒くなる。
楽しむ事である。
だからオリジナル盤を聴いて欲しいと、私は言っているのだ。

ところで、このアルバムは楽しいダブル・ジャケットである。
表紙には、この時の演奏会場であるHALF NOTEの看板が夜空に向かってすっくと立っている。
ネオンが眩しい。
そして、手前にはHALF NOTEはここだぞ、とばかりに道路標識があって、HUDSON STREETとSPRING STREETの交差点であると宣伝している。お前ら聴いて楽しかったら、店にも聴きに来いよと。
行って上げたいが1972年に閉まったままだ、残念。
あの頃に戻れるならば戻りたい、ついでにWES MONTGOMERYとWYNTON KELLYの演奏も聴きたかった。

それなら、こういうレコードを聴きつつ、行ったつもりになろう。

新入荷
2013/06/07

本日のレコード新入荷。

ALBERT AYLER "MY NAME IS" DEBUT DEB-140
BOOKER LITTLE etc "DOWN HOME REUNION" UA UAL-4029
DEXTER GORDON  "DADDY PLAYS THE HORN" BETHLEHEM BCP36
GEORGE WALLINGTON "JAZZ FOR THE CARRIAGE TRADE" PRESTIGE 7032
HOWARD McGHEE "DUSTY BLUE" BETHLEHEM BCP6055
LOU MECCA "LOU MECCA QUARTET" BLUE NOTE 5067 (10")
PHIL WOODS "WARM WOODS" EPIC LN3436
PHIL WOODS "FOUR ALTOS" PRESTIGE 7116
PHIL WOODS "PHIL & QUILL WITH PRESTIGE" PRESTIGE 7115
THAD JONES "THE MAGNIFICENT" BLUE NOTE 1527
MILFORD GRAVES "BABI" IPS 004
STEVE LACY "SOLO AT MANDARA" ALM AL-5

すべてオリジナル盤。

ブロッコリー
2013/06/06

最近、口内炎が良く出来る。
一つ治りそうになると、また出来たりする。
近くの薬局に薬を買いに行った。
塗り薬だけかと思ったら、貼るのもあると言われ、びっくりして帰ってきた。
会計の時、中国人薬剤師のお姉さんが
「ビタミンが不足しているから口内炎が出来ます。まずよく、水を飲んで下さい。それから野菜を食べて下さい。特にブロッコリ−を食べて下さい。ブロッコリーはビタミンB12がありますから、とても良いです」
と親切に教えてくれた。

そう言えば最近、ブロッコリーを食べてないな。
ブロッコリーを食べて、人生ブッコロリと行きたいものだ。

サクランボ
2013/06/05

近くの道で、大きな桜の木にサクランボがたくさん成っているのを見つけた。
1cmに足りない小さな、赤黒い実。

食べたい衝動に駆られる。
木の実は、豊かな気持ちにさせてくれる。
きっと私の身体の中に、かつて木の実などを取って食べた原始人のDNAがまだくっきりと残っているにちがいない。

子供の頃は、登って取って食べた。
大して美味しいわけではないが、食べたかった。
そういえば、食べられる木の実はなんでも食べた。
酸っぱいだけの木の実も喜んでたべた。

だが、その日の夜には便秘になってしまい、親に怒られるてしまうのだが。

晩御飯
2013/06/04

仕事が終わり、どこで晩御飯を食べようかと考えてしまう。
いい歳をして、一人でふらふらと食べているのもどうかと思う。
新宿ももういいかな。


ゴミ
2013/06/03

ゴミを捨てに行った。
ダンボールの小箱も持ったので、エレベーターを降りたところで落としてしまった。
後で拾えばいいかと考え、そのまま裏に廻りゴミを捨て、買い物もあったので、そのまま裏から外に出てコンビニに行きしばらくして帰って来た。
当店の郵便ポストを見ると。
先程落としたダンボールが当店のポストに突っ込んであった。
宅急便の伝票がそのままだったので、わざわざ、調べて入れてくれたんだね。

優しいね、このビルの住民は。
感謝。??。 そのまま捨ててくれい! 

新宿の車
2013/06/02

日本人は優しくて、思いやりがあって、他人に気を遣う世界でも珍しい良い国民性だとテレビ等でも聞く。
だが、ここ新宿はそんな優しさは、自動車の運転に関しては全く無い。

とにかく新宿の運転手は意地悪だ。
道は狭く一通だらけ、しかも車は多い。 そのためか迷惑を掛けられた事に対する、恐ろしいほどの反応がある。
そこのお前は邪魔だ!という圧力がすごい。
基本的に他車に譲る事はない、絶対に。
これだけ覚えておけば、腹も座って、安心して運転できるというものだ。

例えば、新宿の狭い道で車庫入れに角度が合わずに2回ハンドルを切り替えて、ちょっと時間が掛かったら、後続車から長いクラクションを鳴らされた。
見通しの悪い駐車場ヵら出ようとして頭が少し出た所に来た車が、邪魔だとクラクションを鳴らされて、仕方無く下がった。それを3回繰り返した事もある。
右折待ちでこちらが繋がってしまっている場合、対向車からちょっとパッシングして先に行かせて、全体の流れがスムーズ行くようにしてもらった事が一度もない。一台右折車がいると、そっちの車線は一台も進まない内に信号が赤になる事もある。

新宿は日本か?

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