HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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GUY LAFITTE “BLUE AND SENTIMENTAL”
2016/05/02

GUY LAFITTE “BLUE AND SENTIMENTAL” LE CLUB DU DISQUE (FRANCE)
10インチ盤

ちょっと珍しい10インチ、アルバムの入荷。
1954か55年頃のパリでの演奏である。
レーベルはクラブ・フランセという50年代初めにフランスにおいて、ジャズを紹介する意味において大いに役割を果たしたレーベルである。
ギィー・ラファイエット(Guy Lafitte)はあまり日本には馴染みのないフランスのミュージシャンであるが、1920何年からほぼ20世紀を生きたプレイヤーで、50年代頃から渡欧した米国の数多くのプレイヤーと共演した実力者である。

当店の開店当時、ギィー・ラファイエットのレコードが無いかと盛んに問い合わせが来た。
それがなぜかほとんどの人が北海道の方々で、なにゆえ北海道の方面に置いてこのジャズメンが人気なのかと驚いた。
考えていたらあるお客が教えてくれた、札幌の某レコード店の店主がラファイエットを好きで皆に勧めていたらしい。
札幌において、彼のアルバムが推薦され売られた結果、マニアの間で一大ブームとなったのであろう。
たった一軒の店の努力がここまで広まるのかと感動した、素晴しい例であった。
この事を書きたいばかりに、彼の音楽性がよく表れたこの一枚を早く取り上げたかったのである。
やっと入荷したとも言える。

それで、そんなに良い物ならばと、私もフランスの知人に仕入を頼んだり、せっせとパリのレコード屋を廻ったりして彼のアルバムを仕入れて来た。
聴いてみれば、後期はムードテナーに行ってしまう感は若干あるものの、実に好ましいテナー・サックスである。
70年代以降も、かなりの作品を残し、どれも何度も再発されている人気プレイヤーであった。

その彼の、初期54年頃なので、立派なプレイで聴き応えがある。
テナー好きには非常にお薦め出来るナイス・アルバム。
当時の10インチなので、若干サーという音は入る箇所はあるが、録音は悪くなく十分堪能できる。
サックスの音色はしっかりした意外に男らしい力強さがありコールマンホーキンスに影響を受けた様子も伺える。
聴いていると、ひょっとしてバルネ・ウィランにも影響があるのではないかと思われる。
オーディオ的にも凄い音に驚くはずである。

演奏曲はタイトルの「Blue and Sentimental」「Star Dust」などスタンダードが多く、実にいい味わいの50年代の立派なジャズ・アルバムである。

ART FARMER "FARMER'S MARKET"
2016/05/01

ART FARMER "FARMER'S MARKET" PRESTIGE 8203 (USA)

今回は、これまた綺麗なジャケットで裏も表も真っ白な一枚である。
見ていると惚れ惚れとしてくる。
それに個人的に大好きなレコード。
かつてのスイングジャーナル、あの雑誌には彼の聴くべきレコードの中にこのファーマーズ・マーケットが入っていなかった。まあ、他に聴くべきものがいっぱいあったので省かれたのであろう。
しかし、私は不満で仕方がなかった。
ARGOの「ART」と並んで、これら2枚は私のお気に入りだった。
最初は紫のラベルの盤を持っていたが、友人に「セカンド!」と言われて、苦労して買い換えた。
セカンド!と言われると、イエローカードを出されたような気分だった。
オリジナルはイエロー・ラベルである。
企業もNEWJAZZと謳ったものの、まだ、どうするか決まっていなかったのであろう。

このアルバムは何よりジャケットが素敵。
彼の自分のマーケットはこれだという所も言いたかったかもしれない。
70年代、私は旅行会社で働いていたのでアメリカに対する憧れは人一倍あったのであろうか、ロサンゼルスの「ファーマーズ・マーケット」その場所でさえ、憧れの場所であった。
それが、ファーマーとファーマーズ・マーケットと掛けているのも素敵で、ジャケットの写真には野菜やフルーツが売られている様子が伺える。
その写真をいくつかの斜め切りにし、空白を入れて並べた所も良い塩梅である。
色合いもややグリーンにして素敵。
いや今見てもいいジャケットだ。

演奏は、ARGO盤「ART」と並んで、彼の人柄が出たような落着いて柔らかなトーンの傑作。
一曲目がもっともストライクな曲調でハンク・モブレイも魅力的で柔軟な良い感じ。
B面の冒頭2曲はモブレイは参加していないものの、ファーマーのおっとりしたトランペットの音色の好演奏が聴ける。
名盤と言われる、「When Farmer Met Gryce」などが55年の演奏で、これが56年の演奏、実に良い時の実力発揮したアルバムである。

イチゴ
2016/04/30

イチゴが好きなのでよく買ってきて食べる。
しかし、最近のは甘くていけない。
気持ち悪くなるほどである。

それで、私は「とちおとめ」を買うことにしている。
僅かな酸っぱいさが残っているのがいい。
しかし、それでも、不満である。

そもそも、最近の果物はなんでも甘くなっている。
こんなに甘いのではきっと,身体に悪いのだろうな。
砂糖を掛けて食べているようなものである。

一体本当の、あの酸っぱい果物はどこに行ってしまったのか?
オジサン寂しい!

今の世の中はオカシイんだ、きっと。

ナンバー
2016/04/29

車のナンバー。
先頭の「いろは」の中でつかっていない文字はなにか?

ちょうど今月号のJAFMATEに記事が掲載されていたので、読んでいたら使っている文字の羅列があった。
だが、沢山の中から使っていない文字を探すと分からない。
それで、探し出すと4文字ある。

し;これは死につながるから
へ;これはおならを連想するから
お;「あ」などと混同するから
ん;発音しにくいから

という事であった。
どうでもいい情報

明日からゴールデンウィーク
2016/04/28

明日からゴールデンウィーク。
連休中、ご来店のお客様に楽しんでもらえるように、良いレコードを揃えて、お待ちしています。

来て見て下さい。

CHUCK BERRY “ONE DOZEN BERRYS”
2016/04/27

CHUCK BERRY “ONE DOZEN BERRYS” CHESS LP 1432 (USA)

今回もジャズではない。
ロックン・ロールの産み親でもある彼の代表作である。
BERRYなので、十分にベリーを堪能して欲しいと、「一ダースのベリー」というタイトルにし、イチゴをあしらったジャケットもなかなかの迫力である。
曲は「SWEET LITTLE SIXTEEN」「ROCK & ROLL MUSIC」というロックン・ロールの代表作兼歴史的名作である。
と私がここで力説しても、なんだか空しい。
世界的なロックン・ロールのスター故、音楽の話は止める。

そうそう、今回のレコードはとても綺麗なのだが、たったひとつ欠点があって、それは始まりの部分でシャーという音が入る事。
何しろ、 SWEET LITTLE SIXTEEN の所なので、ちょっと引っかかる。
しかし、このアルバムに美品は無いので、そういう意味では合格ともいえる。
まあ、購入する方の考え次第でもある。

ところで、彼の話をすると必ず犯罪の事にふれないといけない。
それでとのくらいの犯罪歴かちょっと調べてみたい。
ネットを見ると膨大にあって、wikiなどからも拾ってみた。
まず、彼の生まれはというと、これはあにはからんや、結構ちゃんとした家庭なのに驚く。
父親はバプテスト教会の執事も務め、母親は教師というセントルイスの中流家庭だという。
いや、日本では昔、刑事の子に不良が多いと言われたようなものだろうか。

ネットによると、不良仲間の影響でいくつかの悪事に手を染めたとある、早い話が結構な悪だった。
1944年に自動車強盗の罪で少年院へ送られ、3年で釈放。これが記録に残る第一の犯罪か。
1959年マン法違法で逮捕。懲役5年と5,000ドルの罰金で1963年に釈放。
   これは、少女買春である。
1979年脱税で逮捕 同年釈放。
その他、己が経営しているレストランの女性トイレに隠しカメラで盗撮。ビデオテープが発覚。
圧巻である。
犯罪の百貨店のようだが殺人などが無いだけ救われる。
これだけあってもアメリカの社会は才能のある人には門戸が開かれていて、コンサートなど行っている事は、素晴らしい。

しかし、これだけの犯罪歴にも関わらず。セントルイス市によるに銅像が設置。
まあ、早い話が、観光客呼び込みであろうか。
世の中、そんなものである。

故にロックン・ロールだぜ。

レストラン
2016/04/26

人間、どういう所から人の繋がりや土地が出来るか分からないもので、今年に入ってから松戸市にはもう6回も往復した。
アンプの修理屋さんとの打ち合わせとか、商用などで。
それで、車で同じ道を通る。
その道中に一軒のステーキ屋がある。
それなりに大きなレストランである。
通るたびに、入ろうとする気持ちなのだが、いつ見ても客がいない。
それで、つい次回でいいやという事にして素通りしてしまっている。
しかし、もう6往復もしているわけだし、なんだか心配になってしまった。
頑張ってね。
その内にきっと入るから。

その代わりに、デニーズにはいつも入ってしまう。
店の人にも顔を覚えられたし、トイレ休憩だとわかっているようで、こちらも気が楽だ。

こういう事って、どちらも同じ商売なのだが、客が誰もいないと、入りにくいもので不思議なものだ。

SONNY CLARK "COOL STRUTTIN'"
2016/04/23

SONNY CLARK "COOL STRUTTIN'"Blue Note 1588
久し振りに入荷。
こうして紹介出来る程の綺麗な物は、何年ぶりであろうか。
最近、ますますオリジナル盤が出てこなくなった。
オリジナル盤の条件はどうだこうだと本も出され、ショップ店員が知識をひけらかす様になった時分から、余計に出なくなった。
知識の普遍化が起これば、持っている人が自分で売れば良いわけで、古くて良い物など市場に出回る事が無くなるのは当たり前である。

昨日仕入から大事に抱えて帰った担当と、こんな綺麗なジャケットは久しぶりだねと二人で眺めていて、同時に出た言葉が。
「欲しいなあ」
2人で笑った。
内容など、どうのこうのと言う次元ではない。
このレコードのジャケットをしみじみ見ていれば、マニアだと思う人が入れば、だれでも欲しい一枚である事は間違いない。
これほど日本人のジャズマニアの琴線に触れたアルバムはない。
しいて言えば、ソニー・ロリンズのサキソフォンコロサスと双璧である。
サキコロの方はまだ時々出て来る、それでも数十万円の価値がつくのであるから、倍のレア度を誇るこちらは、その倍でも仕方がない。

しかし、良い写真だねえ。
どんなにキングレコードや再発レーベルが頑張ろうと、オリジナル盤の色合いには勝てない。格別の味わいである。
このジャケットこそ、ジャズの歴史に燦然と輝かく、レコード・ジャケットである。



DONNY HATHAWAY “LIVE” PROMO
2016/04/22

DONNY HATHAWAY “LIVE” ATCO SD 33-386 (USA)
(Promotion Copy)

今回の入荷は、以前も書いた事がある、ダニー・ハザウェイの歴史的な大・名盤。
「ライブ」である。
以前紹介したから、また書く事も無かろうと思ったのだが、ジャケを見ている内に考え直した。
ちょっと待てよと、これは別物だとして紹介させていただく。
何故ならプロモ盤であるから。
前回の紹介記事をちょっとパクッて見よう。
自分の書いたものをパクルのも気が引ける。

このアルバムの良いところは、冒頭のソウル大名曲「What’s goin’ on」につきる。
このアルバムの凄い所は観客のノリノリの歓声と雰囲気。
こんなライブ・レコードを聴いていると、一緒に会場に居る気になってワクワク・ドキドキ、オレもあの場に居たかった。
A面最後のキャロル・キングの名曲「You’ve got a friend」など観衆の叫びと一緒に歌った声とを、共に聴きながら、まるで映画のシーンを見ているかのような錯覚に陥る、
私の心も熱く、かつ哀愁の悲しさに、ただ、どうしようもなく胸が切ない。
行き場のない青春の心の彷徨がまざまざと胸の浮かび上がる。
しかし、観客の声なのに、聴いていてこれほど、心が揺さぶられるアルバムと言うのも他に知らない。
このレコーディングと臨場感の凄さは一体どうしたと言うのだろう。
こんなソウルのアルバムもあったんだよな。
みんな聴いてソウル・ブラザーになろうぜ。

という熱い気持ちになれる一枚。
今回はなんとプロモ盤。
ジャケットにはPROMOシールと、DJ・COPYと書かれた四角いシールが貼られている。
盤もプロモになっていて、ラベルは白いものにNOT FOR SALE と印刷されている。
演奏は70年過ぎだから、モノ盤では無くステレオ盤となった時代である。
盤質も綺麗で、申し分ないと思う。
自分で欲しい。




コーヒーで
2016/04/21

セガフレードで、今朝はカプチーノ!と元気良く、注文。
今日はお姉さんが、「じゃ、最初に砂糖を入れておきましょうか?」
と嬉しい事を言ってくれるから、お願いしたら、ハートのマークが綺麗に見えるように入れてくれた。
嬉しいねえ。
あと20才も若かったら、オジサン、勘違いをしてしまう所だった。
エヘ。

で、ちょっとだけ話をしたら、「私はこの店が好きで 好きで、募集を見て、すぐ応募したんです」だと。
好きな会社に入って一生懸命に勉強出来たら、いいね。
好きな会社、好きな店、好きなコーヒー。

好きこそものの上手なれ。
好きな事を仕事にし、そして邁進出来たら、人生これほど幸せな事はない。

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