HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
| BILL EVANS RIVERSIDE ボックスセット | - 2015/03/06
- BILL EVANS “THE COMPLETE RIVERSIDE RECORDING” RIVERSIDE (日本ビクター) ボックス・セット
別に買わなくてはならないという訳ではない。 だが、ボックス物はそそられる。 持っているだけで嬉しいと思う。
発売当時、私も大騒ぎで購入した。 持って帰る時の重かった事。
家に着いて箱を開けて分厚いブックレットを見た時の感動。 箱の中に、また2つの箱になっていて...。 英語版と日本語版の両方の冊子が付いていて...。、 どうせ2・3枚しか聴かないのだが、箱物は置いておくだけで嬉しい。
このボックスの販売が当たったのか、その後もリバーサイドのコンプリートやビレッジ・バンガードのライブのコンプリート盤として箱物が次々と発売され、その度に買ったのであった。
政治でよく言われるところの「箱物行政」は良くないが、ビル・エバンスなどの箱物は良いなあ。
全集と言うボックスセットは昔からレコード会社の売れ筋商品で、今でも、深夜のテレビや新聞の日曜版の広告に、なつかしの歌とか、名曲全集など結構な価格で売られている。 そういうのはつい面倒くさがりな人達が手を伸ばしてしまう。 それが付け目なのだが、噂によるとレコード会社の一番の収入だと聴いた事があるほどの売れ行き。 所がそいういうボックス・セットとはちょっと違って、こちらはマニア向け。 それは気を抜いては作る事ができない、労作なのである。 故に、我々にも作った側の根性が伝わる。 見ていると欲しくなるんだなあ。こういうの。
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| ボヤ | - 2015/03/05
- 今朝から絶好調でレコードを聴きながら、入力が進む。
これなら明日にはホームページの通販コーナーのリストも完成しそう。 昼食も10分で済ませて、ガンガン仕事が進む。
ほっと一息つきたい4時すぎ、ひょっこりジャズ・スナック?のアディロンダックのご夫妻があらわれた。 話によると、先日店の厨房でダクトの中から火が出て、すぐに消火器で消し止めたのだが、油の火だったため煙が大量に出てしまい。消防車も救急車も駆けつける騒ぎになってしまった。 それで、店内改装もするので再来週オープンに向けて一息という所らしい。
しかしよく、火が出た瞬間に消火器を持って消し止めたものだと、その機敏さに感心する。 いざという時に、なかなか消火器を持って火に向かって消火作業はできない。 毛が焦げたと言っていたが、髪の毛が無くなって、ますますトミー・フラナガンに風貌が似て来たのか? いずれにせよ、火事騒ぎで大変だった。 早く心が落ち着くのを祈る。
かくいう私も火事の経験があり、ってこちらは全焼なのだが、開店一週間前に看板も取り付け、さあやるぞ、という時に朝、店に行ったら店が無くなっていた、というヘンな話。 ウチは二階だったが、一階から出火したらしい。 警察が事情聴取に来て、「保険入ってますか?」。 私「いいえ」 警察「はい、帰っていいですよ」 「....」 たった10秒のヘンな取り調べ。
残ったのは、内装費、看板代、など支払いの山、それも「無」に帰してしまった物に支払う空しさ。 建物を失った後、次に、お金をすべて失わなければならないと言う、こういうのを本当の往復ビンタというのだな。
記憶にあるのは朝、四谷三丁目の駅を降りたら消防車がいっぱいいて、かわいそうだなあと思った。 ちょっと歩くと、結構近いなあ、通れるかな? 大通りから最初の角を曲がると、水浸しで大変だな?まさかウチではないし。 最後の角を曲がると、あれ!ウチ?どうして?
人生これまで!となってしまったあの時の事は、思い出したくもない。 だが、人生は立ち直れば、やり直しがきくのだ。
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| なんとなく | - 2015/03/04
- 海外・国内と仕入が結構あったので5日の日に、通販リストをアップしようと思うのだが、なんだか調子が出ない。
もう、どうでも良いやと思って、今日は従業員も休ませた。 入力も進んでいないし。 だったら若い奴が頑張って入力しろよ! でも、まあ。
なんとなくダラダラして一日過ぎた。 本調子ではないと言え、最近はすぐに精神的に頑張りが効かなくなって来た。 心に鞭打って、という風にはならない。
これって年齢なのかしら。 と思いつつ、夕方頃になったら元気が回復してきて、これはイケルかもとせっせと入力をした。 明日次第で、通販リストのアップ出来るかも。
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| 雪 | - 2015/03/03
- こんなんですと、北海道某所の知り合いから写真が届いた。
彼の言うには。 「市街地は、こんな感じです。 すれ違うのも、譲り合うことをしなけばならない状況です。 今日もまた降っており、また除雪をしなければ・・・・・」
東京はなんだかんだ言って、気温が10度を超えていて、雪は舞ったが今年は積雪がない。 幸せだと感謝しないといけない。
でも寒がりの私には、これでも十分に寒いのだ。
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| 汚い話。 | - 2015/03/02
- 汚い話。
一昨日何となく胃の具合が悪く、朝、歯磨きをしていたらこみ上げるものがあって、ヤバいと思いトイレに駆け込む間もなく、いきなり洗面台に吐いた。 昨日の食べたものが殆どそのまま全部。 かなりの量。 洗面台が詰まってしまったのだが、水道をジャアジャアと流してやっと全部流した。 前日から胃腸の働きが停まってしまっていた事をよく理解したのだった。
急に胃はスッキリしたものの、なんだか身体は怠い。 風邪の菌が胃にでも入ったのだろうか。 なんとなく怠く、やる気も起こらない。 次のリストの入力をしなければいけないのに。 何というだらしなさ。
しかし、今日は汚い話だったなあ。
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| レコードマップ | - 2015/03/01
- レコードマップの本。
電話が掛かってきたから、何だと思ったら「まだ本代を頂いていません」という振込みの請求だった。
そう言えば昨年、あの雑誌も廃刊だと言っていたので、私も感慨深い物があった。 それが何のことはなく、やっぱり復活だって。 軽いんだな、これが。 その代わりに、余程売れないらしく、今回は掲載して欲しければ一冊買えと先に約束させられた。 購入しなければ掲載してくれない。 そうなると営業が来て「お宅の店を本に掲載してあげますから、代わりにお金を払え」と言っているヘンな情報誌と何ら変わりがない。 新宿の小さなショップで掲載されていない所は結構ある。 もう、本来の情報誌とは言えない。 情報収集も各ショップに任せっ切りなので、尋ねて見たらこんな程度かと思える店もある。 結局は、担当者がいて、きちんと対応できるユニオンのような大手の会社ばかりが十分な情報を掲載されているようにしか見えなくなってきた。 本を出すなら足で稼げ!と言いたいのだが、他人の仕事に口を出しても仕方ない。 文句ばかり言ってもなあ。
しかし、なんだかなあ。
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| LOREZ ALEXANDRIA “LOREZ SINGS PRES” | - 2015/02/28
- LOREZ ALEXANDRIA “LOREZ SINGS PRES” KING 565 (USA)
さて、ジャズ・ヴォーカルの通好みの傑作。 この人はブルースの味わいがあって本当に良い。 ところで、彼女のキャリアはまず、KINGレーベルからスタート。 1957―60年に4枚リリース、この作品が2枚に目にあたり、評価を上げた。 しかし、オハイオ州のシンシナティのローカル・スモールレーベルではどうにもいかんと思ったか、その後ARGOレーベルに移籍、シカゴだから結構な都会で売れると思ったのか。 ここで1960年にリリースしたEarly in the Morningが好評で、私も最初に購入したアルバムがこれであった。 当時は、いかにもジャズ・ヴォーカルかくあるものぞ、という感じで毎晩聴いた。 気に入っていたのだ。 その後、当時最も元気だったIMPULSEレーベルに移籍、The Great や More of the greatをリリース。 実力を世間に示した。
日本の人気の低さと反比例して、彼女の作品は結構多い。 きっと、日本人好みではなく、アメリカ人好みなのであろう。 って当たり前の言い方しか出来ないのかお前は!ハイ。 だが、そういうしかない。 だって、歌はうまいし、味はあるし、大人だし、ブルースだし、アメリカのジャズの表現は全て持っているし、子供っぽさは無いし、余計な愛想は無し、媚びる所は無いし......。 あれっ? これでは日本ではウケないかも。
まあ、いいじゃない。 こういう歌手がいれば、自分だけにしか理解できない大歌手がいるのだと密かに喜びが湧くという物。 有り難いことである。 ジャケットを見れば、何の変哲もない黒人女性がドンと写っている。 これでは売れないかと思ったのかもしれないが、4枚目のジャケットなどは白人の美人ジャケにしたのだから。 当時の黒人ミュージシャンは色々大変だったのだ。
面白い事に、このレコードのラベルに社名が「FEDERAL」となっていて、最初見た時に再発かとドキッとしたのだが、どうもこれでオリジナルとされていて、これで良いらしい。
個人的には、少しくらい傷があってもと、ずーっと探していたのだが、中々出会う事がなく、あればあったで無残な傷だらけな盤だったりして大変なレア盤であった。 日本のキング盤と違って、アメリカのキングのレコードは綺麗な物は出ないものだという事を知った。 という意味に於いて、今回も完璧とは言わないが、かなり良好なので良しとする。
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| Webster Lewis “LIVE AT CLUB 7” | - 2015/02/27
- Webster Lewis and the post・pop gospel tabernacle chorus and orchestra BABY!
“LIVE AT CLUB 7” SONET SLP 1417/8 (NORWAY)
2枚組のダブル・ジャケット。 非常に、非常に、珍しいしいオリジナル。
このアルバムの事は知らなかった。 店をオープンして海外に買い付けに行った時、オスロで出会った人に、買わないかと持ちかけられ、その価格の高額に驚いた。 知らないアルバムは、簡単に買う訳に行かないし。 それでまあ、聴かせてもらったらイケルじゃないの。 要するに、その頃はジャズ・レコード・マニアというよりは、クラブ・ミュージックのDJなどが大騒ぎしていた一枚だったので、我々のようなジャズ専門にはちょっと離れた一枚だったのだ。 それでせっかく奨めてもらったし、購入して帰り壁に飾ったところ、凄い凄いと何人もの人が、見るためだけに来店する事もあって、オジサン唖然。 昔から、見るためだけにレコード屋に行ったものなどは、モンクのソロピアノ(仏・スイング)などしかなかったから、そういう作品群と同等の作品かと。
ところで、この彼のバンドの名前の長い事。 カタカナにして書き出すと、「ウェブスター・ルイス・アンド・ザ・ポストポップ・ゴスペル・タバナクル・コーラス・アンド・オーケストラ・バイビー!」という立派な、寿限無寿限無に近いかもしれない長さである。 途中のタバナクル・コーラスというのは、私の海外旅行経験から推測すると、モルモンの教会の本部のような建物をタバナクルといい、そこのコーラスが非常に素晴らしい物があって、そういう事なのかと思ったりするのだが、良く分からない。 オレはいい加減だから、間違ったら後で修正する事にする。 まあ、そういう長いグループ名とをよく見ると、黒人の関連する音楽ジャンルをみな抱え込んだバンドだと。
そのとおり音楽はヒジョーに黒人のスピリッツに溢れた、しかもゆったりしたサウンドである。 それにしても、なかなか類を見ない出来の作品である。
ところで、アメリカ黒人の彼が何故ノルウエイでこんな作品を作ったかというと、訳がある。 それはノルウエイの現代ジャズの基礎を作った人、GEORGE RUSSELL(ジョージ・ラッセル)が関係していて、ラッセルはノルウエイでジャズを教えて居る時に、WEBSTER LEWISを呼び寄せたらしい。黒人ジャズの最高の見本として考えたらしい。 それで彼はオスロを中心として活躍し、認められ、かなりの知名度が上がっていて、人気があったらしい。 その時の「クラブ−7」というクラブで行ったライブの演奏の非常に評価が高く、どうしてもアルバムにして残そうという人がいて、そのテープの半分ほどがアルバムになったのだと。 という話をノルウエイのマニアから聞いたのだ。 そうか、ノルウエイという国のジャズの今日は、ジョージ・ラッセル無くして、成り立たなかったのだと衝撃を受けたのだ。 凄いのは、本人は白人だが、しっかりジャズとはこういう物であると現物の最も黒人音楽の、しかも最先端の音楽家、である彼を呼びよせたあたりは本当に感動する。
そういう経緯を持ったこのアルバムが何百枚か発売された。 その後、一枚づつLPとして分売されたのである。 ところで、このアルバムに惚れ込んだ人がいて、なんとか再発したいと思っていたようで、近年、コンプリート盤のCDが出されたらしい。私はCDは買わないので聴いていないのだが、内容は相当良いらしい。 これと、両方持っていたら幸せだと思う。 とすると、CDとこのLPが入れられる、特別のケースでも作ったらいいのかな?
とにかく、ジャズの概念が様々な音楽ジャンルを含有して、変化してい行く中の一つの在り様を示した、実に面白いジャズ・ソウル・ブルースである。 良い音楽だ。
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| 通販リスト更新で | - 2015/02/25
- 通販リスト更新しました。
今回は特に目立つミュージシャンがあります。 BILL EVANS WES MONTGOMERY GEORGE LEWIS
今回、来月にリストにアップする予定です。 でなくても、随時店内に出ます。
エバンスのVERVE盤など沢山出ます。 宜しくお願いいたします。
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| FREDDIE GREEN “MR.RHYTHM” | - 2015/02/24
- FREDDIE GREEN “MR.RHYTHM” RCA-VICTOR LPM-1210 (USA)
こういうのは文句無く良い。
好きなジャズのギタリストを挙げて行くと、フレディ・グリーンの名前はまず最初に上がる事がないと確信する。 しかし、ベスト10を挙げろと言われれば、どんな人でも必ず、どこかの順位に入れるのではなかろうかと、私は確信する。 ギターといっても、チャッ、チャッ、チャッ、チャッ、チャッ、チャッ、とやっているだけの人なのだけど。 でも、聴いていると、といってもしっかり耳を傾ける必要はあるが、チャッ、チャッ、チャッ、チャッ、が耳に馴染んできて、その内に不思議な元気が湧いてくる。 良いギタリストである。 当時リズム・ギターのチャンピョンだった。 いや、今も含めてチャンピョンかもしれない。
カウントベイシー楽団がどこかのスタジオで録音する事になった時、レコード会社の係りが来てメトロノームは必要ですか、と尋ねた。 するとベイシーはノーと言った。 ベイシー楽団には歩くメトロノームがいる事を知らなかった。 という話があるほど、彼は完璧なリズム感覚を持っていた。 それだけではなく、楽団のサウンドの味付けも又彼によると事が大きい。
そんな偉大なギタリストも唯一のリーダー作。 それも最大手のレコードカンパニーRCA・VICTORから出してもらったのである。 さて、そんな人生の最高の桧舞台にもかかわらず、彼のギターは結局、チャッ、チャッ、チャッ、チャッ、に終始している。 1曲くらいは、ギターを弾くかと思いきや、全曲リズム・ギターで通した。 あのドラマーのエルビン・ジョーンズでさえ、ギターを弾いて、一枚のアルバムの中に残していると言うのに、一体この頑なな態度を、我々はどう受け取れば良いのか。 まあ、まさにリズム・ギターのプロであり、それによって彼は音楽を作り、聴き手に音楽を伝えた事は間違いない。 そしてベイシー楽団を、ベイシー楽団たりえるサウンドはまさに彼無くして成たちはしなかった。 ひとつの天才である。
その彼のリーダー作。 タイトルもさまに「ミスター・リズム」という文句なしにそのまんま。 右手にギターのネックを持って、渋い表情で左手で頬を突いている素敵な写真。 薬指には高そうな指輪、が目立つ。 これ一本でオイラはこんな指輪が買えるほど稼いだのだ、と言っているよう。 良い男。 良いジャケット。
音楽はジョー・ニューマンのトランペットやアル・コーンのサックス等、リラックスした好演奏。 私がジャズを聴き始めた頃、買った日本盤で聴いた時は、良いとも何とも思わなかったが、徐々に私も聴くレコードの数が増すにつれ、こういうジャズは良いなあ、と思うようになった。 少しは「通」に近づいたのかと思って嬉しくなった。
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