HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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JOHN LEWIS-BILL PERKINS “GRAND ENCOUNTER”
2016/11/08

JOHN LEWIS-BILL PERKINS “GRAND ENCOUNTER” PACIFIC JAZZ PJ1217 (USA)

私の好きな一枚。
ジャケットの中央部分のタイトルが「GRAND ENCOUNTER」となっている。
しかし、下方には「2°EAST 3°WEST」となっており、裏ジャケのタイトルも、また盤のラベルのタイトルもそのようになっているので、どちらが正式なのか、私も今でも毎回入力する時には「?」という気持ちになる。

「2°EAST−3°WEST」というのは、B−1で演奏されている曲でもあり、作曲がJOHN LEWIS本人である。日本語にすると「東経2度西経3度」という事である。
という事はイギリス周辺の二つの経線に挟まれた国の事を差しているのだろうか?或いは彼のルーツでもあるかもしれないアフリかのある国を指しているのかと考えてしまったが、良く分からなかった
だが通常言われている通り、東海岸から2人、西海岸から3人の「大邂逅」という事だという。
英語のネットの情報でも同様であった。それにしても意味深なタイトルである。
しかし、面白い題名をつけるものである。

ジャケットのデザインは美人の白人の女の子が草むらに寝転んで、本を読んでいたところである。
来ていたワンピースも素敵な色合いである。アメリカの金持ちの家の御嬢さんという所か。
GRAND ENCOUNTERというタイトルと女の子の関連は私には良く分からないが、ほのぼのとした感じが伝わってくる、良いジャケットである。

音楽は一言で言うと、「ジャズの柑橘系」とも言える、爽やかな香りが立つ素敵なサウンド。
爽やかなサウンドの作品は数あれど、ここまで上品さを兼ね備えた作品が他にあろうか。
BILL PERKINSのテナーも爽やかな音色で芝生の上をそよそよと吹いてくる風の心地よさとでも言おうか、近くの植えてある木々のそよぎも聴こえて来そうである。
更にこの作品で感心させられるのは、JOHN LEWISのピアノの上品さ。
トリオ演奏でも、例えようのない美しさを示し、淡々と、しかも決して崩れる事のない姿勢が感じられる。
更に、JIM HALLのギターの頃良い風合い。

正に名人芸のジャズがここにある。
私は「柑橘系ジャズ」の見本だといいたい。



ねずみ
2016/11/07

今朝、歌舞伎町横のゴールデン街の遊歩道を歩いていると、いつもの猫がじっと動かない、私がそばに行っても動こうとしない。
そうしたら何の事はなくて、近くにリスか?いや鼠。
それなのに、じっと見つめているだけ。
一向に襲う気配も無い。
鼠のほうもなんだかのんびりと餌を漁っている様子。
野良猫なのだからもっと貪欲かと思いきや、人様に餌を貰って生きている故か意外におっとりしたものである。

私もすばやくは操作出来ないスマホを取出し、写真に収めた。
私が撮れる位だから、よほどの鈍間である。

写真はネズミ、決してリスではない。
でも、なんだか可愛い。
猫もそう思っていたのだろうか?


(ねずみ)        (当ねこ、だが昨日の撮影)

粟まんじゅう、栗まんじゅう。
2016/11/06

今日は朝早く出社して、オーダーやメールに対応して、11時になったところで、昼の弁当を買いに伊勢丹に行った。
それで、いつもの好物の「神田 志の田寿司」のお稲荷さんを購入。
そこでブラブラしていたら、鮮やかな手つきで、サッサ、サッサと黄色の穀類を集めて万頭を作っているオジサンの手際に見とれて感心していたら、試食を薦められた。
粟(あわ)万頭だという。
私は試食をしたら買わなくては悪い気になって、つい買ってしまう。
デパートの店員さんの良い餌食である、
それで、つい万頭を購入。
私は、どんな仕事でもこういう職人さんの手際のよい仕事を見るのが大好きなの。
混んでいたのに、オジサンがわざわざ仕事の手を休めてカウンターまで出て来て、御礼を言われてしまった。

店は「小池菓子舗」というまんじゅう屋で、福島県の柳津町という只見の辺りらしい。
ネットで調べたら、猫の版画で人気の作家 斎藤清の関係の町だと、美術館もある。
今度、行きたいなあ。

粟(あわ)の素朴な味わいをそのままに、あんこも甘すぎずシンプルなもので、それだけにいくつでも食べられそう。
一緒の買った栗が入ったまんじゅうも、素朴な茶色の万頭で、作っている人の良心を思わせる良い出来。
いや、どちらも美味しい万頭であった。

うまい!美味すぎる! 
  (あれ?これは十万石のキャッチか)


まんじゅう屋さん
http://koike-manjyu.com/index.html

CANNONBALL ADDERLEY “PLAYS BOSA NOVA”
2016/11/04

CANNONBALL ADDERLEY “PLAYS BOSA NOVA” EIVERSIDE DDL99990 (HOLLAND)

暫らくぶりの入荷である。
10年前なら、よくオランダのレコード屋でも見つけたし、結構入荷はした。
それが、今はほとんど見つかる事がなくなった。
思えば60年ちかくも昔のレコードだもの。

このアルバムは、オリジナルは米国のRIVERSIDE(RM455)リオの海岸と岩の写真のジャケットである。
それがオランダで発売する事になり、独自のデザインにした。
それが、なんという事でしょう、女の子3人組みがプラカードを肩に掛けタセクシーな雰囲気。
左の子が「CAN」ちゃん。
真ん中の子が「NON」ちゃん。
右の子が「BALL」ちゃん。
あたし達、「3人合わせてCANONNBALLで〜す」と言うような感じかな?
と言っても良く見ると、長袖のシャツの袖が写っていたりして意外に普通。ただ素敵な長い足はしっかり見せてくれているのが、なんとも嬉しい。
ちょっとだけセクシーな所が、オジサンの大好きなジャケットである。
米国盤より、断然こっちの方が良い。
そうそう、ついでに、この頃オランダで彼のレコードをEP3枚にした物もあり、その写真も彼女達でこちらも負けずにセクシーである。

音楽?
なんだっけ、当時のブラジルの代表的ジャズ・グループの「BOSSA RIO SEXTET」をバックに録音したものだが、このバンドはセルジオ・メンデスが仕切っていたようだ。
録音はリオかと思ったのだが、ニューヨーク録音だった。

それにしても、音楽はなかなかバリッとして、颯爽たるものがある。
名盤である。

CHET BAKER “IN NEW YORK”
2016/11/03

CHET BAKER “IN NEW YORK” RIVERSIDE 12-281 (USA)

良い音楽のアルバム入荷。
音楽を聴き、ジャケットをチェックし、値段を付けながら、こういうのが良い音楽と言えば良いのかなあ、と暫しお茶を入れて一服。

このアルバムはリバーサイドと契約したはかりの頃の58年の録音で、この年の録音で聴く事ができる演奏はどれも溌剌として出来が良い。若さも明るさも出ている。希望に満ち溢れた様子が伝わってくる。
人生の良い時である。
ここでも、3曲はワンホ−ン・カルテットで存分に素敵なトランペットの音色を聴かせ、またそこにジョニーグリフィンを加えたクインテットで、より一層なハードバップ色を強めた演奏をしている。
実に聴き応えある演奏で、これが観客へのサービスが満点なのである。
更にいえば、ピアノのAL HAIG(アル・ヘイグ)、が参加したのもまた特記すべき点である。なぜならアルヘイグはこの時期すでにほとんど仕事をしていなくて、57年には録音の記録がなく、58年はこれのみ、その後65年のMINT盤ひとつ、その後は74年のスポットライト・レーベルまで待たねばならない。
その意味でも、ここでヘイグの頑張っている姿は貴重なのである。
まあ、それもニューヨークのジャズのひとつのシーンでもあるわけだ。

2曲目のPOLKA DOTS AND MOONBEAMSを聴きながら。
チェットの音色はいいなあと、心が和んだ。
何しろ、普通なんだね。

人間、普通が一番。
だけど、普通が一番難しいんだな。

吉祥寺で見かけた
2016/11/02

コーヒー屋で、店員さんから吉祥寺の方にお住まいではありませんか?
と言われた。時々、店で見かけたという。
だが私はここの所吉祥寺には殆ど行かないので、私ではないと答えたものの、ふと考えると、20代の頃に住んでいた自分がもう一人、ひょっとするとそのまま住んでいたのかもしれないと思ったりする。

吉祥寺は気に入っていた街で、村上春樹の昔の本の中に出てくる生活を連想させるような生活だった。
って、村上春樹の本は誰が読んでも、自分がモデルだと思うんだな。モトエ。

それで、当時の彼女とか、悪い兄貴とか、遊び仲間などと別れたくなかったからそのまま、もう一人の自分が居着いてしまったのかもしれない。
浮気者の彼女、バイトに明け暮れ、遊びに明け暮れ、ジャズを聴いて、本ばかり読んでいた吉祥寺の暮らし。
正に貧乏だったが、あらゆるものに飢えていた、あの頃。
それでも幸せだった。
そのままもう一人の自分が居着いてしまっているのかもしれない。

何だか、出来の悪いアメリカ映画のような話になってしまった。
だが、私は喫茶店好きだから、分身も時々出没しているのだろうか。

佐久間良子
2016/11/01

最近、テレビを見ていたら誰かの葬式に、かつての名女優「佐久間良子」が出ていた。
相当なお歳だと思うのだが、相当にきれい。
いつまでも綺麗な人というのもいるもんだね。
感心してしまった。
迫力もあるしね。

思えば昔の日本の女優は本当にきれいだった。
山本富士子、岡田茉莉子、若尾文子などなど挙げるとキリが無いが、最近の女優と大きく違う事があって、それは整形手術をしていない「天然美人」という点にあるらしい。
天然美人なんて今は言わないか?
しかし、現在の方が食事も良くなり、タンパク質を多く摂取しているはずなのに、それでも鼻が高くならないのはなぜか?考えてしまった。

いや、女優の綺麗さというのも、時代の要求だったのかなあ。
昔は映画に対する美意識が高かった。
映画そのものに、ストーリー、映像、俳優にも圧倒的な美を求めたのに対し、今は観客のレベルも相当下がり、只々筋を追っているだけのことであるし、俳優にも親しみやすさを求めるようになったのだ。
まあ、「鑑賞」に対する姿勢が違うという事である。

であるから、その後に続く、吉永小百合などは可愛らしさが勝っていたもの。
そういう時代に進んでいたんだな。

クレーム
2016/10/31

当店には、現在ちょっと面白いクレームがある。

順に説明をする、ちょっ話が長いかな?
外人がカップルで来店したのだが、それが知合いの紹介で、失礼があったらいけないと一生懸命に接客。
その内に、他店で購入した物も含めて30枚、小包でオランダまで送ってくれという。
嫌だなと思ったのだが紹介者の顔もあるし、送る事にして、簡単に重さを計ると大体9キロ。
郵便局の海外小包EMSで15,000円位だと伝えると、なんと負けろというので、レコードを精算する際に多分12,00円くらいにしておまけにカード払い。
実際、発送時の数字は10キロで17,900円也。利益がないぞ!

まあ、それは仕方ないとして、通常4・5日で到着する所がなかなか着かない。気を揉んでいたと、やっと届いたというメールが来て、ほっとするのも束の間、税金として190ユーロも取られた。
ところがそれは、お前の申告が悪いからその190ユーロを払えという。
私が申告したのは、たったの9,000円。
そんなはずはない。
ではなぜかと言うと、その金額の前に書いた「¥」マークがオランダの税関で「7」と判断されたのだそうだ。

それで、その旨、¥マークと返事をして、税関に異議申し立てをするよう伝えた。
すると、解ったと返事がきたものの、税関と交渉するが、もし失敗したら、やっぱりお前が払えという。
外人は汚ねえーなあ。
私は冗談じゃねえや、と言ったが当社の仕入部長は間違いやすいマークを入れたオヤジが悪いという。
そんなもんかね、会社の損失を何とも思わないのかね今時の社員は。
腹が立って、今後は外人旅行者のレコードの発送は絶対にしない事にした。

本来自分でやるべき仕事でもあるし、私など、外国でどんなに困っても、むこうのレコード屋が送ってくれた事など無かった。
それで、旅行先で苦労したら可哀想だと、つい思ってしまうのがいけなかった。
考えて見たら日本など世界で一番便利な国で、郵便局など日曜日だって発送が可能なのだ。

そもそも外人は苦手なんだよ。
外人はちやほやされて当たり前だと思っているんだもの。日本人は外人の下働きじゃねえや。
おまけにケチだし。
くそ!
俺が右翼になったのが分かってくれるよね!

マッシュマロ
2016/10/30

昨日は近所のハローウインでバーベキューをやると言うので参加。
子供達がいたのだが、七輪に火を起こして、マシュマロを焼いて子供たちに食べさせていた。

昔はこんなことなど考えもしなかった。
私がマシュマロを焼いて食べると知ったのは、ハッキリと記憶がないが、映画だったかテレビの中だったかで、男の子が、好きな女の子に向かって、一緒に海だか山だかに行かないかと誘うシーンで、「一緒に行ったら、たき火をして僕が君にマシュマロを焼いてあげられるのに」という所があった。
えっ!アメリカの男の子達は、あらゆる手立てをして女の子を口説くのは知っていたが、こんな風にして女の子を口説くのかと驚いた。

マシュマロを焼いて食べると言う、考えただけで、甘くなるシチュエーション。
良いよねえ。
何でも無いことなのだが、さも「ほら、僕は君にこんなに一生懸命に何かをしてあげているでしょ!」という雰囲気を考えただけでも、私は驚いたのだった。

アメリカのティーンエージャーの甘い生活の数々は、当時は別世界だったのだ。

今でも憧れちゃう。

老後
2016/10/28

老後の事で、ネットのニュースから拝借する。
生命保険文化センターの意識調査によると、夫婦2人で生活する上で必要な最低日常生活費は平均22万円必要だと。
さらにレジャー、交際費、趣味の費用などを加味すると、その生活費は約35万円かかるそうだ。

これは一体どういうことか。
年金暮らしの友人に電話して訊いてみた。
彼の年金は月18万だそうだ。
そうすると最低必要生活費とされる22万に4万円不足している事になる。
では、どうしているかと更に訊くと、食費は2万だという。
趣味など、何も出来ないという。
今まで使っていた自慢のオーディオのアンプも電気使用料の少ない国産に変えたと言っていた。
なんとも、かんとも、さもありなん。

働いていた時に想像していた天国の老後が、始まって見たら地獄の老後。

一方NHKテレビ等で連日、健康だの長生きだのと特集ばかり流れて来るが、こういう現実を見せられると、早く死ねる方法も特集して欲しくなるのは私だけか?

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